2017年7月|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

「2017年07月」の記事

身近にある依存

KIS_5509 7月7日(金)薬物乱用防止教室が、開かれました。

講師は、岐阜ダルクから来ていただいた3人の女性です。

3人の女性たちは、現在で社会復帰できるように努力しておられます。

今回、本校の生徒たちにご自分の体験を赤裸々にお話してくださいました。

 

 

DSC_1068 アルコール依存所になったマユさん(51歳)は、大学生時代ディスコ、お酒の毎日。結婚するが離婚、そして再婚。

娘と夫の仲が悪くなり娘は自傷行為をする。会社は倒産。お酒漬けの毎日。

精神病院に入院し、現在リハビリをしながら社会復帰をしている過去のお話をしてくださいました。

 

 DSC_1069薬物依存症になったアヤカさん(25歳)、小さいころから、自分はいなくなればいいと思っていた。

人が怖く小学校、友人はいなかった。中学校へ行けば変われると思ったけれど、友人はできなかった。

両親は仲が悪かったので家に帰りたくなかった。

行く場所がないから学校のグランドにいたら、ヤンキーがやってきて毎日お酒を飲んで遊んでいた。

一応高校に入学したが、3か月で辞めてしまった。

家に帰りたくないから出会い系の男性と遊び、覚せい剤に手を出し始めた。

とにかく現実から逃げたかったと言葉を詰まらせながら話してくださいました。

 

DSC_1065 もう一人の方は、18歳の時に薬を使い始めた。摂食障害になった。

寂しかったが、その自分を隠し一人でも大丈夫なフリをしていた。

友人から嫌われたくないから、差し障りのないことばかり言っていた。

人と比較し、自分はダメ人間と思っていた。

両親は愛情を注いでくれたが、自分の欲しいものとは食い違っていた。

この気持ちを紛らわすために、アルコールに手をだし、男性と付き合い、その男性に薬物を勧められ嫌われたくないから薬物に手を出す。

薬物を飲むと現実逃避ができ、自分に対するコンプレックスも消えた。

薬物を手に入れるために、体を売ること、人をだますことは平気だったと、自分のこれまでの生き方を淡々と話してくださいました。

 

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生徒たちの感想を抜粋し紹介します。

 

*私は自分を下に見る癖がある。「自分なんていなくなればいい。」話をしてくれた人と似た考え方をよくしていた。

私は薬やアルコールではなく、本に逃げた。

人の多い所や賑やかな所、自分が不安になる時は、本を触っていないと自分を保つことができなくなった。

IMG_0570本が好き。初めは一人でもいいと自分を納得させるため、寂しくないとごまかす手段だった。

私と私たちに話してくれた方々の違いは、薬やアルコールに逃げたか、本に逃げたかの違いだけだと思った。だから、聞いていて泣きそうになった。

でも今私は、本がなくても居られるようになった。だから、話をしてくださった方々も、やめれるように頑張ってほしい。

 

*まず、覚せい剤という言葉はニュースで聞いたことはあって、悪いことだなとは思っていたし、今までも講習などで「ダメ」って聞かされていた。

しかし、どうせヤンキーとか暴力団の人、芸能界の人とか裏の悪い人たちと繋がっていそうな人だけが買わされるものだと思っていたけれど、一般の普通の人も買ってしまうものだと知りました。

独りぼっちで「相談する」ってことを知らなくて、ネットで知り合った人と関わって出会うことがあるなら、私たちの身近でもあり得そうで怖くなりました。

 

IMG_7397*話を聞いて、とても苦しんできたんだなと思ったし、その時を思い出し話をするのでさえもとても辛そうに話していて、やってしまったら後悔しかないんだな、絶対やっちゃダメなんだと思いました。

話の中で「相談することを知らなかった」とか、「話してもどうせわかってくれない」というようなことを言っていたので、相談をしてみていたらもっと変わっていたかもしれないと思いました。

なので、自分が困ったり悩んだりした時は、人に話してみると自分一人ではどうにもならない事でもどうにかなるかもしれないので、相談をするというのはとても大切なことなんだと思いました。

 

*今日の講演で、実際に依存症を体験した人の生の声を聞くことができました。

とても貴重な体験になったし、依存症の恐ろしさを聞くことができました。

「悩んだら誰かに相談する」ことが、一番だと思います。それは簡単なことではないと思います。

yjimage誰しも知られたくない、言いたくない悩みがあります。

それを隠し通すのは、一生辛い思いをしなければならないけれど、信頼できる人や専門家の人に相談して恥ずかしいと思うのはその時だけだと思います。

その勇気を乗り越えれば人としてまた大きくなれるだろうし、人間関係も築けるし、心の傷も少しは癒されるのではないかと思いました。

 

*今日の話を聞いて共通しているところは、自分に自信がない、自分が嫌い、相談できる人がいないという精神状態の時に、薬物乱用に逃げるんだなと思った。

私も自信がない時はあるし、不安な時も、自分が嫌いになる時もあるけれど、相談できる人がいるというのが1番の救いなんだなと思った。

 

yjimage2*貴重なお話を聞くことができ、とても勉強になりました。

薬物は人の弱い心に付け込んでくるとても危ないものだということが、改めて分かりました。

お酒をたくさん飲んでやめられなくなってしまったり、薬を何十粒も飲んだりと健康を害することが分かっていても止められないということはとても怖いことだと思います。

それを止めることも何をするにも自分の強い意志を持って、自分の弱い心に負けず自分の心と向き合って戦っていくことが大切だと思いました。

薬は軽い気持ちで始められるのに、止めるには強い意志がなくては止めることができないことは、本当に怖いものだと改めて思います。

 

