|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

大人の修養会

 年に1回のPTA主催の講演会は、「大人の修養会」を実施しました。

本校に入学した1年生は、6月に2泊3日の修養会を経験します。

その様子をお子さんから聞いていた保護者の方々から、

「私たちも修養会をやってみたい。」

と言う声が上がり開催することになりました。

 

今年のテーマは、「思い煩うな」でした。

マタイ福音書6章25~34節のテキストを使い、一人ひとりの存在が神様の目にどのように映っているのかを考えてみました。

イエスは私たちに自然界を見せながら自然のすばらしさを私たちに気づかせ、その自然界の中で私たちを生かしてくださっている現実を知らせてくださいました。

その創造主の想いを受けとめる時間になりました。

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 参加してくださった方々の感想の一部を紹介します。

 

*私は今一度、自分のことを見つめ直し、これからもがんばって生きていこうと思いました。(1年生)

 

*ミッションスクールだったのでシスターの話を聞いたことを思い出し、中・高6年間で学んでいたことを振り返る良い機会になりました。

娘が3年間本当にお世話になった学校で、娘が何を学び感じとっていたのかを知る機会になりました。(3年生)

 

*娘たちがこの学校で学ばせていただいたことに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

卒業してからそれが、彼女たちにとって大きな財産になっています。

私も自分自身どう生きたいか、神様が望まれることを感じながら、信じる道を進みます。(卒業生保護者)

 

*親である自分自身も未熟な点ばかりで、思い悩む日々です。

シスターのお話をお聞きして、とても心が癒されました。私自身も一生懸命に生きていきたいと思います。(3年生)

 

*神によって生かされている、神に対する人の道のお話がとても良かった。

人(子ども)を変えたければ、自分が変わらなければ・・・・とても大切だと思った。(3年生)

 

IMG_0300*お話を聞いていて、「あなたは誰ですか?」という深い問いを投げかけられている気がしました。

自分自身の生き方を見直す、良いきっかけを与えてくださいました。(2年生)

 

*聖歌を歌うことや静かな音楽で、心穏やかな時間を作ることは、なかなか体験できないのでとても良かったです。

少しでも時間を作り、自分を見つめていきたいと思います。(3年生)

 

*一人ひとり神様から与えられているかけがえのない存在だと、改めて分かりました。

生きている間にはいろいろな悩みはつきもの・・・そして思い通りにならないことが多いことも・・・聖書を通してゆっくりお話が聞けて、心が改めて落ち着きました。(一般の方)

 

*子どもが礼拝でどんな時間を過ごしているのか分かりました。

自分を見つめ直す時間を与えてくださったことに、感謝申し上げます。(1年生)

 

*子どもが生きる意味を、よく聞いてきます。一般的な事しか言えず、子どもにはあまり響かないようです。

私、親としてしっかり生きていないので、生きる意味など説けません。そんな自分を少し見つめ直す時間でありました。

家ではテレビやスマホや音のない時間がなく、自分の今日の行いや、これからを考えるゆったりとした時間を作らないといけないな、子どもにもそういう時間が必要だなと思いました。(2年生)

 

*最近、息子のことで悩み苦しむことがあり、今回のテーマは実にぴったりでした。

どうにもならないことだって、いっぱいあります。でも、これを乗り越えたらきっと大きく成長できると思います。

美しい歌にも心癒されました。私も朝、夕、少しの時間でも祈ってみようと思いました。(2年生)

 

IMG_0309*まず、このような機会があること自体が良いと思います。

忙しい日常で、心も体も疲れているところ、自分が悩んでいること気になることが、(いい意味で)どうでもよくなり、その程度のことで悩むことはないと心が解き放たれた気がしました。(3年生)

 

*日常を離れ、自分を見つめることができました。

生き方マニュアルの本、子育ての本はたくさんありますが、方法論を学ぶだけでは、生き方に繋がりません。

自分を知り、学び、頂いた大切な命に感謝する静かな時間を持ちたいと思います。(卒業生保護者)

 

