3月3日、本校第50回の卒業証書授与式が執り行われました。

立ち止まる勇気


 3月3日、本校第50回の卒業証書授与式が執り行われました。天気予報は曇りマークでしたが、おかげさまでお天気にも恵まれました。卒業生はとてもさわやかな表情で、学び舎を巣立っていきました。

 

 

 

 3年生は2月の最後の週から登校し、卒業に向けて毎日準備をしてきました。高校生活を締めくくる時間を過ごす中、ある生徒は1年生の時トイレ掃除をさぼっていたことを、掃除担当者の所に来て謝ったそうです。また、ある生徒たちは、2年生のある教科の授業を真面目に受けず態度が悪かった自分たちを認めて、教科担当者の所に行ってお詫びをしたそうです。自分のとった行動を個人的に反省して黙っていることもできたのに、生徒たちは感じたことを行動に表わし、わざわざ相手を探して自分の思いを伝えたことに感動しました。他にも生徒たちは卒業するにあたって、次のステップを歩むために後悔をしないように3年間の学校生活を振り返り、迷惑をかけたことやお世話になったことを手紙や言葉でしっかりと相手に伝えて卒業していったのではないかと思います。自分の間違いを認め謝ることは、自分を客観的に認め謙虚さがなければできないと思います。生徒たちはこれからの人生を歩むうえで大切なことを学んでいったような気がします。これこそ3年間の教育の実りだと思いました。

    

 私たちは時間の流れの中で生きています。昔は通過儀礼が行なわれ、人生の節目で過去の自分の姿、そしてこれから歩む自分のあるべき姿を確認することができました。しかし現代は忙し過ぎるのか、立ち止まる時間も見いだせず、まるでベルトコンベアーに乗って生きている感じがします。人生の節目に立ち止まって自分の生き方を見ながら、次のステップに生きようとする自分を意識することは、自分を1歩1歩確実に成長させていけると思います。本校で「自分を大切にする」ことを学び、この3年間の自分の歩み方を振り返る勇気を彼女たち自身が身につけてくれたことを嬉しく思いました。彼女たちはこれからも人生の節目で立ち止まりながら、きっと自分の道を確実に歩んでいくことでしょう。そして、自分の花をしっかりと咲かせてくれることでしょう。

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