ローベレ|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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イタリア旅行パートⅢ

 学校が始まり、3週目を迎えました。1年生は移動教室が分からず、教科書をかかえて右往左往状態でしたが、3週目に入り全学年落着き始めてきました。私たち教員も同じです。(笑)

 

 今回は、イタリア研修の大きな目的であるローベレと、幼き聖マリア修道会の本部を訪問したことについてお話いたします。

 

 聖バルトロメア・カピタニオと聖ヴィンチェンツァ・ジェローザの故郷、ローベレ(ベルガモ県)を訪れました。ミラノから山間を走りながら、バスで約1時間30分の所にローベレの街があります。IMG_0241

 イタリアでも指折りの湖、イゼオ湖の湖畔にある小さな街です。2聖人たちが生きておられた時代は、貿易の要の街で栄えていたと聞いています。

 

 IMG_0217バスを降りた私たちが最初に行ったところは、オアジと呼ばれている祈りの家でした。その建物は昔病院として使用されており、ボジオ神父様が聖バルトロメア・カピタニオにその病院の運営を任せた所です。

 そこで働いているシスターは、私たちのために飲み物とお菓子を準備し大歓迎をしてくださいました。生徒たちはイゼオ湖の心地良い風に吹かれながらお菓子を食べ、ホッとしたひと時になりました。

 

 ローベレの狭い石畳の道を歩いて、2聖人たちがお祈りに通っていたサンジョルジョ教会を訪問しました。

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 ここで祈っていたお二人は、日本から生徒たちが訪れて祈ってくれるとは思ってもいなかったでしょう。生徒たちにとっても、この片田舎で生きた2聖人と、このように出会っている不思議さを感じていたと思います。

 IMG_0232教会を出た後、2聖人たちの生家へ行く予定だったのですが、私自身2年前の道を思い出しながら行きましたが結局道に迷ってしまいました。

 一人の女性が私たちの様子を見て近づき、「どこへ行きたいの?私も教員をしていたからみんなが困っている様子が分かったわ!」と案内をしてくださいました。

IMG_0235 色々歩いたおかげで、ローベレの方々と言葉を交わしたり、お店の様子も分かり、予定外の散策で生徒たちにとって自由時間を過ごすために、計画を立てるいい時間になったのではないかと思いました(笑)。

 

 翌日の午後、幼き聖マリア修道会の本部(Casa Madre)を訪問しました。国籍が違う多くのシスターたちが、私たちを温かく迎えてくださいました。

 IMG_0207中庭に面したところにテーブルとイスが準備されており、テーブルには日本で味わえないお菓子とジュースが載っていました。それを見た生徒たちは、実家に戻ってきた様子でホッとしていました。

 おやつを頂いた後、今回の研修の分かち合いをしました。ほとんどの生徒たちはイタリアを訪れ、カトリックの精神に肌で触れたことで、イエス・キリストが本当に実在したということや人々の信仰心(絵画や建築物で表現されているものも含めて)の深さなどキリスト教に興味をもったということを分かち合ってくれました。

 また、ミラノやローベレに行き、聖バルトロメア・カピタニオの偉大さを再認識し、本校の生徒であることに誇りを持ったようです。また、シスターたちの温かさに触れ、「イタリアにいたらシスターになってもいいな。」と言った生徒もいました。

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 イタリアをローマからミラノまで駆け抜けた旅行でしたが、イタリア人の陽気さに生徒たちの心も開かれていきました。

 特に、フランシスコ教皇との謁見はとても印象に残ったようです。世界中の人たちから愛されている有名な教皇様を、世界から来ている人々と一緒に直に見ることができたことに興奮していました(私も含め、笑)。

 

 目に見えるものから目に見えないものを見ることの大切さと、イエスのために自分の生涯を捧げたアッシジの聖フランシスコと聖クララ、聖バルトロメア・カピタニオと聖ヴィンチェンツァ・ジェローザ達の生き方から、人生を生きていく上で何を大切にして生きるべきか、また 自分にも与えられている使命に忠実に生きることが自分を活かすことにつながること、等に気づいた旅行になったと思います。IMG_0256