*死に方を考える=生き方を考えること、深いお言葉ですね。

一人ひとりが咲かせる花を咲き誇れる状態であること、心に留めて、心を落ち着かせて毎日を送っていきたいと思います。(卒業生保護者)

 

*人を変えるのではなく、自分の見方を変える、自分の生き方を通して光をあらわしていくことが大切ということがよくわかりました。(1年生)

 

*子育て、仕事で悩むことが多いが、解決する事であれば考え思ってもよいけれど、答えの出ない事なら悩まず任せてみようと思いました。(一般の方)

 

*人がこの世にいる意味を、再考することができた。

日常の小さないざこざに腹を立て、仲たがいをしたまま日々を送る無駄な時を減らすことができそう。

協力し合う人づきあいを、さらに実践してみます。(2年生)

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 今回聖書を使ってお話をさせて頂きましたが、聖書のみ言葉の力に感心しました。

私がいろいろ説明をするより、み言葉自体が聞く人の心に染み込んでいき、その人に生きる力を与えていることが、アンケートから読み取れました。

イエスは

「鳥や野の花をいつくしみ育てている神様が、人間に対してなおさら一人ひとりのことを考えておられますよ」

と述べた後、

「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

と言われました。

 神様の愛に信頼して、今日という一日を精一杯生きていきたいですね。

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いのちの繋がり

 ローマ・カトリック教会では、11月2日亡くなったすべての人のためにお祈りを捧げます。

本校では10月26日(木)の全校朝礼の時間を使い、本校に関わりのある方々のご冥福をお祈りしました。理事長Sr.フランチェスカが読み上げられた名前を聞きながら、生前の様子を思い出しました。

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慰霊の集いを司式していただいたのは、春日井教会主任司祭 北向修一神父様です。

神父様は式の中で、次のようなお話をしてくださいました。

 

「今日は、聖カピタニオ女子高等学校に関わる全ての死者のために祈る慰霊の日です。

この慰霊の式にあたり、私たちも家族のような温かな気持ちを持って祈りを捧げたいと思います。

神様は、私たちの成長を最期まで見守ってくれる温かい存在です。

今の私たちと時代を前に生きた方々を、見守ってくださっているのです。

そのことを分かりやすく感じさせるシャルル・ペギーの詩『祈りながらまどろむ子ども』を紹介します。」

と言って、詩を読み上げてくださいました。

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「聖カピタニオ女子高等学校が創立された時、当時の生徒は現在あるグラウンドの整備をしたそうです。

私たちと同じように勉学に励み部活動を楽しみ、揺れ動く自分の心と闘いながら祈り、いつしか眠りこけてしまった時もあったかも知れません。

卒業して社会に出て祈りをしなくなってしまっても、まどろむ子どもを見守るように、神様はその人の一生を見守ってくださっています。

その人生が人の目に成功であろうが、失敗であろうが、神様はこの校舎に関わった一人ひとりの生き方を忘れていません。

私たちの目には永遠の眠りについたように見える先輩方、先生方、学校を支えてくださった人たちのことを、神様のように温かく想い起こして祈りを捧げることによって、感謝の気持ちを伝えたらそれが一番良い慰霊になると思います。

神様の温かい愛がこの慰霊の集いに注がれますように、皆さんで祈ってまいりましょう。」

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 毎年本校に関わってくださった方々を想い起こしながら祈る慰霊の集いは、私たちに感謝の心を育ててくれます。

私たちは学校を通じて、たくさんの方々と関わりを持って、「今」を生きています。

「私が生きている」という考えから「私は生かされている」という考えに徐々にシフトしていけば、毎日が輝かしいものとなるでしょうね。

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いのちの学習

 先生 本校では学年ごとに、「いのちの学習」を行っています。3年生は10月12日(木)に実施しました。

講師は、咲江レディースクリニックの丹羽咲江先生です。

先生は職業柄、現在女子高生たちがどのような様子なのか理解しておられるので、ピンポイントでお話してくださいました。

 

