|聖カピタニオ女子高等学校|校長ブログ

朝夕の涼しい風が心地よい2学期です

 長い夏休みが終わりました。いつまでも休みが続かないのと同じく、暑い暑いと言っていた夏も峠を越え、朝夕に吹くさわやかな風や、虫の声は、秋の気配をいっそう感じさせてくれます。

 さて、今日9月1日は防災の日。関東大震災、伊勢湾台風をはじめ、過去の災害を振り返り、2度とこのような被害を繰り返さないようにと思いを新たにする日でもあります。学園祭でも取り上げていただけるようですが、ぜひご家庭でも防災や避難について、今一度、確認し合っていただきたいと思います。

 先日出校日の際にも触れましたが、今年の夏は気象観測史上まれにみる酷暑であったとか。また、先日の台風は迷走を極め、特に東日本大震災の被災地を巻き込み、大きな被害をもたらしました。報道からは今も自分本位の身勝手な理由による犯行が絶えません。小学生が、若者が、年配の方々が、犠牲となり、多くのかけがえのない命が奪われました。亡くなられた方々、またご遺族の方々の心中を思うと本当に心が痛みます。謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。

 皆さんが学習に、部活動に、またそれぞれの夢の実現に向かって一生懸命に取り組んでいたこの夏休みの間、今年もいくつかの研修に参加しました。そこでのお話を一つ紹介します。

自分の心のケアのために何が出来るか。先ず自分でできることとして、元気で幸せになれる3つのこころ。

  1.前向きな心…できる、やろう

  2.肯定的な心…いいね、そうだね

  3.感謝する心…ありがとう、おかげさまで

言葉は人を動かす力があります。自分の言葉で動かされるのは自分自身、そして周りにも良い影響が出てきます。

 カピタニオは学習だけでなく、いろいろな行事、体験を通して、人間的な成長を考えています。まさにこの2学期は学習にも、行事にもしっかり取り組むことの出来るよい機会だと思います。まずは学園祭。このテストが終われば、準備もますます本格的になります。また体育祭、音楽会、クリスマス会など、2年生の皆さんは修学旅行もありますね。いうまでもなく準備がしっかり出来てこそ、それぞれの行事は実り多く、楽しむ事ができ、またよき思い出となります。

 そこで色々な機会に、この3つの心のことば「できる、いいね、ありがとう」を自分に、またお互いに言ってみてください。

きっとお互い元気で幸せに行動でき、ますます団結が生まれると思います。喜びは大勢で分かち合うのがいいですね。

2学期もまた「喜びの声が響き渡る学校」でありたいと思います。

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一学期が終わりました

暑い日々が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。早いもので一学期ももう終わり、終業式でのお話を紹介します。

平成28年度1学期終業式

おはようございます。ここ数日強い日差しとせみ時雨の中、この地方もやっと梅雨明けとのこと。今年の夏は猛暑の予想。毎年のように異常気象という言葉を耳にします。

この4月からを振り返ってみると、熊本を中心とする大地震が九州全域に甚大な被害をもたらしました。今でも毎日のように日本中の各地域で震度3以上の地震が頻発しています。また局地的な大雨や土砂災害などで今も多くの人々が被災に苦しんでいます。街頭募金での呼びかけを始め、今年度の学園祭で、生徒会の皆さんが防災に目を向けてくれたことは意義深く、力強く感じます。

また大企業や政治家による不正、公金の私的流用など。犯罪はもとより、道義的にも許されない事柄が数多く報道されました。それに埋もれてしまった感がありますが、五月には戦後初めて、一票の格差是正のもと衆議院議員の定数が10名減るということも報道されました。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、すでに3年生で選挙権を得た人たちは、十分考えて投票をする機会を持つことができました。またイギリスのEU離脱に関する国民投票では、まさに一票の重みを実感しました。

そして、いまだに、人の命や人権を軽んじた、悲しい、痛ましい事件や、加害者の身勝手な事件ばかりが目につきます。集団暴行、いじめはいずれも重大な犯罪です。暴行を受け、犠牲になった人びと、この世に生を受けた無抵抗の小さな命、はなぜ命を落とさなければならなかったのでしょうか。自らの感情にまかせず、相手のことを少しでも思うことが出来たらと考えずにはいられません。

