junko|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

「junko」 が執筆した記事

学校再開

緊急事態宣言が解除され、学校の再開が検討され始めました。2年生、3年生にとって約3か月ぶりの登校、1年生は入学式以来の登校。

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本校は5月18日から分散登校を、始めました。クラスも奇数グループと偶数グループに分け、学校滞在時間は最高3時間としました。

 

DSC_4000初日の18日、19日は1年生のみの登校。通路や校舎内の要所、要所に教員が立ち生徒たちを迎えました。生徒たちの表情はマスクでよく見えませんでしたが、やはり緊張している様子が伝わってきました。

 

 

職員室に居ても、生徒たちの話し声は聞かれず、学校が再開したという感じがしませんでした。

 

DSC_400120日、21日は、2年生と3年生がグループに分かれて登校してきました。久しぶりに出会った友人や先生たちとの再会を喜びをもって表現していました。このような状態で、ソーシャルディスタンスを保ちなさいというのは無理ですね(笑)。

 

DSC_4011生徒たちを迎え、生徒たちの生き生きとしたエネルギーが学校を生き返らせ、本来の学校の使命がやっと始められた感を味うことができました。

 

 

コロナウイルスと闘うのではなく、共存していく生活スタイルが叫ばれ始め、これからの学校生活の過ごし方、生徒たちと私たちが自分の命と他者の命をどのように守っていくのか、一人ひとりの生き方に責任が与えられているように感じます。

 

この生き方によって、他者を思いやることができる社会へと成長していけるように生徒たちと共に考えていけたら、日本が「大人社会」へと変革する助けになることでしょう。

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5月17日のごミサ

新型コロナウイルス感染防止の措置として、諸宗教は大勢が集まって祈る機会を減らす努力をしています。カトリック教会も同様、教会に集まり日曜日のミサや毎日のミサは、執り行われなくなりました。

名古屋教区長松浦悟郎司教様は、信者たちのためにミサのライブ配信をして、信者の霊的指導をしておられます。今回、私たちの修道院チャペルで、日曜日のごミサを挙げてくださいました。その様子を分かち合いたいと思い、アドレスを掲載いたしました。司教様のお話を皆様に聞いていただければ、キリスト教が広まった理由もお分かりいただけると思います。また、皆さんのご存じのシスター方も見られますよ。

https://youtu.be/6G5z5dsk3Jc?t=459

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愛に生きる

爽やかな5月になりました。この時期は、創立記念日を迎える準備の歌声が聞こえてくる毎日ですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大予防の休校措置のために、歌声は聞こえてきません。

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新型コロナウイルスが世界中に拡大し、報道番組では「中止したことはこれまでなかったこと・・・」という表現をよく耳にします。「ラ・カリタ」の歌声が校舎に響かない創立記念日は、初めてであり二度とこのようなことが起きないように祈りたいですね。

 

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本修道会(幼き聖マリア修道会)が創立されたのは、1832年イタリアの北部ローベレという小さな町です。聖バルトロメア・カピタニオと聖ヴィンチェンツァ・ジェローザが、「あがない主の娘」として十字架上のイエスのように人々の救いのために「血を流すほどに愛する」生き方をする特徴の修道会を始めました。

 

 

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現在、全世界の人々は新型コロナウイルス感染拡大で苦しんでいます。私たちの修道会の歴史を振り返ってみても、同様なことが起きていたことを、理事長Sr.フランチェスカからお話を伺いました。

修道会が創立された4年後の1836年、ローベレにコレラが大流行しました。聖バルトロメア・カピタニオが他界した後、聖ヴィンッチェンツァ・ジェローザと6人の若いシスターたちが、聖バルトロメア・カピタニオの遺志を引き継いで修道生活を始めていた時でした。

 

 

IMG_20180326_150553 (1) (1) (1)この時は、ローベレで小さな小学校を始めておりました。子どもたちの一部は寮生活をしていましたが、聖ヴィンチェンツァは子どもたちを自宅に帰らせ、空いたスペースを貧しくて病院へ行けない人々を収容し世話をしていました。コレラ患者の世話をする時に、世話をするシスターたちにも感染するリスクが高かったので、院長の聖ヴィンチェンツァは、

 

『私はこれから患者さんの世話をしに行きますが、感染の恐れがあるので皆さんは自由にしてください。』

 