 

 

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イタリアの聖なるパワー

第7回イタリア研修旅行を、3月21日?30日に実施しました。今回は24名の生徒が参加し、井上先生と共に実りのある旅行をすることができました。この旅行の大きな目的は、本校の設置母体である幼き聖マリア修道会を創立した聖バルトロメア・カピタニオと聖ヴィンチェンツァ・ジェローザの生誕地ローベレを訪れ、本校の精神を深めることとイタリアの世界遺産やキリスト教文化に触れることです。10日間の印象的な出来事をピックアップして紹介します。

 

3月21日(金)の朝11時55分中部国際空港を出発し、ヘルシンキで乗り換え、ローマに到着したのは同日の20時半ごろ。ヘルシンキからの乗客の中にイタリア人の乗客の姿が見え、ローマのダヴィンチ空港に無事着陸した時には機内に拍手が起こりました。さすがイタリア人の思いやりと温かさ!と感動しました。

22日(土)小雨がパラつく中、バチカン博物館を訪れ、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」の絵を見て私たちは感動しました。絵の中央に描いてある2人の天使が手に持っているノートのどちら(天国か地獄か)に自分の名前が書かれているのか、しばし自分の生き方を考えさせられる時間を持つことができました。午後は、ローマの街の観光。コロッセオ、フォロ・ロマーノを訪れていた時は晴れていましたが、トレビの泉に向かった頃には小雨模様。肌寒く震えながらもジェラートはしっかり食べていました(笑)。大勢の人だかりの中、生徒たちは再びローマを訪れるようにコインを泉に投げ込んでいました。

23日(日)今日もローマは雨。でも私たちが宿泊している修道院から出発すると雨も止んでくれました。9時に行なわれるサン・ピエトロ寺院のごミサに参加した生徒たちは各国の人たちの祈る姿を見て、「本物のミサに参加して感動!」と興奮状態。一旦修道院に戻り、今度は12時の教皇様のお告げの祈りのお話を聞くために再びサン・ピエトロ寺院広場に出かけていきました。広場には横断幕をもった人たちやおそろいのスカーフを持った人々が教皇様からひと目で見えるようにと工夫を凝らして続々と集まってきました。フランチェスコ教皇様の人気ぶりが肌で感じられました。私たちは人々の隙間をぬいながら、空間を見つけ陣取りました(この場所は神様が私達のために準備してくださっていたことは後でわかりました)。雨も上がり日差しが差し始めた12時。教皇様が窓から姿を見せられた時の大歓声!教皇様のお話が終わり、巡礼団の名前を読み上げられ3番目に、私たちの学校の名前を聞いた時の私たちの大興奮。その小さな群れである私たちの様子が、まさかTVで映し出されているとは思いませんでした。目立つ物を何も持たない私たちの存在が日本からの集団であることがどうしてカメラマンに分かったのか、今も不思議です。生徒たちも言っていましたが、まさに神様からの贈り物でしたね。日本の小さな学校が、この時は世界のカピタニオ女子高校になった瞬間でした。

24日(月)フィレンツェに立ち寄り、ヴェネツィアの宿へ。翌日1日ヴェネツィアの街を歩きました。水の都ヴェネツィアは生徒たちにとって大好きな街になりました。

 

26日(水)は最後の訪問地ミラノに向かいました。ミラノのドゥオモの尖塔にあるカピタニオ像を見て、今更ながらカピタニオの偉大さに畏敬の念をもったようです。27日(木)カピタニオの故郷、ローベレを訪れました。シスターたちの温かいおもてなしに、家に帰ってきたような表情をしていました。カピタニオがいつも祈っていた教会で、校歌を全員で歌った時の感動。カピタニオ自身、遠い日本から生徒たちが訪ねに来てくれるとは思ってもみなかったでしょう。まさしく神様の御業であることに、本校の存在の原点と意義を再発見しました。カピタニオ達も歩いた石畳を歩きながら、生徒たちにとってカピタニオの存在がさらに近くなったようです。生徒たちはローベレの街を自由に歩きながら、街の人たちと交流を深めていました。

