|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

3年生いのちの学習

IMG_3469高校3年生、最後の「いのちの学習」を行いました。講師は、ココカラウィメンズクリニック院長伊藤加奈子先生です。先生は「これから皆さんが生きていくなかで知ってほしい事を、中心に話します。高校を卒業したら、このような性の学習は聞かなくなるので、大事なお話をしますね。」と、講義を始める前にお話をしてくださいました。

 

「女性のライフスタイルの変化と女性の病気です。昔と違い平均寿命も延び、生理によっていろいろな病気が増加してきています。だから、自分は病気になるかもしれないと思うことが大事です。」と、生理時のホルモンの関係によって生じる病気や閉経時の病気を、パワーポイントを使いながら具体的に話してくださいました。

 

生徒の感想を抜粋いたします。

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*伊藤医師が話してくださる前に、「最後の性教育」という話があったが、そこで日本の性教育について考えさせられた。性教育の大切さを、3年生になって改めて感じた。1年に1回しかないけれど、貴重な機会となった。女子高なので、女性特有の話もたくさん聞くことができた。

 

*今、ダイエット中で少し体重が変わると一喜一憂してしまって、どんどん減らしたいと思ってしまうけれど、やせすぎても人を心配させてしまったり、体に良くないからほどほどにして、満足がいくまで健康的にやせられたらいいなと思いました。ピルを飲むことには、すごく抵抗があって今後妊娠しづらくなるのかな?と不安だったけれど、そんなことないと知って、辛い時に薬に頼ってもいいんだとわかりました。

 

*自分を大切にすることは、相手、周囲の人を大切にすることにつながる。“NO”と言える勇気を持って自分の意志を伝えられる女性になりたい。きちんと自分の意見を言える女性が増えれば、強制的にする男性は減ると思った。自分の身は、自分で守らなければならない。

 

*親の言うことやインターネットの情報を信じてしまいがちだけれど、しっかりと正しい知識をもって、デメリットばかりではなく、メリットにも目を向け、自分の意志をしっかり持つことが大切だと思いました。

 

*妊娠適齢期の限界は、35歳ぐらいだと知りました。私は結婚しても働きたいけれど、きちんと妊娠適齢期のことも考えて、人生設計をしないといけないなと思いました。

 

*話を聞くと普段は当たり前に感じているけれど、女性の体は凄く繊細で、自分が一番理解しておく必要があることが分かりました。人によって、その時の状態によって、また精神状態のバランスは違ってくるので、体の変化に慌てずに、正しい判断が取れるようにしたいです。

 

*なかなか「」の話については話題にしづらいし、恥ずかしいと感じてしまいます。でも、「」について考えることは、命について考えることにつながると聞いて、しっかりと向き合っていかなければいけないと改めて思いました。また、少子化の原因が自分は産まないと決めているからではなく、誤った知識で産まない家庭や産まれない家庭があるとしたら、とても残念なことです。3年間「いのちの学習」を通して、正しい知識を身につけられたと感じています。社会に出て、正しい判断、決断ができるように、学んだ知識を忘れないようにします。

 

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伊藤先生は3年生にライフスタイル(仕事・結婚・子育て)をしっかり考えることと、何か自分の体に変化があれば、躊躇せずに婦人科を受診することを強調していらっしゃいました。そのおかげで、お話を聞いた生徒たちの心に安心感が生まれたように感じました。「自分の生き方は人それぞれ、だからと言って自由に何をしてもいいというのではなく、自分の人生に責任を持って生きていってください。」という伊藤先生の思いが、今日のお話から伝わってきました。

 

 

 

 

 

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コロナ禍の行事

新型コロナウイルスの感染防止のために、学校行事の変更見直しが迫られています。そんな状況の中で、できないから中止ではなく、できることをしていく方針で、23日、24日学年別の学園祭が行われました。

 

1年生、2年生は巨大アートの作成、3年生は各クラスで動画作成に取り組みました。クラスで何か一つのことに取り組む姿に、本来の学校生活が甦ってきました。

 

IMGP0105雨天で順延の体育祭は、10月2日(金)秋晴れの下で、コロナウイルスを寄せ付けない熱気で行われました。

 

