|聖カピタニオ女子高等学校|豊かな人間性を持つために

Merry Christmas

コロナ禍の2学期は、クリスマス会で無事終えることができました。

 

DSC_4813

 

DSC_4864クリスマス会は例年と違い、会場のカリタスホームの窓、座席の間隔を開け、生徒たちだけのクリスマス会。毎年歌っていた聖歌は、生徒たち有志による楽器演奏、最後の「ハレルヤコーラス」は、全校生徒によるハンドパーカッションで、クリスマスの喜びを体全体で表現しました。

 

司式をしてくださったのは、南山大学のスサイ神父様でした。神父様のお話を抜粋して紹介いたします。

DSC_4805

「今年のクリスマスは、コロナ禍の中でクリスマスミサをするかどうかも迷うと思います。

その苦しみの中でのクリスマスのメッセージは何でしょうか?それはクリスマスの挨拶の「メリー・クリスマス」の「Merry」です。

つまり「喜び」です。特に弱い立場にいる人たちに、喜びを与えることです。イエス様の誕生が世界の苦しんでいる人々、そして社会の弱い立場に置かれた人々に喜びを与えてくれました。

イエス様の誕生の喜びのメッセージは天使たちによって、最初に社会の弱い立場に置かれた、差別されていた羊飼いたちに伝えられました。

そして、幼子イエス様がベツレヘムで生まれる場所もなかったので、飼い葉桶の貧しいところでお生まれになりました。

それは、この社会の中で居場所がない人々と共感し、貧しい人々に喜びを与えるために生まれてきたというメッセージをこの世に伝える為だと思います。

そして、イエス様の生涯を振り返ってみると、優しい言葉と親切な行動で苦しんでいる人々に喜びと慰めを与えました。

目が見えない人、足が不自由な人々、色々な病気を患っている人々を癒して、この社会に居場所のない人々に喜びを与えました。

IMG_3815[1]

 

現代社会でも、イエス様に影響され、その喜びのメッセージをたくさんの人々が伝えています。その中でいつも私が感動している方は、マザー・テレサです。

彼女は国籍、宗教を超えて、社会に見捨てられた人々に喜びと慰めを与えました。彼女の感動的な言葉は「I  see  God  in  the  smiles  of  the  poor」(貧しい人々の笑顔・喜びに神を見る)です。

マザー・テレサが来日なさった時に日本人におっしゃったのは、「日本は先進国で経済的な貧しさはあまりないですが、心の貧しさ、寂しい思いをしている人が多い」ということでした。

高校生の皆さんは同級生をはじめ、家族や社会の弱い立場にいる人々と出会う時、笑顔で優しい言葉と親切な行動で、クリスマスのメッセージである「喜び」を分かち合うことができることを願っています!

Let  us  make  someone  smile  every  day  that  would  be  the  greatest  Christmas  gift!   Merry  Christmas! 」

 

DSC_4785

 

DSC_4838スサイ神父様のお話のように、このコロナ禍だからこそ、社会の中で弱い立場の人のことを考え、自分ができる愛の実践をしながら、人々に喜びを与える生き方ができるように、クリスマスの日に祈りましょう!

 

 

 

 

ページの先頭へ戻る

私の存在

IMG_3813[1]

 

1年生の大切な行事「修養会」は、11月12日(木)コロナ禍の影響で1日のみになりましたが、実施することができてホッとしています。

 

 

今年の会場は校内になり、修養会の非日常をどのようにして生徒たちに味わってもらえるのか、苦労致しました。1時間目は、クラス担任によるワーク。2時間目は、スクールカウンセラー平田先生による「怒りのコントロール」。3限目と4限目は、イエズス会の柳田神父様から「心に愛を育み、自分と他者を大切にする」というテーマでキリスト教人間観と瞑想を紹介していただきました。午後は、生徒たちが初めて経験するごミサで、1日だけの修養会を無事終えることができました。

 

生徒たちの感想を抜粋して紹介いたします。

KS7_0617

 

*今まで普通に生活してきた中で、これほど長い時間自分の心と素直に向き合ったことは一度もないということに気づきました。確かに「自分の心と素直に向き合う」ことは簡単なことではないし、この学校に入らなければ、もしかしたら一生こういう貴重な時間を経験することはなかったかもしれないと思います。

 

*今年はコロナの関係で“修養会”を例年の2泊3日で行うことができなかったことを考えると、非常に残念です。友だちとの絆を育みながら、キリスト教についても多く学べると思っていたので、少し悲しいような、寂しいような、そんな気がします。でも、「今年は例年の先輩方が体験しなかったような修養会」と考えると、なんとも喜ばしい気持ちになります。カリタスホームで行われましたが、シスターから「ここを違う場所だと思って・・・」とのことでしたので、私はアイルランドを思い浮かべ参加させていただきました。

