|聖カピタニオ女子高等学校|校長ブログ

平成28年度別れの時

第52回卒業生が巣立ち早いものでもう半月が過ぎました。ご来賓の皆さま、保護者、ご家族の皆さまご臨席賜り本当にありがとうございました。証書を渡したときの卒業生一人ひとりの笑顔がとても印象的でした。卒業生の皆さん卒業おめでとう、皆さんとの出会いに感謝します。カピタニオに来てくれてありがとう。そして昨日今年度を締めくくる修業式を催しました。退任式では、今までお世話になった先生方からカピタニオへの熱い思いを語っていただきました。ご尽力を賜り本当にありがとうございました。ここで、卒業式式辞と修業式校長のお話を掲載いたします。

平成28年度卒業証書授与式 学校長式辞            2017.3.2

ひと雨ごとに、春の訪れ、暖かさを感じる今日この頃となりました。校庭の桜の木々も少しずつ、でも確実に花をつける準備をしています。

今日のよき日に、平成28年度 聖カピタニオ女子高等学校 第52回卒業証書授与式を挙行するにあたり、ご来賓の方々におかれましては、公私ともにお忙しい中ご臨席を賜り、心より感謝申しあげます。ありがとうございます。

また、保護者の皆さま、ご家族の皆さまにおかれましても、お嬢様のご卒業をお祝い申しあげますとともに、ご入学以来、本校の教育方針に深いご理解とあたたかいご協力をいただき、あらためて感謝申しあげます。保護者の皆さまと共に歩ませていただいた3年間だったという思いがいたします。ありがとうございました。

そして、たったいま本校の卒業証書を手にした、卒業生の皆さん、

「卒業 おめでとうございます」。

行事など、一つひとつの思い出はとっても中身が濃いのに、振り返ってみると本当にあっという間だったなと思います。皆さんを迎えて初めての入学式式辞。あれこれ考えたのちレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を話そうと選んだのが、ついこの間のようです。みなさん覚えていますか。センス・オブ・ワンダーとは、神秘さや不思議さに目を見張る感性のことです。彼女はこの本の中で、「出会う事実の一つひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々な情緒や豊かな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。今が、この土壌を耕すときです。」

と言っています。皆さんはここカピタニオで、色々な人や様々な事柄との出会いから、たくさんの種を習得し、しっかりとこころを耕したことと思います。

レイチェルはまた私たちに、「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものに触れたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたび呼び覚まされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになる。そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につく。」と教えてくれています。

向かって左側の掛け軸、ご来賓、保護者の方々はお手元のパンフレットをご覧いただきますと、

「心の清い人びとは さいわいである その人たちは 神を見る」

という聖書のみ言葉があります。これは

「心の貧しい人びとは さいわいである 天の国は その人たちのものである」で始まる、いわゆる山上の垂訓として知られる、み言葉の一節です。清い心を持ち続けること、自分の心はまだまだ貧しいと気づくことは、容易なことではありません。実は、人の心は未熟であり、完成に向かって自らを常に省みることが必要であるといっているように、私には聞こえます。

皆さんはもうすでに、これらのものの見方、考え方の基礎となる部分を、いずれも宗教、ウマニタスをはじめ、すべての教科、行事などを通してカピタニオで学んできました。様々な関わりの中で、自分を知り、相手を知る、自ら考え行動できる、そこには常に相手の立場を思いやり、察する気持ちがある。目標を掲げ、一つひとつのことを深く考え、実行する、粘り強くも柔軟な姿勢を身につけたことと思います。

目の前に見えている物事の向こうにある、真(まこと)・善(よい行い)・美(美しい心)として表わされる、キリスト教の精神はまさにカピタニオの精神であり、一つひとつは目には見えないけれど、だからこそこれに気づくことはとても大切なことなのだと思います。

皆さん、聖カピタニオ女子高等学校での生活はいかがでしたか。カピタニオは皆さんにとって「喜びの声が響き渡る学校」であったでしょうか。皆さんとともに歩むことができた喜びに感謝し、

