|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

3年生最後の学び

MicrosoftTeams-image (34)本校では、3年間産婦人科の先生に来ていただき、医療現場からの声を生徒たちに届けてもらっています。

コロナ禍の中でできない時もありましたが、3年生にとって最後の学びの場になりました。

 

 

講師の先生は「ココカラウィメンズクリニック」の伊藤加奈子先生です。

先生はこれから社会に出て行くことを意識して、

「生の性ライフスキル講座を始めます。思春期の皆さんに伝えたい性に関わる大切なことを話します。」

と将来に向けて覚えておいて欲しいことを母親のように話してくださいました。

その講演を聞いての生徒たちの感想を抜粋して紹介します。

 

*これから大学生になり、自分の行動に責任が生じる場面が多くなっていく中で必要なことを知ることができた。キャリア形成と結婚、出産とのバランスを考える上でパートナーとの相談を大切にしようと思う。社会人になってからは、仕事のやりがいを重視して生活していきたいと考えていたが、自分の想像以上に出産、育児のタイムリミットが短いことに驚いた。

 

*女性である私が一番女性について知っていなければならないはずなのに、生理や子宮の病気などは日常知る機会がなかったので、とても勉強になりました。伊藤先生が高校生にわかりやすく、そして必要な内容をポイントで教えてくださったので素直に受け止めることができました。

 

*特に、日本は世界的に自殺者が多くて、自殺大国だなんて、政府は労働環境と教育方針を改善しないのかと常々思っている。性についての問題はどの国もあるけど、日本の子供はまず先に寂しいとか苦しさが先に来ているのだと思う。心の貧しさがその人の本質を塗りつぶして、最近は悪口の事件も増えてきた気がする。

 

*自分のなかで性に対する認識が大きく変わったのを今日の講義で実感しました。最初はただ漠然と「怖い」という印象が強かったのですが、今では良いコミュニケーションだと思えるようになりました。しかし、性の問題は大きな責任が伴うことも同時に理解しました。

 

*今回の講演会が性教育の最後だと思うと、社会に出た時に何も知らずに結局自分を守れず社会の闇に巻き込まれてしまうと焦った。だから社会に出る前にもっと多くのことを知る必要があると思った。自分自身を守るためには自分一人ではなく周りの環境を頼る必要があると思った。

 

 

生徒たちが親から教えられていたことを医学的な立場から話してくださり、生徒たちにとってはその中に間違った情報もあったことが分かり、正しい知識を得ることの大切さにやっと気づいたようです。

そして3年生だからこそ、将来のライフプランを現実味をもって具体的に考えることもできた感じがしました。

ニュースの中で、中学・高校生のたまり場に出かけて行っておられる婦人科のドクターが、彼女たちの性の知識の乏しさに驚いておられたことを思い出しました。

先生は正しい知識があれば違う生き方を選択できたはずなのに・・・ということなのでしょうか。

本校の教育が、人間らしく生きるために正しい知識をいろいろな角度から与えていたことに、生徒たちがようやく気付き始めてきたような気がします。

MicrosoftTeams-image (32)その様子を見ていると、社会に出て自分を大切にして生きていく彼女たちの姿が想像され、生きていく力の種を蒔き終わった感じがします。

後は、神様と本人にお任せします(笑)。

 

 

 

40年前から続く「女性学」の授業(ヤフーニュース)

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愛の年輪

11月は死者の月としてカトリック教会は、亡くなった方々のためにお祈りを捧げています。

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今年も全校生徒と心を合わせて、本校に関わりのあった方々のご冥福をお祈りすることができました。

式を執り行ってくださった北向修一神父様(春日井教会主任)のお話を抜粋してご紹介します。

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「・・・本日、私たちは本校の亡くなられた先生、生徒、関係者、恩人のご冥福を祈るためにこの場所に与っています。この聖カピタニオ女子高等学校が今も存続して、私たちの学び舎となっているのはこの人たちのおかげです。

・・・『愛するとは、自分の幸せを他人の幸せに重ねることである。」と言ったのは、数学者であり哲学者としても有名なライプニッツです。この言葉を思い出す時、本校の初代校長である橋本先生を思い出します。

橋本先生は瀬戸教会の信徒でした。毎週日曜日のミサ後話をしたりしましたが、聖カピタニオ女子高等学校の初代校長と知ったのは、先生が寝たきりになられて自宅訪問をしたときでした。若い娘たちと一緒に過ごすのは、ついていくのは大変だったけれど、負けないようについていったこと。とても楽しかったことを話していました。自分の人生の中で年輪の輪のように刻まれているのだな。自分の人生と生徒の皆さんと重ね合わせているからこそ、病床にあっても楽しそうに語ったのだなぁと感じました。

