成長|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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涙の重さ!

2月26日(水)布池カトリック教会で、3年間の学校生活を無事終われることに神に感謝し、3年生と保護者(参加希望)の方々と心を合わせて一人ひとりの上に神の祝福を祈りました。

 

 

そして、3月1日(土)、保護者の方々と中学校の先生方などの参列のもと、第49回卒業証書授与式が無事行われました。当日は曇り空で雨の心配をしましたが、おかげさまで雨も降らず、生徒たちの門出を祝福しているかのようでした。

 

卒業式の始まりは、入学式に頂いたローソクを手に持ってラルゴの歌に合わせての入場。ローソクの火に照らし出された一人ひとりの顔は、入学式の幼さが消えて女性の顔になっていました。中学校の男女共学の環境から女子だけの環境になり、早く友人を見つけ楽しもうと張り切っていたのにその友人とのトラブルで悩んだこと、クラスの中で自分の居場所を作れなくて苦しんだこと、行事でクラスが団結した時の喜び、成長した自分を見つけて得た自信、自分の感情がなかなかコントロールできなくて悩んだ日々、素直に自分を表現できず自分の中に閉じこもってしまった暗闇・・・・など一人ひとりの出来事が浮かんできました。退場する生徒たちの眼から涙が流れていました。一人ひとりの流す涙に込められているわけは、それぞれ違うでしょう。でも、3年間という時間、場所を共有したからこそ味わうことができた体験!3年間の学校生活で自分の中にある可能性が引き出され、個性をもった一人の人間に成長したことに喜びを覚えました。

 

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旅立ちの日

3月2日(土)第48回卒業授与式が行われ、卒業生は3年間の学び舎を巣立っていきました。卒業式を迎えるにあたって、2月27日(水)布池カトリック教会にて、保護者の方々とご一緒に3年間の高校生活への感謝の祈りを捧げました。ミサの司式をしてくださった刈谷教会主任司祭フィリップ神父様から卒業生に向けてお話をしてくださいました。その内容をまとめてみました。

 

「私はTV番組の『渡る世間は鬼ばかり』が大好きで、よく見ています。鬼に出会った時の対処の仕方に3通りあります。1つ目は、自分が悪いと言って自分を責める。2つ目は、鬼に立ち向かって戦う。3つ目は、鬼を思いやる方法で関わる。鬼の対処の仕方は、この学校の3年間の教育で学んだと思います。自分を信じること、相手を許すこと、自分を与えること、この3つを忘れないで愛の心を持って生きて行ってください。」

 

お話の後、1年生の時の修養会で神父様から一人ひとり神様の祝福をいただいたように、この感謝ミサでも巣立っていく一人ひとりに神様の祝福をいただきました。

 

卒業式当日の3月2日(土)は、卒業生の旅立ちを祝福するかのように、前日からの雨も上がり青空になりました(寒風は吹き荒れましたが)。

 

キャンドルサービスの前に朗読される「光の言葉」の中に、宗教の授業で聞いた「自分を好きになりなさい。そして自分を大切にしなさい。」の言葉が印象に残っているという内容がありました。答辞では「I love you because ?you are you 」を用いながら、ありのままの自分を好きになろうとしてきた内容が話され、女性として成長してきた3年間の高校生活が見事に表現されていたことに心を打たれました。

 

卒業式が終わった後、卒業生たちは先生たちと記念写真を撮り、それぞれ感謝の言葉を述べていました。その中である卒業生は私に、「この学校に来て、自分がやりたいと思って手を上げたことに対して、誰からも○○死ねと言う言葉を聞くことがありませんでした。だから、自分がやりたいことをすることができ自信がつきました。この学校に来て心の傷がいやされました。」と言ってくださいました。また、ある人は「私は志望していた公立高校を失敗し、母親を追い抜けない自分にがっかりして何をやるにも無気力でした。ところがこの学校で、自分は自分、人と違っていいんだという事を聞くにつれて、私は母親のようにならなくてもいいんだ。私は私なんだ!と思えるようになってから、心が軽くなってきました。この学校に入学できて本当に良かったと思います。この学校のおかげです。」と感謝の言葉をいただきました。

 

自分の事ばかり考えて不平、不満を言っていた事が多々あった入学当初の姿から、素直に自分の成長を認め、そのことに対して感謝の言葉を心をこめて述べることができる女性へと成長した姿を見ることができました。私たちにとって3年間の苦労が報われ、幸せな気分に浸ることができたひとときでした。卒業生が自分を信じ、自分に与えられている道を歩んでいけますように。卒業生の幸せをお祈りしております。

