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そこに希望がある
2022年、明けましておめでとうございます。本年も本校の教育活動を皆様に配信していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
昨年の12月行事の様子は、私の都合により配信できなくて申し訳ございませんでした。
恒例の奉仕活動は、今年度もコロナの関係で1日学校内での活動が行われました。活動内容も3年生にアンケートを取り、以前のように縦割りの活動を行うことができました。
この学び舎で3年間学ぶ機会を与えられた仲間との友情を育てるためにも、いい企画だったようです。来年度こそ、地域の施設に出かけての奉仕活動ができれば願っています。
クリスマス会は昨年同様、生徒たちの合唱はなく、代表生徒による演奏が行われました。
「クリスマス」の言葉の意味は、「キリストの誕生を祝うミサ」ということを知った1年生にとって、これまでと違ったクリスマスを迎えられたと思います。
「クリスマス」は宗教に関係なく、今や全世界でお祝いされている行事です。
テレビを見ていると
「誰に何をプレゼントしますか?」
「何をプレゼントされたら嬉しいですか?」
と街頭でのインタビューの様子が流れていました。
1年に1回(誕生日のプレゼントを除いて)、それも全世界で多くの人たちが大切な人の喜ぶ顔を思い浮かべながらプレゼントを選ぶ日がある事こそ、私は神様からの贈り物だと思います。
幼子イエスの誕生は、私たち一人ひとりに対する神様からの贈り物です。
それは、私たちの人生に寄り添って歩みたいという神様の思いが目に見える形で、具体的に示されました。
神である父の独り子イエスを私たちにお与えくださった、その意味は、私たち一人ひとりに神様が「あなたは私の愛する子」というメッセージを伝えるためです。
だから、神様が私たちに示してくださったように、私たちは大切な人に自分の心の思いを目に見えるプレゼントとして贈ります。
この新しい年も、コロナ感染者急増のニュースから始まりました。
人間関係が希薄になりつつある今だからこそ、クリスマスのメッセージを思い出し、お互いに対する思いやりの心をもって1年を過ごしていきましょう!
Be My Light
待降節の中で行われる奉仕活動は、コロナ禍で1日の活動になりました。
活動内容も変更し、1年生は日本国際飢餓対策機構(ハンガーゼロ)のボランティア活動「クリスマスカード作り」に参加しました。この活動を始める前に、日本国際飢餓対策機構の方からZOOMを利用してリモート講義を受け、クリスマスカードを受け取るアジア・アフリカの子供たちのお話を伺いました。そのおかげで、生徒たちはカードを受け取る子供たちの心に愛の光が届くようカード作りに専念していました。
2年生は近くにある長根小学校の全校児童たち一人ひとりに、手作りのクリスマスカードをプレゼントしました。クリスマスカードをもらった児童たちが、校内に設置された馬小屋の意味を理解し、喜びのあるクリスマスを過ごしてほしいという願いを込めて作成しました。
3年生は、例年行われている馬小屋作り、イルミネーション、ステンドグラス、エプロン作り、花壇作り、校外清掃に取り組みました。3年生にとって最後の奉仕活動でしたので、気合が入っていました(笑)。
生徒の感想を抜粋して紹介します。
【1年生】
*今日の奉仕活動を通して、まず世界にはいろいろなことに困っている人がたくさんいて、教育もまともに受けることができない子どもたちの存在を知りました。私はたまたま日本に生まれ、普通の暮らしができているけれど、スクリーンに映っていた子供たちのような生活をしているかもしれないと思いました。そんな人々を一人でも助けたいという思いで活動をしてる人の存在も知り、勉強になった奉仕活動でした。
*少しでも多くの人に笑顔になってもらえるように考えながらのカード作成は、自分の心も豊かにしてくれるような感覚がありました。私の作ったカードは一方通行かもしれないけれど、心を込めて作ったカードが、遠く離れた国の子供にわたり、それを見て喜んでくれるのなら、それもまた繋がりなのかなと思いました。