 内容は、SNSで出会った男の子との交際の結末を、3つのケースで具体的にお話してくださり、男の子の「大丈夫」は、絶対大丈夫ではないこと。

安全日はないので、自分の体をしっかり自分で守ること。望まない妊娠をした場合について。

妊娠をする適齢期等、これから生きていく上で、自分を大切にする為に知っておかなければならない知識を、しっかり教えてくださいました。

 

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生徒たちの感想を紹介します。

 

IMG_0304*3年間「いのちの学習」を学び、やっぱり自分の意見をパートナーに伝えることの大切さを再確認しました。

女性である以上、生きていく上で立ちはだかる壁はたくさんあると思うけれど、そこを乗り越えるためにはコミュニケーションが大切だと感じました。

 

*今まで何度か「いのちの学習」を受け、性に関わる話を多く聞くことができ、男性とどう上手くやっていくべきなのかや自分の体を第一に考えることが大切なのだということを知ることができた。

3年間の集大成として今日はより具体的にリアルに話してくださったので、もっと一人の女性として学ぶことがあるのだということを考えさせられた。

 

*私たちぐらいの歳の男の子で、異性の体のことに興味をはあっても、女性が妊娠した後のことや月経のことなど、きちんとした知識がない人がほとんどだと思うので、「絶対大丈夫」の根拠は本当にないんだと心から思いました。

 

IMG_0306*10代で妊娠とかドラマの中だけと思っていたけれど、先生のお話を聞いて驚いた。悪いこととは思わないけれど、私は計画的に自分が望んで妊娠、出産したいと思った。

今ではインタ―ネットやテレビなどで性に関する情報をすぐ手に入れることができるけれど、3年間の「いのちの学習」を通して、正しい情報を身につけることができた。

また、性のことについて学ぶことを恥ずかしいと感じた時もあったが、これから私たちが生きていく中でとても大切なことだと思えるようになった。

 

*女性という立場、子どもという一つの命について真剣に考えさせられた。私たちの身勝手な行動で亡くなってしまう命があることはとても悲しいこと。

自分は自分で守れるそんな強い女性になりたい。母にもよく強くなりなさいと言われます。

こういうことも含めてなんだろうなって思えました。恋することが怖いってなってしまうのではなくて、傷つくから成長できることもあるという言葉がとても心に響きました。

望まない妊娠をするまではいけないけれど、失敗して学ぶことは大切。女性としてのステキな人生の過ごし方も教えてくださった講演会でした。

 

IMG_0305*咲江先生の講演会は、イラストや写真が豊富でとてもわかりやすいので好きです!!

今回も気をつけなければいけないことが増えました。この講演会を受けているのといないのとでは、これからの人生が大きく左右されていくと思います。

私たちは恵まれているなぁ!自分たちの幸せのために、性の知識が必要なんだと言う言葉がぐっと心に刺さりました。

 

*正直今までこういった話は、あまり自分には関係ないと思っていたけど、今日の講演を聞いているうちに、後から性についてちゃんと勉強しておけばよかったと思わないように、今学ぶことが大切だということに気づかされました。

なぜなら、今日紹介されたトラブルのケースは全て性の知識が十分になかったことが共通していると思ったからです。

私は今日の話を聞いて、若い人々は皆性について学ぶべきだと思いました。相手に頼りすぎるのではなく、自分たち一人ひとりが自分の身を自分で守るべきだと思いました。

 

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「性は生」と言われますが、生徒たちの感想を読むと本当に実感します。

この世界の生き物には、「性」が与えられています。人間の性は、一人ひとりの生き方に影響を与えます。

ニュースで報道される内容が、その事を物語っています。生徒の感想にもあったように、男性、女性が性についてしっかりと学べば、もっと男女がお互いを尊重し合える社会になっていくことでしょう。

IMG_0050今年卒業した生徒が、「聖カピタニオを卒業して本当に良かったと思う。」「なぜ、そう思ったの?」「いのちの学習をさせてもらったから。大学に行って男女の関係が乱れていることに驚かされた。」と話してくれました。