 

開会式の生徒会長の挨拶の時に、1,2年生の共同作品巨大アートのお披露目がありました。

 

8月から各クラスで貼り絵作成が始まり、生徒たちは期限まで必死に1cm四方の折り紙を決められたところに貼っていました。

 

DSC_4100ただひたすら作業に取り組んでいた生徒たちは、出来上がった巨大アートを見て「これだったのか!」と感嘆の声を出すはずでしたが、校長先生が巨大アートに感動し挨拶で「アマビエ」とつい口を滑らせてしまい、生徒たちの感動が今一つだったのは残念でした。

 

午前中の体育祭でしたが、生徒たちの表情にいつもの元気さが戻ってきておりました。

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自席での応援と言われていましたが、友人、クラスの応援に熱が入っていました。当然の動きですね!

 

半日、自粛生活のストレスを吐き出すように弾けていました。

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どの生徒たちの顔にも笑顔があふれ、新たなエネルギーをもらった記念すべき体育祭になりました。「アマビエ」が一日も早くコロナが終息するように、私たちを見守ってくれますように!

 

 

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マリア様の誕生日

9月8日は、聖母マリア様のお誕生日です。毎年教会の信徒の皆さんや生徒たちの参加により、修道院のチャペルに大勢の人たちが集まり、マリア様の誕生をお祝いしていました。

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今年はコロナ禍の中で迎えたマリア様の誕生ミサなので、私たちシスターと校長先生、数名の先生が参加して執り行われました。イタリアにある本部修道院の記念聖堂で行われるミサも、例年と違った雰囲気で執り行われたと思います。

 

司式をしてくださったのは、春日井教会の北向神父様です。ミサの中で次のように、お話をしてくださいました。

 

「すべての人に、大なり小なり奇跡が行われていると思います。特に、聖人たちとの結びつきで、それがわかります。バルトロメア・カピタニオは、幼きマリア様にいつも祈っていました。

 

IMG_0111[1]『愛する幼子マリア、あなたに私共の修道会をお委ねしましょう。どうぞ、私共の無価値に目をおとめにならないでください。・・・・すべてをあなたに希望いたします。あなたのゆりかごのみもとに留まり、あなたから決して離れないとお約束しましょう。すべてをお任せしましょう。あなたのゆりかごから愛らしいみ手をあげて、すべての人を祝福してください。』

 

バルトロメア・カピタニオが熱心に促したこの祝福は、確かにマリア様から来たと言えましょう。

 

姉妹たちは全世界20ヵ国へ行き、青少年の教育や教会の働きをしておられるのは、まさにマリア様の奇跡と言えるでしょう。

 

マリア様はイエス様の恵みを運ぶ天国の扉を開いて、この地上に天国が存在するようにしてくださいました。

 

その恵みを無駄にしないように、私たちも隣人愛を通して、この地上で神が支配する国の建設に努めていきましょう。」

 

 

IMG_0107[1]ごミサは、司式者である司祭と会衆者と共に神に捧げる最高の礼拝です。

コロナ禍の今年は、どの教会でも少数の参加者でミサが執り行われたと思いますが、マリア様の取り次ぎでコロナウィルスの終息を熱心に捧げたごミサであったと思います。

 

この祈りによって、コロナウイルスの脅威から私たちが解放される日が一日でも早く訪れるといいですね。

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いのちの学習(1年生)

6月から平常授業が始まり、急に学校生活リズムに合わせなければならなくなった生徒たちの表情は、疲れ気味でした。しかし、徐々に学校生活にも慣れ友人もでき、本来の学校生活を過ごしている様子に、こちらも安心しました。

 

IMG_2965[1]3密を避ける意味で、行事関係も見直さなければならないこの時期、1年生対象の「いのちの学習」を7月2日に実施することができました。今年の講演者は、ココカラウィメンズクリニック医師伊藤加奈子先生にお願いいたしました。1年生対象なので一般的な体のことについてポイントをつかみ、自分の体は自分で守ることをわかりやすくユーモアをもって話してくださいました。

 

その様子を、生徒の感想文から抜粋して紹介します。

 