 

*「神様」という存在は、私たちの理想なのではないかと思いました。まだ誰も姿を見たことがないし、本当に存在しているかなど、誰にも証明できないけれど確かに「神様」は存在しているのだと、今日初めて思いました。神様が私たちの理想だとしたら、“他人に手を差し伸べなさい”“隣人を愛しなさい”という言葉、考え方、生き方は私たちが一番望んでいるものじゃないかと思いました。

 

*私は中学の時、辛い、苦しい経験をしたことがあって、当時の私は自分も人も嫌いでした。でも、その経験を通して変わろうって思えたし、今、私は自分のことを受け入れることができています。そのようになってから、人のことも受け入れられるようになったので、自分自身、ありのままの自分を愛することは大切なことなのだと本当に実感しています。今までの人生の中でこれほどまでに有意義な時間を過ごしたのは初めてだと思えるほど、私の中では重要で大切な時間でした。現代の私たちはスマホやパソコンとにらみ合っている時間が多く、だらだらと時が流れるのを待っている時間が長いと思います。その時間を少しでも減らし、「自分の心と素直に向き合う」という価値のある時間に充てるのも悪くないなと思います。

 

KS7_0607

 

*「怒りのコントロール」についてのお話の中であった、「怒る前の気持ちが本当の気持ちである」ということを初めて知ることができたので、これから自分の怒りのサインに気づき、怒る前の気持ちを深呼吸しながら考えてみたいと思いました。

 

*神父様のお話では、瞑想するといいということを学びました。そしてびっくりしたのは、呼吸=神様。神様はいい人悪い人に関係なく、分け隔てなく接してくださる。呼吸もいい人、悪い人関係なく無条件に受け止め生かそうと働くそのことから、呼吸=神様というのがすごくびっくりしました。どちらも無条件に無償で与えてくださることに。

 

*神父様のお話で、「愛」の意味を改めて学べたような気がします。マザーテレサの「大切なのは、どれだけ心(愛)を込めたかです。」という言葉を私も大切にしたいなと思うことができました。

 

*神父様のお話を聞いて、「するモード」から「あることモード」へ心を切り換えることの大切さを知り、それと同時に、怒っている時に切り換えることができるように、心を成長させていきたいです。

 

*ごミサに初めて参加してみて、あまりの荘厳さにとても驚きました。カリタスホームの空気がいつもと違い180度変わったようでドキドキしました。まさに“愛の家”という雰囲気で、実際に教会に訪れたように感じました。ミサが始まると一気に取り込まれたような心地になって、時間を忘れてしまいました。

 

KS7_0629

 

1年生は6月から学校生活をはじめ、これまで味わったことのないキリスト教の雰囲気に戸惑いを感じていました。私の宗教の時間の話など、宇宙人が話しているような感じで聞いていました(笑)。

 

IMG_3815[1]この修養会が彼女たちにとって、よい話を聞くことの大切さや、自分と向き合うことの大切さに気づき始めるきっかけになったことは確かです。そのために、自分をありのまま受け止めることを心がけていこうとし始めた彼女たちが、3年後には自分の存在価値に目覚め、自分を大切にする術を見つけて卒業してほしいと心から願いました。

 

ページの先頭へ戻る

居場所

毎年行われている、全校生徒が集まって行う「慰霊の集い」は、コロナ禍に合わせて少し予定を変更して行いました。司式は春日井教会主任 北向修一神父様です。私たちにしてくださったお話を、抜粋して紹介します。

 

IMG_3791

 

「この聖カピタニオ女子高等学校が今も存続して私たちの学び舎になっているのは、先輩たち、教職員の方々のおかげです。

『私はあなた方のために場所を用意する』(ヨハネ福音書14章2節)

 

IMG_0064[1]と、イエスは言っています。これは、人間が寿命を全うしても、その魂は天国で安らかに憩うことができるということを示しています。だから、私たちはこの人生を意味のあるものとして、大切に時間を使おうとします。そして、私たちも限られた時間の中で様々な居場所を作ります。家族は私たちの居場所ですが、家庭以外でもそれぞれの場所が必要になります。皆さんにとっては、この聖カピタニオ女子高等学校ですね。

 

 

初期の生徒たちは学業に励みながら、グランドを整備する奉仕をしたと聞いています。先生方は大村はまさんの言葉通り

子どもたちはその日を2度と迎えないのだし、その時間も迎えない。教育者たる自分はいつでも最高の自分でなければならない。

という想いをもって教壇に立っています。今の私たちも準備された場所を守り、未来の後輩のためにこの場所で精一杯に活動をしています。この学び舎でたくさんの人が私たちのように働き、学び、いつかは過ぎ去る時の中で、文字通り聖カピタニオ女子高等学校という場所を守り愛した人々がたくさんいるのです。