*クリスマスカードを作ったことによって、私自身がクリスマスを感じることができて、奉仕というものは与える方も与えられる方も両方が嬉しい、楽しいと思えるものであることに気づきました。
【2年生】
*前日からデザインを考えたり、こんなのを書いたりしたら可愛いかな?喜んでくれるかな?と小学生の姿を想像していた。でも、実際作ってみると自分の思い通りにならなかったり、表現することの難しさを実感した。そんな時、友だちに助けを求めアドバイスをもらった。友だちと助け合って協力して、1つのことを頑張る事の大切さに気づいた。
*目に見えない誰かが喜んでくれるだろうかと相手を思いやる精神をもっていれば、きっと相手もいつか同じことをしてくれるだろうし、お互いがお互いを尊重し合って生きていくことで、どんどん輪が広がってたくさんの人がそのような心を持つことができるのではないかと思います。
【3年生】
*馬小屋作りでは、協力が大切で普段はコミュニケーションを取らな人とも話さない人ともたくさん話すことができ、行事が減りいつものように人との関りができなかったからこそ、このような場がより楽しく感じた。コロナ禍でいろいろなことが制限され、いつもと違う日々にストレスや不安を感じたりしていたが、少し心に余裕をもって人のために行動することの大切さに気づけた。
*校内での活動では、慣れ親しんだ場所での仕事をするので、「仲間の働き」や「仲間と何を共有したか」というように、自分の周囲の人々に目を向けることができました。身近な人々が懸命に働く様子に心地よい刺激を受けて、自分の仕事にも力を入れることができました。奉仕活動とは、どの場においても新たな発見が生まれるのだと学びました。
*校内を掃除していくことで、普段私たちが使用している所は、いつも使っているから「ありがとう」の気持ちを込めて行い、使用していない所は私が知らないカピタニオ生が次に使用する時に、気持ちよく使ってもらえるといいなという思いで、掃除をしました。この自分の知らない、眼では見ることができない人のことを思うということが大切なのだと感じました。
1日の奉仕活動によって、他者のために活動をすることの喜びと大切さに生徒たちが気づいてくれたのを知り、奉仕活動のねらいを果たすことができたように思います。クリスマスは喜びのお祝いです。コロナ禍で人々との関りが減り、寂しい思いをしている人たちがたくさんいます。私たちの小さな活動によって、クリスマスの喜び「あなたは神様から愛されている」ことが伝わり、神様からの光がもたらされますように!
喜びが2倍
12月9日(月)、10日(火)の両日、天候にも恵まれ奉仕活動が行われました。
本校の奉仕活動は待降節期間中に、毎年実施されています。
神が御独り子イエスを、私たちに送ってくださいました。
見えない神が見える神の姿としてこの世に誕生なさり、私たち一人ひとりに、「あなたが大好き!」というメッセージを送ってくださいます。
だから、クリスマスは“喜び”の日なんですよ!
今年で第41回目になる奉仕活動のキーワードは、「FOR YOU」でした。
このキーワードを聞いた生徒たちの中には、「結局自分のためになるから、FOR MEになるんじゃないの?」とか、「上目線の感じで嫌だな」という感想が聞かれました。
この感想を聞きながら嬉しく思ったのは、彼女たちなりに意味をしっかり考えているということです。
私たちは、自分のことを優先したり損得を考えて行動を取りがちです。
そのことに気づいてもらいたくて今年のキーワードに込めたのは、“相手の必要性に応える”ということに焦点を合わせて活動をしてもらえたらという願いです。
地域の施設にお世話になりながら奉仕活動をさせていただき、皆様のご協力で、無事終えることができました。
今年は学校付近の道路、河川の清掃にも力を入れました。清掃活動を通して、これからどのような生き方をすればよいか考える機会になったのではないかと思います。
本当にありがとうございました。
生徒たちの感想文を抜粋します。
*私は通学するときに名鉄を利用しているので、日ごろの通学路のゴミ拾いをしようと思いながらもそんなにゴミは落ちていないと思っていました。
しかし歩いてみると側溝にビン、缶、ビニール袋、いたるところにたばこの吸い殻が捨てられていました。