最後に 創立者 聖バルトロメア・カピタニオのことばを送り、私の式辞といたします。

「私は 常に平和な心を保ち

         明るい笑顔と 優しいことば 優しい態度で

          人に接したいと思います」

卒業生の皆さん ご卒業 おめでとうございます。

平成28年度 修業式 校長のお話              2017.3.17

 おはようございます。ひと雨ごとに春の訪れを感じる頃となりました。ここ数日は、強い風が吹いたり、特に寒暖差が激しく、暖かかったりぐっと冷え込んだりと、気候の変化に合わせるのに苦労した人もいるでしょう。今日は雲ひとつない抜けるような青空、まだまだ油断できませんが、でも確実に、春はもうそこまで来ています、

 先ほど各クラスの室長さんたちが話してくれたように、この一年、色々な事がありました。皆さん一人ひとりも、振り返りながら様々な事を思い出しているでしょう。

 このところテレビに目が釘付けになる日々が続きました。皆さんの中にもプロ野球、ベースボールクラシックを見た人もいるでしょう。今までにないほどの数々のファインプレーに、テレビの前で声をあげたのは私だけではないと思います。スポーツと言えば、リオオリンピック、パラリンピックも話題にするだけで感動がよみがえってきます。転倒した選手同士が助け合った女子陸上5000m、レスリングの吉田選手の「ごめんなさい」、その他多くの感動をいただきました。一つのことに一生懸命、まさに人生をかけて取り組むその姿勢に、私たちは自然と涙がこみ上げます。先日の卒業式での素晴らしい歌声、また暑さ寒さに負けず、部活動、ブルーアースプロジェクト、募金活動などへ積極的に取り組んだこともその一つと言えるでしょう。

さて皆さん、一学期の始業式に、「自分として誇れることはありますか?」と尋ねたことを覚えていますか。皆さん一人ひとり、この一年間の取り組みも自分として誇れることだと思います。そしてあわせて、

正しいことばは素敵な唇を

物事をまっすぐ見る目はきれいな澄んだ瞳を

素直な心が新たな気付きを、生み出すとお話ししました。

どうでしょう、この一年を振り返って、素敵な唇、澄んだ瞳、そして新たな気付きを得ることができましたか。

先ほどの聖書の言葉は、日頃歌っている「ごらんよ空の鳥」ですよね。いつも神様が見守ってくださっています。小さなことにくよくよせず、思い悩まず、一歩ずつ前に進みましょう。

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2017 年頭にあたり

新年 あけましておめでとうございます

皆さま、暖かな日差しの中で穏やかなお正月を迎えられたことと思います。

 今日1月10日は、遠くイタリア本部からお越しいただきました総長、顧問のシスターにもご出席いただき、始業式、歓迎式、インド派遣の報告会を催すことができました。始業式でお話ししたことを紹介します。

みなさん あけましておめでとうございます

 学校は年度で行っていますが、やはり年の初めの区切りとして、年頭に当たり少しお話をさせていただきます。

 テレビ、新聞でも新年の話題の一つに干支の話がありますが、一昨年、昨年に続き、今年も先ず、とり年の話題から。

さんずいをつけるとお酒の酒という字になる、西の中に一本入った酉という字。

 果実が極限まで熟した状態、コメからお酒となって十分に醸される状態のことを指すとか。習い事、学問などで、よい結果、成果が得られるようです。

役に立つ情報をとり入れ、皆さん一人ひとりにとって実りある一年にしたいものですね。

 もうひとつは昨年末クリスマス会の時に少しふれた、言葉についてです。

 言葉には不思議な力があり、人を勇気づけたり、元気にしたり、幸せにしたりすることもあれば、思いもよらず相手を傷つけたり、がっかりさせたり、不快にさせたりすることもあります。

 前回の学校生活アンケートを参考に、言葉遣いにはなお一層気をつけるべきだとの思いから、まず私たち教職員も自ら襟を正し、適切な言動を心がけます。

 先ほどの聖書の言葉にもあったように「いつも善を行い、喜び、祈り、感謝のできる」明るい雰囲気の中で喜びの声を響きわたらせたいものです。

 

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朝夕の涼しい風が心地よい2学期です

 長い夏休みが終わりました。いつまでも休みが続かないのと同じく、暑い暑いと言っていた夏も峠を越え、朝夕に吹くさわやかな風や、虫の声は、秋の気配をいっそう感じさせてくれます。

