クリスマス会|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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暗闇に輝く光

PC231524-min[1]今年もコロナ8波の影響を受けてのクリスマス会。

参加した生徒、教職員で1年間にいただいた恵みに感謝し、一日も早く世界に平和が訪れるように祈りを捧げました。

 

 

今年のクリスマスミサの司式をしてくださった神父様は、南山大学のスサイ神父様です。神父様はミサの中で次のようにお話をしてくださいました。

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「・・・現代社会のいろいろなニュースを見ると戦争や紛争、自然による災害、コロナ禍における様々な問題といった暗いニュースが多いです。このような暗闇の中でキリストの誕生のメッセージは『私たち一人ひとりがこの世界の希望の光』になることです。2000年前にイエス様が誕生なさったユダヤ社会にもいろいろ問題があって、絶望的でした。イエス様の生涯を振り返ってみると、イエス様がすべての人々、特に弱い立場にいた人々に、希望と喜びを与えてくださいました。それで2000年たった今もイエス・キリストの誕生日が希望と喜びを全世界に与えるお祝いとなっています。」

 

神父様は続けて、私たち高校生はこの世界、社会にどんな役割があるのかを考えるために、大阪の高校生、川崎レナさん(17歳)とマララ・ユスフザイさんのお話をしてくださいました。

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「私たちは二人のように偉大なことができなくても、私たちの周りにいる人々に希望と喜びを与える、小さなことでもできたらと思います。ある専業主婦の方に、マザーテレサは『私たちは大きなことはできませんが、小さなことを大きな愛を持って行うだけです』と語りました。小さなことを大きな愛をもって行うことによって周りの人々に希望と喜びという素晴らしいクリスマスプレゼントを与えることができると思います。」

 

宗教に関係なく、全世界でクリスマスがお祝いされていることに、私は喜びを感じています。この日に、自分の身近にいる人のために、その人が喜ぶプレゼントをあれこれと考える姿。そのプレゼントがその人を大切にしているしるしになるから、プレゼント選びもいろいろ悩みますよね。

 

神様も私たち人類に、最高の贈り物「神の御独り子、イエス」を与えてくださいました。この世の暗闇に私たちが人生の道を踏み外さないようにと、イエスが光となって来てくださいました。この光によってたくさんの人たちの心に神の愛が注がれ、自分の幸せを身近な人たちに与えながら光が大きくなるクリスマスとなりますように!

 

PC231412-min[1]特に、大人の人たちが争い合っている戦争下の中に置かれている子どもたちに、一時のよろこびがもたらされ笑顔を取り戻すことができるクリスマスになるように心を合わせて祈りましょう。

私たちが平和をもたらすことができますように!

 

 

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そこに希望がある

2022年、明けましておめでとうございます。本年も本校の教育活動を皆様に配信していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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昨年の12月行事の様子は、私の都合により配信できなくて申し訳ございませんでした。

 

PC100022[1]恒例の奉仕活動は、今年度もコロナの関係で1日学校内での活動が行われました。活動内容も3年生にアンケートを取り、以前のように縦割りの活動を行うことができました。

 

 

PC100140[1]この学び舎で3年間学ぶ機会を与えられた仲間との友情を育てるためにも、いい企画だったようです。来年度こそ、地域の施設に出かけての奉仕活動ができれば願っています。

 

 

 

クリスマス会は昨年同様、生徒たちの合唱はなく、代表生徒による演奏が行われました。

クリスマス」の言葉の意味は、「キリストの誕生を祝うミサ」ということを知った1年生にとって、これまでと違ったクリスマスを迎えられたと思います。

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クリスマス」は宗教に関係なく、今や全世界でお祝いされている行事です。

テレビを見ていると

「誰に何をプレゼントしますか?」

「何をプレゼントされたら嬉しいですか?」

と街頭でのインタビューの様子が流れていました。

1年に1回(誕生日のプレゼントを除いて)、それも全世界で多くの人たちが大切な人の喜ぶ顔を思い浮かべながらプレゼントを選ぶ日がある事こそ、私は神様からの贈り物だと思います。

 

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幼子イエスの誕生は、私たち一人ひとりに対する神様からの贈り物です。

それは、私たちの人生に寄り添って歩みたいという神様の思いが目に見える形で、具体的に示されました。

神である父の独り子イエスを私たちにお与えくださった、その意味は、私たち一人ひとりに神様が「あなたは私の愛する子」というメッセージを伝えるためです。

 

だから、神様が私たちに示してくださったように、私たちは大切な人に自分の心の思いを目に見えるプレゼントとして贈ります。

 

この新しい年も、コロナ感染者急増のニュースから始まりました。

人間関係が希薄になりつつある今だからこそ、クリスマスのメッセージを思い出し、お互いに対する思いやりの心をもって1年を過ごしていきましょう!