いつも何気なく歩いている道に、これだけのゴミが落ちていることに驚きました。
日ごろ私たちを見守ってくださっている地域の方々のために、何かをすることで「気持ち良く過ごしてもらえるかな」という事を考えて行動することができました。
また、ぼーっとするのではなく、細かいことに目を向ける大切さを知ることができました。
*私は普段人見知りですが、気づいたら積極的に行動していました。
私が積極的になれたのは、この人たちのために頑張ろうと思えたからです。
ただ単に頑張ろうと思ったのでは、楽しさはうまれないと思います。人と関わってその人を知ることで、この人のために頑張ろうといった気持ちや心の余裕が生まれ、楽しく活動をすることができるのだと思います。
少しの時間でしたが、とても集中でき施設がきれいになっただけではなく、自分自身もきれいになったと思います。
今回の奉仕活動のテーマをとても実感できた2日間になりました。(2年生)
*今回のテーマ「FOR YOU」ということで、施設の方々にやる気がないように見えないように、奉仕の心を持って仕事をこなしました。
仕事の内容は、イルミネーションの取り付け、掃き掃除、幼児と遊んだり、屋根に上って拭き掃除をしたりしました。
思っていたより重労働で、10人いても1つの仕事をこなすのに急いでやっても時間がぎりぎりでした。
私たちがいない時は、この仕事を少人数の保育園の先生方がこなし、さらに幼児の面倒を見ておられたと思うと、とても大変なお仕事なんだと実感しました。
私たちが少しでも先生方の負担を減らせてあげることができれば、とても嬉しいと思い、仕事をさせていただいたことに感謝したいと思いました。(2年生)
*キーワードである「「FOR YOU」を大切にしながら、誰かのためにできることを自ら見つけて行動することができた2日間だったと思う。
午前中には敷地内の森の中の落ち葉掃きをした。
12人でやっても全く減らないくらいあったので、きれいになった時には、なんだかすごくやりがいを感じることができた。
掃除が終わった後、子供たちと遊ぶことができた。この2日間子供たちを見て思ったのは、「ありがとう」、「ごめんなさい」がちゃんと言える子がほとんどだったという事だった。
当たり前のように言えている姿を見て感心すると同時に、私たちも当たり前のことを当たり前にできるようにしないといけないと改めて気づかされた。(2年生)
*今年のテーマの説明、エプロン制作の目的を聞いて私は特定の人を思い、この2日間活動することにしました。
それは1年、2年生の時に奉仕活動で出会った介護施設の入居者でした。
その1人が、「私は体が不自由だから自分では動けないし、毎日同じ景色で楽しくない。
けれど食事の時間が楽しみだ」と言っていたのが印象に残っています。食事の時間をより楽しく、快適に過ごしてもらえるといいなという思いを、場所は違うけれどエプロンを使う人にこの気持ちが伝わることを願いながらエプロンを制作しました。
誰かを思いながらする作業は気持ちが温かくなり、いつも以上に頑張れた気がしました。
この3年間学んだことは、これからの自分に生かしていきたいし、大学でも1年に数回奉仕活動のような誰かのためになる活動をしていきたいと思いました。(3年生)
2日間の奉仕活動を終えて、生徒たちの心にイエスをお迎えする準備ができたようです。
自分のことしか考えずに生きていると、心の中は不満で一杯になりますが、他者のことを優先していく時に、自分の心から自分が解放されていきます。
「国境なき医師団」の協力募金を、名古屋駅で行いました。金額は、28,7506円になりました。皆様の温かいご協力ありがとうございました。
内から湧き上がる喜び
毎年恒例で行われている待降節中の奉仕活動が、12月6日、7日に実施されました。
今年のキーワードは、「HAPPINESS」です。
キーワードは、聖バルトロメア・カピタニオの生き方から毎年選んでいます。
聖女は、いつも相手の幸せを望み、今自分ができることに愛を込めて行動していた方です。
生徒たちもこの2日間、聖女の生き方から学び、相手の幸せを祈りながら奉仕させていただいたと思います。
生徒たちを受け入れてくださった施設の方々に、心より感謝申し上げます。
