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【朝礼の話③】キャッツ解説 ―令和4年度芸術鑑賞のご報告―

名古屋四季劇場

ジェリクルキャッツたち、名古屋四季劇場に集まる。

◇キャッツのあらすじ◇

 今日は、先日皆さんと鑑賞したキャッツの内容についてお話します。ミュージカルは音楽、美術、文学などが融合した総合芸術ですが、今日は文学的な側面から私なりに感じたことを三つのポイントに絞って振り返ってみたいと思います。先ずあらすじを確認しておきます。「今夜は年に一度の特別な舞踏会。そこに集まったジェリクル・キャッツの中から、最も純粋な猫が一匹選ばれ、新しい人生を生きることを許される。果してその猫とは?」というのが大まかな筋です。

◇ポイント①「死と再生の物語」◇

 ポイント①としてキャッツは「死と再生の物語」と言えます。孤独な娼婦猫グリザベラが、最後天に昇っていく姿、これは何を意味するでしょう? 死、天国に行く、成仏する、捉え方はいろいろ出来ますが、一つの終わりを意味します。同時に、再生、天国で暮らす、仏になる、転生など、始まりを意味しています。

 この物語の時間設定が夜であることも重要です。一日が終わり、眠りに就き、新たな一日が始まる、私たち人間も日々、終わりと始まり、小さな死と再生を繰返しながら生きているのです。主題歌「メモリー」も「デイライト 夜明けとともに 新たな命を 日はもう昇る」と歌っています。ちなみにキャッツで効果的に使われている「月」も死と再生の象徴となっています。満ち欠けがあり、30日周期で始まりと終わりが繰り返されますからね。

◇ポイント②「祝祭の物語」◇

 ポイント②、場面設定が「舞踏会」であることも大きな意味があります。舞踏会のような場を文学的には「祝祭空間」と呼んでいます。人生の節目、行事、儀式、具体的には入学式、卒業式、学園祭、結婚式などもそうです。その反対が普通の時、日常です。日本の文化では昔から「ハレ」と「ケ」という言葉で区別して来ました。晴れ舞台、晴れ着という言葉もありますね。

 ジェリクル舞踏会は、ジェリクル・キャッツたちのこれまでの人生を照らし出し、夜明けとともに新しい日常が始まります。私たち人間世界の卒業式も高校生活を照らし出し、新たな生活が始まる祝祭の場です。文学的には祝祭も死と再生の象徴と解釈されます。私たちはハレとケを繰返しながら生きているのです。皆さんもいま学園祭が終わり、日常を送っていますが、来週には体育祭というハレが待っていて、それが終わるとまた日常が訪れます。

◇ポイント③「救済の物語」◇

 最後のポイントはキャッツは「救済の物語」でもあるということです。グリザベラは、他の猫から蔑まれ、疎んじられる孤独な存在です。グリザベラが最後に歌う「メモリー」の、「お願い 私にさわって 私を抱いて 光とともに」という心の叫びのような歌声は皆さんも強く印象に残っていると思います。こう歌うと彼女を今まで遠ざけていた他の猫たちが近寄ってきてグリザベラの体を撫で、グリザベラは心の救いを得るわけですが、これは単なるスキンシップではなく、その人生に触れる、その人生を受け止め、抱きしめることを意味していると私は思います。ここで言う救済とは生きていてよかったという思いです。

 救済というとマザー・テレサのことが思い浮かびます。マザーは「死を待つ人々の家」を作り、道端に倒れ、誰にも顧みられることなく孤独に死んでいく人々を家に連れて帰り、介抱しました。手を握り、「あなたは大切な人です。神様から愛されています。」とマザーが言うと、その人たちは微笑んで小さくサンキューと言って息を引き取ったそうです。

 私たちも日々小さな救済をしたりされたりしています。奉仕活動で老人ホームに行った時、お年寄りが昔こんなことがあったよ、そうなんですね、そんなことがあったんですね、と話を聞いてあげて、その人生に触れることとか、友だちに励ましや慰めの声をかけるのも小さな救済かなと思います。

 以上、私はこんなふうにキャッツを見ましたが、皆さんはどうでしょう。何かの参考になれば幸いです。

校長 村手元樹

*2022.9.22 全校朝礼(オンライン)

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コロナ禍と青春 ―令和4年度2学期始業式のご報告―

MicrosoftTeams-image (31)真っ白になった本校舎

 にわかに秋の気配が感じられるようになりました。9月1日、2学期の始業式を予定通り行うことができました。新型コロナウイルスが高止まりしているのに加えて、熱中症の心配もある状況のため、始業式を放送で実施しました。生徒の皆さんに次のような話をしましたので、ご紹介します。

◇真っ白になった本校舎◇

 おはようございます。

 いよいよ2学期となりました。皆さんにご不便をおかけしましたが、夏休みに行った本校舎の塗装工事が無事終わり、本校舎が見違えるように白くなりました。白は清潔感、新たな始まり・可能性をイメージさせる色です。新たな気持ちで頑張っていきましょう。

