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カピタニオのジェリクルキャッツ
学校最大の行事学園祭は、晴天に恵まれ、9月10日、11日と開催することができました。
村手校長先生の開会の挨拶、
「カピタニオのジェリクルキャッツの皆さん、本日はこの舞踏会にお集まりいただき、まことにありがとうございます。私はカピタニオのオールドジュトロノミーです。逆境に負けず、したたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する、強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツです。このカリタスの舞台、それぞれの展示会場で、縦横無尽に駆け回り、飛び跳ね、それぞれの個性を発揮し、互いのパフォーマンスと努力をたたえ合い、交流を深め、思う存分楽しんでくれたまえ。」
で、令和4年度の学園祭が幕を開けました。
各クラス、その事柄の過去、現在を調べそこから未来を考えて、調べたことをゲームや実験を体験してもらいながら見る人を楽しませるように創意工夫を凝らした発表が目立ちました。
特に今年の学園祭で感じたことは、各クラスに入った時に目についた黒板に描かれているアートの素晴らしさでした。
どのクラスも華やかで個性的なアートがテーマを感じさせてくれ、素晴らしかったです。
そこにも、絵を描く才能を持った生徒の存在を感じさせてくれました。
また、教室に設置してあるテレビも上手に活用していました。
他にも、張りぼて、クラス旗もあり、みんなで自分のできることを一生懸命にやっている姿が印象的でした。
コロナ禍の学園祭だったので、密接を避けるためにクラスを移動させてリモートで見たりと準備の段階から気を付けながら実施しました。
生徒の皆さんの協力もあり、無事学園祭を終えることができました。
学園祭は一人ひとりがもらったタレントを発揮するチャンスがあるので、普段見られない生徒たちの様子を見ることができます。
今年はそれが顕著に表れていた感じがしました。
特に舞台でのパフォーマンスは、どこにそのエネルギーがあったのかと疑うほど、皆弾けていました(笑)。
2年ぶりの学園祭。高校生として初めて経験した生徒たちは、手探りしながら作り上げて(教員も然り)、それなりに達成感を味わえた学園祭でした。
特に、入学した時から行事らしい行事を経験できなかった3年生にとって、従来に近い学園祭を経験でき喜びと達成感を味わえたことが、生徒たちの表情から伺うことができ、私たち教員も報われました。
生徒会執行部の生徒たちも、これまで行事らしい行事がなかった分、出番もなくくすぶった感じでしたが、今回はやり切った感じがありました。
日に日に成長していく執行部の生徒たち。陰の立役者としての役割を十分に果たしてくださいました。
本当にお疲れ様でした!
きっと、校長先生の挨拶通りにジェリクルキャッツらしく、逆境に負けず、したたかに生き抜き、自らの人生を謳歌した2日間を経験したことでしょう!
学園祭前、芸術鑑賞の日がありました。
今年は劇団四季「キャッツ」を鑑賞したばかりでしたので、その流れで学園祭を迎えたことを付け加えておきますね。(笑)
秋の行事
10月に入りコロナウイルスの猛威は少しずつ落ち着き始め、生徒たちが心待ちにしていた学園祭と体育祭を実施することができました。
SDGsの17の項目から1つを選び、世界で起きている問題を調べ、それを私たちの日常生活に結び付け、発信していました。
しかし、愛知県に緊急事態宣言が発令されたことで、混雑をせずにクラス展示が見学できるように教室の廊下に展示を行いました。
廊下の空間をうまく使い展示をしたのは、やはり3年生でした。1位をとった3年C組は、海面上昇が水温の上昇によって膨張することを知ってもらうために、理科室で行った実験を写真に撮り掲示していたのは、これまでになかったことです。
また、文化部の発表、有志の発表は、カリタスホームで、各学年ごとに見学していましたが、いつもは盛りあがり会場が一体化するところも、今年は各自声を出さず自席で手拍子や拍手を送っていました。
体育祭もコロナ対策を万全にとっての開催でしたが、秋晴れの下、生徒たちは久しぶりに体を動かし楽しんでいました。
コロナ禍で学校生活もいろいろな規制の中で行っていた生徒たちは、この学園祭、体育祭で溜まっていたエネルギーを発散させていました。
すべての行事が終わった後、「楽しかった!」「久しぶりに解放感を味わった!」など満面の笑みを浮かべて話す生徒を見ることができ、本来の学校生活が戻ってきた感じを受けました。
そして何よりも、生徒会の存在です。
コロナ禍の中、行事に取り組めず、辛い時期を過ごしていた生徒会も、学園祭を実施するに至るまで、綿密な計画を立てて活動しイキイキと動いていた姿が印象的でした。行事が終わった後、「学園祭ができて本当に良かった!」と生徒会としての役割を果たせたことに満足し、涙ぐんでいました。
このコロナ禍で、大声を出さない、距離をとる等、禁止が多い学校生活を過ごしていた生徒たちから、学校教育について考えさせられます。
それは、学校行事の意味です。
本校が行事を大切にしているのは、一人ひとりに関わりの機会を与え、そこから自分や他者を知り友人との関係を深めていくためです。
1学期はその機会も与えられず、クラスの人間関係もぎくしゃくした様子でした。
しかし、今回の行事のおかげでやっと本来のクラスの雰囲気が出てきた感じがあり、これまでの教育活動を考えるきっかけにもなりました。
コロナ禍の行事
新型コロナウイルスの感染防止のために、学校行事の変更見直しが迫られています。そんな状況の中で、できないから中止ではなく、できることをしていく方針で、23日、24日学年別の学園祭が行われました。
1年生、2年生は巨大アートの作成、3年生は各クラスで動画作成に取り組みました。クラスで何か一つのことに取り組む姿に、本来の学校生活が甦ってきました。
雨天で順延の体育祭は、10月2日(金)秋晴れの下で、コロナウイルスを寄せ付けない熱気で行われました。
開会式の生徒会長の挨拶の時に、1,2年生の共同作品巨大アートのお披露目がありました。
8月から各クラスで貼り絵作成が始まり、生徒たちは期限まで必死に1cm四方の折り紙を決められたところに貼っていました。
ただひたすら作業に取り組んでいた生徒たちは、出来上がった巨大アートを見て「これだったのか!」と感嘆の声を出すはずでしたが、校長先生が巨大アートに感動し挨拶で「アマビエ」とつい口を滑らせてしまい、生徒たちの感動が今一つだったのは残念でした。
午前中の体育祭でしたが、生徒たちの表情にいつもの元気さが戻ってきておりました。
自席での応援と言われていましたが、友人、クラスの応援に熱が入っていました。当然の動きですね!
