「2015年08月」の記事
2015 関東方面大学見学ツアー
8月20,21日に、生徒39名、保護者6名、教員4名で関東方面の大学見学ツアーに行ってきました。
1日目に立教・早稲田、2日目に聖心女子・日本女子・上智の計5大学を見学しました。
それぞれが全く違った雰囲気をもっており、パンフレットやホームページを見ただけでは伝わらない特徴や良さを写真でお楽しみください。
?立教大学
ツアーの最初は立教大学池袋キャンパスから始まり、学生食堂で昼食を取らせていただきました。
残念ながら、ハリーポッターの世界のような雰囲気を醸し出している第一食堂は使えませんでしたが、深みのあるれんが色と漆喰の白色とのコントラストにツタの緑が加わった美しい建物など、敷地全体を通して異世界に迷い込んだような気分を味わうことができました。
?早稲田大学
2番目に訪問した早稲田大学早稲田キャンパスでは、学生の方々がガイドとなってキャンパスを巡るキャンパスツアーをしていただきました。
今年入学したばかりの1年生の方2名が案内してくださいましたが、半年前に入学したとは思えないほど大学のことをよく勉強されていて、それを楽しく説明してくださいました。
早稲田キャンパスの特徴は、大隈重信を始めとする著名人の銅像の数々や、完成したばかりのきれいな近代的な建造物とコンクリートの打ちっぱなしの重みのある建物、内側から見ることもできる趣きのある時計台など、広い敷地に存在する歴史や文化が混在しているところです。
一見すると雑多で統一感の内容にも思えますが、幅の広い多様性を受け入れる器の大きさを物語っているようにも感じられました。
?聖心女子大学
2日目の始めに訪問したのは、聖心女子大学でした。
昨年度の本校の卒業生が聖心女子大学での学生生活についての話やキャンパスの案内をしていただきました。
聖心女子大学は、カトリック系の女子大学であり、本校にもあるカトリック独特の雰囲気を醸し出しています。
近代的なおしゃれな雰囲気という部分は多くはないものの、豊かでスケールの大きな自然と昭和天皇皇后が幼少を過ごされた伝統的な日本家屋が特徴で、都心とは思えないほど落ち着いた空間が魅力的でした。
雰囲気が大変気に入った生徒もおり、とても良い刺激になったようです。
?日本女子大学
次は日本女子大学目白キャンパスに訪問しました。
プロテスタントの牧師だった成瀬仁蔵という方が創立者ですが、大学内の雰囲気は宗教色がほとんど排除されており、きれいな食堂やイギリス式の屋上庭園など、100年以上の歴史からは想像できないほどの近代的な雰囲気と明るさ、敏捷性が感じられます。
また、設立を支援した三井財閥の広岡浅子という方が、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」で取りあげられるそうです。
私立の女子大学では唯一の理学部を持ち、理系・文系問わず研究が重視されています。蛍光顕微鏡が一人一台あり、電子顕微鏡も複数あるとても充実した環境が整えられていて、理系に進みたい生徒にとってはとても魅力的だと思いました。
?上智大学
最後に訪れたのは、上智大学四谷キャンパスです。
ここでも、本校の卒業生2人に案内をしていただきました。
コンパクトなキャンパスながら、趣きのある赤れんがの建物や開放的な空間が目を引きました。また、国会議事堂、皇居、迎賓館など、日本の中枢の目の前で行われている教育という点で、他の大学にはない魅力があるように思います。
背伸びをして入学した人にとっては大変な面もあるかもしれませんが、高い教養をもとに紡がれる会話は、他では味わえない刺激になるという卒業生の話も印象的でした。
以上、5大学を見学した中で、パンフレットなどでは伝わりにくい部分を中心とした説明でした。
今回の見学のように、複数の大学に足を運び、自分の目で見比べることによって、自分がどういうところに通いたいと思うか、何を重視したいかがはっきりしてきます。
今回のツアーに参加しなかったみなさんも、たとえ進学を考えていない学校であったとしても、自分の視点で比較し、最終的な進路を決めるために、オープンキャンパスに積極的に参加してほしいと思います。
おまけ
今回のツアーの宿泊地は浅草だったため、3時間ほど自由に浅草観光や東京スカイツリーの見物に行ってきました。