つま恋|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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楽しんできた感想!

 本校の修養会は、掛川市にあるヤマハリゾート「つま恋」で行っています。

 自然が豊かで、食事もおいしく、ゆったりとした空間があり、修養会の目的を果たすことができる良い環境で生徒たちは過ごしました。

 その感想を抜粋して紹介します。

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*私は今回の修養会で、いろいろな方のお話を聞いて、私には考えられないような考えを持つ人がたくさんいるんだと思い、私たちは反省し、見習わなければいけないなぁと思いました。

 私たちは恵まれているからこそ、欲張らず、他のみんなで分け合う必要があり、皆のことを考えたり、皆と分かち合うことが大切なのかなと考えさせられました。

KIS_8416 止揚学園の人たちは、私たちにない素晴らしい感性を持っているし、欲張らず、皆で喜びや悲しみを分かち合ってすごいなぁと思いました。

 私も止揚学園の人たちを見習って、素晴らしい感性を持ち、他の人のことを考えて行動できる人になりたいと思いました。

 

*私は、この修養会で人が次にやるべきことを先に見込んで、考えられるようになったと思います。

 怒りがある時は、一方的に怒りが出てしまっていました。でも、まず落ち着いて、自分の考えを良く考えて、自分の本当の心を知ることが大切なんだと気づきました。本当の本当の心の声を聴いて、行動できる人になりたいです。

 KIS_8420お話を聞いていて、ハッとさせられる言葉がいくつもありました。なんだか自分も世の一部なんだと思うことができました。神父様の言葉に感動しました。

 私は何を求めているのか、自分が壊れてきたことは何度もあったけれど、それが自分を作る一つの糧となっているような気がして感動し、親への感情もよく考えて発したいと思うことができました。

 私は高校生です。視野を広げてみたら、良いことがあるような気がしてきました。

 

*私はこの非日常生活である「修養会」を通じて、自分の殻が破けた(?)ことが良かったです。

KIS_8425 いろいろな先生、神父さんのお話を聞いて、今まで怖くて見れなかった自分の心の奥の奥みたいなところが見れたような気がしました。

 どのお話も心にぐさぐさ響いて、正直「今の自分」はまだ、どんな人なのか完全にはわからないし、「どんな人になりたいのか」ということもよくわからないので、これからの日常生活で、「自分見つけ」をしたいと思いました。

 

*いいお話に共通するのは、「自分を内側から顧みること(内省)」「素直になること」「自分を見つめ、相手を見つめ、聴き、分かち合うこと」です。

KIS_8421 どれも私が今まで生きてきた中であまりしなかったことや、小さい頃は素直だったけれど、今は素直になれないこともあるというように、忘れかけていたことを発見できました。

 修養会の目的である、「お互いに尊敬と思いやりを持って接することの大切さに気づく」を身をもって感じることができたと思います。そして、お話と体験を通して「今の自分」に気づくことができました。

 

*私は、「自分の命」と「人を思いやる心」について深く考えさせられました。

 KIS_8456どの話も私にとてもためになるお話ばかりでした。自分の命を大切にすること、人の命を大切にすること、人を思いやることなど。

 生きていく上で、このような気持ちがないと人を傷つけたり、自分を傷つけてしまうので、深呼吸をしたり、また聞いたお話を思い出して、この修養会で学んだことを自分の支えにできたらと思いました。

 

*私は修養会を通して、少しだけ自分のことが分かったような気がします。

KIS_8419 私は今まで、ただ自分のことが嫌いで、自分を見つめようとしていませんでしたが、この修養会で良いお話をいっぱい聞けて、しっかりと弱い自分を認め、自分自身と向き合うことが大切なんだと分かりました。

 最近、ずっと周りの人と自分を比較して、自分の嫌いな所ばかり考えたりしてただ自分を嫌っていましたが、止揚学園の「弱いって素敵なこと」だというお話や、「強い者だけでは平和は生まれない」と言うお話を聞いて、少し励まされました。

 弱い自分を認めて、しっかりと自分と向き合わないといけないなと思いました。

 