半日、自粛生活のストレスを吐き出すように弾けていました。
どの生徒たちの顔にも笑顔があふれ、新たなエネルギーをもらった記念すべき体育祭になりました。「アマビエ」が一日も早くコロナが終息するように、私たちを見守ってくれますように!
非日常のパワー
夏の蒸し暑い日々を過ごした生徒たちも先生たちも、学校生活のエンジンがなかなかかからない状態で、学園祭準備は始まりました。
今年のテーマは
「Once upon a time~私たちの世界を変えた人~」
でした。
このテーマのもと、各クラスが「ある分野や物を変えた人物」を取り上げました。
これまでの展示の仕方を変えるために生徒会執行部6人は、夏休み中ほぼ毎日登校し生徒会の部屋を、「聖バルトロメア・カピタニオ」ワールドに仕上げ、全校生徒たちに物作りの模範を示しました。
学園祭当日(10日)は、お天気にも恵まれたくさんの方々に来校していただき、全校に喜びのエネルギーが全開状態でした(笑)。
準備期間や学園祭当日の非日常生活によって、日常見ることがない生徒の姿、成長していく姿を見ることができます。
1つの目標に向い各自が協力することによって、自分の殻から脱出する機会が与えられます。
そのチャンスを自分で上手にキャッチできる生徒や周りの一言でキャッチできる生徒、まだまだ自分の殻を破れない生徒がいましたが、一人ひとりにとって大事な時間を過ごしていました。
今月のみ言葉、
「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。」(ルカによる福音書16章10節)
平凡な日常生活が自分を形造り、その姿をチェックする機会が行事のような大きなイベントではないかと思います。
それは私たち教員にも言えることですね(笑)。
今年の生徒会企画は、「アクションペインティング」を行いました。
広島大学准教授大島徹也先生から「アクションペインティングとジャクソン・ポロック」について講演をしていただきました。
私にとって抽象画は縁遠いものでしたが、先生のお話を伺いながら非常な親しみを感じました。
そのお話の中で私が心に残っていることは、抽象画家は具象の中から本質的なものだけを取り上げて描いていることと作品を仕上げる過程を大切にしているということです。
先生のお話を聞いた後、生徒たちは実際にキャンパスに向かって思い思いに絵具をぶつけていました。
これも、自分の殻を破る機会になったと思います。
講演を聞き、実際に体を使って描く体験を通して、新たな自分を発見し多角的なものの見方がまた育った学園祭になりました。
成長のチャンスをGET!
2学期が始まり、夏休み前から巣を作っていた鳩が気になり見に行きました。親鳩も雛もいなく、ただ巣だけが残っていました。親鳩も子鳩も元気でいてくれればいいのですが・・・。
先週はテスト期間があり、それが終わると学園祭準備とあわただしく過ぎていきました。
今年の学園祭テーマは、「Revolution~今しかないこの瞬間~」でした。クラスで話し合いしたことを、クラス企画、ファッションショーで表現していました。
クラスの成績順位は生徒たちにとって気になるところですが(実は、生徒以上に担任が気になっていましたが。笑)、成績結果より発表の日を迎えるまでの過程で、生徒たちはいろいろ学んでいました。
クラスの準備が遅れたり、疲れて文句を言い始めたりした時に、クラスの中で話し合いをする時間を取って、お互いの思いをぶつけ本音で話し合ったクラス、グループもありました。
そんな様子を目にすると、「今、いい時間を過ごしているね!」と心の中で応援をしていました。こうして、信頼し合える人間関係を作り上げていくのでしょうね。
生徒たちの様子を見ていると、その行事ごとにリーダーになる生徒の顔触れが変わってきます。
それぞれの行事の中で、自分の才能を発揮する場が与えられ、それがクラスのためになりクラスの仲間に貢献している充実感があるから、体験を通してお互いの違いを認め合い尊重し合うことをことを学んでいくのだと思います。
3年生がベンチに座り2人で語り合っている前を通った時、「もう、この学校を去るなんて嫌だな。」と私に声をかけてくれました。
「何故、そう思ったの?」「だって真面目な話を、真剣にこのように語れることができる友だちがいるけど、他のところでそんな話をすると反対にひかれちゃう。」「笑われるかもしれない。」と、卒業後の不安を訴えてきました。
「生きることとか、いのちの大切さ、他者に対する思いやりを語り合えて、本当にこの学校に来てよかった!」と言ってくれました。
その短い会話から、人として生きていくために必要なものをしっかり受け止めて自分の成長の糧にしていることを実感し喜びを感じました。
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