2018年10月|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

「2018年10月」の記事

真珠の輝き

 9月8日は、「マリア様のお誕生日」です。

私たちの修道会「幼き聖マリア修道会」の名前の由来は、赤ちゃんのマリア様のご像が人の手によって修道会本部(ミラノ)に置かれ、そのご像によって奇跡が行われたからです。

 

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 お祝いの9日前から、幼きマリア様のご像が修道院のチャペルに置かれお祈りを捧げます。

当日は、午後5時から修道院のチャペルでお祝いのごミサが行われました。

多くの信者さんに混じり、本校の生徒たちも参加して盛大にミサが行われました。

司式をしてくださったのは、多治見教会のトントン神父様です。

神父様のお話はマリア様の生き方から、私たちが何を学ぶべきかを具体的にお話してくださいましたので、紹介します。

 

 

「新しい本の1ページに1行だけ、それも一つの言葉を書くとしたらどんな言葉を書きますか?

それは、マリアです。マリア様によって救いが世界に入り、世界が新しくなりました。

DSC_1426 もうひとつ、真珠はどのように作られるかわかりますね。

貝の中に小石や砂を一粒入れ、貝が異物に対して分泌物をだし小石や砂を包み込んで、美しい真珠にしていきます。

マリア様の生涯は、傷が多く与えられた生涯でした。

結婚前に妊娠をし、出産時は誰からも場所が提供されず、最後は息子が処刑された十字架の下に立つことしかできなかったマリア様。

そのマリア様の心の傷が神の愛によって包み込まれ、美しい真珠になりました。」

 

 

私たちにもマリア様と同じように、心に傷があります。

傷がつかないように苦しみから逃げたり、その傷を見ないようにしたりして生活する傾向があります。

神父様のお話のように神様の愛によってその傷が包まれて真珠になり、内側から輝くことは、マリア様の生涯から教えられますね。

自分の心の傷を見つめ、神様の愛によって真珠にしていただけるようにマリア様に祈りましょう。

そして、そのように生きていけば、人生が変わっていくでしょうね。

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