活動報告|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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「愛の詩」をそよ風にのせて

5月14日(月)、本校創立49回目を迎えました。午前9時30分、マドレーの鐘の鳴り響く中、みことばの祭儀が始まりました。全校生徒による聖歌「主イエスの愛は~メドレー~」の合唱に合わせ、宗教委員、生徒会執行部、校長先生、理事長先生から聖カピタニオにお花が捧げられました。

司式は、瀬戸教会主任司祭 北向修一神父様です。神父様が朗読なさった福音箇所は、聖カピタニオの生涯を表すヨハネによる福音12章24節~26節「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する人は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。」(新共同訳)が朗読されました。

その後、理事長Sr.フランチェスカが聖カピタニオの生き方について、次のようにお話をしてくださいました。

『今日は、世界中のカピタニオファミリー何十万人もの人々が、一斉に聖バルトロメア・カピタニオを讃えてお祝いしています。聖カピタニオの故郷ローベレでは、一日中多くの人々が教会を訪れ、聖カピタニオの偉業を讃え、お祈りをささげています。私たちは聖人の生き方から与えられるメッセージを考えたいと思います。キーワードは「愛」(Carita)です。カピタニオは神様に愛されて、その愛に溢れて、人々にその愛を注いでいました。それは“愛の実践”という具体的な生き方で表されました。彼女は17歳で聖クララ修道院での勉強を終え、家に戻った時に「家の中で積極的にみんなに仕えます。自分に仕えられることを避けるようにします。みんなの望み通り行動し、どんなことをたのまれても喜んでします。家の中で家族にやさしく言葉をかけたり、優しい態度で接したり、不機嫌な顔を見せないで、強い言葉を使わないように努力します」。彼女にとって愛の実践の場は、まず自分の家庭であることに気づきました。

聖カピタニオの偉大さは、毎日置かれている環境の中で、子どもたちを教育し、病人を看病し、牢獄の人を慰め、貧しい家を訪問し悩みを聞いてあげる実践的な愛に生きてきたことです。一粒の麦のように、彼女は26歳の若さで亡くなりましたが、今も自分の生き方を通して私たちの生活を照らしてくれます。そうして、私たちもその光をいただいて、日常生活において、カピタニオのように実践的な愛に生きるように呼ばれています。』という内容のお話しでした。

各学年の代表者による共同祈願が行われ、世界の平和と私たちが自分の置かれたところで愛の実践ができるようにと祈りました。

み言葉の祭儀の閉祭の歌は、「La Carita」の全校生徒による大合唱で終わりました。4月に入学したばかりの1年生は、数時間で合唱ができるまでに曲と歌詞を覚えてくれました。毎年、1年生には感心させられます。本校に入学できたことに自信と誇りが持てたように感じられました。終了後、出身中学校にお花を届け恩師に感謝の言葉を述べるために出かけていきました。

みことばの祭儀の後に、今年3月23日~4月1日に行われたイタリア研修旅行の報告会が行われ、生徒たちは自らの言葉で聖カピタニオや聖ヴィンチェンツァの故郷の紹介をしてくれました。イタリアのローベレというカピタニオ誕生の地を実際に訪れて、カピタニオの生き方や彼女が発しているメッセージ、足跡などをその心に鮮烈に刻んだ生徒たちの言葉には、この研修体験の貴重さ、感動の大きさがあふれていました。

次回は、中学校訪問をした1年生の生徒たちの感想を紹介いたします。

 

 

 

 

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イタリア研修旅行記

2年ごとに実施される創立者聖バルトロメア・カピタニオの足跡を訪ねるイタリア研修旅行は今年で6回目。今年は3月23日~4月1日実施され24名の生徒が参加しました。最初に訪れたローマの暖かさはわかっていたのですが、今年のイタリアは予想外の暑さで、北の方へ行く度に気温が上がり26℃もありました。お天気の方は、トレビの泉とスペイン広場を訪れた時に雨が降った以外は晴天でした。

 

フィンランド航空で中部空港~ヘルシンキ~ローマと約13時間の旅。ローマで3泊、フィレンツェを訪れ、一路ヴェネツアへ行き2泊、ミラノで3泊の10日間の研修旅行でした。24名の生徒たちは、クラス、学年も違い緊張気味でしたが、食事の座席は日替わりチェンジ、ホテルの宿泊メンバーも替ったりと、日が経つにつれ団結が見え、規律ある生活ができ、おかげで健康にも恵まれました。