自分を大切にする仕方を、「いのちの学習」から学んだ生徒たちの表情から、また成長したことが伝わってきました。

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愛の実践

 1年生は宗教の時間、発表1週間の間で行った愛の実践を毎時間3名発表します。

2学期から始まったこのコーナーで各自の愛の実践を発表していますが、聞いている私たちの心はほっこりします。先日次のような発表がありました。

 

IMG_2219「譲り合い」 私は毎日、自転車で通学しています。私の通学ルートにはスーパーマーケットがあり、私が部活が終わって帰る時刻は、買い物をする人たちが多く車の出入りが激しいスーパーマーケットの駐車場の入り口を横切らなければなりません。

いつもその道だけはスムーズに進めず車の様子を少し確認しつつ通りますが、進むか譲るかで悩んでいましたが、最近では車の人に毎回譲り、スーパーマーケットから出てくる車がなくなってから進むようになりました。

その事から、私がこの実践で学んだことは、譲り合う大切さです。

もし、誰も譲らず、自分の思い通りに動く人ばかりだったら、スムーズに車が出入りすることはできません。

しかし、誰か一人でも譲り合いたいという心を持っている人がいれば、解決できる問題だと思います。

昨日の集会で先生がおっしゃった、「自分が今誰かのために、自分のためにできることを考えて、その事を実行するということ」を私たちが常に忘れず行動することが大切だと気づかされました。

 

人間の心には「人のために何かをしたい」という愛の気持ちがあります。

それと同時に、自分さえよければという気持ちもあります。

この2つの気持ちの葛藤の結果、その人の選択した道が、その人の人間性を育てていきますね。

そして、その心の動きに気づくことで、自分を成長させていくことができ、深い喜びが心の底から湧き上がってきます。

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これからもほっこりした愛の実践があれば、ご紹介しますね。

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非日常のパワー

IMG_0204 夏休みが終わり、2学期が始まるとすぐ学園祭準備。

夏の蒸し暑い日々を過ごした生徒たちも先生たちも、学校生活のエンジンがなかなかかからない状態で、学園祭準備は始まりました。

今年のテーマは

「Once upon a time~私たちの世界を変えた人~」

でした。

このテーマのもと、各クラスが「ある分野や物を変えた人物」を取り上げました。

これまでの展示の仕方を変えるために生徒会執行部6人は、夏休み中ほぼ毎日登校し生徒会の部屋を、「聖バルトロメア・カピタニオ」ワールドに仕上げ、全校生徒たちに物作りの模範を示しました。

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 学園祭当日(10日)は、お天気にも恵まれたくさんの方々に来校していただき、全校に喜びのエネルギーが全開状態でした(笑)。

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 準備期間や学園祭当日の非日常生活によって、日常見ることがない生徒の姿、成長していく姿を見ることができます。

1つの目標に向い各自が協力することによって、自分の殻から脱出する機会が与えられます。

そのチャンスを自分で上手にキャッチできる生徒や周りの一言でキャッチできる生徒、まだまだ自分の殻を破れない生徒がいましたが、一人ひとりにとって大事な時間を過ごしていました。

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今月のみ言葉、

「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。」(ルカによる福音書16章10節)

平凡な日常生活が自分を形造り、その姿をチェックする機会が行事のような大きなイベントではないかと思います。

それは私たち教員にも言えることですね(笑)。

 

 今年の生徒会企画は、「アクションペインティング」を行いました。

広島大学准教授大島徹也先生から「アクションペインティングとジャクソン・ポロック」について講演をしていただきました。

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私にとって抽象画は縁遠いものでしたが、先生のお話を伺いながら非常な親しみを感じました。

そのお話の中で私が心に残っていることは、抽象画家は具象の中から本質的なものだけを取り上げて描いていることと作品を仕上げる過程を大切にしているということです。

 

 先生のお話を聞いた後、生徒たちは実際にキャンパスに向かって思い思いに絵具をぶつけていました。

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 これも、自分の殻を破る機会になったと思います。

講演を聞き、実際に体を使って描く体験を通して、新たな自分を発見し多角的なものの見方がまた育った学園祭になりました。

 

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