 一学期の初めに、「自分として誇れることはありますか」と尋ね、そして今すぐできることとして、

  正しいことばは素敵な唇を

  物事をまっすぐ見る目はきれいな澄んだ瞳を

  素直な心が新たな気付きを、生み出すと、お話ししました。

 実践してくれている生徒が増えてきたなと感じています。

約6週間の夏休み、新聞報道など社会問題にも目を向け、自分なりの考えを持ち、時間管理、健康管理に十分注意して元気よく9月を迎えましょう。

 いつも、「喜びの声が響き渡る学校」でありたいと願っています。

これでお話を終わります。

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ご入学おめでとうございます

 平成28年度新入生が入学して早一週間が経ちました。本格的に授業も始まり、新しい生活にも少しづつ慣れてきたことと思います。笑顔で登校してくれ、挨拶を交わすことができる喜びに感謝しています。入学式当日は雨、保護者の方々にはお車のことで大変ご迷惑をおかけしました。当日の式辞を振り返っておきます。

平成28年度入学式 式辞         ???    ???? 2016.4.7

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。聖カピタニオ女子高等学校 教職員 生徒一同、心から皆さんを歓迎いたします。そして、今日から始まる皆さんの高校生活が、より有意義で楽しいものとなるよう願っています。

 また、保護者の皆さまにおかれましては、お嬢様のご入学を心よりお喜び申し上げます。保護者の皆さま方のご期待に応えられますよう、全教職員、力を合わせて一生懸命頑張って参ります。どうかよろしくお願いいたします。また、学校行事などへも足をお運びいただき、お嬢様方の生き生きとした姿をご覧いただいたり、PTA活動にも積極的にご参加いただきますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 創立者 聖バルトロメア・カピタニオのことばに次の一節があります。

  「私は 常に平和な心を保ち

    明るい笑顔と 優しいことば 優しい態度で

       人に接したいと思います」

  教職員一同この言葉を心にとめて指導に当たって参ります。

 さて皆さんは、マザーテレサという人のことを聴いたことがあるでしょう。物の豊かさを追い求めて、人びとはいつしか心貧しくなっています。その中で彼女が私たちに教えてくれたのは、人間性の中にある美しさ、人の心を満たすものは、愛であり、私たちはいつも、大いなる存在の前に謙虚に生きねばならないということでした。

 そのようなマザーテレサの言葉を、ノートルダム清心学園の理事長であるシスター渡辺が翻訳した「マザーテレサ 愛と祈りの言葉」という本の中から一節を紹介します。

 数ヶ月前のことですが、私たちは夜、カルカッタを見回っていて、街角に捨てられている五、六人の人々を見つけました。死にかけていたので、「死を待つ人、捨てられた人の家」に連れて帰りました。

 その中の一人に、ほとんど臨終の状態にある小柄な老女がいました。そこで私はシスターたちに、「私がこの人を看取るから、あなたがたは残りの人たちの世話をしてください」と言いました。

 ベッドに横たえようとした時その老女は私の手を取り、美しいほほえみを浮かべました。そして「ありがとう」と一言言って息を引き取りました。

 実に、彼女は私が与えたよりも、ずっと多くのものを私に与えてくれました。感謝に溢れた愛を与えてくれたのです。私は彼女の顔をしばらく見つめながら、ふと考えさせられました。

 「もし私が彼女の立場にあったら、私はどうしただろう」と。

 皆さんならどうでしょう。本には彼女の正直な気持ちが書いてありますが、マザーテレサはどう思ったか、また皆さんならどうか、ぜひ考えてみてください。来週のオリエンテーションでもう一度ふれますね。

 この聖カピタニオ女子高等学校で、授業はもちろんのこと、皆さんが出会い、体験する一つひとつの事実、様々な行事を通して、豊かな感覚、知的好奇心を大いに磨き、感性を育てていただきたいと思います。

 そこで、皆さんとともにこんな学校でありたい、という私からのメッセージがあります。

   「喜びの声が響き渡る学校」

 1日のあいさつに始まり、お祈り、聖歌、ありがとう、という感謝。

   学習、友達との会話、部活動、さまざまな行事での笑顔、

    頑張ったね、という声掛け、などなど。

 生きている喜びが学校中に響き渡る、そんな学校でありたいと願っています。

 最後に聖書の一節をご紹介します。

  「いつも喜びを忘れずにいなさい。

     絶えず祈りなさい。

        どんなことにも感謝しなさい。」 (テサロニケ、5章16-18)

 皆さんとともに歩んでいくことができる喜びに感謝し、私の式辞といたします。

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ご卒業おめでとうございます

第51回卒業生が巣立ち早十日。当日は天候にも恵まれ、感謝のうちに卒業証書授与式を行うことができました。ご来賓の皆さま、保護者、ご家族の皆さまご臨席賜り本当にありがとうございました。証書を渡したときの卒業生一人ひとりの笑顔がとても印象的でした。卒業生の皆さん卒業おめでとう、皆さんとの出会いに感謝します。カピタニオに来てくれてありがとう。