 

毎回生徒たちを引率していきますが、生徒たちは時間を守り、マナーもよく、食事の後のテーブルごとの片づけにホテルの方はべた褒め。イタリア人から褒められ感心されます。また、今回ローマからミラノまでの貸し切りバスの運転手パウロさんは片言の日本語が話せ、「ニホンジン ダイスキ」「ミンナ スバラシイ!」「ワタシ チョーハゲ」の連発。おかげで生徒たちと交流ができ大いに盛り上がり、約600kmのバスの長旅は、とても楽しく過ごすことができました。

 

ミラノ郊外モンツァにある本校の姉妹校ビャンコーニを訪れた時、制服をきちんと着た生徒たちを見て、高校生の女子生徒たちは「素敵ね!」と言って、私たちの行くところについて来ながら褒めてくれました。幼稚園部では折り紙で飛行機を作り、さっそく廊下にでて飛ばしていました。小学校部、中学校部へと順番に訪れるにつれて、2年前に私たちが訪れた際に折り紙を教えてもらったことを思い出す子供たちに会いました。高等部の生徒たちの大半は、語学研修に出かけていて不在でしたが、最高学年のクラス(18歳~19歳)に入ろうとしたとき大人びたイタリア人の生徒たちの姿を見て、本校の生徒たちは入り口で躊躇してしまい戸惑っていました。イタリア人の生徒から「900年から1900年までの日本の歴史を簡単に教えてほしい」という質問に、日本史の得意な生徒は堂々と答えていました。その後、少林寺拳法部の生徒たちは恥ずかしながらも、少林寺拳法を披露してくれました。

 

イタリア研修の最終日、ミラノにある本部(Casa Madre)では、私たちのためにおやつが準備されており、生徒たちは大喜び。イタリアの飲み物やビスケット、イースターの時に頂くコロンバというケーキをいただいた後、10日間のイタリア研修で感じたことを分かち合いました。その内容をまとめたものを抜粋して紹介いたします。

  • この研修に参加したのは、自分が視野が狭いと言われたので、視野が広がると思ったから。イタリアに来てカピタニオの凄さがわかり、本校の生徒であることに自信が持てた。一人では何もできない私だったが、言葉は通じなくてもこちらが一生懸命に話せばなんとか通じることがわかった。この研修を通じて自分から積極的に動くことができるようになったと思う。最初は緊張していたが先輩がやさしく声をかけたりしてくれたので、自発的に行動ができるようになったと思う。初めのころは単にツアーに参加しているような気持ちでみんなについて歩いていたが、旅の途中からシスターたちが私たちをもてなしてくださる様子を見て、本校の生徒だからこのように温かくもてなしてもらえていることに気づかされ、自分の受身的な態度を改め始めた。そして、すべては偶然ではないことに気づかされた。
  • 世界遺産を自分の目で見たくて、この研修に参加した。最初に見た時はすごく感動した。しかし、資料集に載っていない場所を見ると感動が薄れる自分がいた。また、観光地には物乞いがいたり、ごみがたくさん落ちていたりした。そのような情景は資料集には載っていない。資料集の写真だけでは知れない全体の姿が見れて良かった。先生が言っていた「現地に行ってみないとわからない」という言葉は本当だと思った。。修道院を訪れたり、サン・ピエトロ寺院で行なわれたミサに参加でき、普通では体験できないことを体験させてもらった。絵画はほとんどキリスト教に関するもので、一つの作品に大勢の人たちが関わり、その作品を今も大切に守っている人たちがいたことを知り、キリスト教が人々の生活に根付いており、信じられていたことを実感させられた。反対に、教会を見るにつれて日本の木造建築の凄さが感じられた。