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Merry Christmas

コロナ禍の2学期は、クリスマス会で無事終えることができました。

 

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DSC_4864クリスマス会は例年と違い、会場のカリタスホームの窓、座席の間隔を開け、生徒たちだけのクリスマス会。毎年歌っていた聖歌は、生徒たち有志による楽器演奏、最後の「ハレルヤコーラス」は、全校生徒によるハンドパーカッションで、クリスマスの喜びを体全体で表現しました。

 

司式をしてくださったのは、南山大学のスサイ神父様でした。神父様のお話を抜粋して紹介いたします。

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「今年のクリスマスは、コロナ禍の中でクリスマスミサをするかどうかも迷うと思います。

その苦しみの中でのクリスマスのメッセージは何でしょうか?それはクリスマスの挨拶の「メリー・クリスマス」の「Merry」です。

つまり「喜び」です。特に弱い立場にいる人たちに、喜びを与えることです。イエス様の誕生が世界の苦しんでいる人々、そして社会の弱い立場に置かれた人々に喜びを与えてくれました。

イエス様の誕生の喜びのメッセージは天使たちによって、最初に社会の弱い立場に置かれた、差別されていた羊飼いたちに伝えられました。

そして、幼子イエス様がベツレヘムで生まれる場所もなかったので、飼い葉桶の貧しいところでお生まれになりました。

それは、この社会の中で居場所がない人々と共感し、貧しい人々に喜びを与えるために生まれてきたというメッセージをこの世に伝える為だと思います。

そして、イエス様の生涯を振り返ってみると、優しい言葉と親切な行動で苦しんでいる人々に喜びと慰めを与えました。

目が見えない人、足が不自由な人々、色々な病気を患っている人々を癒して、この社会に居場所のない人々に喜びを与えました。

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現代社会でも、イエス様に影響され、その喜びのメッセージをたくさんの人々が伝えています。その中でいつも私が感動している方は、マザー・テレサです。

彼女は国籍、宗教を超えて、社会に見捨てられた人々に喜びと慰めを与えました。彼女の感動的な言葉は「I  see  God  in  the  smiles  of  the  poor」(貧しい人々の笑顔・喜びに神を見る)です。

マザー・テレサが来日なさった時に日本人におっしゃったのは、「日本は先進国で経済的な貧しさはあまりないですが、心の貧しさ、寂しい思いをしている人が多い」ということでした。

高校生の皆さんは同級生をはじめ、家族や社会の弱い立場にいる人々と出会う時、笑顔で優しい言葉と親切な行動で、クリスマスのメッセージである「喜び」を分かち合うことができることを願っています!

Let  us  make  someone  smile  every  day  that  would  be  the  greatest  Christmas  gift!   Merry  Christmas! 」

 

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DSC_4838スサイ神父様のお話のように、このコロナ禍だからこそ、社会の中で弱い立場の人のことを考え、自分ができる愛の実践をしながら、人々に喜びを与える生き方ができるように、クリスマスの日に祈りましょう!

 

 

 

 

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神様から愛された日

  本校の2学期は、クリスマス会で終了します。

今年も刈谷教会の主任司祭フィリップ神父様に、司式をしていただきました。

神父様のユーモアたっぷりのお話に、生徒たちもクリスマスの喜びの心が準備されていったようです。そのお話を、皆様に分かち合いをします。

 

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「今日は皆さんのクリスマス会に行くと思ったら、いつも食べているモスバーガーが特別おいしく感じました。

日常生活で普段行っていることは、普通な出来事としてとらえます。

しかしたとえば、特別な日と思って手紙を書いていると特別なことになります。

幼稚園の子どもたちは、クリスマスの日に親に何をプレゼントしたらいいか、お金もないし、と話し合っていました

。私はその子供たちに“I love you”と親に言って、ほっぺにチュをしてあげなさいと言いました。

私たちは生まれ育った環境の中で自分が愛されていることに気づくと、どんな状況になっても周りの人を愛する喜びを感じます。

これがクリスマスです。私たちの日常を超えるために与えられたのが、クリスマスです。

“I love you”という時、その人を信頼する心、赦す心、与える心があるということです。

“I love you”をクリスマスの日に、周りの人たちに伝えましょう。」

 

