2012年6月|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

「2012年06月」の記事

修養会に行ってきました!

6月6日?8日の2泊3日、ヤマハリゾート「つま恋」で1年生の修養会が行われました。台風の接近を心配していましたが、3日間ともお天気に恵まれました。生徒たちは元気で、よく食べ、よく話し、よく笑い、良いお話を聞いて心が豊かになり、クラスの団結も深められた様子です。

3日目に行なわれた修養会の閉会式で、副実行委員長が次のように挨拶をしました。その内容で修養会の様子がわかっていただけると思いますので、掲載させていただきます。

 

今日が修養会の最終日となりました。昨日までの2日間でたくさんの貴重なお話を聞くことができました。1日目の止揚学園の福井光子先生のお話では、たとえ、脳に重い障害を持っていても、同じ人間であるということを、改めて知ることができました。そして、夜行った「なぞの宝島」のグループワークでは、仲間同士で協力して問題を解決することがどれほど大切なことかを知りました。

2日目のワークショップでは、自分と向き合うことができる大切な時間でした。そして、「私は私」「他の人は他の人」みんな同じではなく、一人ひとり違うことがわかりました。ブラインドウォークでは、目が見えないという事がどれほど怖く、人の体温を感じることでどれほど安心感が得られかという事も分かりました。西神父様のお話は、これから生きていく私たちにとって、とても重要なことだと思いました。目に見えているものだけにとらわれず、その背景を奥深くまで読み取るという事を知りました。

この3日間で、私たちはたくさんのことを学び、友達と楽しく過ごすことができました。私たちが得たものは、とても大きいものでした。ここで学んだことを忘れずに、学校生活でも生かしていきたいと思います。

 

?修養会が終わり、各クラスの実行委員が集まって修養会の反省会が行われました。その話し合いの中で、修養会で得たものを学校生活で生かしていこうという事になり、学年のモットーが決められました。「学年の団結力を高めよう?自分を大切に・相手を大切に?」のもと、お互いを尊敬し大切にし合える学年になれるように各自が取り組もうとしています。3年後の成長が楽しみになりました。

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公開講座を始めました。

今年度、公開講座「思春期の娘と共に歩むため」を年3回開講することになりました。

第1回目は、6月2日(土)午前10時~11時30分、本校の視聴覚室で行いました。

「私って!」というテーマで、共に学び合いました。まず、旧約聖書の人間の創造物語から、キリスト教人間観についてお話をしました。

神はみ言葉によって天地創造をなさり、創造の終わりに人間を「神の似姿」に造られました。神の息吹によって生かされた存在が人間です。だから、人間は神との関係、自然との関係、人との関係(男女の関係)の中で「私が私になっていく」存在です。今回はそれらを中心にお話をし、「ユニークな私」「結婚の意義」「夫との出会い」について考えました。

参加してくださった方々の感想を抜粋し、共に分かち合えればと思います。ご参加してくださった皆様に感謝申し上げます。私にとっても良い時間になりました。

 

  • 今まで考えたことがなかったこと、知らなかったことなど、なるほどと思うことに気づかされ、とても良かったです。また、娘がこのような授業を受けられることが、親としては嬉しく思います。
  • キリスト教は知りませんでしたが、聖書などの意味に触れ、なるほどと思うことが多かったです。また、「私」という事が考えることができて良かったです。
  • 自分自身が将来のことを考えるきっかけになった。私が私であり、私自身として成熟を目指すこと、子どもは授かりものであることが参考になった。
  • 自分は自分であること。子どもは一人の人格を持った人間であることを学んで、分かったつもりでいても、すぐ忘れてしまうので、何回も教えてもらって思い出し、でも、日々の暮らしの中でまた忘れてしまい、また思い出させてもらう繰り返しかなと思います。
  • 「自分て何だろう」と改めて考える時間となった。日々の生活に追われ客観的に自分をみることができないので、とても良い時間だった。
  • 結婚のお話で、「~愛し仕え合いながら~」という言葉を聞き、普通「支える」というので、「仕え合う」というのは、新しい感じがしました。
  • 久しぶりに自分のこと、また、結婚した当時のことを思い出すことができました。日頃どれだけ自分のことを考えていなかったかと気づかされました。
  • 「私は私」と気づいたのは40歳になる手前でした。家庭、職場、一度にたくさんの壁にぶつかり、悩み抜いた答えがそれでした。人間は関係性の中で成長し「私になっていく」というシスターの言葉によって更に確信できました。これからも「私は私!!」として自信を持って生きていきます。
  • 結婚について、愛し仕えながら成熟していく。愛すること=許すこと、受け入れることという言葉が重かったです。許すことができない。私のこれからの課題です。
  • 日々の生活の中でエゴが出てしまっている自分を、リセットするきっかけを作っていただいています。自分の気づきがあり、ありがたい時間です。
  • 普段は、自分は主婦、母親であるとしか思っていなく、自分について考えたこともなかったので、今日のこの機会に自分について考えることができた。
  • 自分の主張、意見ばかり言うのではなく、主人の意見にも耳を傾けることにしようと思った。
  • その人の人格を大切にするという考えを、いつも心の中に持っています。人は一人ひとり違う。誰が正しいかとか間違っているというのではなく、理解しようとすることが大切だと!!これからもたくさん新しい出会いがありますが、この考えを大切にしていきたいと思います。

 

日常生活から離れ人として生きていくうえで、自分と向き合う時間は大切なものであることを教えられました。次回は10月20日(土)を予定しています。テーマは、「娘との関わり方ー褒め方・怒りのコントロール学習ー」を予定しております。今回卒業生の方も参加してくださいました。ご近所の方もお誘い合わせて、お気軽にご参加ください。

 

 

 

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