  • 宗教の時間、聖カピタニオのことを学んだりしたが、実際にイタリアに来てカピタニオの凄さとか、キリスト教の教え「人のために何かを進んでする」ことが人間を幸せにするということに気づけた。ローベレの街を歩いていると、カピタニオもこの道を歩いていたと思うと、カピタニオが身近に感じられた。カピタニオはいつも人のために動き、生涯をささげる生き方をしていたことが不思議に感じられた。学校の教室に掛けてあるカピタニオ以外の絵を見ることができてよかった。カピタニオが有名なのに驚いた。カピタニオの生家も見られ、本校に入学できて本当に良かったと思った。カピタニオの生き方を現地で聞いて、彼女の生き方に少しでも近づきたいと思った。
  • 本校に入学して初めてシスターに出会い、シスターはキリストを熱狂的に信じている信者だと思っていた。ところがイタリアに来て大勢のシスターを見たり、一緒に生活をしてシスターに対するイメージが変わった。シスターたちはキリストから学んだことを人々に伝えている人であることに気づかされた。シスターたちに触れ合ううちに、シスターたちは相手を思いやる心が大きく、相手の必要性に応え自然に体が動いていたのに感動した。学校で祈りの時間は面倒だと思っていたが、教会へ行って心を合わせて祈ったり、祈っている人を見て「祈る」ことにすごく意味があることに気づかされた。この研修でキリスト教に興味を持つことができた。

 

  • 私は聖カピタニオの生誕地ローベレの街が好きだ。ゆったりとした時間が流れ、空気も都会とは違っていた。景色がきれいで、ぜいたくな旅を過ごしていると思った。イタリアの各地を巡り、その土地の自然や人々のにぎやかな様子に出会い、様々なイタリアを知ることができた。

 

各自の思いを1時間以上分かち合い、お互いに心を豊かにさせる時間となりました。その思いをみなさんにお伝えするのに限界がありますが、 参加した生徒たちにとって大切な宝物になったことは確かだと思います。私自身にとっても、生徒たちから教えられることの多かった有意義な旅でした。

 

5月14日(月)の創立記念日に、生徒たちによるイタリア研修の報告がありますので、ぜひお越しください。

 

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「本物の人」との出会い

2月18日に行なわれました山崎直子さんの講演会後、生徒の感想を掲載すると言っておりましたが、遅くなって申し訳ございません。

年度末になり、目の前にすべきことが次々と現れ、その処理に忙殺されておりました。

 

 

生徒達の感想を読んで感じたことは、「本物の人」との出会いは、生きる意味や勇気を与えてくれるものだということです。生徒の感想は抜粋し、原文のまま掲載させていただきました。

 

【1年生】

  • 山崎さんのお話を聞いて、「日本について知らなかったことが恥ずかしかった。日本のことを知って初めて国際人になる」という言葉が心に残りました。正直、今の日本社会のことを聞かれても、答えられないのが現状で、そんな私について気づかされました。私は将来どんな仕事に就くかわからないけれど、日本について今からでも学んでおくことは大事だなと、改めて思いました。
  • お話を聞いて感じたことは、現場は違うけれど、共通して大切なことは「チームワーク」だと感じました。山崎さんの場合は宇宙ステーションの皆さん、私の場合は学校。実験=学校行事のように思え、やっぱりどこに行っても「チームワーク」というのは大切だなと思いました。そして、私自身の心のメンテランスも必要なんだと思いました。
  • 山崎さんという人は、私の中で最初すっごく立派で堅い人だというイメージでした。すごい学歴で、とにかくエリートで… でも、実際にこうして講演を聞いていると、私たちとさほど変わらない同じ日本人でした。ただただ“宇宙”という無限の世界が好きで、努力された方。でも、一番尊敬したい!と思ったのは、山崎さんの礼儀正しさ、人間として、女性としての心でした。講演初めから終わりまで、何度も山崎さんがされた、あのお辞儀。あったかい感謝がたくさん詰まっていました。そして、質問の時自ら舞台を降り、ちゃんと聞く態度。あの人間らしさには、本当に尊敬したいです。それと共に、同じ人として感動しました。

 

 