・今日の講演会を聞いて、性はずっといやらしい事って思っていたけれど、「」って漢字が心と生って聞いた時から、自分の中で性についての考え方が変わりました。・・・今の日本は、世界よりも遅れているから、より多くの人が性の正しい知識について、もっと知るべきだと思いました。

 

・日本はあまりこういった内容の事、今日みたいに詳しく教えることをあまりやりません。でも、こういうことはもっと早く知っておくべきだと思いました。そうすれば、高校生の予期しない妊娠などを防げたり、プラス面でもっとたくさんのことが良くなると思います。私は、そういう行動や言動に責任の持てる人になりたいと思いました。

 

・講演会で性の多様性やLGBT、ピルの話、妊娠、避妊、生理の話を聞いて、自分の性に対する知識の足りなさを痛感しました。また、困ったときは誰かに相談することの大切さを、改めて学びました。

 

・小学校や中学校では、男女別に分かれて、生理の授業を受けたり、保健所の方が性感染症について教えてくれたりしたけれど、下品なものというイメージが強く、現実のことだと思えないまま授業を受けていたけれど、今日の講演で、専門の先生のお話を聞くことで、身近に感じることができました。

 

・先生の話を聞いて、10代で妊娠する人が結構いることに驚きました。ですが、逆に考えると自分も妊娠する確率が十分にあるということなので、性行為など容易にしないように気を付けていこうと思いました。

 

・授業や道徳の時間に“命”や“性”について学ぶこともあったけど、実際に婦人科の先生に話を聞くことはなかったし、貴重な時間だったなあと思いました。きちんとした知識を持つことで自分も周りも助けられるかもと聞いて、これからも正しい知識を持ち続けていきたいと思いました。そして、私は少しLGBTに偏見があったのですが、決して悪い事ではないし、人間すべて同じなんて無理があるなぁと、この機会に少し理解が深まった気がしてよかったと思いました。

 

新型コロナウイルス感染拡大で、休校が余儀なくされ生徒たちは自宅に留まらなければならない時期が3か月もありました。その間、メディアで10代に妊娠が増加していることが報道されていることを知りました。

 

IMG_2966[1]生徒の感想の中にあったように、男女とも正しい性の知識を持っていると悲しい結果に終わらなかったのかと思い、私自身教育者としての責任を感じました。性に対する正しい知識を持っていたら、自分の性とどのように向き合って生きていくのかをしっかりと考える姿勢が身についていくと思います。また、困ったときに相談できる大人の存在も必要だと思います。

 

 

本校の「いのちの学習」は、そのような思いをもって実施しています。

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学校再開

緊急事態宣言が解除され、学校の再開が検討され始めました。2年生、3年生にとって約3か月ぶりの登校、1年生は入学式以来の登校。

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本校は5月18日から分散登校を、始めました。クラスも奇数グループと偶数グループに分け、学校滞在時間は最高3時間としました。

 

DSC_4000初日の18日、19日は1年生のみの登校。通路や校舎内の要所、要所に教員が立ち生徒たちを迎えました。生徒たちの表情はマスクでよく見えませんでしたが、やはり緊張している様子が伝わってきました。

 

 

職員室に居ても、生徒たちの話し声は聞かれず、学校が再開したという感じがしませんでした。

 

DSC_400120日、21日は、2年生と3年生がグループに分かれて登校してきました。久しぶりに出会った友人や先生たちとの再会を喜びをもって表現していました。このような状態で、ソーシャルディスタンスを保ちなさいというのは無理ですね(笑)。

 

DSC_4011生徒たちを迎え、生徒たちの生き生きとしたエネルギーが学校を生き返らせ、本来の学校の使命がやっと始められた感を味うことができました。

 

 

コロナウイルスと闘うのではなく、共存していく生活スタイルが叫ばれ始め、これからの学校生活の過ごし方、生徒たちと私たちが自分の命と他者の命をどのように守っていくのか、一人ひとりの生き方に責任が与えられているように感じます。

 

この生き方によって、他者を思いやることができる社会へと成長していけるように生徒たちと共に考えていけたら、日本が「大人社会」へと変革する助けになることでしょう。

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