何事も愛する方法は、それをいつか失うかもしれないと認識することである』

ギルバート・チェスタートン(1874~1936イギリス人)

 

今日の福音書のように、場所を誰であろうあなた方のために用意した人々こそ、この言葉は相応しく輝いています。私たちが慰霊する人たちは、そんな素敵な人たちなのです。どうか皆さんが、この先輩の方々に絆・繋がりを少しでも感じてくださるなら、それが一番の慰霊の儀式になるでしょう。」

 

IMG_3795

 

IMG_0069[1]こうして今年も全校生徒と教職員が一堂に会して、学校関係者の方々のために祈ることができたことに感謝したいと思います。神父様のお話にあったように、本校がこうして創立当初から教育活動を続けてこられたのは、たくさんの方々の生きた証があり、種を蒔かれたおかげです。その種が芽を出し、成長し、今では大きな木になってきました。この大木を成長させるために、後輩たちの居場所になれるように私たちの愛を注いでいきたいものです。

 

 

 

 

ページの先頭へ戻る

地球にやさしい活動

IMG_6572[1]10月31日(土)「’20秋の藤前干潟クリーン大作戦!!」に、生徒18名と参加して来ました。当日は、穏やかな秋晴れで、柔らかな太陽の光に包まれながら、1時間半、藤前干潟のごみ拾いをしました。

 

 

当日の藤前会場は事前の申し込みで総勢300名参加し、数組の団体の人たち、家族、夫婦、そして私たちといろいろな人たちと関わりながら清掃活動に取り組みました。

 

参加した生徒の感想を抜粋します。

IMG_6569[1]

 

*以前、校内のお昼の放送で、2030~2050年には、海中のプラスティックごみの量が魚量を上回ると予想されることを聞きました。私にはその時実感がわきませんでしたが、今回この活動をし、直接ゴミの量の多さを目にして実感できました。(2年生)

 

*参加した人たちと一緒に、ゴミ拾いをしている連帯感を味わうことができました。それは、岩場の間に落ちていたバケツを友人と2人で取ろうと頑張っていたのですが、岩が重く持ち上げられなくて、近くにいた男性に声をかけ手伝ってもらい、バケツを取ることができました。声をかけるのに、勇気はいりましたが・・・。(2年生)

 

*今回の活動に参加して、いかにポイ捨てが多いかということを知りました。岩の間に挟まったペットボトルを懸命に拾おうとする友人を見て、助けに行きました。誰かが無意識で捨てるごみは、誰かのおかげで処理されている、すなわちボランティアがいなければ、永遠に残るゴミになっていたことを、人々は知るべきだと感じました。地球のために、少しでも役立つことができて満足です。(2年生)

 

*藤前干潟が世界中の鳥が集まるオアシスであることを知り、ゴミで溢れていることや気軽にポイ捨てされている現状にとても不安になりました。このような活動に参加して、ポイ捨てをしない意識が高まると思いました。(1年生)

 

*今回拾ったごみの中で多かったものは、プラスチック破片でした。これを食べ物と間違えて食べる魚や海洋生物のことを思い出しました。そのことを考えると、とても危険で危ない事だとすぐ分かりました。(2年生)

 

*この活動に参加し、私より小さい子供たちやお年寄りの方々まで参加しているのに感動し、人々の温かさを感じられました。足場が不安定で大変でしたが、実際自分たちが集めたゴミを見て、達成感を味わうことができました。また、作業中でも運営の方々や先輩、一緒に活動していた仲間に気遣いの言葉をかけていただき、とても嬉しくなったし、心が温かくなりました。環境や鳥を保全するための活動をして、人々との関りや交流もできて自分自身とても成長できました。(1年生)

 

*私はボランティアに参加して世の中の人の役に立ち、少しでも地球がきれいになってほしいと思い活動に参加しました。ごみを捨てたら、その分誰かがゴミを拾わないと汚くなってしまうと改めて思いました。誰かが落としたごみは、誰かが拾ってくれているから、この地球がきれいなんだと感じました。自分の知らないところで、このように掃除をしてくださったり、いろいろな活動に参加して、少しでも地球がきれいになるように頑張ってくれている人がいることを知ってすごいと思ったし、自分もそういう人になりたいと思いました。(1年生)

 

*ごみの中で私が多く見たものは、ビニール袋とタバコでした。ビニール袋やストローが海の生き物たちにとって危険になるという動画を見たことがあったので、この活動に関心をもっていました。短時間の活動でしたが、友人と一緒にたくさんのごみを拾い、ビン、缶を分別するときに、他のボランティアの方々とお話をができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。(1年生)

 

IMG_6561[1]