「平成27年度卒業証書授与式 式辞」 2016.3.2

 ひと雨ごとに、春の訪れ、暖かさを感じる今日この頃となりました。校庭の桜の木々も少しずつ、でも確実に花をつける準備をしています。

 今日のよき日に、平成27年度 聖カピタニオ女子高等学校 第51回卒業証書授与式を挙行するにあたり、ご来賓の方々におかれましては、公私ともにお忙しい中ご臨席を賜り、心より感謝申しあげます。ありがとうございます。

 また、保護者の皆さま、ご家族の皆さまにおかれましても、お嬢様のご卒業をお祝い申しあげますとともに、ご入学以来、本校の教育方針に深いご理解とあたたかいご協力をいただき、あらためて感謝申し上げます。保護者の皆さまと共に歩ませていただいた3年間だったという思いがいたします。ありがとうございました。

 そして、たったいま本校の卒業証書を手にした、卒業生の皆さん、

   「卒業 おめでとうございます」。

 行事など、一つひとつの思い出はとっても中身が濃いのに、振り返ってみると本当にあっという間だったなと思います。私ごとですが、皆さんを迎えて初めての入学式学校長式辞。あれこれ考えたのちキング牧師のI have a dream.を話そうと選んだのが、ついこの間のようです。みなさん覚えていますか。「私には夢がある。いつの日か、私の幼い子供たちが、肌の色ではなく、人格の中身によって、見かけではなく、その人の内面によって、評価されるような国に住めるようになることだ」と言う言葉。

 キング牧師は私たちに、どんな時でも夢を持ち続けることの大切さ、と同時に、人種、性別に関係なく誰もが幸福を追求する権利があることを教えてくれています。

 向かって左の掛け軸は、山上の垂訓として知られる、マタイによる福音書5章8節の「心の清い人びとは、さいわいである、その人たちは神を見る。」というみ言葉です。そして9節は「平和を実現する人びとは、さいわいである、その人たちは神の子と呼ばれる。」と続きます。8節の彼らは神を見る、they will see Godに続いて、9節ではGod will call them his children.神様がその人たちを御自身の子と呼んでくださるということ。平和を実現することはまさに極めて重要な、崇高なことであると読み取ることができます。

 今手元に「平和を実現する人は幸い」という戦後70年日本カトリック司教団からのメッセージがあります。その中の一節を紹介します。皆さん目を閉じて、想像して聞いてください。

 今、世界を見渡せば、各地で軍事的な対立やテロの悲劇が繰り返されています。国家間、民族間の対立、宗教の名を借りた紛争が激しくなり、対話を不可能と感じさせるような状況が世界各地に広がっています。その中で数多くの人々、特に女性や子ども、少数民族や宗教的マイノリティーの人々のいのちが脅かされ、実際にいのちが奪われています。この世界は、結局のところ、力がものをいう世界なのかと疑わざるをえないような危機的状況に直面しています。人間性を尊重する理性はどこへ行ってしまったのでしょうか。暴力を押さえ込むために新たな暴力を用いるようなやり方を繰り返していては、人類全体が破滅に向かうだけです。とあります。それでは目を開けてください。

 平和を実現するためにわたしたちにはどんなことができるでしょうか。世界の貧困や環境の問題、格差の問題をまずよく知り、取り組むこと。そしてわたしたち一人ひとりが問題に対する無関心を乗り越え、自分の生活を変えること。忍耐をもって平和と相互理解のための地道な努力を積み重ねることです。

 ますますグローバル化する社会の中で、自国の伝統・文化に立脚し、異文化を尊重し受け入れる広いこころ、自立した人間として、他者と協働しながら未来を切り開いていく力がますます必要とされています。人間力と言い換えてもいいでしょう。

 皆さんはもうすでに、これらの基礎となる部分を、いずれも宗教、ウマニタスをはじめ、すべての教科、行事などを通してカピタニオで学んできました。様々な関わりの中で、自分を知り、相手を知る、自ら考え行動できる、そこには常に相手の立場を思いやり、察する気持ちがある。目標を掲げ、一つひとつのことを深く考え、実行する、粘り強くも柔軟な姿勢を身につけたことと思います。

 目の前に見えている物事の向こうにある、真(まこと)・善(よい行い)・美(美しい心)として表わされる、キリスト教の精神はまさにカピタニオの精神であり、一つひとつは目には見えないけれど、だからこそこれに気づくことはとても大切なことなのだと思います。

 皆さん、聖カピタニオ女子高等学校での生活はいかがでしたか。カピタニオは皆さんにとって「喜びの声が響き渡る学校」であったでしょうか。皆さんとともに歩むことができた喜びに感謝し、