◇仙台育英高校野球部の監督の言葉◇

 さて、この夏を振り返ってみると、私はいろいろ心に残る言葉に出会いました。そのうち、二つ皆さんと共有したいと思います。まず甲子園で東北勢初の優勝を果たした仙台育英高校の須江監督の優勝インタビューの言葉です。話題になったので、知っている人も多いと思います。「新型コロナウイルスの感染に翻弄され、それを乗り越えての優勝した3年生にどんな言葉をかけたいですか。」と質問され、「今の高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。(中略)本当に、すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。」という答えでした。

 「全国の高校生」は野球をやっている高校生だけを指した言葉ではないと私は思います。皆さんもコロナ禍の中で勉強、部活、受験、行事などいろいろなことを頑張ってくれています。皆さんがボランティア活動を行った先からも「本当に助かりました」と感謝の言葉をいただきました。拍手を送りたい気持ちです。

◇青春は密◇

 「青春は密」という言葉も印象的でした。自分の高校生活を振り返って果して密(充実)だっただろうか?と反省したんです。何事も当り前だと思ってありがたみも感じずただ毎日を何となく過ごしていたような気がします。

 残念ながら人間は自分の生きる時代を選ぶことはできません。戦争中に青春時代を過ごした若者もいます。時代を嘆くより、その時代の中でどうすれば、より充実して生きられるのかを考えることの方がはるかに重要だと思います。

◇カピタニオの今年の卒業生の言葉◇

 私がこの夏、心に残った言葉のもう一つは、本校を今年卒業した皆さんの先輩がオープンスクールで中学生に話してくれた言葉です。彼女も高校2年生3年生をコロナ禍の中で過ごしました。高校についていろいろ説明した最後に、卒業式の時にクラスの仲間と撮った写真をスライドで見せながら中学生にこのようなメッセージを伝えてくれました。「(~中学生の皆さんに一番伝えたいこと~)私が一番大切だと思うことは、誰とどんな環境で何を学ぶかだと思っています。私はこの高校で最高の友達と学んで、先生になんでも相談して、なんでも質問して、この高校でしか学べないことを学びました。私はこの高校時代が最高だったと心から思います。」

◇大切なのは、誰とどんな環境で何を学ぶかを意識すること◇

 最高の高校時代だったと振り返ってくれて私は何か救われたような気持ちになりました。ただそれは「最高の高校時代だった」というより、彼女が「最高の高校時代にした」のだと思います。だからここに来れば誰でも最高の高校生活を送れるよと中学生に言っているわけでは全くありません。「なんでも相談した」という表現でその途上でいろんなことに悩み、壁にぶつかりながら歩んだ高校生活だったことが読み取れます。苦しみを伴わない最高の高校時代なんてないと思います。そもそも困難を乗り越えることがなかった高校生活は密とは言えません。そして彼女がなぜ最高の高校生活にできたかというと、「誰とどんな環境で何を学ぶか」を常に意識して高校生活を主体的に送ったからに他なりません。

 私は彼女とそんなに接点はなかったのですが、受験の時、スクールバスの2便で帰ると決めて、放課後学習室で勉強して、先生に質問に来る姿もよく見かけました。いま自分がいる環境の中で、自分が何を誰とどうできるかを必死に模索していたことは容易に想像できます。

 いろいろと不自由なことや苦労が多い毎日ですが、卒業の時に「いい高校時代だったな」と思えるように一つ一つ取り組んでいきましょう。

校長 村手元樹

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始業式の夕方、美しい虹が架かりました。

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健康に関する意思決定と行動選択 ―令和4年度夏休み出校日のご報告―

鱗雲

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・

 残暑お見舞い申し上げます。8月18日、出校日でした。登校時間はあいにく激しい雨に見舞われ、午後からは晴れるという天候でした。昨今の不安定な気候、猛暑による熱中症の危険に加えて、新型コロナウイルスも高止まりが続くという状況で、健康には細心の注意が必要だと思い、朝の放送で生徒の皆さんに次のような話をしました。(一部補った部分もあります)

◇NHKラジオ高校講座「保健」を聞く◇

 おはようございます。雨の中、登校お疲れ様でした。

 夏休みもあと2週間となりました。2学期のスタートを良い形で迎えられるように有意義に過ごしてください。

 修業式でも言いましたが、まずは一番大切なこと、引き続き体調管理には十分気をつけて過ごすことです。先日たまたまNHKラジオの高校講座の保健の授業を耳にしたのですが、その日のテーマが「健康に関する意思決定と行動選択」でした。講師は大学の先生で、聞き役がタレントの壇蜜さんでした。健康に関する正しい情報を踏まえて、何に気を付けてどう過ごすかを自ら考え、行動を選択すること。そういう意味では毎日が保健の勉強だなと改めて思ったわけです。