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 今回の講演会は、薬物とアルコール依存症になった方々のお話でした。

生徒たちの感想にも多く書かれていましたが、薬物依存になる人は自分とは関係ない存在と思っていたようですが、今回のお話を聞いて自分ももしかして・・・・と身近なことに置き換えられ、他人事ではないことに気づいたようです。

私は個人的に生徒たちに、「依存」ということについて考えてほしかったです。

一人の生徒の感想にあったように、「本」に依存している自分に気づいたように、スマホに依存している自分、○○に依存している自分というように、何かに逃げている自分の現実と向き合って欲しいと願わずにはおられませんでした。

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自分と向き合った結果

 修養会を終えて、新学期のよそよそしい関係から、お互いを知り合うことができ仲が深まった様子が感じられます。

これまで経験したことのない修養会で、各自自分と向き合わざるをえない環境に置かれ辛い部分もあったと思いますが、そのお陰で成長した自分を知った喜びが、感想文から伺えます。

その部分を抜粋して紹介いたします。

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*この修養会を通して、学年全体がぐんと成長できたと思います。自分自身、2日前にこの石川県に来た時とは表情や考えが変わったように感じます。

引っ込み思案で臆病な私が、一歩前に踏み出すきっかけとなりました。・・・今日帰ったら、喧嘩したままの母にちゃんと謝りたいです。

 

 

*この3日間でたくさんの人と話せて仲が深められて嬉しかったし、楽しかったです。

スマホがないおかげで、皆で座って雑談ができたり、友達の新たな一面を見ることができて本当に良かったです。

j15_3169私は言葉遣いが汚かったり、考え方が最悪だったけれど、福井先生や松本神父様のお話を聴いて、言葉遣いは気をつけて直したり、考え方はもっとポジティブに考えるように気をつけようと思いました。

・・・グループワークでも、中学ではできなかった自分の意見を人に伝えるということが、その時にできて、「こんな自分でも、できるんだ~」と思った瞬間でした。

 

 

*私が修養会を通して成長したところは、まだ少しですが、「自分」について考えられるようになったところです。

j17_3174私は慣れている人となら素で話せるのですが、人見知りをしてしまいあまり関わりのない人とは、本当にあまり話すことができないのですが、前までそんな自分が嫌でした。

ですが、松本神父様の話を聴き、それも自分なんだということに気づくことができました。

でも、そんな自分の殻を自分で破っていかないと本当に変わらないので、それが自分と認めたうえで、どんどん自分の中にある殻を破っていこうと思いました。

 

 

*私はこの修養会で“私”についてよく知り、よく考え、これからの人生で“私”とどうやってつき合っていけばいいかが、少し分かったような気がします。

お話を聞くうちに“私はこんな時に、こういうことをしてしまう。

だから、こんな風にすればいいのかな?”ということを考えました。その考えたことを忘れずに、これからの生活に活かしたいです。

 

 

*この修養会の中で私は何回も「自分壊し」をすることができました。

まず、止揚学園の福井先生の話では命の温かさについて教えて頂きました。

j18_3176命は一人ひとりに神様からいただいたもので、今まで私は自分自身のことが嫌いで宇宙一嫌いで、自分に存在価値はない、自分なんてゴミ以下だ、死にたいと思っていたけれど、神様の最高のプレゼントを大切にしようと心から思えるようになりました。

・・・    様のお話はどの言葉も心に響きました。

「誰でもない自分をしっかり生きていこう」と心から思えるように、自分壊し→自分作りを繰り返していこうと思います。

命からの宿題「私は誰?」にしっかり答えることができるように3年間、高校生と言う自覚をもって自分探しをしていきたいです。

 

 

*この修養会で自分の中で成長したと思える点は、少しゆとりを持てるようになったこと。

j35_3620それは、いつも私は友達と喧嘩したらLINEで話すことが多く、

“ごめん”の一言だけだったけれど、携帯がなく友達と少しもめた時、自然と“〇〇でごめんね”

って言えて、相手の顔が見えるから、こっちも安心してしゃべれて、修養会前はすぐ何か言われると怒り口調になっちゃってたけれど、今はなんだか少し大人になったように普通にしゃべれるようになった。

 

 

*今、生きている人たちは、誰かのお世話になって今があること。

私は改めて命のお話を聞いて、自分が産まれた時に見守ってくれた医者や看護師、家族に感謝したいと思った。

特に、お母さんは自分がお腹にいた時からずっと今まで育ててくれたので「ありがとう」を言いたいし、「これからもよろしくね」と言いたい。この3日間で「今の私」を見つけられた気がした。

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修養会後の最初の授業で、「自分の殻を破ったことを書きなさい。」と言う授業をしました。

各自修養会の自分を見つめながら、せっせとノートに書き出していました。

「その書き出した自分に、今の自分から声をかけてあげてね。」と言ったら、各自修養会の自分を労わる言葉をかけていました。

この作業によって、自分を大切にしてあげる方法も知ったのではないかと思いました。

 

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