「2018年02月」の記事
冬のブルーアースプロジェクト開始
今年の冬のブルーアースプロジェクトは、
「海の生物多様性を次世代に残そう~聞こえていますか?海の声~」
です。12月から生徒たち38名は、活動を開始しました。
海の現状を知るために、神戸松蔭高校の谷口先生からのレクチャーで地元の海の状況を知るように話してくださいました。
それを受けて、NPO法人藤前干潟を守る会理事、センタースタッフの戸苅さんから多くの生物がこの世界に生存し、干潟が多様な生物を生かす役割を果たしていることを話してくださいました。
干潟は、海の天然の浄化槽と言われています。家から出た汚水は、川に流れ干潟で浄化されて海に流れていきます。
また、渡り鳥は藤前干潟で休んで、外国へ飛んでいくことができるので、干潟を地球規模で大切にしなければならないことを教えて頂きました。
その後名古屋港水族館で、日頃見聞きしない生き物や魚を2人1組で調べました。
以上の調べ学習を通して3つのグループに分かれ、2月17日(土)オアシス21で行うイベントに向けて取り組んでいます。
①地球温暖化によって海の酸性化で多くの生物にどのような影響を与えているのか実際に実験を行って、実体験をするコーナー作り、
②ステージ担当は、「思いっきり叫べ海の声」をモットーにした劇作り、
③MY行動宣言キャンペーンコーナーは、環境省が進めている運動を女子高校生バージョンに変え、生物多様性を守るために自分ができるアクションを宣言するコーナーと近隣の水族館に送る大漁旗作り
の3つに分かれて活動をしています。3年生は一日中、1年生、2年生は放課後を利用して、楽しそうに取り組んでいます。
生徒たちは自分たちで学んだことをより多くの人々に知らせたい気持ちから、今年は生徒の出身中学校へブルースアースの取り組みを宣伝しにいきます。
中学校の先生方も快く引き受けてくださり感謝しています。また、大型スーパーでもイベントのポスターを掲示してもらえるようにお願いに出かけていっています。
生徒たちは学べば学ぶほど、地球環境の現実に心を痛め、多くの人々に伝えたいという気持ちが湧き上がってくるのでしょう。
この行動は、今月のみ言葉
「わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと。」
(ヨハネによる福音書15章16節)
のみ言葉を、生きているように感じました。
私たちの地球は一つです。その地球の恩恵を受けている私たちは、もっと地球にも思いやりを持って生きていきたいものですね。