と呼びかけました。が、6名のシスターたちは感染者の世話をし続けました。コレラが終息を迎えた時には、誰一人感染していませんでした。彼女たちの行動を揺るがないものにしたのは、イエスのみ言葉

「わたしの兄弟である最も小さい者の一人にしたことは、私にしてくれたことなのである。」(マタイ福音書25章40節)

でした。その生き方が多くの実を結び、今も私たちの心に受け継がれています。


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今も感染者のそばで自分を顧みず献身的にお世話をしてくださっている医療従事者の方々のことを、思い起こしながら祈りましょう。そして、自分の命、他者の命の大切さをしっかり考え、今私たちが感染を拡大させないことを考えて行動できるようにいたしましょう。

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主体的に生きる

愛知県にも緊急事態宣言が出され、学校の休校も延長されました。外出自粛の生徒の皆さんは、学校から出された課題に取り組みながら、家でどのように過ごしていらっしゃるのでしょうか。

ネットでは、日常生活ができないことから抱え込むストレスの解消法も出されています。非常事態の時には、これまで気づかなかった自分に気づき、自分と向き合える貴重な時間になるときもあります。

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そんな時、入学式で話してくださった理事長先生のお話を、皆さんに紹介したいと思います。

「・・・先ほど、担任の先生から一人ひとり名前を呼ばれた時、小さな声や大きな声で皆さんは、ハイと応えました。どんな気持ちでハイと応えましたか?

実は、この短い言葉『ハイ』にはとても深い意味があります。聖書の中で『ハイ』という言葉が、よく出てきますが、この『ハイ』を実践にした人の一人は、マリア様です。そして、私たちの学校の創立者である聖バルトロメア・カピタニオも、神様の呼びかけにハイと応え続けた人です。そのおかげで、この学校を巣立っていった9000人以上の先輩方は、日本の社会の中で活躍しています。

この『ハイ』という言葉は、自分に押し寄せてくる人生に対する受け身ではなく、むしろ積極的に生きようとする姿勢を表しています。・・・」

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私たちは自分の思い通りにいかないと、ストレスを感じてしまいます。「なんで、こんな風になるの?」「どうして、わたしばっかり」という言葉が、心から聞こえてきます。だからこそ、理事長先生が話されたこの状況に対して「ハイ」と応え、積極的に、主体的に生きていけたらいいですね。

ストレスを他人や物にぶつけて発散させることより、自分はどうすればよいのかと自分の心に問いかけてみてください。心の奥から聞こえてくる小さな声が、自分の歩む道を教えてくれます。その声に聴き従っていけば、心に平和と喜びが訪れ、周りに振り回されない生き方ができるようになるでしょう。

非常事態のこの時こそ、普段できない、良い本を読んだり、良いDVDを見たり、良い音楽を聞いて、心に栄養を与えていきましょう。

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咲き誇る花々

今回の新型コロナウイルスの感染で、当たり前のことが当たり前に行われなくなってきたこの時期に、無事入学式を終えることが出来たことに、感謝せずにはいられません。

 

桜が満開の校庭、カピタニオガーデンには色とりどりのチューリップが咲き乱れ、在校生の代わりに新入生を歓迎しているように感じました。式が終わった後、咲き誇っている花々の前で、記念写真を撮る家族の姿がたくさんありました。

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今年の入学生は、中学の卒業式も簡素化されて中学を去ることになった生徒達。そのような状況でも、しっかり生きていこうという力を感じました。

 

新入生誓いの言葉の中で、次のように誓いを立ててくれました。

「・・・本日は、新型コロナウイルスの影響を受け、大変な状況にもかかわらず、教職員はじめ関係者の方々のご配慮、ご尽力により、このような素晴らしい入学式を開催していただき心より感謝しています。・・・私たちを取り巻く環境は、今回のように様々な影響により、当たり前のことが当たり前にできず、先の見えない状況にあります。しかし、私たちは明るい未来のために何をすべきか、仲間と共に考え、優しさと思いやりをもって、一歩一歩確実に進んでいきたいと思います。・・・」

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2020年の出来事があったからこそ、「私たちはこのように生きてこれた」と胸を張って言える人生を歩んでもらえるように、この3年間の学校生活で、生きていくために大切なものを見つけてもらえるように、私たち教職員は責任をもって教育に当たりたいと強く感じた入学式でした。

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