 私たちは年を経るにつれ階段を上がるように高校1年生から高校3年生へステップアップしていきます。私たちは高校に学業をしに来ていますが、本校では愛徳を学ぶ機会もあります。その観点から言うならば年齢的にステップアップしても最終的に私たちの人生にしっかり残るものは、年齢のような地層のような積り育ったものです。つまり自分の幸せが自分以外の誰かと重ね合わさった歴史そのものなのでしょう。それを「」と称しても良いと思います。

 聖カピタニオ女子高等学校は初代校長先生がそうであったように、自分の人生の幸せを皆さんの人生の幸せと重ね合わせようとする人たちに支えられています。私たちは何時かふと振り返った時、愛しているなどという直接的な言葉を使わずとも、沢山の人たちの幸せに関われたことを嬉しく思うような人生を歩めるようになりたいものですね。・・・」

 

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校長先生から本校で働いてくださった教職員の方々のお名前を読み上げられましたが、毎年読み上げられる方々の名前が増えていくところに、先人たちの愛に生かされていることを感じさせられた今年の慰霊の集いでした。

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カピタニオのジェリクルキャッツ

MicrosoftTeams-image (22)学校最大の行事学園祭は、晴天に恵まれ、9月10日、11日と開催することができました。

 

 

 

村手校長先生の開会の挨拶、

カピタニオのジェリクルキャッツの皆さん、本日はこの舞踏会にお集まりいただき、まことにありがとうございます。私はカピタニオのオールドジュトロノミーです。逆境に負けず、したたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する、強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツです。このカリタスの舞台、それぞれの展示会場で、縦横無尽に駆け回り、飛び跳ね、それぞれの個性を発揮し、互いのパフォーマンスと努力をたたえ合い、交流を深め、思う存分楽しんでくれたまえ。

で、令和4年度の学園祭が幕を開けました。

 

MicrosoftTeams-image (23)今年のテーマは、「女子高校生が作る歴史教科書」。

各クラス、その事柄の過去、現在を調べそこから未来を考えて、調べたことをゲームや実験を体験してもらいながら見る人を楽しませるように創意工夫を凝らした発表が目立ちました。

 

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特に今年の学園祭で感じたことは、各クラスに入った時に目についた黒板に描かれているアートの素晴らしさでした。

どのクラスも華やかで個性的なアートがテーマを感じさせてくれ、素晴らしかったです。

そこにも、絵を描く才能を持った生徒の存在を感じさせてくれました。

また、教室に設置してあるテレビも上手に活用していました。

他にも、張りぼて、クラス旗もあり、みんなで自分のできることを一生懸命にやっている姿が印象的でした。

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コロナ禍の学園祭だったので、密接を避けるためにクラスを移動させてリモートで見たりと準備の段階から気を付けながら実施しました。

生徒の皆さんの協力もあり、無事学園祭を終えることができました。

 

MicrosoftTeams-image (27)学園祭は一人ひとりがもらったタレントを発揮するチャンスがあるので、普段見られない生徒たちの様子を見ることができます。

今年はそれが顕著に表れていた感じがしました。

 

特に舞台でのパフォーマンスは、どこにそのエネルギーがあったのかと疑うほど、皆弾けていました(笑)。

 

2年ぶりの学園祭。高校生として初めて経験した生徒たちは、手探りしながら作り上げて(教員も然り)、それなりに達成感を味わえた学園祭でした。

特に、入学した時から行事らしい行事を経験できなかった3年生にとって、従来に近い学園祭を経験でき喜びと達成感を味わえたことが、生徒たちの表情から伺うことができ、私たち教員も報われました。

生徒会執行部の生徒たちも、これまで行事らしい行事がなかった分、出番もなくくすぶった感じでしたが、今回はやり切った感じがありました。

日に日に成長していく執行部の生徒たち。陰の立役者としての役割を十分に果たしてくださいました。

本当にお疲れ様でした!

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きっと、校長先生の挨拶通りにジェリクルキャッツらしく、逆境に負けず、したたかに生き抜き、自らの人生を謳歌した2日間を経験したことでしょう!

 

学園祭前、芸術鑑賞の日がありました。

今年は劇団四季「キャッツ」を鑑賞したばかりでしたので、その流れで学園祭を迎えたことを付け加えておきますね。(笑)

 

 

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お互いを尊敬し合ういのちの学習

1年生の「いのちの学習」は、6月に行われました。

1年生ということもあり、生理について、LGBT、避妊など基本的な内容でした。

生徒たちの感想を読むと、LGBTの話に興味を持っている生徒が多くいました。

やはり、今ニュースで話題になっている「同性婚」や、身近に心と体の不一致で悩む友人がいたり、自分自身のことで悩んだりしているからでしょうか。

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生徒達の感想を抜粋し紹介します。

 

*LGBTについて中学の時より、詳しいことを知りました。お話を聞きながら、多様性を大切にしなければいけないと改めて感じました。・・・生と性は同じようで違うので、その違いについても理解して大人になっていきたいです。

 