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 神様は人間をお創りになったままにしておかれませんでした。

私たちと同じ苦しみ、寂しさを味わい、いつも私たちと共にいてくださることを望まれ、神様の御独り子をこの世界に贈ってくださいました。

そして、いつも私たちと共にいる神様になってくださいました。

 クリスマスは、その神様の私たちへの想いを思い出す日でもあります。

自分の自己中心な生き方を乗り越えて、周りの人々を愛する力を願いましょう。

 

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 今年もいろいろありましたが、いつも神様が共にいて下さってることを信じながら、日々を過ごしてまいりました。

これもたくさんの方々のご支援、ご協力の賜物です。新しい年、皆様の上に神様の祝福が豊かにありますように、お祈り申し上げます。

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内から湧き上がる喜び

 毎年恒例で行われている待降節中の奉仕活動が、12月6日、7日に実施されました。

今年のキーワードは、「HAPPINESS」です。

キーワードは、聖バルトロメア・カピタニオの生き方から毎年選んでいます。

聖女は、いつも相手の幸せを望み、今自分ができることに愛を込めて行動していた方です。

生徒たちもこの2日間、聖女の生き方から学び、相手の幸せを祈りながら奉仕させていただいたと思います。

生徒たちを受け入れてくださった施設の方々に、心より感謝申し上げます。

奉仕活動をさせて頂くということより、生徒たちは学校生活で気付かない自分に気づかされた2日間になったと思います。

そのことを次の生徒が感想に述べていたので紹介します。

 

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*初めての障害者施設での奉仕活動は、慣れない事ばかりで本当に大変でした。

でも慣れない作業をして、改めて学ぶことがたくさんあったので、とても強くなれた気がします。

障害者の方を見て、本当に彼らは純粋な方なんだと思いました。

彼らに関わることによって自分の心の汚さを見透かされているような気がして、自分の心のエゴに気づかされました。

そういったことがあって改めて心から彼らに向き合うことができたのかもしれません。

大変で辛いと思うこともあったけれど、それ以上に学ばされることが多くて自分の成長に意味のあった2日間だったと思います。(1年生)

 

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 奉仕活動が終わり、今度は音楽会。クラスの一人ひとりの参加が問われる行事だからこそ、クラス内での話し合いが行われ、ここでも自分のエゴと向き合う時間になったようです。その成果が本番の音楽会で発揮され、クラス皆の心が一つになりました。

 

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 21日は、クリスマス会。刈谷教会の主任司祭フィリップ様に、司式をしていただきました。神父様から、次のようにクリスマスの意味をお話してくださいました。

 

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 「私の名前の意味は、馬を愛する男です。日本で29回目のクリスマスを祝います。心は日本人ですが、体はインド人です。」

とみんなを笑わせる自己紹介をなさった後、神父様の体験を話してくださいました。

「息子が不良になり、そのことを悩んでいた母親が私の所に相談をしにきました。

母親の話を聞きながら、息子と縁を切ったつもりで息子と関わりなさいと話しました。縁を切るためには愛が必要です。

愛は、信頼、与える、赦すことです。人を背負う必要はありません。クリスマスは、神が人間になったことを祝います。

神の独り子は、私と同じように生き、私と共に成長してくださいました。

そのイエスのように、息子を背負うのではなく、お互いに支え合うことが大切です。

自分の足で歩き、お互いに支え合うと、そこに幸せが生まれます。幸せな家庭が生まれます。

自分の幸せは自分のものではなく、家族みんなのものです。クリスマスは家族でお祝いします。」

という内容で、生徒たちと言うより保護者向けの内容でした。

 

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 卒業生の保護者が、

「行事担当の先生が、日常生活から離れ神様と向き合う時間、自分と向き合う時間になったと思いますと言ってくださったように、そんな時間を持つことができました。」

と感想を述べてくださいました。

 

 12月に行なわれた行事に一つひとつ取り組みながら、クリスマスの意味である

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(ヨハネ福音書3章16a節)

のみ言葉のように、自分がどれだけ神様から大切にされている存在かに気づき喜びが内から湧き上がってきます。

それがクリスマスの喜びです。

 

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 今年1年いろいろお世話になりました。

以前に比べブログの回数が減り心苦しいのですが、できるだけ生徒たちの様子をお知らせいたします。

新しい年が皆様にとって良い年でありますように、お祈り申し上げます。

 

 

 

 

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