28日(金)午前は、本校の姉妹校モンツァの学校を訪問。午後は、幼き聖マリア修道会の本部の敷地内にあるマリアバンビーナの記念聖堂で、家族、学校のためにお祈りを捧げました。本部でもシスターたちが私たちのためにおやつを準備してくださり、イタリアのお菓子を頂きました。その後、イタリア研修で気づいたことを分かち合いました。

 

  • イタリアを訪れ、祈りの大切さを学んだ。自分がたくさんの人たちに支えられていることを、色々なところで感じ感謝できる人になりたいと思った。
  • キリストが十字架にかけられた時の釘やキリストの遺体を包んでいた布の話を聞いて、キリストは本当に存在していたことがわかった。
  • イタリア人はイタリアの国に対して誇りを持っているのを見て、自分は日本の国について誇りを持っているか考えさせられた。だから、外国を学ぶ前に、自国のことを学びたいと思った。
  • 私はすぐ「疲れた!」と口に出していた。シスターから「自分に強くなってください」と言われ、自分のことで精一杯だったけれど、周りを見るようになり、周りの人のことを祈ることができるようになってきて、自分が強くなれた。
  • 学校で祈っていた朝、夕の祈りでは自分の事ばかり考えて祈っていた弱い自分に気づけた。これからは周りの人たちのために祈りたいと思ったし、自分を律することの大切さを学んだ。
  • カトリックの学校に来て、キリストの存在に触れてキリストに対して距離が近くなった。自分を受け入れてくれる大きな存在に気づかされた。ローベレでパワーをもらった。
  • 自分のことを大切にしたいと思えた。その出発点がお祈りであることに気づけた。家族、添乗員さん、先生たちのお陰でこうして旅行ができる事に感謝の気持ちが心から湧いてきた。
  • カピタニオ高校に入って本当に良かった。凄い学校に入学したと思えた。キリスト教に対する見方が変わったし、キリストを身近に感じられるようになった。
  • カピタニオの存在が身近に感じられたし、ジェローザの遺体を見て、とても身近に感じられた。ジェローザがカピタニオの遺志を継いでくれなければ、私はここにいなかったと思うと、不思議な気持ちになった。カピタニオのように人の役に立ちたいと思った。
  • イタリアに来たのは何か意味があった。偶然ではなく、何か私の中で変わったように感じる。特に自分の信仰が変わった。この体験を無駄にせずに生きていきたい。
  • 貴重な体験をした。1つは人々が教会へ行って祈ることは、日本ではアウェイ。イタリアは逆だった。2つ目は、シスターたちの祈りの姿勢に感動した。私の祈りは神様任せだったけれど、自分自身も何をすべきかという事に気づいた。3つ目は、医療はカトリックと関わりがあるので、将来看護師の道を歩む私にとって、看護師の在り方を考えることができた。

 

まだほかにたくさんの気づきがありましたが、ほとんどの生徒たちが、両親がイタリア研修に参加させてくれたことへの感謝と祈りの大切さに気づいていました。お金では買えない目に見えない、生きる力をもらった10日間の短い期間でしたが、生徒たちが日に日に成長していく姿を見て、イタリアの国のパワーを感じました。やはり神様は私たち一人ひとりの事を考え導いてくださっていることを確信し、生徒たちが本当の幸せを見つけるきっかけになってほしいと願わずにはおれませんでした。生徒たちと一緒にいると、いつもながらイタリアの人たちから生徒たちの行儀のよさ、品格のよさを褒めてもらいます。ホテルでも生徒たちに快く飲み物をサービスしてくださり、私自身鼻高々な気分になりました(親ばかですね。笑)。生徒たちと共に過ごせた10日間に感謝いたします。私にとっても意味深い旅行になりました。

