「2014年02月」の記事
自然が教えてくれるもの
2014年が始まり、ブログ、ブログと思いながら、早2か月が終わろうとしていることにビックリし、パソコンに向かっています。1月はセンター入試、本校の推薦入試、2月に入り一般入試が終わり、16日の日曜日には、1年生英語コースの生徒たちは2か月間の短期留学のためオーストラリアに旅立っていきました。
2月に入り週末になるとあたり一面雪景色。寒い、寒いと言いながら職員室の暖房にかじりついている間に、校庭のあちこちに可愛い雪だるまが出現していました。やはり生徒たちは、元気ですね。元気といえば、修道院のテラスに置いてあるゼラニュームが、寒い中赤の可愛い花を咲かせています。「夏に咲く花なのに、冬に咲いているってびっくり」と言ったシスターの言葉に気づかされました。修道院の庭の花壇に積もっている雪の中から、水仙が顔をだしていました。春は確実に近づいていますね。
自然は私たちにどのように生きていけばよいか、教えてくれています。厳しい寒さの中、じっと耐えているからこそ、大地にしっかり根を張り栄養を吸収して、それぞれの持ち味をより一層出すことができるのでしょうね。花の気持ちを聞くことができるといいのですが、美しい花を咲かせている姿を見ると「よく耐えたね!」と言ってあげたくなります。私たちが「もうだめ!」「死にそう!」と叫び声をあげ希望をなくしている時こそ、自分から離れ自然に目を向けると生きる希望が心から湧いてくるのを感じるのではないでしょうか。
困難や苦しみ、悲しみは、私たちの本能として受け止めたくないものです。でも、私たちに降りかかってくるそれらのものは、人生の嵐に立ち向かう事ができるように私たちの内面を強くしてくれるものです。毎日の生活の中で起こる小さな出来事を大切にしながら、今年も内面に栄養を与えていきましょう。