 

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高校生活入門セミナー「保護者向け講座より」

毎年実施される中学生対象の「高校生活入門セミナー」に多くの中学生、保護者の方にお越しいただき、ありがとうございました。

私は「保護者向け講座?本校の女子教育?」を担当させていただきました。2日間とも会場の図書室は、保護者の方でいっぱいになり、話す私は喜びと元気をもらいました。

思春期・青年期の特徴を踏まえて行われている本校の教育プログラムを、生徒の様子を交えながら具体的に説明させていただきました。

思春期はこれまで培ってきた親の価値観を破り、自分の価値観を持ち自分らしさの土台をつくる大切な時期だからこそ、本校は心の教育に力を入れています。教科に宗教、ウマニタス(女性学+総合的学習)を取り入れ、自分の存在が唯一かけがえのない存在であること、他者と比較するのではなく、自分の成長を認められる人になること、女性という“性”、また他者とどのように関わっていけばよいのかを考えています。生徒の感想を読みながら話させていただいたので、保護者の方々に授業の内容と生徒の内面の成長も理解していただけたようです。

 

また、宗教行事の意味や婦人科ドクターの連携についても説明させていただきました。

保護者アンケートの内容を読み、ほとんどの方々が「とてもよかった」と評価していただきました。拙い説明でしたが本校の教育を理解していただいた様子にほっとしております。参加してくださった方々の声を、少し掲載させていただきます。

  • 女性向けに、女子の成長(心と体の)を考えて作られているプログラムに感心しました。
  • 公立高校では学べない、私立ならでは、又、貴校ならではの特徴がよくわかりました。
  • 学習だけでなく“女子教育”をしっかり学べる説明があり、とても興味深いお話を伺うことができ、参加させていただき良かったです。
  • この学校で、子どもに何を教えていきたいかが大変よくわかりました。今の世の中で、勉強ももちろんですが、人間という事について教えてもらえるのは大変ありがたいです。
  • 長女が自分の気持ちを人にしっかりと伝えられる子に育ったのは、こちらでの教育のおかげだったんだと気づきました。
  • 教育方針について具体的に聞くことができてよかったです。人生の大事な時期に自分を見つめる時間を設けるというカリキュラムが、とてもいいなと思いました。
  • 飾ることなく、生徒さんの活動や学びの様子をお話してくださり、具体的な感想も紹介されて、子どもの内面の成長を大切にしている学校であることがよく伝わりました。
  • 公立の高校へ進学させることを中心に考えておりましたが、せっかく女の子として生まれてきたのなら、このような素晴らしい考えの高校で、3年間を過ごすのも良いのではないかと考えが変わりました。
  • 子ども一人ひとりを見ていただけるのがわかり、安心できました。女子教育の良さに気づかされました。
  • 他の高校では教えていただけない、自分のことを知って相手のことを思いやることなどが学べることがよくわかりました。将来自分のことを好きになることは、とっても大事だと思いました。
  • 娘に伝えることがなかなか難しいので、学校生活を通して“自分とは”“生きるとは”を学べる学校は、素晴らしいと思いました。
  • 人間とは、愛とは、と生きていく上で一番大切なことを授業で教えていただけることが有り難いと思います。(ニュース等でも辛い事件が多い今、とても大切だと思います。)
  • 生徒の気づきの声に何度も涙ぐんでしまいました。教育の本質を分かっている学校だと感じました。自分と向き合う機会を得られることは本当に幸せなことだと思います。進学の為に勉強もとても重要ですが、これからの人生を過ごすには、それだけでは足りない多感な高校生の時期を有意義に過ごせる学校だと感じました。

 

暑い日、それも休日を返上し、本校に足を運んでいただき、何人かの保護者の方とお話させていただいた中に、「女子高は怖い。宗教の学校は敬遠しがち」というイメージをお持ちでしたが、そのイメージが払拭された感じを受けました。今、ニュースで話題になっている学校関係の問題を耳にするたびに、私の心は痛みます。自分は大切な存在であることに、一人ひとり気づいてもらえたらと願ってやみません。

 

今回お越しいただけなかった保護者の方のために、10月の「保護者のための学校見学会」を予定しておりますので、多くの方のお越しをお待ちしております。

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感謝をお花に託して

5月14日、第49回創立記念日の式の中で聖カピタニオに捧げられたお花を持って、1年生の生徒たちが中学校を訪問いたしました。中学校の先生方もお忙しいところ、生徒たちのために時間を作ってくださり、本当にありがとうございました。生徒たちの感想を一部抜粋して、紹介いたします。