奉仕活動をさせて頂くということより、生徒たちは学校生活で気付かない自分に気づかされた2日間になったと思います。
そのことを次の生徒が感想に述べていたので紹介します。
*初めての障害者施設での奉仕活動は、慣れない事ばかりで本当に大変でした。
でも慣れない作業をして、改めて学ぶことがたくさんあったので、とても強くなれた気がします。
障害者の方を見て、本当に彼らは純粋な方なんだと思いました。
彼らに関わることによって自分の心の汚さを見透かされているような気がして、自分の心のエゴに気づかされました。
そういったことがあって改めて心から彼らに向き合うことができたのかもしれません。
大変で辛いと思うこともあったけれど、それ以上に学ばされることが多くて自分の成長に意味のあった2日間だったと思います。(1年生)
奉仕活動が終わり、今度は音楽会。クラスの一人ひとりの参加が問われる行事だからこそ、クラス内での話し合いが行われ、ここでも自分のエゴと向き合う時間になったようです。その成果が本番の音楽会で発揮され、クラス皆の心が一つになりました。
21日は、クリスマス会。刈谷教会の主任司祭フィリップ様に、司式をしていただきました。神父様から、次のようにクリスマスの意味をお話してくださいました。
「私の名前の意味は、馬を愛する男です。日本で29回目のクリスマスを祝います。心は日本人ですが、体はインド人です。」
とみんなを笑わせる自己紹介をなさった後、神父様の体験を話してくださいました。
「息子が不良になり、そのことを悩んでいた母親が私の所に相談をしにきました。
母親の話を聞きながら、息子と縁を切ったつもりで息子と関わりなさいと話しました。縁を切るためには愛が必要です。
愛は、信頼、与える、赦すことです。人を背負う必要はありません。クリスマスは、神が人間になったことを祝います。
神の独り子は、私と同じように生き、私と共に成長してくださいました。
そのイエスのように、息子を背負うのではなく、お互いに支え合うことが大切です。
自分の足で歩き、お互いに支え合うと、そこに幸せが生まれます。幸せな家庭が生まれます。
自分の幸せは自分のものではなく、家族みんなのものです。クリスマスは家族でお祝いします。」
という内容で、生徒たちと言うより保護者向けの内容でした。
卒業生の保護者が、
「行事担当の先生が、日常生活から離れ神様と向き合う時間、自分と向き合う時間になったと思いますと言ってくださったように、そんな時間を持つことができました。」
と感想を述べてくださいました。
12月に行なわれた行事に一つひとつ取り組みながら、クリスマスの意味である
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(ヨハネ福音書3章16a節)
のみ言葉のように、自分がどれだけ神様から大切にされている存在かに気づき喜びが内から湧き上がってきます。
それがクリスマスの喜びです。
今年1年いろいろお世話になりました。
以前に比べブログの回数が減り心苦しいのですが、できるだけ生徒たちの様子をお知らせいたします。
新しい年が皆様にとって良い年でありますように、お祈り申し上げます。
2017年の締めくくり
12月に入り待降節を迎え、奉仕活動、音楽会、クリスマス会と、行事を通じて主のご降誕の心の準備をしてきました。
2日間行った奉仕活動の今年のキーワードは、「LUCE~灯~」でした。
キーワードを意識して行った奉仕活動の感想を抜粋して紹介します。
☆
*今回のテーマは、緊張して話せない私に、優しく暖かく話しかけてくれた施設の方や障害を持った方に、ピッタリのテーマじゃないかと思いました。
「障害」という言葉に偏見を持つ方が多いと思います。しかし、障害を持った方たちは、みんな心が広く温かい人たちばかりでした。
内職の時もやり方が分からない私たちに必死に教えてくれてとても助かりました。テーマである“灯”を実感することができました。(障がい者施設)
*「人生の大先輩の方々なので敬意を払ってください。」と施設の方に言われ、昨年とは違う心持で活動できました。
私の持っているLUCE~灯~が奉仕先の方々と共有することができ、そしてまた、その灯が大きくなって自分に返ってきたような気がします。
