2015年9月|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

「2015年09月」の記事

学園祭が終わりました

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 平成27年度の学園祭は、天候に恵まれ無事終了することができました。学園祭準備期間中に、台風の接近で1日休校になりましたが、女子力で遅れを取戻し、13日は女子力全開でした。

 

? 例年同様、当日は「せともの祭り」も開催されており、来場者の数を心配しておりましたが、大勢の方々が来校し生徒たちの作品を見ていただくことができました。

 こうして、大勢の方々に支えられていることを知って、生徒たちもそれまでの苦労も吹っ飛び、明日からの糧を得たことでしょう。

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 今年のテーマは、日本の良さを発見する内容で、各クラス様々な発表がなされました。クラス以外にも、部・同好会・止揚学園・Sクラブもブースを設け、物品販売や作品展示をしました。

 特に、止揚学園やSクラブのブースは、その日のために学年、クラスを超えたメンバーで構成されていましたが、準備をしていくうちにお互いを知り学年、クラスの枠が取り払われ、いい人間関係が作られていました。

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 このような縦の人間関係つくりの場を提供することの大切さを教えられました。この高校時代は、自分と他者との距離感が分からず人間関係つくりが苦手な時期です。そのような時期だからこそ、皆で話し合いながら一つの目的に向かって歩むことによって、人との関わりを学ぶ大切な行事だと思いました。

 

DSC_0307 また今回、台風18号の影響による関東・東北地方の豪雨のための義援金箱を、急きょ受付に設置いたしました。

 来校者の方の中に、「カピタニオにくれば、義援金箱が設置してあると思って来ました。」とおっしゃる方があり、本校の日頃の活動が地域の方々に理解していただいている事を知らされ、これからも地域と共に歩める学校でありたいと思いました。

 

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 義援金は、40,087円でした。バザーの売り上げの半分をプラスして、日本赤十字社に送金させていただきました。ご協力ありがとうございました。

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聖マリアの誕生日

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9月8日カトリック教会では、聖マリアの誕生を盛大にお祝いします。

 

「マリア」の名前のついた修道会はたくさんありますが、本校の経営母体は「幼き聖マリア修道会」です。

P9070555クリスマスの時に、イエスの赤ちゃんのご像を良く見かけますが、それと同じように、今から約270年ほど前にマリア様の赤ちゃん(マリア・バンビーナ)のご像を作ったフランシスコ会のシスターがいました。当時のイタリアはナポレオンの圧政等で,そのご像がいろいろな人の手に渡り、1842年に本修道会の総長のもとに送られてきました。

それ以来、毎年9月8日にご像を聖堂に安置してお祈りを捧げています。

 

1884年のこと、9月8日のお祝いが終わった後、病気のシスターが病室にマリア・バンビーナのご像を移して欲しいと願い出ました。

翌日の9日総長がマリア・バンビーナのご像を抱いて、病気で寝ているシスターたちのところを回られました。手足の麻痺と激しい痛みのために身動きできないほど苦しんでいた一人の志願者の所に来た時、その志願者の硬直していた腕が自然に動いて、マリア・バンビーナのご像に触れていたのです。

やがて、彼女は全快しました。数か月後には、もう一人のシスターの病気も完治し、この奇跡は人々に知れ渡り、マリア・バンビーナを信心する人が増えてきました。

 

P9070560-001また、このご像のお顔は蝋で作られていたために、長い年月の間変色して汚れていました。ところが、1885年1月16日、ご像のお顔は自然に綺麗になり、現在では生き生きとした幼子の表情をしています。

マリア・バンビーナのご像を通してたくさんの人々に奇跡が行われ、こうして人々から親しみを込めて本修道会のシスターたちは「マリア・バンビーナのシスター」と呼ばれるようになりました。

 

イタリアのミラノにある本部に「マリア・バンビーナの記念聖堂」があります。当日はミサが7回も行なわれたくさんの人々が記念聖堂を訪れ、マリア様を通して神様に祈りを捧げています。

 

本校の修道院チャペルでも、瀬戸教会主任ビン神父様の司式で「マリア様の誕生ミサ」が17時に行なわれました。

あいにくの雨でしたが、信者さん(中には岡崎教会の方々も)や生徒たち、教職員も参加してお祝いをしました。日本でこのマリア・バンビーナのご像を囲んでお祝いができるのは、この修道会だけでしょうね(笑)。

 

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聖書に書かれているマリア様の生涯をみて私自身心に惹かれるのは、今起きている出来事の意味が分からなくても、それを心に納めておられたマリア様の姿勢です。神様がマリア様に何をお望みなのかと伺い、それを忠実に果たしていく生き方だからです。

 

私たちの平凡な毎日は神様の御計画の中に行なわれていることを信じ、マリア様の助けと支えによって私たちに与えられている使命を忠実に果たしていていきたいものです。

 

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