 

生徒の感想の中にあった

ごみを捨てる人がいれば、それを拾う人もいる

という言葉にハッとさせられました。各自が責任を持って行動していれば、ゴミの問題がこんなに大きな社会問題にまで発展することがなかったでしょう。ごみは人間が生み出すもの、だったら人間が片付けないといけないことを参加した生徒たちは気づいたようです。活動の終わりに環境省の方と話していた時、

一生の中でゴミ拾いに参加した人は、ごみを捨てない人になります。

とおっしゃった言葉が心に残りました。小さな子供たちを連れて参加した家族は、家庭の中でごみ問題に関することが話題になっているのかと思うと、心が温かくなりました。地球にやさしくできる人は、隣人にも優しくできる人になれるでしょうね。

 

IMG_1489活動の終わりに、渡り鳥たちが一斉に水辺に飛来している光景を見ることができ、生徒たちが行った活動に鳥たちも安心して食べ物を取っている様子に感動しました。まるで、私たちの活動に感謝するために来たような感じを受けました。

 

 

 

 

ページの先頭へ戻る

3年生いのちの学習

IMG_3469高校3年生、最後の「いのちの学習」を行いました。講師は、ココカラウィメンズクリニック院長伊藤加奈子先生です。先生は「これから皆さんが生きていくなかで知ってほしい事を、中心に話します。高校を卒業したら、このような性の学習は聞かなくなるので、大事なお話をしますね。」と、講義を始める前にお話をしてくださいました。

 

「女性のライフスタイルの変化と女性の病気です。昔と違い平均寿命も延び、生理によっていろいろな病気が増加してきています。だから、自分は病気になるかもしれないと思うことが大事です。」と、生理時のホルモンの関係によって生じる病気や閉経時の病気を、パワーポイントを使いながら具体的に話してくださいました。

 

生徒の感想を抜粋いたします。

IMG_0304

 

 

*伊藤医師が話してくださる前に、「最後の性教育」という話があったが、そこで日本の性教育について考えさせられた。性教育の大切さを、3年生になって改めて感じた。1年に1回しかないけれど、貴重な機会となった。女子高なので、女性特有の話もたくさん聞くことができた。

 

*今、ダイエット中で少し体重が変わると一喜一憂してしまって、どんどん減らしたいと思ってしまうけれど、やせすぎても人を心配させてしまったり、体に良くないからほどほどにして、満足がいくまで健康的にやせられたらいいなと思いました。ピルを飲むことには、すごく抵抗があって今後妊娠しづらくなるのかな?と不安だったけれど、そんなことないと知って、辛い時に薬に頼ってもいいんだとわかりました。

 

*自分を大切にすることは、相手、周囲の人を大切にすることにつながる。“NO”と言える勇気を持って自分の意志を伝えられる女性になりたい。きちんと自分の意見を言える女性が増えれば、強制的にする男性は減ると思った。自分の身は、自分で守らなければならない。

 

*親の言うことやインターネットの情報を信じてしまいがちだけれど、しっかりと正しい知識をもって、デメリットばかりではなく、メリットにも目を向け、自分の意志をしっかり持つことが大切だと思いました。

 

*妊娠適齢期の限界は、35歳ぐらいだと知りました。私は結婚しても働きたいけれど、きちんと妊娠適齢期のことも考えて、人生設計をしないといけないなと思いました。

 

*話を聞くと普段は当たり前に感じているけれど、女性の体は凄く繊細で、自分が一番理解しておく必要があることが分かりました。人によって、その時の状態によって、また精神状態のバランスは違ってくるので、体の変化に慌てずに、正しい判断が取れるようにしたいです。

 

*なかなか「」の話については話題にしづらいし、恥ずかしいと感じてしまいます。でも、「」について考えることは、命について考えることにつながると聞いて、しっかりと向き合っていかなければいけないと改めて思いました。また、少子化の原因が自分は産まないと決めているからではなく、誤った知識で産まない家庭や産まれない家庭があるとしたら、とても残念なことです。3年間「いのちの学習」を通して、正しい知識を身につけられたと感じています。社会に出て、正しい判断、決断ができるように、学んだ知識を忘れないようにします。

 

IMG_0303

 

 

伊藤先生は3年生にライフスタイル(仕事・結婚・子育て)をしっかり考えることと、何か自分の体に変化があれば、躊躇せずに婦人科を受診することを強調していらっしゃいました。そのおかげで、お話を聞いた生徒たちの心に安心感が生まれたように感じました。「自分の生き方は人それぞれ、だからと言って自由に何をしてもいいというのではなく、自分の人生に責任を持って生きていってください。」という伊藤先生の思いが、今日のお話から伝わってきました。

 

 

 

 

 

ページの先頭へ戻る