【2年生】

  • 山崎さんのお話を聞いて、沢山のことを学べてよかったです。一つ目は、今自分が無駄なことだと思っていることでも、後々活かされてくるということ。二つ目は、自分が本当にできるものとできないものの見極めの難しさ。三つ目は、自分の道を妨げるのも、自分の最大のエネルギーを発揮させるのも感情であるということ。四つ目は、日本の素晴らしさを知れたことです。特に、自分が本当にできること、できないことを見極めの話は、凄いなあと思いました。
  • 今回の講演を聞いて、地球上では体験することのできない宇宙ならではの体験の素晴らしさ、また、宇宙飛行士という職業に就くまでの苦労など様々なことを自分なりに考えました。自分のやりたいことを成し遂げるというのは、本当に難しいと思うし、周りの人にも迷惑をかけてしまうこともあります。ですが、“見方を変える”ことによって、一つのものが違う角度から見れ、より一層その事に興味を持つことができたりと、あきらめず様々な方向から、ものを見る大切さを学びました。
  • 宇宙飛行士とは、あこがれの存在であると共に、宇宙に行くまでには長い年月と厳しい訓練、高い精神力、技術や知識を要するものだと改めて痛感しました。それと同時に、宇宙飛行士が地球にとって重要な仕事をしていることに気づきました。地球を客観的にみることで、様々な問題を見つけることができるからです。海外旅行の際に感じた「真の国際人」についてのお話は、これからとても役に立つと思いました。もっと自分の国のことを知らなければいけないということを感じさせられ、何か日本の伝統文化に触れてみようという意欲を持たせてくださいました。
  • 山崎直子さんのお話を聞いて、どんなに自分の夢が叶うかわからなくても、努力して突き進んでいくことが大切か思い知らされました。それに気づいた時、私は今まで“安定”のあることばかり求めていたなということにも気づかされ、もっと大きなスケールで自分の夢を見つけることもできると思うと、私の可能性が広がるなと思いました。

 

 

【3年生】

  • 今回の講演会では、仕事観というものを私は学ぶことができました。女性として社会に出ることは他人事ではなく、いずれは私に回ってくることです。それでもまだ、私が社会に出るという事がいまいち想像できないし、女性はどのような仕事をしているかもあまり知りません。その中で今回の講演は、私の中の仕事観を大きくしてくれました。努力を積み重ねることで自分のやりたいことが分かってきて、それを仕事につなぐことができる、私達にはやりたい事を探す必要があると思いました。決して自分のやりたい事が実現できるとは限りませんが、山崎さんのように諦めることなく、女性らしく生きるという事を忘れずに生活すれば、いつかやりたいことが実現できるのではないかと思い、今回の講演のお話を忘れずに大学生活をおくりたいと思います。
  • 山崎さんは夢に向かってまっすぐ進んでいて、死ぬリスクも受け入れて、また、自分の夢や仲間に対する誇りを持っていて、とても輝いて見えました。自分の未来がはっきりしていない私にとって、山崎さんの存在は憧れです。壁があっても納得して乗り越え、自信を持って前に進む山崎さんがとってもかっこよく感じました。あの堂々とした姿は、裏での想像もできないような努力が山崎さんを支えていることに気づきました。いつでも夢を追いかけていて、絶えず目標を持っているところが素敵だと思いました。また、地球は本当に青く、宇宙は広いことを改めて実感しました。まだ、人間にはわからないことがたくさんあることに希望を感じました。ほんの少しでしたが宇宙から見た森林伐採の写真が印象的で、宇宙開発をするとともに地球を守っていくことの必要性も感じました。
  • 山崎さんのお話を聞いてまず思ったことは、山崎さんの夢に対する想いや気持ちがすごく強くて、そこから山崎さんの強さを一番に感じました。宇宙に興味を持つことは、大半の人が経験すると思いますが、そこで宇宙飛行士になろうと思ってもなれないのが現実で、そんな中でなりたいという想い一つで、人一倍努力のできる山崎さんは本当にすごいなぁと思いました。たくさんの葛藤があったにもかかわらず、最後までぶれない意志の強さに心が惹かれました。山崎さんのお話の中に、最大の敵は『感情』であり、自分を動かすのも『感情』であると知り、どんな敵も味方にしてしまえば、進んでいけることを知りました。山崎さんの意志の強さ、輝き、努力、すべてにおいて自分にないものを感じ、自分ももっと頑張ってみたいと思いました。
  • 山崎さんが最後に言っていた「一歩一歩の積み重ねがなければ、何もできない。毎日を大切に」という言葉がとても心に残りました。今は地味なことかもしれないけれど、それをいっぱい積み重ねることが大切なんだと思い、これから頑張って一つひとつコツコツとやっていこうと思いました。

