止揚学園訪問|聖カピタニオ女子高等学校

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止揚学園訪問

毎年訪れている止揚学園(滋賀県東近江市佐野町にある脳に重い障害を持っている人たちの施設)に、今年は7月17日?18日の1泊2日で行ってきました。参加した生徒は、1年生6名、2年生5名でした。能登川駅から歩いてきた私たちは、止揚学園のカラフルな建物を見て感動し、止揚学園の皆さんが、私達の訪れを今か今かと思いながら玄関で待っていてくだった姿に感動し、疲れも吹っ飛んでしまいました。 2日間、止揚学園の方々の生活を一緒に体験させていただき、生徒達が気づき話し合ったことを抜粋して紹介いたします。 ・小学校?中学校には障害者のクラスがあった。そのクラスに行くと私達のクラスと違って、おもちゃやお菓子の取り合いはなく、いつも相手から先に配っていたりしていた。ここの人たちも同じだった。(1年生) ・止揚学園は私にとって第2の家族。最近学校生活でストレスを感じていたので、癒されにきた。止揚学園の人達は笑顔が素敵。一週間でも1カ月でも住みたいと思う。ここの人たちは、周囲の人たちに対する思いやりがあり、人間本来の姿を表していると思った。(2年生) ・まず印象に残ったのは、建物や壁の色が明るく楽しい絵が描かれていることだった。いろいろな人が楽しく過ごしていることが伝わった。止揚学園には子どもがいると思っていたら、大人の人たちばかりで心配だった。夕食後の花火大会でグランドへ行く時に止揚学園の人の手を握ったが、私の事を信頼してしっかりと手を握ってくれた。その時に心配はなくなった。(1年生) ・私が小学校の6年生の時に、車椅子で障害を持っている子が転校してきた。その時、担任の先生が私たちに「この子は普通の子だから、普通の子と考えて行動をとりなさい」と言われて不思議だった。修養会で福井先生のお話を聞き、何か自分に足りないものがあることに気づき止揚学園に来た。止揚学園の人達と接して、小学校6年生の担任の先生が言っていたことの意味がやっと分かった気がした。福井先生が「手にはいろいろなぬくもりがある」と言われたが、自分の手をしっかり握ってくれた止揚学園の人の手から信頼とぬくもりが伝わってきた。(1年生) ・ここの人たちと接して障害者の人たちに対する考えが変わったし、みんな心の温かい人たちで来てよかった。(1年生) ・私は障害者に対して偏見を持っていた。福井先生のお話を聞いて、そんな自分を変えたいと思い参加した。参加して本当によかった。(1年生) ・障害者に対して偏見を持つなといわれても、どうしても持っている自分がいる。こちらに来てみんなの歌声を聞いたり、一緒に行動をとってみて、感動したことと今までの自分が情けなかったこととで涙が出て仕方がなかった。(2年生) ・町内の信号のところで行き交う人に握手をしている障害者がいる。変な行動を取っているからと警察に連れて行かれることがある。今回止揚学園に来て、その人は皆に挨拶をしていただけだったとその人の気持ちが理解できてよかった。(1年生) ・学校生活の中で、私の話し方がおかしいと笑われたことがあり傷ついていた。そんな時、止揚学園に訪れて心が癒され、自分が小さなことに悩んでいたことに気づかされた。ここの人たちは私に優しく接してくれた。他人のことを気遣って生きているから、本当の人間として生きていると思う。止揚学園の人達は自分の方から話しかけてくれるし温かい。皆一生懸命に生きているのをみると、生きることがとっても大切なことに気づかされた。(2年生) 今回、福井達雨先生のお話を聞く機会がありました。先生のお話の中で「感情は、自分からでてくる喜怒哀楽。感性は、相手の立場に立って、相手を思いやり感じる心。今の人たちは、感情は強いけれど、感性は弱い感じがする。」という言葉が心に残りました。止揚学園に訪問できた生徒達の感性が、豊かに育つ機会になったことでしょう。

(記 Sr.大窪順子)

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