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 このように生徒たちの感想を読ませていただくと、非日常生活を過ごすことの大切さに気づかされます。

 この3日間、これまで耳にすることのない内容のお話を聞いたり、顔と顔を合わせて話したり、自分の弱さに気づかされたり、赦し合ったり、の経験を通して、生徒たち自身が自分と出会う機会を上手くキャッチしていた様子が分かります。

 古い自分を壊し、新しい自分を発見していく喜びを味わうことができたのではないでしょうか。学校に戻ってきた生徒たちは、口々に「楽しかった!」と言っていました。

 

 

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ゆったりした時間を過ごした生徒たち

 掛川市にある「つま恋」で、6月10日?12日修養会を行いました。ゆったりした時間を過ごした生徒たちが、何を、どのように感じたのか、生徒たちの感想文から抜粋して紹介します。

 

*最初、「ケータイもテレビも使えないなかの2泊3日は、たいくつだろうな・・・・」と思っていましたが、全然その考えは違いました。・・・普段の授業では学べない「人としての生き方」だったり、「いのちの大切さ」、「障害を持つ人の気持ちを考えたり」と、今までの自分の中の考えから、お話を聞いて見方が変わったような気がします。また、目的であった「今の自分に気づく」では、自分としっかりと向き合い、新たに自分を発見できました。テレビを見るのが大好きな私ですが、「ちゃんと我慢できるじゃん!」と思ったり、あまり話したことのない子にも自分から話しかけるように意識できたので、「人見知りは、前よりも克服できたかも」と思ったり。豊かな自然の中、のんびりとしたこの場所で改めて自分の事について考えることができ、とても貴重な時間だったと思います。

*私は「心にゆとり」があれば、感謝する場面が多くあり、気づくことができることを、この修養会で学んだけれど、なぜ日常ではあまりそれができないのだろうと考えたら、1つ分かったことがあります。それは、スマホやパソコンなどに触りすぎていたからだと分かりました。この3日間、最初はスマホを触らなくて変な感じがしていたけれど、途中からそんなことは忘れてしまいました。みんなと一緒にいるし、みんなもスマホを持っていないからとも思いましたが、人間にはいる物はいるし、いらない物は本当に必要がないのだなと思いました。その事に今まで全く気づこうともしなかったので、今までもったいないなとも思いました。

*西神父様や福井先生のお話を聞いて、私は命の大切さや人間の弱さを知れた気がします。そして、考えさせられました。西神父様や福井先生のお話を聞いた日の夜、寝る前に考えては自分なりに答えを出していました。自分なりに出した答えは、一番弱い人間が差別をされているという事です。そして、命を大切にすることは、人を愛し自分を愛し、全てが大切なものだと思えることです。だから私は、自分が出した答えにより近づけるように、助けを求めている人がいたら、どんな時も助ける。どんなに嫌な人でも愛し感謝する。当たり前を当たり前と思わない。この3つをモットーに学校生活、これからの人生を生きていきたい、生きていかなければならないと思うようになりました。

*西神父様のお話の中に、「この世界はやり取り交換なしで生きていけない。」と言った後、「1番初めにやり取り交換なしに何かをしてくれたのは、親なんだよ。」と聞いて、私は今まで親に何かをしてもらった分、親や全く知らない人でも「やり取り交換なし」で何かをするという事をしたいと思いました。また、止揚学園の方が、「人の役に立たない人、ダメな人はこの世界にいない。」と言っていて、それを聞いて私は今まで、自分はあれができないからダメだとか、これが下手だからダメだと自分で思ってしまったことがあったけれど、話を聞いて何かできないことがあるのは当たり前で、そのできないことに初めから諦めるのではなく、チャレンジすることが大切なんだと気づかされました。