 さて、今日9月1日は防災の日。関東大震災、伊勢湾台風をはじめ、過去の災害を振り返り、2度とこのような被害を繰り返さないようにと思いを新たにする日でもあります。学園祭でも取り上げていただけるようですが、ぜひご家庭でも防災や避難について、今一度、確認し合っていただきたいと思います。

 先日出校日の際にも触れましたが、今年の夏は気象観測史上まれにみる酷暑であったとか。また、先日の台風は迷走を極め、特に東日本大震災の被災地を巻き込み、大きな被害をもたらしました。報道からは今も自分本位の身勝手な理由による犯行が絶えません。小学生が、若者が、年配の方々が、犠牲となり、多くのかけがえのない命が奪われました。亡くなられた方々、またご遺族の方々の心中を思うと本当に心が痛みます。謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。

 皆さんが学習に、部活動に、またそれぞれの夢の実現に向かって一生懸命に取り組んでいたこの夏休みの間、今年もいくつかの研修に参加しました。そこでのお話を一つ紹介します。

自分の心のケアのために何が出来るか。先ず自分でできることとして、元気で幸せになれる3つのこころ。

  1.前向きな心…できる、やろう

  2.肯定的な心…いいね、そうだね

  3.感謝する心…ありがとう、おかげさまで

言葉は人を動かす力があります。自分の言葉で動かされるのは自分自身、そして周りにも良い影響が出てきます。

 カピタニオは学習だけでなく、いろいろな行事、体験を通して、人間的な成長を考えています。まさにこの2学期は学習にも、行事にもしっかり取り組むことの出来るよい機会だと思います。まずは学園祭。このテストが終われば、準備もますます本格的になります。また体育祭、音楽会、クリスマス会など、2年生の皆さんは修学旅行もありますね。いうまでもなく準備がしっかり出来てこそ、それぞれの行事は実り多く、楽しむ事ができ、またよき思い出となります。

 そこで色々な機会に、この3つの心のことば「できる、いいね、ありがとう」を自分に、またお互いに言ってみてください。

きっとお互い元気で幸せに行動でき、ますます団結が生まれると思います。喜びは大勢で分かち合うのがいいですね。

2学期もまた「喜びの声が響き渡る学校」でありたいと思います。

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一学期が終わりました

暑い日々が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。早いもので一学期ももう終わり、終業式でのお話を紹介します。

平成28年度1学期終業式

おはようございます。ここ数日強い日差しとせみ時雨の中、この地方もやっと梅雨明けとのこと。今年の夏は猛暑の予想。毎年のように異常気象という言葉を耳にします。

この4月からを振り返ってみると、熊本を中心とする大地震が九州全域に甚大な被害をもたらしました。今でも毎日のように日本中の各地域で震度3以上の地震が頻発しています。また局地的な大雨や土砂災害などで今も多くの人々が被災に苦しんでいます。街頭募金での呼びかけを始め、今年度の学園祭で、生徒会の皆さんが防災に目を向けてくれたことは意義深く、力強く感じます。

また大企業や政治家による不正、公金の私的流用など。犯罪はもとより、道義的にも許されない事柄が数多く報道されました。それに埋もれてしまった感がありますが、五月には戦後初めて、一票の格差是正のもと衆議院議員の定数が10名減るということも報道されました。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、すでに3年生で選挙権を得た人たちは、十分考えて投票をする機会を持つことができました。またイギリスのEU離脱に関する国民投票では、まさに一票の重みを実感しました。

そして、いまだに、人の命や人権を軽んじた、悲しい、痛ましい事件や、加害者の身勝手な事件ばかりが目につきます。集団暴行、いじめはいずれも重大な犯罪です。暴行を受け、犠牲になった人びと、この世に生を受けた無抵抗の小さな命、はなぜ命を落とさなければならなかったのでしょうか。自らの感情にまかせず、相手のことを少しでも思うことが出来たらと考えずにはいられません。

