2014年7月|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

「2014年07月」の記事

優しさは伝わるもの!

今年も7月19日?20日、止揚学園に行ってきました。在校生10名に卒業生3名、島田先生が加わり、有意義で優しい心になる時間を過ごすことができました。今年初めて参加した1年生の参加理由の中に、修養会で福井先生から聞いた「目に見えないものを見る」ことが止揚学園に来ればできると思い、その世界が少しでも見れるからというものがありました。

オリエンテーションで光子先生から次のようなお話を伺いました。「若さや優しさは、出せば出すほど増える。」と言われた時、聖書の言葉を思い出しました。「だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。」(マタイによる福音書25章29節)。イエスは自分の持っているものを惜しみなく人々に与えれば、それが2倍、3倍になってくることを言っていることに気づかされました。この2日間で、生徒たちも与えた分、たくさんの目に見えないものを頂いたことでしょう。

止揚学園で過ごすと、今まで忘れていたことや気づかなかったことを教えてもらいます。その一つに、一つひとつのものを大切に扱うことがありました。特にお茶碗を扱う時に、ガチャガチャ音を立てて扱うと、止揚学園の人たちは「心が痛む」と言います。私はお茶碗を洗う事が好きなので、止揚学園の炊事場でお茶碗を洗いますが、今回は目の前にある山積みになっている食器(止揚学園ではお客様が多く、毎食100人分以上の食事を作ります。食器も1人当たり5種類の陶器の食器ですから、その量は半端ではありません。)を、一つひとつ丁寧に洗う事に心掛けたら、心の中に優しさを感じました。

皆で食卓を囲むことは、お互いに親しくなれる機会です。イエスも最後の晩餐で、弟子たちと食事を共にしましたし、聖書の中にイエスと食事をする場面が多くあるのも、深い意味がありますね。光子先生は「みんなで食事ができる事に感謝しましょう。一緒に食べると仲良しになれます。それは、おいしさを分かち合って食べるから仲良しになれるのです。」と話してくださり、家族そろって食事をする機会が少なくなっている私たちに、家族そろって食事をすることの大切さを教えていただきました。

今年初めて止揚学園を訪れた島田先生は、食事の時に「私は学校で物理と化学を教えています」と自己紹介をなさいましたが、すぐ止揚学園のきよみさんが「物理ってなんですか?」と質問され、即答できず先生は悩んだ結果、「みんなはジャンプしたらどうなりますか?」と尋ねました。「落ちたら危ない!」という答えが返ってきたと思うと、きよみさんから「神様が下から引っ張っているんだ」という答えも出て、みんな「なるほど・・・」と感心しました。止揚学園の人たちは、脳に重い障害を持っている人たちですが、答えを聞いていると、私たちと発想が違い教えられますね。結局、島田先生は答えに困ってしまい、「上に飛び上がり、下へ落ちることを考えるのが物理です。」と、分かったような分からない答えをしていました。私には、きよみさんの答えがしっくりしましたが・・・(笑)。

おいしい食事が終わった後、ジャガイモ掘りに出かけました。畑は雑草に覆われていましたが、島田先生の働きで雑草が抜き取られ、後から畑の面積がどんどん広がり、ジャガイモが大きな箱2箱にいっぱい取れました。島田先生は久しぶりにしゃがんだままの格好で作業をした関係で、後から筋肉痛で苦しんでいた様子でした。島田先生お疲れ様でした!

夜は花火で楽しみました。止揚学園の人たちと一緒にする花火。机から花火を私たちの分までもってきて火をつけ、その花火を私たちに手渡してくれる止揚学園の人たちの優しさに、生徒たちの顔が優しさでいっぱい。学校では見かけない生徒たちの表情の豊かさ、積極性を見て、私は止揚学園の「目に見えない世界」にいる生徒たちを見ることができ、私も幸せになりました。

分かち合いをした夜、各自、止揚学園の人たちから優しさをもらい、心が癒された経験を話していました。島田先生も幼いころ脳に重い障害を持った仲間から受けた心の傷が癒され、偏見がなくなった事を分かち合ってくださいました。また、卒業生の川口さんから、「生きていることと、生かされていることは違う。生かされて生きていると思うと、できない自分を素直に受け入れることができ、人も生かすことができるようになる。」と、さすが先輩の言葉に重みがありました。

止揚学園を去る時、福井先生は「手作りはその人のぬくもりが伝わり、優しい心も伝わる。だから、止揚学園は手作りを大切にし、触れ合いを大切にしているおかげで、止揚学園の人たちは心が安定している。そして、人間を大切にしている生き方をしている。」とおっしゃいました。今の私たちはスピード、効率ばかり考えて生きているから、みんな生きにくくなり大切なものを忘れて生きているように思いました。どんな人の命も大切。何かができるから優れているという評価をしがちな私たち。止揚学園の人たちと共に生活すると、本当の人間らしい生き方とは何かを私たちに教えてくださいます。

 

 

 

 

 

 

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今日は雨だった!

平成26年度教職員ソフトボール大会の尾張地区12校の大会の内、栄徳高等学校と聖カピタニオ女子高等学校の試合が、今日(7月3日)栄徳高等学校のグランドで行われる予定でした。試合に備え、教職員たちは期末テストの準備をしながら、毎日2時間グランドで練習を行い、腕を磨きチームワークを作ってきましたが、午後からの雨で試合が中止になってしまいました。この日のためにとやる気を出して老骨に鞭(?)を打って頑張ってきたのに、雨で試合が流れ気持ちが落ち込んでいる様子を見て、今年のソフトボール大会まとめ役である早田先生が、急きょ校内バトミントン大会を企画してくださいました。16名が参加し、トーナメント方式で2時間にわたって戦った結果、優勝はもちろん多田先生です。上位5位は、体育科の教員と早田先生が占めました。さすが日頃の運動量がものを言いましたね。

最下位は、なんと私です(笑)。外は雨でも、カリタスホームは老若男女の歓声で熱気にあふれていました。思いがけない時間を神様からいただき、みんな満足顔。このような日も、私たちの健康と親睦のために必要ですね。試合終了後、さわやかな表情で職員室に向かう教職員。その後の仕事もはかどることでしょう(笑)。お疲れ様でした!(ソフトボール大会は、10月に延期されました。)

 

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