平成31年度入学式|聖カピタニオ女子高等学校|校長ブログ

平成31年度入学式

本当に久しぶりに更新します。今年度もよろしくお願いいたします。

本日温かい陽射しと見事なサクラの咲く中、新入生175名を迎え、平成31年度聖カピタニオ女子高等学校第57回入学式を挙行することができました。こんな学校でありたい、このように育って欲しいとの思いを込めた学校長式辞を紹介します。

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。聖カピタニオ女子高等学校 教職員 生徒一同、心から皆さんを歓迎いたします。そして、今日から始まる皆さんの高校生活が、より有意義で楽しいものとなるよう願っています。

 また、保護者の皆さまにおかれましては、お嬢様のご入学を心よりお喜び申し上げます。保護者の皆さま方のご期待に応えられますよう、全教職員、力を合わせて一生懸命頑張って参ります。どうかよろしくお願いいたします。また、学校行事などへも足をお運びいただき、お嬢様方の生き生きとした姿をご覧いただいたり、PTA活動にも積極的にご参加いただきますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 創立者 聖バルトロメア・カピタニオのことばに次の一節があります。

「私は 常に平和な心を保ち

    明るい笑顔と 優しいことば 優しい態度で

       人に接したいと思います」

  教職員一同この言葉を心にとめて指導に当たって参ります。

  さて皆さん。環境問題を考える上で、そのさきがけとなったアメリカの海洋生物学者で作家のレイチェル・カーソンという人のことを聞いたことがあるでしょう。彼女は「沈黙の春」という本の中で、殺虫剤などの大量散布が生態系を乱し、地球環境の大規模な破壊をもたらすことを警告しました。これがきっかけとなり、時のアメリカ大統領 ケネディをも動かして、世界の人々が環境問題を真剣に考えるようになったのです。

 そして彼女は幼い頃からお母さんから教えられてきた、自然の美しさや神秘をじっと観察すること、あらゆる生き物は互いに関わりあいながら暮らしていること、どんな小さな生命でも大切であることをより多くの人に考えてもらいたいと、彼女の最後の本となる「センス・オブ・ワンダー」を書きました。センス・オブ・ワンダーとは、神秘さや不思議さに目を見張る感性のことです。彼女はこの本の中で、「出会う事実の一つひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々な情緒や豊かな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。今が、この土壌を耕すときです。」そして、「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものに触れたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたび呼び覚まされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。」と言っています。

 この聖カピタニオ女子高等学校で、授業はもちろんのこと、皆さんが出会い、体験する一つひとつの事実、様々な行事を通して、豊かな感覚、知的好奇心をおおいに磨き、感性を育てていただきたいと思います。

 私たちの生活を振り返ってみると、思い通りになること、思い通りにならないこと、うまくいくこと、いかないこと、楽しいこと、つらいこと、うれしいこともあれば、かなしいこともあります。でも、皆さんには仲間がいます。自分一人ではできないことでも、友達、家族、先生がいます。学習、部活動、さまざまな行事で、ともに学び、ともに汗を流し、議論を深め、協力しあうことができます。学校生活は、お互いに支えあい、たかめ合うことに意味があるといえます。

 そこで、皆さんとともにこんな学校でありたい、という私からの

メッセージがあります。

 「喜びの声が響き渡る学校」 (あなたの喜びが私の喜びである)

 1日のあいさつに始まり、お祈り、聖歌、ありがとう、という感謝。

 学習、友達との会話、部活動、さまざまな行事での笑顔、

 頑張ったね、という声掛け、などなど。

 生きている喜びが学校中に響き渡る、

 そんな学校でありたいと願っています。

   最後に聖書の一節を紹介します。

   「いつも喜びを忘れずにいなさい。

     絶えず祈りなさい。

       どんなことにも感謝しなさい。」 (テサロニケ、5章16-18)

 皆さんとともに歩んでいくことができる喜びに感謝し

 私の式辞といたします。

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