*この3日間、いろんな方のお話を聞いて、人間として生まれてこれて本当に良かったと思いました。私がこの3日間で感じたことは、人の痛み,苦労、哀しみを分かる人になりたいと思ったことです。人の苦労が分かれば助けてあげることができるし、人の痛みや哀しみが分かれば、優しくすることができると思います。私は普段母にお弁当を作ってもらっています。私は「今日のこれ何?まずかったんだけれど。」と言ったり、「お弁当作り向いてないんじゃない?」と何も考えずひどいことを言ってしまいます。そんな中、いつもより早く目覚めた私がトイレに行ったら、朝早く母がキッチンでお弁当を作ってくれていました。母自身仕事に行かなければいけないのに、毎日私のためにわざわざお弁当を作ってくれている、それなのに私はひどいことを言ってしまったと、母の姿を見て気づきました。この修養会で私が言った言葉や行動が、どれだけ自分勝手で思いやりがなかったんだと改めて思いました。また、私は人の苦労が分からない人間なんだと悲しく思いました。しかし、このことに気づけた私は、今からいくらでも変わっていけるし、人として成長したいと強く思うことができました。

*「怒りのコントロール」のお話で、自分のことについてよく考えることができました。どのような時に怒るのかとか、その怒りをどうするのかとか、私は怒りの発散の仕方が良くなかったので、リラックス法やどう怒りに対処するのか教えてもらってよかったです。この修養会の来る前と比べて、見えない心の部分がたくさん成長できたと思います。これからもカピタニオで、もっと優しい心を磨きたいです!

 

 ここに掲載させていただいた感想文はほんの1部ですが、どの生徒たちも同様なことを感じてくれていました。もちろん友人関係で上手くいかず「最悪な修養会」のイメージを持った生徒もいますが、これも修養会だったからこそ体験できたことです。私たちはトラブルが起こると相手のせいにしてしまいがちですが、自分に目を向けると大きく成長できる1歩になります。修養会は、一人ひとりの生徒たちの心に人間として強く、優しく成長したいと感じる芽が確かに芽生えてきたと思います。人間には、ゆったりする時間と自分の生き方を見直す時間が必要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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心の目が開かれた3日間

入学して2か月が過ぎた1年生は、6月11日?13日「つま恋」で修養会を行いました。生徒たちにとって想像もできない行事。期待と不安な面持ちでバスに乗り込み、修養会が始まりました。「目に見えないものを見ることができるのは、人間だけ」とお話しなさった止揚学園の福井先生や西神父様。スクールカウンセラーの平田先生から「怒りのコントロール」のワークを受け、気持ちを静める方法を学び生徒たちは早速実践していました。生徒たちの感想を抜粋します。

  • 今までテストの順位を上げたいなど、勝つことを目標にしていたが、勉強は“自分が人間になるため。人の見えない部分が見えるようになるため”という事を教えていただき感動した。
  • 私は「自分を認める」という言葉を聞いて、私はいつも「自分は○○だから」など否定的な事を言っています。なので、自分を認めて、「これが今の自分なんだ」と気づくことがとても大切だと思いました。お祈りをすることで「感謝する心」を持つことができ、みんなと団結できてよかったし、何よりも家族に感謝したいと思う事ができました。また、いつも私はお母さんを怒らせてしまい「うっとーしい」とか「うるさい」と思っていましたが、怒りのコントロールの話を聞いて、凄く悪いことをしたと思いました。
  • 「思いやりを身につけるとき、人間は人間になる」と福井先生はおっしゃっていましたが、先生は毎日のように周りの人たちから勉強しているのだと思いました。西神父様と福井先生の話に共通して出てきた言葉は、「目に見えないもの」でした。「目に見えるものよりも、目に見えないものを大切にしなさい。」とおっしゃいました。それはおそらくお金や価値あるものより、人と人との間、人の愛を大切にしなさい・・・と言っているのだと思いました。
  • 西神父様のお話から、親の大切さを学びました。交換条件なしで人間関係の最初が親ということを日常生活で考えたことがなかったので、いつも親がご飯を作ってくれて当たり前、親が物を買ってくれるのは当たり前だと思っていました。でも、お話を聞いて「当たり前ではない」きちんと感謝しなければならないことなんだと気づきました。
  • 「見えないものが見える人、見えるものしか見えない人」。私は目の前の事だけでいっぱいで「見えないものを見よう」とすることはありませんでした。でも今の私の中では、少し違います。見えないものを見える人に、人を悲しませないように、愛を受けた人に愛をかえし、いつも毒ばかりを吐いていた私を育ててくれた父、母にも感謝です。自分の心が少しずつ開き、光が入るようになりました。
  • 私は『ゆっくり歩いて、人のことを思いやる優しい心を持つ』という言葉に心が打たれました。この言葉を聞いて、いつも忙しくしていてはダメだなと思いました。心が落ち着いているから自分の事だけではなく、人のことまで気を配れるんだと思いました。私はたまにイライラして人のことまで気を配れない時があります。なので、その時は深呼吸をして落ち着いいて周りを見て動きたいと思いました。
  • 2日目のワークショップでは、自分のことについて考えることができました。小さい頃の自分を思い返す機会などがあまりないので、すごくいい時間でした。怒りについてのワークでは怒りを人にぶつけないことを学びました。今までなるべく怒らないように自分の気持ちを抑えつけてしまう事がありましたが、ワークを受けて「怒ることは悪いことではないし自分の感情なので、しょうがないこと。でも、それを人にぶつけてはいけない」という事を学んで、気持ちが少し楽になりました。