 

 

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宇宙飛行士 山崎直子さんとの出会い

山崎直子さんの講演会が盛況のうちに終わり、皆さんにその様子をお伝えするのが遅くなり申し訳ございません。

昨年から心待ちにしていた2月18日(土)の朝、私は山崎直子さんをお迎えするために、長坂先生の運転する車に乗り名古屋駅に向かいました。定刻前に到着してホッとして約束の場所に行くと、山崎さんの方が早く到着なさり私の方に近づいてきてくださいました。お会いした時、自然体の女性の方という印象を受け、とても親しみを感じました。

名古屋駅から瀬戸文化ホールまでの約1時間、本校の名前の由来や学校生活について、山崎さんがシスターたちの幼稚園で過ごされたことなど、私は親しい友人に久しぶりに会った感じで話していました(山崎さんはどのようにお感じになったかわかりませんが・・・笑)。

山崎直子さんのお話を伺いながら、毎日の生活を大切にしていけば、自分の夢がかなえられることを私たちに教えていただいたように思います。

私たちがより良い人生を送るように、神様は人や出来事を通して私たちに呼びかけておられます。今回の山崎直子さんの講演を聴く機会、出会いによって、会場に集まった人たちは、自分に与えられた人生を勇気と希望を持って歩む力をいただいたのではないでしょうか。

次回は、生徒たちの感想を載せますので、お楽しみに!

 

 

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被災地の報告会に参加しました!

2月11日(土)午後、名古屋教区センターで行われた「東日本大震災をとおして見えてきたこと・問われていること」のテーマで、カリタスジャパン事務局の成井大介神父様(神言会)のお話を伺ってきましたので、皆さんと分かち合いたいと思います。

東日本大震災が起きて11か月が過ぎました。震災が起きた時は、たくさんの義援金とたくさんのボランティアの方々が押し寄せてきたそうです。しかし、時間が経つにつれて被災地の方々は、「なんか、だんだんと忘れられて行くような気がして」という気持ちが強いということです。人間は困難に立ち向かう力を持っていますが、皆から目も向けてもらえなくなるのが一番つらいことです。

 

【震災をとおして見えてきたこと】

「普段できていないことは、震災時でもできない」ということです。日頃、ご近所の人と関わりを持ち助け合っている関係を作っておけば、非常事態の時にお互いに協力し合えるので、日頃からご近所の関係をよくしておくことの大切さを話してくださいました。

 

【問われていること】

阪神淡路大震災後、災害時の日本の法律は改正されたそうですが、今回の震災でまた新たな状況が出ているので、生活をしていく中で変だと思うことについて、しっかりと自分の声を上げているのか問われていると言われました。

 

【カリタスジャパンの対応】

カリタスジャパンは震災発生から半年を緊急支援機関と位置づけ、主に「物資支援」と「生活環境改善支援」を実施したことを話してくださいました。

物資に関して避難所の人たちに平等にストーブを、岩手に3,600台、仙台に8,500台、福島に6,000台を配布。掛かった費用2億円は、カリタスジャパンに送られてきた義援金で賄われました。他にも被災者のニーズに合った物資が配給されたり、時には行政と交渉して必要なところへ必要な物資が届けられるように働きかけているそうです。

ボランティアの受け入れとして、教会がサポートセンターとなって全国から来てくださるボランティアを受け入れ、家の泥やヘドロをかき出すこと、写真の洗浄、傾聴の3種類の仕事にとりかかりながら、地元の人たちと親しくなり言葉を交わすことから他者の必要性がわかり支援ができたお話がありました。たとえば、漁船を北海道から運搬する費用やカキの養殖のホタテ貝の代わりになるものを韓国から輸入する費用など、カリタスジャパンは「寄り添う」をモットーにして地元の復興支援に取り組んでいるということでした。

福島県は、他の被災地とまた事情が違い、家族がバラバラに避難していることから家族の崩壊による問題が深刻だということでした。

 

被災地に出かけることができなくても、被災者にために祈ることや今回のように「おやつでいっぷく」に協力するなど、これからも自分にできることで被災地の方々に「寄り添って」いきましょう。

 

 

 

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