カピタニオ|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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高校生活入門セミナー「保護者講座」から

7月27日(土)、28日(日)の両日、本校の高校生活入門セミナーがおかげさまで盛況のうちに無事終了しました。参加してくださった中学生の方々、また保護者の方々に感謝いたします。相談コーナーではたくさんの保護者の方が、順番を待ってくださったのにもかかわらず、スクールバスの時間の関係でお帰りになった方々には、大変申し訳なく思っております。また、次回のオープンスクールにお越しくださることを願っております。

私は保護者講座を、担当いたしました。「女子教育・情操教育・国際教育」の題で、本校の教育の特徴を生徒の様子を交えてお話させていただきました。現代の若者は、自分を成長させにくい社会だという事を耳にします。その事を踏まえながら、人間は関係の中で成長し、関係によって生き方も修復されていくことを、授業や行事のねらいを具体的に話しながら、本校の全人間教育について説明させていただきました。お話させていただく中に、私は意識して親の関わり方を話させてもらいました。社会の最小単位は家庭です。家庭の人間関係がうまく作ることができれば(お互いにきちんと向き合っているかという事で、お互いに争いもなくという意味ではないのですが・・・)、お互いが人間として成長していくのだと思っています。参加くださった保護者の方々の感想を抜粋して紹介いたします。

 

  • 子どもが人との関わり方について悩み、諦め、だんだん孤立した感じですが、何も良いアドバイスができません。今回の講座で自分自身気づかされたことがあり、大変良かったです。精神面の教育って難しいですよね。
  • マザーテレサやSr.渡辺和子さんが大好きなので、お話の中にお二人を感じながら聞かせていただきました。カトリック幼稚園を卒園した娘にとって、カピタニオの雰囲気や教育理念はぴったりだと実感いたしました。今現在、人間関係に苦しんでいる娘に、この講座を聞かせたかったです。
  • 教科の学習だけが勉強ではないと思っておりますので、人として女性としてとても大切な事を学べるのだと思い感動いたしました。私自身も勉強になりました。
  • お話を聞くまでは、カトリック系の学校は馴染みがなく、想像できませんでしたが、聞いた後は子どもにとって、とても良い学校であると思いました。
  • できれば父親にも聞いてほしかったと思いました。
  • 自分とは何か?私自身も親になって、初めて考えるようになりました。宗教の学校というイメージは、正直なところありましたが、宗教を学ぶことより、生活の中で生きることとして、まずこの教えをダウンカードしていく事で、生徒たち個人が自分らしさを自ら発見していく事ができるのだと初めて知りました。
  • 自分を知り、相手を知り、見えないところを見るという事は、とてもいいことだと思います。これから社会に出ていく子達にとって、人間力を育てることは、一番大事だと思います。
  • 生命について考える事の重要性について、とても勉強になりました。高校生活3年間をこの学校で女性らしく、人間らしく教育していただけることを知り感動いたしました。
  • 貴校が大切にされている教育方針をしっかり伺うことができ、今回の講座に参加させていただき良かったと思います。“自己肯定感”については、私自身娘に求めている力です。今日のお話を娘に聞かせたいなと思いました。
  • 中学に入学した頃から、娘となかなか上手につき合えていないと感じておりましたが、子どもと共感するところが足りなかったと感じました。今日のお話の内容を帰ってから、子どもと話し合えるとよいと思いました。
  • 自己肯定感をしっかり持つこと、とても大切な事と思いますが、なかなか難しいことと思います。これから子どもが成長し、社会人になるうえで最も大切なところだと思いますので、子ども自身そのように育ってくれたら、どれだけ良いだろうと思いながら、私自身も改めて気づかされる部分もあり、ありがたい気分になりました。

 

参加してくださった方々が丁寧に感想を書いてくださり、ありがたく思いました。私の話したことが家庭の人間関係を、良い方向へ持っていくきっかけになってもらえると嬉しく思います。この2日間、本校の生徒たちも笑顔でお客様をおもてなししている姿を見て、教職員と心を一つにして学校の行事に参加していることに感動致しました。それが聖カピタニオ女子高校の特徴でもあることに、気づかされました。

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時間を超えて生き続けるもの

 