 一学期の初めに、「自分として誇れることはありますか」と尋ね、そして今すぐできることとして、

  正しいことばは素敵な唇を

  物事をまっすぐ見る目はきれいな澄んだ瞳を

  素直な心が新たな気付きを、生み出すと、お話ししました。

 実践してくれている生徒が増えてきたなと感じています。

約6週間の夏休み、新聞報道など社会問題にも目を向け、自分なりの考えを持ち、時間管理、健康管理に十分注意して元気よく9月を迎えましょう。

 いつも、「喜びの声が響き渡る学校」でありたいと願っています。

これでお話を終わります。

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ご入学おめでとうございます

 平成28年度新入生が入学して早一週間が経ちました。本格的に授業も始まり、新しい生活にも少しづつ慣れてきたことと思います。笑顔で登校してくれ、挨拶を交わすことができる喜びに感謝しています。入学式当日は雨、保護者の方々にはお車のことで大変ご迷惑をおかけしました。当日の式辞を振り返っておきます。

平成28年度入学式 式辞         ???    ???? 2016.4.7

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。聖カピタニオ女子高等学校 教職員 生徒一同、心から皆さんを歓迎いたします。そして、今日から始まる皆さんの高校生活が、より有意義で楽しいものとなるよう願っています。

 また、保護者の皆さまにおかれましては、お嬢様のご入学を心よりお喜び申し上げます。保護者の皆さま方のご期待に応えられますよう、全教職員、力を合わせて一生懸命頑張って参ります。どうかよろしくお願いいたします。また、学校行事などへも足をお運びいただき、お嬢様方の生き生きとした姿をご覧いただいたり、PTA活動にも積極的にご参加いただきますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 創立者 聖バルトロメア・カピタニオのことばに次の一節があります。

  「私は 常に平和な心を保ち

    明るい笑顔と 優しいことば 優しい態度で

       人に接したいと思います」

  教職員一同この言葉を心にとめて指導に当たって参ります。

 さて皆さんは、マザーテレサという人のことを聴いたことがあるでしょう。物の豊かさを追い求めて、人びとはいつしか心貧しくなっています。その中で彼女が私たちに教えてくれたのは、人間性の中にある美しさ、人の心を満たすものは、愛であり、私たちはいつも、大いなる存在の前に謙虚に生きねばならないということでした。

 そのようなマザーテレサの言葉を、ノートルダム清心学園の理事長であるシスター渡辺が翻訳した「マザーテレサ 愛と祈りの言葉」という本の中から一節を紹介します。

 数ヶ月前のことですが、私たちは夜、カルカッタを見回っていて、街角に捨てられている五、六人の人々を見つけました。死にかけていたので、「死を待つ人、捨てられた人の家」に連れて帰りました。

 その中の一人に、ほとんど臨終の状態にある小柄な老女がいました。そこで私はシスターたちに、「私がこの人を看取るから、あなたがたは残りの人たちの世話をしてください」と言いました。

 ベッドに横たえようとした時その老女は私の手を取り、美しいほほえみを浮かべました。そして「ありがとう」と一言言って息を引き取りました。

 実に、彼女は私が与えたよりも、ずっと多くのものを私に与えてくれました。感謝に溢れた愛を与えてくれたのです。私は彼女の顔をしばらく見つめながら、ふと考えさせられました。

 「もし私が彼女の立場にあったら、私はどうしただろう」と。

 皆さんならどうでしょう。本には彼女の正直な気持ちが書いてありますが、マザーテレサはどう思ったか、また皆さんならどうか、ぜひ考えてみてください。来週のオリエンテーションでもう一度ふれますね。

 この聖カピタニオ女子高等学校で、授業はもちろんのこと、皆さんが出会い、体験する一つひとつの事実、様々な行事を通して、豊かな感覚、知的好奇心を大いに磨き、感性を育てていただきたいと思います。

 そこで、皆さんとともにこんな学校でありたい、という私からのメッセージがあります。

   「喜びの声が響き渡る学校」

 1日のあいさつに始まり、お祈り、聖歌、ありがとう、という感謝。

   学習、友達との会話、部活動、さまざまな行事での笑顔、

    頑張ったね、という声掛け、などなど。

 生きている喜びが学校中に響き渡る、そんな学校でありたいと願っています。

 最後に聖書の一節をご紹介します。

  「いつも喜びを忘れずにいなさい。

     絶えず祈りなさい。

        どんなことにも感謝しなさい。」 (テサロニケ、5章16-18)

 皆さんとともに歩んでいくことができる喜びに感謝し、私の式辞といたします。

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