 

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「愛の詩」をそよ風にのせて

5月14日(月)、本校創立49回目を迎えました。午前9時30分、マドレーの鐘の鳴り響く中、みことばの祭儀が始まりました。全校生徒による聖歌「主イエスの愛は?メドレー?」の合唱に合わせ、宗教委員、生徒会執行部、校長先生、理事長先生から聖カピタニオにお花が捧げられました。

司式は、瀬戸教会主任司祭 北向修一神父様です。神父様が朗読なさった福音箇所は、聖カピタニオの生涯を表すヨハネによる福音12章24節?26節「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。自分の命を愛する人は、それを失うが、この世で自分の命を憎む人は、それを保って永遠の命に至る。わたしに仕えようとする者は、わたしに従え。そうすれば、わたしのいるところに、わたしに仕える者もいることになる。わたしに仕える者がいれば、父はその人を大切にしてくださる。」(新共同訳)が朗読されました。

その後、理事長Sr.フランチェスカが聖カピタニオの生き方について、次のようにお話をしてくださいました。

『今日は、世界中のカピタニオファミリー何十万人もの人々が、一斉に聖バルトロメア・カピタニオを讃えてお祝いしています。聖カピタニオの故郷ローベレでは、一日中多くの人々が教会を訪れ、聖カピタニオの偉業を讃え、お祈りをささげています。私たちは聖人の生き方から与えられるメッセージを考えたいと思います。キーワードは「愛」(Carita)です。カピタニオは神様に愛されて、その愛に溢れて、人々にその愛を注いでいました。それは“愛の実践”という具体的な生き方で表されました。彼女は17歳で聖クララ修道院での勉強を終え、家に戻った時に「家の中で積極的にみんなに仕えます。自分に仕えられることを避けるようにします。みんなの望み通り行動し、どんなことをたのまれても喜んでします。家の中で家族にやさしく言葉をかけたり、優しい態度で接したり、不機嫌な顔を見せないで、強い言葉を使わないように努力します」。彼女にとって愛の実践の場は、まず自分の家庭であることに気づきました。

聖カピタニオの偉大さは、毎日置かれている環境の中で、子どもたちを教育し、病人を看病し、牢獄の人を慰め、貧しい家を訪問し悩みを聞いてあげる実践的な愛に生きてきたことです。一粒の麦のように、彼女は26歳の若さで亡くなりましたが、今も自分の生き方を通して私たちの生活を照らしてくれます。そうして、私たちもその光をいただいて、日常生活において、カピタニオのように実践的な愛に生きるように呼ばれています。』という内容のお話しでした。

各学年の代表者による共同祈願が行われ、世界の平和と私たちが自分の置かれたところで愛の実践ができるようにと祈りました。

み言葉の祭儀の閉祭の歌は、「La Carita」の全校生徒による大合唱で終わりました。4月に入学したばかりの1年生は、数時間で合唱ができるまでに曲と歌詞を覚えてくれました。毎年、1年生には感心させられます。本校に入学できたことに自信と誇りが持てたように感じられました。終了後、出身中学校にお花を届け恩師に感謝の言葉を述べるために出かけていきました。

みことばの祭儀の後に、今年3月23日~4月1日に行われたイタリア研修旅行の報告会が行われ、生徒たちは自らの言葉で聖カピタニオや聖ヴィンチェンツァの故郷の紹介をしてくれました。イタリアのローベレというカピタニオ誕生の地を実際に訪れて、カピタニオの生き方や彼女が発しているメッセージ、足跡などをその心に鮮烈に刻んだ生徒たちの言葉には、この研修体験の貴重さ、感動の大きさがあふれていました。

次回は、中学校訪問をした1年生の生徒たちの感想を紹介いたします。

 

 

 

 

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