義援金|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

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学園祭が終わりました

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 平成27年度の学園祭は、天候に恵まれ無事終了することができました。学園祭準備期間中に、台風の接近で1日休校になりましたが、女子力で遅れを取戻し、13日は女子力全開でした。

 

? 例年同様、当日は「せともの祭り」も開催されており、来場者の数を心配しておりましたが、大勢の方々が来校し生徒たちの作品を見ていただくことができました。

 こうして、大勢の方々に支えられていることを知って、生徒たちもそれまでの苦労も吹っ飛び、明日からの糧を得たことでしょう。

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 今年のテーマは、日本の良さを発見する内容で、各クラス様々な発表がなされました。クラス以外にも、部・同好会・止揚学園・Sクラブもブースを設け、物品販売や作品展示をしました。

 特に、止揚学園やSクラブのブースは、その日のために学年、クラスを超えたメンバーで構成されていましたが、準備をしていくうちにお互いを知り学年、クラスの枠が取り払われ、いい人間関係が作られていました。

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 このような縦の人間関係つくりの場を提供することの大切さを教えられました。この高校時代は、自分と他者との距離感が分からず人間関係つくりが苦手な時期です。そのような時期だからこそ、皆で話し合いながら一つの目的に向かって歩むことによって、人との関わりを学ぶ大切な行事だと思いました。

 

DSC_0307 また今回、台風18号の影響による関東・東北地方の豪雨のための義援金箱を、急きょ受付に設置いたしました。

 来校者の方の中に、「カピタニオにくれば、義援金箱が設置してあると思って来ました。」とおっしゃる方があり、本校の日頃の活動が地域の方々に理解していただいている事を知らされ、これからも地域と共に歩める学校でありたいと思いました。

 

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 義援金は、40,087円でした。バザーの売り上げの半分をプラスして、日本赤十字社に送金させていただきました。ご協力ありがとうございました。

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地域の人々に愛を

前回に引き続き、12月7日、8日実施された本校の奉仕活動?校外奉仕活動?について報告いたします。

 

【保育園・幼稚園】17園

主に瀬戸市内の保育園に行き、誕生会のカードつくり、お掃除、園児たちと遊ばせていただきました。先生方からの「ありがとう」の感謝の言葉、園児たちから「お姉さん」と呼んでもらい、人のために何かをすることは疲れたとしても気持ちがすっきりすることに気づきましたと感想を述べていました。また、目上の人への言葉遣い、態度、周りを見ての言動など、学校以外だからこそ学べることがたくさんあったようです。

 


【老人ホーム】6園

日頃接する機会が少ないお年寄りと触れ合ったり、施設の掃除をしている時に、職員の方やお年寄りの方々から「ご苦労様、とっても助かるわ」と言っていただき、さらに頑張ろうという気持ちになったようです。おばあちゃんたちとコミュニケーションをとることができたとき、一人のおばあちゃんが教科書には載っていない戦争の話をしてくださり、貴重な戦争体験が聞けたと言っていました。

 

【障害者施設】11施設


障害を持っている人を変な人と見ずに、個性があるというお話を聞いて、本当だなと思ったり、障害を持っている人達と会って自分の考えが変わりました。身体、知的、精神に障害を持っている方々の施設に、生徒たちは不安な気持ちを持って出かけていきましたが、2日間共に生活することによって障害を持っている方々に対する偏見がなくなり、次のように大切なことを学んできました。

見た目であったりひと目で障害を持っているとわかる人は、ある程度理解されるけれど、ある程度の物事ができているが、肝心なところでできなかったりする方がいじめにあうことが多いということを聞いて、とても心が痛みました。障害をもっていてもいなくても、私たちは同じ人間であることに変わりないんだと、当たり前のことを、改めて思えてきました。

一人ひとり違った障害を持っていて、個性が強く、対応の仕方を変えていかなければならなかったのが難しかった。でも、話せる人も話せない人も私に優しく微笑んでくれるのが嬉しかった。お礼や挨拶も毎回しっかりと言ってもらえ、仕事の中でも思いやりを何度も感じることができた。

 

【病院】3病院

私は人見知りが激しいので、お年寄りの方と上手くコミュニケーションが取れるか心配でした。だから、患者さんから話していただいたときは、救われる思いをしたし嬉しかったです。

お年寄りの方に言われた「ありがとう」という言葉が印象に残っています。シーツを変えた時、車椅子を磨いた時、いろいろな方に「ありがとう」と言われ、思わず私も「ありがとうございます」と言ってしまいました。クリスマスの飾りつけを「きれいだね」と言ってくださったり、「寒くはないの」と声をかけていただき、とてもすがすがしい気持ちになりました。

 

【募金活動】3カ所

CBCのコロンちゃん募金を、栄、名古屋駅、豊田駅で行いました。街の皆様のおかげで、3時間で合計219,413円の義援金を集めることができました。このお金は、CBCから愛知県の施設に贈られるそうです。

わざわざ自転車を止めて募金してくださる方など善意のある方々に出会い、人間って素敵だなと思いました。顔を知らない誰かのために少しでも力になろうと協力する人間の姿は立派で、改めて人間の善さに気づくきっかけになったと思います。

あるボランティアグループの耳の不自由なリーダーの方が、「お金を崩してから、また来るね」と言われ、お金を崩し募金してくださいました。そして、「ごくろうさん!青春(高校)時代は、二度とやってこない。良き同性の親友と想い出をたくさんもつことが将来の君たちに大いにプラス。健康第一で頑張れ!休憩か終わった後に、みんなで仲良くのどあめをみんなで召し上がれ!」と書いたメモ用紙とアメをくださいました。

 

この2日間の奉仕活動で生徒たちは「させていただく心」で人々のために何かをすることが、心に深い喜びをもたらすことに気づいたと思います。それは活動より人々の温かい心に触れたことによって得られたものだと思います。

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カリタスジャパンへ送金した義援金の使い道

本校の宗教の時間で「神は人をご自分の似姿に造られた」ことを学んでいます。神の似姿に造られた人の特徴の中に、愛する能力が与えられていることを私たちに教えてくれています。愛する能力は、他者のために使えば使うほど増える能力です。

東日本大震災の被災された方々の心に沿う形で、本校が取り組んできたことについて報告いたします。

 

カリタスジャパンに送金した義援金について

カリタスジャパンは、バチカンに本部を持つ国際カリタス(神の愛)の一員として活動をしている国際経済社会理事会認定の最大級の国際NGO組織です。全世界165カ国が加盟しています。

皆さんからの義援金は、仙台、さいたま、福島の子供たちのためや建物改修、仮設住宅の生活を支援するためのサポートステーションに使用されているという報告がありました。

 

皆さんの温かい心が、被災地で生かされています。ありがとうございました。

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