*小学生、中学生の頃も、命の学習のようなものがあったので、なんとなく知っていたが、自分の体は自分で守るということを改めて実感した。・・・海外では性の多様性が広まっていて、日本が遅れていることは知っていたが、海外との差がそんなにあると思っていなかったので、驚いた。生と性についてしっかりと理解し、すべての人を平等に認め合って生きていきたいと思った。

 

*性のことは家族や友人に話すことができず、つい一人で抱え込んでしまうことが多いので、今回伊藤先生が私たちのために性や月経薬のことなど寄り添ってお話していただいて、本当に救われました。・・・性教育をしっかりすることで、性被害などを防ぐ予防になると思うので、学校で改善していくべきだなと感じました。

 

*自分の性のことを自分から進んで調べようとしたことはなかったし、調べようとも思わなかったので、知らなかったこともたくさんありました。「女性だから」という理由で弱い立場にされることが多いけれど、自分自身のことを自分できちんと理解して弱い立場に置かれないようにしなければならないと思いました。

 

*相手と自分を守るためにも、理解しておくことが大事ということが分かった。誤った情報が出回っていて危険なので、情報が正しいか判断できるようになりたい。将来、自分が悩むことがあるかもしれないし、相談されるかもしれないので、正しい知識を知ることは大切だと思った。

 

*日本では性についてのことは、何故かタブーなイメージがあるから、あまり公に教えられる機会はないけれど、今日お話を聞いて、自分が間違って認識していた知識や知らなかったことがたくさんあって、知らないまま大人になっていたら怖いと感じた。正しい知識を学んだ今日から、自分の体は自分が責任をもって守り、正しい判断をしなければならないと感じた。

 

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この授業はLHRを利用して行われる関係で、1年生学年会のほとんどの教員が、伊藤先生のお話を聞いています。

最近、ある生徒と話していた時に、「このような授業を男子にもしないのですか?」と聞かれたことがあったことを思い出し、参加した男性教員に感想を伺いました。

 

「先生のお話を聞かなければ、男性に求められたら女性がNOと言えないことや、生理中のイライラ状態も知らなかったので、聞かせてもらってよかったです。生徒たちの様子を理解することができました。また、将来出会うパートナーとの付き合い方も教えてもらった感じで、このような時間を男性も聞いた方がいいと思いました。」

 

MicrosoftTeams-image (2)昔から女子だけが受ける性教育について、私は疑問に思っていました。男性も女性の体の仕組みや心理状態を学び、女性も男性の体の仕組みや心理状態を知ったうえでお付き合いをすれば、もっとお互いを尊敬し合う関係になるのではないかと思いました。

 

 

 

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現実を知る大切

20220528_100404_(1)-min[1]5月28日(土)毎年行われている藤前干潟の清掃活動ボランティアに、今回も大勢の生徒たちが参加してくれました。

当日は、夏のような陽気で現地には、多くの一般の人たちが清掃活動に参加していました。

 

 

参加した生徒の感想を、お伝えします。

 

*藤前干潟に着いて、もう掃除を始めている人がこんなにも多く集まっていることに感動しました。掃除をしている時も、ボランティアに参加している人たちから優しい声をかけてくださる人がいて、心も温かくなってきました。ゴミを拾いながら、ストローやビニール袋のゴミがたくさん落ちていて、これを魚などの生き物が飲み込む前に拾えてよかったと思いました。そして、自分自身ポイ捨てをすることのないように気を付けたいです。最後にみんなで拾ったごみ袋が積まれているのを見て、一人ひとり集めた量はそれほど多くなくても、たくさんの人が協力し合えれば、大きな結果を得られることに気づきました。まだまだ藤前干潟の現状やプラスチックごみの問題を知らない人が多いと思うので、まずは身近な人から伝えていきたいと思いました。

 

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*今回2回目のボランティア経験で気づいたことは、前回よりもカニなどの海の生き物を見つけることができたので、季節柄かもしれませんが、海の環境が良くなっているかのように感じました。2つ目に気づいたことは、土の中に埋まって、その場になじんでしまうほど前から捨てられているプラスチックゴミがそのままの形で残り、土と同化してしまっているマイクロプラスチックが多くあることから、このようにゴミ拾いをしても取り除けないゴミがたくさんあることに気づきました。このことから、過去の行為が現在に影響を与えている事実を実際にこの目で見て、改めてプラスチックの使用量を減らしていく努力をしなければならないことに気づかされました。今回のゴミの中にストローのゴミが少なかったのは、行動を起こせば結果がついてくることを学びました。

 

 

2012-9-6-1私たちは、おいしい空気を吸って、おいしい食べ物を食べて、自然に癒されていることが当たり前のような感覚で毎日を過ごし、この生活が永遠に続いていくような錯覚を持っています。だからこそ、こうしてボランティアに参加することを通して、現実の生活が見え、自分の生き方も変えられていくのでしょうね。

 

 

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