5月14日、本校は創立50周年を迎えることができました。50周年のありのままの姿を見ていただきたく、施設が不十分なことを承知で式典並びに感謝ミサは、本校のカリタスホームで行うことにしました。この日を迎えることができましたのも、教職員と生徒たちのおかげです。そして、私たちの目に見えないところで私たちを支えてくださっている多くの方々のおかげです。この多くの方々のおかげで、私たちは50年間学校の日々の営みを続けることができたのです。この世に存在している生徒たち一人ひとりは、神様から使命をもらっています。生徒に寄り添いながら、生徒たちが自分の使命を見つけ社会に貢献できる女性になっていく事を手助けできる喜び—-。その喜びを感じられた瞬間でした。

 

1803年北イタリアのローベレで生を受けたバルトロメア・カピタニオは、自分が生まれてきたことの使命に忠実に生きていきました。その結果、全世界20か国で聖女の遺志が奉仕の形で脈々と受け継がれています。その種がイタリアを遠く離れた日本でも実を結んでいるとは、聖女自身考えもしなかったことでしょう。神様のなさることは、人間の考えをはるかに超えていますね(笑)。

 

創立記念日当日は、生徒たちのおもてなしの心が校内に溢れていました。式典のステージは、50本のユリで本校の歴史を表し、緞帳が上がるとそこには校舎が建設される前の青々とした高嶺山をイメージできるように緑を多く配しました。クラスの宗教委員の手によって捧げられた色とりどりの花は、生徒たちを表しています。校舎にいのちを与えるのは、生徒たち一人ひとりです。さまざまな花で飾られたステージに更にいのちを与えてくれたのは、生徒たちの歌声でした。歌声が一つになり会場の人たちを温かく包み込んでくれ、一人ひとりの心に神の愛が注がれたように感じました。まさにカリタスホームに大輪の愛の花が咲き誇り、カリタスホームの屋根や壁を吹き飛ばしそうな迫力を感じました(笑)。

 

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「一粒の麦」の生き方の模範を見せてくださった聖バルトロメア・カピタニオに倣い、私たちは聖女の遺志を継ぎながら学校に新たなページを作り続けていきます。時代は変化していきますが、その中でカピタニオ生たちは変わらない愛の奉仕を社会で生き続けていくことでしょう。

 

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イタリア研修旅行記

2年ごとに実施される創立者聖バルトロメア・カピタニオの足跡を訪ねるイタリア研修旅行は今年で6回目。今年は3月23日?4月1日実施され24名の生徒が参加しました。最初に訪れたローマの暖かさはわかっていたのですが、今年のイタリアは予想外の暑さで、北の方へ行く度に気温が上がり26℃もありました。お天気の方は、トレビの泉とスペイン広場を訪れた時に雨が降った以外は晴天でした。

 

フィンランド航空で中部空港?ヘルシンキ?ローマと約13時間の旅。ローマで3泊、フィレンツェを訪れ、一路ヴェネツアへ行き2泊、ミラノで3泊の10日間の研修旅行でした。24名の生徒たちは、クラス、学年も違い緊張気味でしたが、食事の座席は日替わりチェンジ、ホテルの宿泊メンバーも替ったりと、日が経つにつれ団結が見え、規律ある生活ができ、おかげで健康にも恵まれました。

 

毎回生徒たちを引率していきますが、生徒たちは時間を守り、マナーもよく、食事の後のテーブルごとの片づけにホテルの方はべた褒め。イタリア人から褒められ感心されます。また、今回ローマからミラノまでの貸し切りバスの運転手パウロさんは片言の日本語が話せ、「ニホンジン ダイスキ」「ミンナ スバラシイ!」「ワタシ チョーハゲ」の連発。おかげで生徒たちと交流ができ大いに盛り上がり、約600kmのバスの長旅は、とても楽しく過ごすことができました。

 

ミラノ郊外モンツァにある本校の姉妹校ビャンコーニを訪れた時、制服をきちんと着た生徒たちを見て、高校生の女子生徒たちは「素敵ね!」と言って、私たちの行くところについて来ながら褒めてくれました。幼稚園部では折り紙で飛行機を作り、さっそく廊下にでて飛ばしていました。小学校部、中学校部へと順番に訪れるにつれて、2年前に私たちが訪れた際に折り紙を教えてもらったことを思い出す子供たちに会いました。高等部の生徒たちの大半は、語学研修に出かけていて不在でしたが、最高学年のクラス(18歳?19歳)に入ろうとしたとき大人びたイタリア人の生徒たちの姿を見て、本校の生徒たちは入り口で躊躇してしまい戸惑っていました。イタリア人の生徒から「900年から1900年までの日本の歴史を簡単に教えてほしい」という質問に、日本史の得意な生徒は堂々と答えていました。その後、少林寺拳法部の生徒たちは恥ずかしながらも、少林寺拳法を披露してくれました。