 最後に 創立者 聖バルトロメア・カピタニオのことばを送り、私の式辞といたします。

    「私は 常に平和な心を保ち

         明るい笑顔と 優しいことば 優しい態度で

            人に接したいと思います」

 卒業生の皆さん ご卒業 おめでとうございます。

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2016 年頭にあたり

新年 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年は 本校クリスマス会において、名古屋教区松浦悟郎司教様、ビン神父さまにミサを司式いただき、全校生徒のハレルヤコーラスで荘厳に、また喜びのうちに一年を締めくくることができました。昨年暮れに生徒たちに送ったメッセージと、本日三学期始業式でお話しした内容をここでお知らせいたします。

「生徒の皆さんへ」 平成27年12月

 若者の無限の可能性、女子の力強さ、しなやかさを感じさせる「Capitanio?咲き誇れ なでしこのつぼみ?」というテーマのもと、素晴らしい学園祭で2学期がスタートしました。天候の影響にも柔軟に対応し、生徒会、各リーダーを中心に、皆さん一人一人がそれぞれ工夫を凝らしました。行事が目白押しの2学期、音楽会では皆さんの笑顔豊かなハーモニーが会場に響き渡りました。そして、松浦司教様、ビン神父様にミサを司式いただき、ハレルヤコーラスで締めくくったクリスマス会。ご来場のお客様から感動のお言葉をいただきました。

 先日朝礼で、「眼横鼻直」というお話をしました。曹洞宗の開祖道元禅師の言葉で、中国に渡って数々の修行の後、目は横に、鼻は縦にまっすぐある、すなわちあるがまま、あたり前の事実を、そのままに見て、その真実にうなずくと。

 どうでしょう、はたして私たちは全てのことを、見たまま、聞いたまま、あるがままに受け取っているでしょうか。自分の主義主張、他人の意見にとらわれて、ついつい本当の姿を見失ってはいないでしょうか。一休さんと曲がりくねった松のお話し覚えていますか。

 ただ一つの考え方で物事の一面をとらえるのではなく、素直な心をもって、あたり前のことをあたり前に見、あたり前のことをあたり前に行う。広い視野を持ち、物事の背景をつかんで全体の形を見抜いていく力を養いたいものです。

 相変わらず世界では常軌を逸した戦争、テロ行為が繰り返されています。犠牲になった人びと、ご遺族の方々のことを思うと激しい憤りを覚えます。イエス様のご降誕の意味を考え、一人ひとりが優しいことばに包まれ、心穏やかにクリスマス、新年を迎えたいと思います。

 This very day in David’s town your Savior was born — Christ the Lord! (Luke 2-11)

        Very Merry Christmas and A Happy New Year

 

平成27年度 3学期始業式   ?H.28.1.7

新年 明けましておめでとうございます。暖かな日差しの中で新年を、また新学期を迎えることができたことに感謝いたします。

 学校は年度で動いていますが、やはり年があらたまると身がいっそうひきしまる思いがいたします。去年の反省を生かし、今年はどのような年にしようかなどと、皆さん一人一人が誓い、計画を立てたことと思います。また、今日家を出る時、あるいは教室で着席したとき、さあやるぞと言う気持ちがわいてきたことと思います。

 昨年はヒツジの話をしました。羊は群れをなすところから「家族の安泰」を表すとされ、いつまでも「平和」に暮らすことを意味しています。そういったことから、昨年の漢字は安泰の「安」が選ばれたのかもしれません。

 今年の干支は、さる。漢字で書くと「申」。にんべんをつければ「伸びる、伸ばす」と言う字です。ヒツジは未来の未という字を使って、木のまだのびきらない部分を描き、いまだ熟していないことをあらわします。 つまり未熟の未という意味です。

 では申という字はというと、伸びることから、草木が十分に伸びきり、実が成熟して香りと味が備わり固く殻に覆われていく時期だそうです。

 「見ざる、聞かざる、言わざる」という言葉も耳にしたでしょう。これは子どもの内は、悪いものは見たり、聞いたり、言ったりしないようにとの、一つのしつけだとのことです。だとすれば、皆さんは高校生です。物事をしっかり見極め、多くの情報を聴き整理し、正しいものを正しいと言える心をぜひ養ってほしいものです。

 さて、国内外問わず、人命を軽視した犯罪が数多く報道されています。それぞれが身勝手な犯罪で、自分たちが正義であると言わんばかりです。正義は振りかざしたり、支配したりすることができるものではないことをぜひ心に留めてください。

 今年も平和について真剣に考え、どんなことにも喜び感謝し、健康に留意しながら、有意義な一年を送りたいものです。

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