生徒の感想文を読むと、「携帯が使えない、テレビは見ちゃダメ、お菓子は持っていってはいけない」と今ときの高校生にとって辛い条件が出され、行きたくないと思っていたことが伝わってきました。しかし、3日間を友人たちと過ごし、顔と顔を合わせて話すことがどんなに楽しいことなのか心から感じたようです。また、人間は目に見えないものを見る力を持っている優しい心があることに気づき、自分自身を違う角度から見れるようになり、自分を大切にすることを学んだようです。たったの3日間でしたが、各自の心の中に人として生きるための宝物がしっかりと入ったようです。これからの学校生活を通じて、折れそうになったり、辛い時、心の中にある宝物の存在に気づいていって欲しいと思いました。

 

 

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修養会に行ってきました!

6月6日?8日の2泊3日、ヤマハリゾート「つま恋」で1年生の修養会が行われました。台風の接近を心配していましたが、3日間ともお天気に恵まれました。生徒たちは元気で、よく食べ、よく話し、よく笑い、良いお話を聞いて心が豊かになり、クラスの団結も深められた様子です。

3日目に行なわれた修養会の閉会式で、副実行委員長が次のように挨拶をしました。その内容で修養会の様子がわかっていただけると思いますので、掲載させていただきます。

 

今日が修養会の最終日となりました。昨日までの2日間でたくさんの貴重なお話を聞くことができました。1日目の止揚学園の福井光子先生のお話では、たとえ、脳に重い障害を持っていても、同じ人間であるということを、改めて知ることができました。そして、夜行った「なぞの宝島」のグループワークでは、仲間同士で協力して問題を解決することがどれほど大切なことかを知りました。

2日目のワークショップでは、自分と向き合うことができる大切な時間でした。そして、「私は私」「他の人は他の人」みんな同じではなく、一人ひとり違うことがわかりました。ブラインドウォークでは、目が見えないという事がどれほど怖く、人の体温を感じることでどれほど安心感が得られかという事も分かりました。西神父様のお話は、これから生きていく私たちにとって、とても重要なことだと思いました。目に見えているものだけにとらわれず、その背景を奥深くまで読み取るという事を知りました。

この3日間で、私たちはたくさんのことを学び、友達と楽しく過ごすことができました。私たちが得たものは、とても大きいものでした。ここで学んだことを忘れずに、学校生活でも生かしていきたいと思います。

 

?修養会が終わり、各クラスの実行委員が集まって修養会の反省会が行われました。その話し合いの中で、修養会で得たものを学校生活で生かしていこうという事になり、学年のモットーが決められました。「学年の団結力を高めよう?自分を大切に・相手を大切に?」のもと、お互いを尊敬し大切にし合える学年になれるように各自が取り組もうとしています。3年後の成長が楽しみになりました。

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