昨年はぼやっとしていた「奉仕」の意味が少しわかった活動をすることができ、私たちが奉仕活動をさせて頂いたことで、利用者さん、スタッフさんが喜んで、そして灯を分かち合えていたら嬉しいです。(ディサービス施設)
*幼稚園の1日が終わり帰る時も、温かい飲み物とお菓子を頂いて、愛の火を灯しに来たのに、逆に火を灯して頂き本当に心が温かくなる2日間でした。
私はお掃除をして少しでも幼稚園のお役に立てたと思うと、灯を灯せたのかなと思いました。
この奉仕活動で良い経験ができたので、たくさんの人に灯を灯せる人になりたいと思いました。(幼稚園)
*頼まれたことをやっていくうちに、気づくことも増えました。「もっとこうしたら?」と考えながら活動をしました。
相手の気持ちを想像しながら、心を込めて相手の心を大切にするということは、お互いの心に温かい「灯」が灯る関係作りができることが、奉仕活動の一番大切で楽しくやりがいなのだと思いました。(幼稚園)
*今回は今までとは違い掃除ではなく、お年寄りの方とコニュニケーションを取る機会を多く取らせていただきました。
核家族化が進む今、私たち若者にとって多くのお年寄りとお話させていただいたことは、新鮮で私自身にとってとても良い経験になりました。
お年寄りの中には認知症や耳の遠い方、病気により自分で話すことができない方もいらっしゃいました。
その方々との会話のキャッチ―ボールは簡単にできたわけではないのですが、時折り見せてくださる笑顔が心温まるものでした。
私は皆さんからLUCE“灯”を頂いた高校生活最後の奉仕活動でした。(老人福祉施設)
*この施設は児童館のような場所で、親子がたくさん遊びに来ていました。
私は当日まで「子どもにどう接したらいいのだろう」とか「どうしたら喜んでもらえるのだろう」とかたくさん考え事をしていましたが、実際に子供と目線を合わせて笑顔でいるだけで子どもたちは喜んでくれました。
今回のキーワードのLUCE“灯”とは「笑顔でいること」ではないかと私は思いました。
どんな時でも笑顔でいれば、周りも明るくなる、つまり灯だと思います。その事に気づかせてくれたのは、奉仕活動です。(子育て支援)
*私は特別支援学校で奉仕活動をさせてもらいました。
行く前はうまくできるのか緊張していましたが、実際活動を行い同じ授業を受けたり、いろいろな作業を協力してやっていくうちに、私は緊張感よりも楽しさの方が大きくなってきたし、生徒たちの表情もだんだんほぐれてきました。
先生方も今まで見たことのないほど生徒たちが私に話しかけたり、作業も協力してできているのを見て、先生が「あなたがあの子を受け入れていることが、あの子も分かってあなたを受け入れている。」とおっしゃっってくださいました。
それを聞いて、心の灯は目には見えないけれど、相手の灯を感じることによって、お互いに心を開くことができるのではないかと奉仕活動をして気づきました。(特別支援学校)
☆
2日間の奉仕活動を通して、授業では得ることができない貴重な経験をしたことを、生徒たちの感想文から感じました。
人は人との関わりから気づき、成長していきます。
IT機器が人間関係を希薄にさせている現在、お互いの心を豊かにするのはやはり人と人が顔を合わせて関わりを持ち、「あなたは大切な人ですよ。」というメッセージを伝えあうことだと思います。
イエス・キリストの誕生の意味は、私たち一人ひとりが神様の目には尊く大切な存在であることを教えるためでした。
宗教の授業で私にとってのクリスマスの意味を考えてきましたが、一人の生徒が次のような感想を書いていました。
「“神様”という言葉を、一つのプレゼント、愛情、喜びと言う言葉で表していて、周りの人や自分に神様が訪れてくれます。お互いを大切にし合う、支え合うクリスマスが、物をもらうより心が温まり、人生で最も濃く素敵なクリスマスになると思います。」
奉仕活動やクリスマス会を通じて、生徒たちは生きる目的や互いに尊敬し合う関係について考える機会を与えられたと思います。
今年を踏まえ新しい年を迎える心の準備ができたことでしょう。
新しい年、皆様にとって良い年になりますようにお祈り申し上げます。
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