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オアシス21に集合!
冬のBlue Earth Projectが本格的に始まりました。
3年生を中心にテーマに沿って勉強した成果を、
2月18日(土)11時~15時まで
オアシス21のスケートリンク付近
で「Save the サンゴキャンペーン」のテーマでサンゴの働きを中心に歌や踊り、劇で皆さんにご紹介します。
これまでサンゴの働きのレクチャーを受けたり、調べたりしていましたが、私たちは実際に名古屋港水族館に行き、そこの職員の方々から直接サンゴのレクチャーを受け、以前よりもサンゴに対して知識が増え自分たちの活動の意味を更に深めることができました。
学んできたことをどのように伝えるかを、参加者たちは真剣な表情をしながら、毎日活動場所である被服室に集まって考えています。
昨年同様、代表生徒たちは今年も中日ビルの店舗に、「Save the サンゴキャンペーン」のポスターやサンゴの働きについて書いたものをテーブルに置いていただくこと、サンゴへの応援メッセージカードの設置などのご協力をお願いに行きました。
今回も多くの店舗の方々が私たちの活動に理解を示し、協力してくださいました。
お仕事中にもかかわらず、熱心に生徒たちの説明を聞いてくださり
「・・・自然破壊、地球温暖化そして珊瑚白化現象と言葉にしても身近に感じなかった私たちに気づきの機会を与えてもらったことに感謝し、貴校の皆さんの熱意を感じました。・・・」
と私たちの活動に賛同し暖かいお言葉をメールで送ってくださった方もいらっしゃいました。
この店舗の方のように、私たちが発信するメッセージを一人でも多くの方々が受けとめてくださる事を願いながら最後の準備に取りかかっておりますので、皆さん楽しみにしていてください。
Blue Earth 塾
12月10日(土)午後1時から4時まで、Blue Earth塾が開かれました。
神戸からNPO法人Blue Earth Projectの大学生11名が、本校の生徒70名に「地球温暖化」をテーマにレクチャをしてくださいました。
まず、知ることから始め、その後、10のグループに分かれて自分たちができることを話し合いました。
環境問題を誰に向けて啓発するべきかグループ内で話し合った結果、3つのグループが選ばれました。
1グループの対象は、親子です。
それは、未来を作ってくれるからです。
食べられる(きゅうり・ゴーヤ等)グリーンカーテンを作り、エアコンの使用を控えることを訴えます。
その為に、親子がたくさん訪れるモリコロパークでビラを配ります。ビラの内容は、作った野菜を使い親子でできるレシピと野菜の種を配ります。
2グループの対象は、子どもを持つ主婦です。
子どもの送り迎えや買い物のための移動手段として車を使うために、多くのCO2を排出します。
CO2削減のキャンペーンを駅とショッピングモールで訴えます。
特に、現在行われているところもあるそうですが、ショッピングモールに電車で来たお客に割引券を渡します。
このグループは、自分たちも母親から送り迎えをしてもらっている日常生活から考えました。
3グループの対象は、女子高校生です。
皆が使用しているSNSを使わない手はないということで「過酷の旅」と題して、「地獄のチーズフォンデュ」作りを呼びかけます。
材料は10種類の野菜です。この野菜の調達は、各自、自転車をこいで集めてきます。
こうすることで、地球温暖化の原因になっているCO2の排出を減らします。
3年生を中心にした今回のBE塾は、皆興味を持って参加していました。
こうして、学年を超えた仲間で自分の考えを出し合い、グループの話をどのようにアクションに移すかというところまでまとめてくれました。
短時間でしたが、環境問題に向き合いながら「今、私ができること」を真剣に話し合えたことは、彼女たちにとって身近な問題として考える機会になったと思います。
地球は、生命体です。地球に命があるから、私たちの命が生かされています。
環境問題に取り組む事は、地球を大切に思う心を養い、ひいては自分や、他者の命を尊重することになりますね。
Blue Earth Project 活動開始
12月に開催されていたBlue Earth塾で、大学生たちから地球温暖化の深刻な問題を聞き、自分たちができることから始めていこうていますと、プロジェクトに参加する生徒たちが28名出てきました。
3つのグループに分かれ、活動は1月から始まりました。自分達の手で社会を変えたいという生徒たちの想いが、大人たちの考えも変える力になっていくことを願っています。3つのグループは放課後、自主的に集まり活動を行なっています。
その中の1つのグループの活動を紹介します。
今取りかかっているのは、デニムの切れ端(デニムの製造過程で廃棄される布地は、1日で20万m、年間7万3000kmです。
綿花を栽培するためには農薬が大量に使用され土地が荒廃するため、せっかくデニム布地になったものを廃棄するより再利用しようとする活動が生まれました)で作るコースターです。
デニムの製造過程を「知る」ことで「考え」、「アクション」を起こした他校のBlue Earth Projectの生徒たちと協力して、愛知県でも呼びかけていく予定です。
このグループは、1年生で構成されていますが、期日までに作り上げなければならない大量の数をどのようにしていけばよいか思案中です。彼女たちが考え抜いた末に出す答えが、楽しみですね。
ちなみに、大雪で休校になった日は、生徒たちが活動できない分、教員達と共にコースター作りをしました。
教員も巻き込み、学校全体でこのプロジェクトに参加し、少しでも地球にやさしい生活をして、私たちを守り育ててくれる地球を大切にしていきたいものです。
他の2つのグループも、地球にやさしい環境作りの生活スタイルを考え中です。どのような活動を考え、アクションを起こすか、楽しみです。
ストリート・チルドレンと交流しました。
