「2019年05月」の記事
創立56周年みことばの祭儀
5月1日より令和と改元され、令和元年度が始まりました。
式の前の発声練習では素晴らしい歌声に聴き入り、懐かしい日々を思い出していました。
また、2部で発表するインド体験学習の資料も昨日なんとか出来上がり本番当日を迎えました。
生徒たちの気づきをメインにした構成にしたので少し長めになりましたがいかがだったでしょうか。
校長挨拶の要旨を添付いたします。
創立56周年記念式典 校長挨拶 2019.5.14
風薫る5月、新緑の芽吹きがまばゆいばかりの今日、幼き聖マリア女子学園 聖カピタニオ女子高等学校の創立56周年を、皆さまとともに迎えることができ、学校長として、ひとこと感謝の言葉を述べさせていただきます。
保護者の方々、ご来場の方々におかれましては、お忙しい中、みことばの祭儀、また、これから行います記念行事にご臨席賜り誠にありがとうございます。
遠くイタリアから運ばれてきた小さな種、それは聖バルトロメア・カピタニオの真心のこもった一粒の麦でした。この瀬戸の地に落ち、地域の皆さまの温かいご支援、歴代の校長先生をはじめとする教職員の方々、今や9000名を数える卒業生の皆さん、保護者の方々、そしていつも微笑んで、共に歩んでくださったシスター方、諸先輩方のおかげで、根を下ろし、実を結び、また新しい種へと聖カピタニオの意思は受け継がれています。
一口に56年と申しますが、文字通り何もないところから始めるわけですので、それは想像をはるかに越えるものであったと思います。様々な苦難を乗り越え、ただただカピタニオのご遺志を継ぎ、カトリックの愛に基づいた女子教育を広めよう、目の前の生徒、一人ひとりを大切にしようという、本校に携わってこられた諸先輩方の情熱と献身的なご努力のおかげで「今」があることを強く感じております。
そして、今ここにいる全校生徒の皆さん、皆さんこそ、その一粒の新しい麦なのです。先輩方が築いてくださった伝統にさらに磨きをかけ、カピタニオファミリーの一員として、「喜びと感謝の歌声を、学校中に響き渡らせ」、より大きく羽ばたきましょう。
生徒たちはこの日のために幾度ものリハーサルを重ねて歌の練習をしてきました。今日は十分その成果を発揮してくれたと思います。いかがでしたでしょうか。伝統は確実に実となっていると感じています。
これまでの多くの方々のご努力、ご厚意に深く感謝申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。