 

イタリア研修の最終日、ミラノにある本部(Casa Madre)では、私たちのためにおやつが準備されており、生徒たちは大喜び。イタリアの飲み物やビスケット、イースターの時に頂くコロンバというケーキをいただいた後、10日間のイタリア研修で感じたことを分かち合いました。その内容をまとめたものを抜粋して紹介いたします。

  • この研修に参加したのは、自分が視野が狭いと言われたので、視野が広がると思ったから。イタリアに来てカピタニオの凄さがわかり、本校の生徒であることに自信が持てた。一人では何もできない私だったが、言葉は通じなくてもこちらが一生懸命に話せばなんとか通じることがわかった。この研修を通じて自分から積極的に動くことができるようになったと思う。最初は緊張していたが先輩がやさしく声をかけたりしてくれたので、自発的に行動ができるようになったと思う。初めのころは単にツアーに参加しているような気持ちでみんなについて歩いていたが、旅の途中からシスターたちが私たちをもてなしてくださる様子を見て、本校の生徒だからこのように温かくもてなしてもらえていることに気づかされ、自分の受身的な態度を改め始めた。そして、すべては偶然ではないことに気づかされた。
  • 世界遺産を自分の目で見たくて、この研修に参加した。最初に見た時はすごく感動した。しかし、資料集に載っていない場所を見ると感動が薄れる自分がいた。また、観光地には物乞いがいたり、ごみがたくさん落ちていたりした。そのような情景は資料集には載っていない。資料集の写真だけでは知れない全体の姿が見れて良かった。先生が言っていた「現地に行ってみないとわからない」という言葉は本当だと思った。。修道院を訪れたり、サン・ピエトロ寺院で行なわれたミサに参加でき、普通では体験できないことを体験させてもらった。絵画はほとんどキリスト教に関するもので、一つの作品に大勢の人たちが関わり、その作品を今も大切に守っている人たちがいたことを知り、キリスト教が人々の生活に根付いており、信じられていたことを実感させられた。反対に、教会を見るにつれて日本の木造建築の凄さが感じられた。

  • 宗教の時間、聖カピタニオのことを学んだりしたが、実際にイタリアに来てカピタニオの凄さとか、キリスト教の教え「人のために何かを進んでする」ことが人間を幸せにするということに気づけた。ローベレの街を歩いていると、カピタニオもこの道を歩いていたと思うと、カピタニオが身近に感じられた。カピタニオはいつも人のために動き、生涯をささげる生き方をしていたことが不思議に感じられた。学校の教室に掛けてあるカピタニオ以外の絵を見ることができてよかった。カピタニオが有名なのに驚いた。カピタニオの生家も見られ、本校に入学できて本当に良かったと思った。カピタニオの生き方を現地で聞いて、彼女の生き方に少しでも近づきたいと思った。
  • 本校に入学して初めてシスターに出会い、シスターはキリストを熱狂的に信じている信者だと思っていた。ところがイタリアに来て大勢のシスターを見たり、一緒に生活をしてシスターに対するイメージが変わった。シスターたちはキリストから学んだことを人々に伝えている人であることに気づかされた。シスターたちに触れ合ううちに、シスターたちは相手を思いやる心が大きく、相手の必要性に応え自然に体が動いていたのに感動した。学校で祈りの時間は面倒だと思っていたが、教会へ行って心を合わせて祈ったり、祈っている人を見て「祈る」ことにすごく意味があることに気づかされた。この研修でキリスト教に興味を持つことができた。

 

  • 私は聖カピタニオの生誕地ローベレの街が好きだ。ゆったりとした時間が流れ、空気も都会とは違っていた。景色がきれいで、ぜいたくな旅を過ごしていると思った。イタリアの各地を巡り、その土地の自然や人々のにぎやかな様子に出会い、様々なイタリアを知ることができた。

 

各自の思いを1時間以上分かち合い、お互いに心を豊かにさせる時間となりました。その思いをみなさんにお伝えするのに限界がありますが、 参加した生徒たちにとって大切な宝物になったことは確かだと思います。私自身にとっても、生徒たちから教えられることの多かった有意義な旅でした。

 

5月14日(月)の創立記念日に、生徒たちによるイタリア研修の報告がありますので、ぜひお越しください。

 

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