皆様、新しい年???希望でお迎えになったことと存じます。テレビから報道される世界の情勢を見ていると、毎年めぐってくるお正月が、今年も無事に平和のうちに迎えることができることは当たり前ではないことを感じさせられました。
地球共同体の一員として、「今、私は何をすべきか?」と自問し、責任のある生き方が求められる一年になりそうですね。その為にも、私たちを取り巻く世界の現状を知ることは大切です。
12月中旬、NPO法人ICANの活動「フィリピンの子どもたちとSkype交流」に参加しました。
Skype交流をするフィリピンの路上生活をしている子ども達の様子を、ICANの加藤さんから説明をしていただきました。生徒たちの日常生活で、ストリート・チルドレンの子ども達に直接会う機会は全くありません。
加藤さんからお話を聞くまでは、可哀相な境遇に置かれた可哀相な子ども達だから、何を話せばよいか不安な気持ちが大きく膨らんでいましたが、実際にSkype交流を始めると、お互いが率直に話ができ、とても楽しそうでした。
交流後に書いた生徒たちの感想を、紹介します。
*最初に路上に住んでいる子供たちに、どんなイメージを持っていますかと質問された時、口には出さなかったけれど、正直顔の表情が暗くて無口で疲れ果てているというイメージがありました。
しかし、Skypeを繋げると画面上の笑顔でこちらに向かって手を振ってくれる6人の子どもたちの姿を見て、私が抱いていたイメージと全然違ったのでとても驚きました。
私はこの交流を通して3つのことが特に心に残っています。一つ目は、「もし大金があったらどうしますか」と言う質問に対しての回答が、「お母さんの助けになるものを買います。」だったことです。
自分のことより、お母さんや兄弟のことを優先して考えていることがすごいなと思いました。これからも、このような優しい心を持ち続けてほしいと思うとともに、私も子供たちのような優しい心を養っていきたいなと思いました。
二つ目は、フィリピンの子どもたちからの「これまで辛かったことはありましたか?」という質問です。
私は辛かったことを親や友人に迷うことなく話すのですが、今回の交流では、頭に何も思いつかなかったわけではありませんが、それはフィリピンの子どもたちにとっての辛かったことと比べものにならないくらいの小さなことだったので、「ありません」としか言えませんでした。改めて自分がどんなに裕福な暮らしができているかに気づきました。
三つ目は、「お金持ちの人をどう思いますか?」と言う質問に対しての回答が、「お金の一部を支援に当ててほしい」だったことです。これを聞いて私は、自分のできることから積極的に励んでいきたいと思いました。この交流を通して「知る」という大きなステップを踏めた気がしました。
*今回このような体験をすることができて、とても幸運だと思います。自分がSkype交流を通して始めに思ったことは、みんなとても明るいという事。今の自分たちの悩みなんか、あの子たちに比べれば、きっと石ころ位のものかもしれない。
そして、誰もが自分をさし置いて相手のことを思っていること。今の自分にもできないことだってあるのに。欲しいものを聞かれて、他人のために考えられるその純粋で素直な気持ちに、私の心の奥にできていた隙間を埋めてもらったような気分でした。
この交流を通して自分は、「日本に生まれた」というだけのラッキーな人間だからこそ、このような機会を無駄にせず、周りを見る視野を広げたいです。
*フィリピンの子どもたちと交流をするという、本当に貴重な体験をさせていただきました。
当たり前にご飯を食べたり、学校へ通って勉強したり、暖かなお布団で寝たり、家族と一緒に過ごしたり、そんな私たち日本人にとって「当たり前」のことは、世界的に見ると全く当たり前ではないという事を思い知って、とても衝撃的でした。
フィリピンの子どもたちの精神力は、私たちに比べ遥かに強くたくましいです。でも、それは逆に言うと、強い精神力を持ち続けなければならない日常の生活や、その子の周りの環境によって作り上げられたものだという事を実感しました。
このSkype交流がなかったら、私は何も知らないまま、この「当たり前」の日常を過ごしていたと思います。
*私は今回、この交流を通して自分はどれだけ恵まれているのかということについて考え、感じることができました。
もともと路上で暮らしている子ども達の存在は知っていましたが、今日のように話したのは、もちろん初めてです。日本の子どもと変わらない可愛い笑顔でしたが、心はとても大人で、私は少し恥ずかしささえも感じました。
「一番大切な“もの”は何ですか?」という質問に、「食べる事」そう答えてくれた時、心に何かが湧き上がってきました。私たちは?もの”にこだわることができるほど?もの”に囲まれているのだと気づきました。ですが、あの子ども達は今を必死で生きていて、辛い思いをしながらも?もの”以上に大切なものを知っていることが分かりました。
恵まれすぎて何が大切なのかわからなくなっていましたが、今日、本当の意味で本当に大切なものが見えてきました。今、当たり前にある食べ物、家、そして家族。まずは、そこから大事に今日から生きていきたいと心から思います。
フィリピンのストリート・チルドレンとのSkype交流を通じて、生徒たちの世界観が広がりました。私一人が地球の住人ではなく、世界中の人たちと繋がりがあって生きている体験は、「今、私のすべきこと」に気づき、行動を起こし、世界を変えていくチャンスになると思っています。
そして、「知る」ことによって、自分の置かれた環境、現実を把握することができ、自分から行動を起こす生き方ができるようになるのではないでしょうか。そうすれば、現在起きている社会問題も、徐々に解決していくような気がします。
本校でBlue Earth Project「女子高校生が世界を変える」が、活動し始めました。生徒たちの表情は、とても活き活きしています。
小さな小石が投げられました。その波紋が、多くの高校生に影響を与え、大きなうねりになって社会をよりよいものへと変えていくことを皆様にお知らせできたらと思っております。
今年も生徒たちの成長をブログでお知らせいたしますので、応援していただけると嬉しいです。