 

 

 

*中学校に着いた時、自分の家に帰ってきたという感じがしました。校長先生が新しい方に代わり、どんな方なのか少し不安でした。しかし、私たちが訪問した時、優しく迎えてくださってとても安心しました。また、当時の担任の先生を始め、各教科の先生方も同じく優しく迎えてくださいました。校長先生とは、今日の「み言葉の祭儀」の話や部活動の話、高校の環境の話などをしました。そして、担任の先生とは、高校の友達の話や授業の話、勉強の話をしました。校長先生も担任の先生も私たちの話を楽しそうに聞いてくださいました。久しぶりに中学へ行き、気持ちがホッとしました。卒業式の時に、お礼の言葉を言ったけれど、高校生になって少し成長した姿で、先生方に改めてお礼の言葉を言うことができて本当に良かったです。

 

*中学校を訪問して一番感じたことは、「もうこの生徒ではないんだなぁ」ということです。・・・宗教の授業を受けて「感謝の気持ちをしっかり伝えよう」と思うようになりました。私はまだ15年間しか生きていないけれど、私を支え育ててくださった方々は数えきれないほどいます。今、聖カピタニオに通えているのは両親のおかげだけでないことも、改めて考えることができ、本当にたくさんの方々のおかげで今生きていることを自覚しました。中学校を訪問して、校長先生に心の底から感謝を伝えることができ、本当に良かったです。当たり前だけれど、人は決して一人で生きていくことはできません。支え、助け合うことが必要です。なので、これからは「感謝」の気持ちを忘れずに生きていこうと思います。

 

*久しぶりの訪問で、なんだかとても緊張しました。また、今までとは違い“生徒”としてではなく“お客さん”という立場になってしまったので、お茶まで出してもらった時はびっくりしました。3年生の時の担任だった先生、学年主任の先生、部活動の顧問の先生とお会いすることができ、高校生活について良い報告ができたのでよかったと思います。そして、持っていったお花を校長先生はとても喜んでくださり、早速、学校の職員玄関に飾ってもらうことができました。私たちが中学校にいた時の校長先生から、今年新しい方に代わってしまいましたが、高校の話をたくさん聞いてもらい、「頑張って」などと応援のメッセージも頂きました。また、帰り際に「良い礼儀で訪問することができました。」と褒めてもらい、私の中で少し成長したところができて嬉しい気持ちになりました。

 

*私はなかなか母校を訪問する時間がなくて、今回このような機会を設けていただきとても感謝の気持ちでいっぱいです。私の最後の中学校生活をとても充実した1年にしてくださった恩師にも会ってお話をすることができ、やっと高校生になったという実感と共に、高校生としての責任を持ち、すべての行動ひとつひとつを聖カピタニオ女子高等学校の名に恥じないようにしなければという決意表明の場になりました。久しぶりに中学校生活での楽しかったエピソードなどをみんなでお話しすることで、私の知らなかった意外なエピソードなども知ることができ、びっくりの連続でした。また、約2か月前までは、長くて大嫌いでしかなかった通学路を歩いて、中学校生活の思い出が走馬灯のように頭を駆け巡り涙が出そうでした。私は今だから言えることと、これからも言えることを考えることができました。それは“私の母校の中学校は、この○○中学校だけ”という事です。

 

*本校の創立記念日ということで創立者に捧げたお花を、3年間お世話になった中学校の先生方にきちんと届けられたのでよかったです。感謝の気持ちが先生方にきちんと伝わっていれば、嬉しいです。久しぶりに行った中学校は、全然変わっていなくて、安心感と懐かしさで胸がいっぱいになりました。先生方も明るく出迎えてくださって、嬉しかったです。「高校生活はどうか」と質問されて、「毎日充実しているし、楽しい」と私たちが答えると、先生たちは「それは良かった」と嬉しそうに言ってくださったので、とても嬉しくなりました。卒業しても温かく見守ってくださっていることがわかり、私はとても幸せ者だと実感しました。今、こうして私が高校生活を送られるようになったのは、学校の先生、家族のおかげです。私を支えてくれたすべての人に感謝し、その人たちの思いを無駄にせず、自分のためにこれからはより一層高校生活を充実させ、楽しく過ごしたいです。今回、中学校訪問をすることができて、本当に良かったです。

 

一人ひとりの感想を読みながら、中学校訪問は彼女たちにとって、一つの通過儀礼の意味合いを持っていることに気づかされました。中学校を卒業し、今自分で選択した学校で学ぶ意義を確認し、3年後の自分の姿を想像できたのではないでしょうか。

 

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