◇「運動」「栄養」「休養」「時間管理」◇

 昔から夏バテという言葉があるように、高温多湿の夏はもともと体調をくずしやすいので、保健の授業で習うように、「適度な運動」「栄養」「休養および睡眠」「規則正しい生活および時間管理」を心掛けることが大切です。そういう意思決定と行動選択が感染症対策や熱中症対策にもなります。またそれが日々の活動を充実させることにも繋がってくると思います。

◇私の夏休みの過ごし方◇

 私自身も夏休みをそんなふうに過ごしています。「規則正しい生活」「無理をしない」が目標です。早寝早起き。睡眠をしっかり取る。朝日を浴びる。(人間は思う以上に生物です。太陽とともに起き、太陽とともに休むというのが体にいいのは自然の摂理なのかもしれません)朝食を食べる。文部科学省も「早寝早起き朝ごはん」を推奨していて、就寝リズムや朝食摂取が学力とも関係しているデータを公表していますよ。

 水分をこまめに取る。できるだけ野菜を食べる。仕事の合間に適度な休憩を入れる。頭が疲れたら私はよくチョコレートを食べます。疲れが癒やされる、集中力を高める、脳を活性化するなどさまざまな効果があると言われています。また幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌を促すので、心なしか幸せな気分になります。もちろん食べ過ぎはよくないので、量には気を付けています。

◇無理をしない◇

 無理をしないということですが、昔だと庭に雑草が生えていると今日やってしまおうと炎天下で何時間も草取りをしてくらくらとしていましたが、最近は本当に危険なことだと思い、リスクをおかして1時間より30分で2日間やればいいのではないかという考え方になってきました。少し頭がよくなってきたんですね。

 「無理をしない」ということは「努力を惜しむ」ことではなく、要するに「理屈に合った、合理的な努力をする」ということです。時間管理をして計画的に持続的に行った方が結果的に効率がいいことが多いです。いわゆる「サステナブル」です。

 草取りに限らず仕事や勉強も同じ。健康に気を付けながら、さまざまな活動をできるだけ無理せずサステナブルに楽しく進めてください。

校長 村手元樹

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アンテナと引き出し ―令和4年度一学期終業式のご報告―

MicrosoftTeams-image (22)玄関に可憐に咲くペチュニア

  7月20日、一学期の終業式を行いました。今年度は新型コロナウイルス感染症および熱中症対策のため、オンラインでの終業式になりました。終業式のあと、これもオンラインではありましたが、サッカー部のインターハイ出場壮行会をして、全校でサッカー部へエールを送りました。以下は、終業式で話した生徒たちへのメッセージです。お読みください。

◇夏休みに望むこと◇

 おはようございます。皆さん、一学期お疲れさまでした。いよいよ夏休みが始まります。夏休みに際して皆さんに望むことが2つあります。先ず第一に健康に気をつけて過ごすこと。感染症対策、熱中症対策はもちろん、規則正しい生活を心がけ、心の健康にも気をつけてください。二点目。夏休みは普段より時間的余裕が生まれると思うので、視野を広げて普段できないような、勉強の機会にしてほしいと思います。そこで今日のお話のキーワードは「アンテナと引き出し」です。「アンテナを張る」という慣用句は国語辞典では「情報を集める手段を講ずる」と説明されています。「引き出し」は比喩的に「臨機応変に活用できる、隠れ持った多様な知識や豊かな経験」という意味で使っています。

◇「熱意を示す」とはどれだけ考え、準備してきたかを示すこと◇

 3年生の方は本格的な受験シーズンを迎えます。毎年秋ごろ、小論文指導や面接練習をする際、この方はもう少し早く夏休みくらいから準備をしておくとよかったのになと感じる場合がよくあります。たとえば、私は国語が担当なので、日本文学の学科の人とよく面接練習をします。そのとき、「興味のある作家は?」と質問して「夏目漱石です」という答えが返ってきたとします。次に「一番印象深い作品は何ですか?」「はい、『こころ』です。」『こころ』について一通り聞いた後、「では漱石で他に好きな作品は?」「はい、ありません」「では『こころ』の他に漱石でどんな本を読みましたか?」「はい、読んでません。」ハキハキとは答えてくれるのですが、どうでしょう? 推薦入試では熱意を示すことが大切だと言いますが、熱意というのは「はい、とにかく頑張ります」というテンションの高さではないと思います。熱意を示すとは、日頃からその分野についてどれほど真剣に考え、どれほど準備してきたかということだと思います。こうした準備は受験直前ではなかなかできませんね。

◇進路についてもアンテナを張って探ってみよう◇

 1,2年生の皆さんも、いろいろなところに幅広くアンテナを張って、自分の引き出しをたくさん増やしてもらいたいと思います。いろいろな本を読んだり、いろいろな人の話を聞いたり、進路についてじっくり考えるのもいいかもしれません。進路もただ頭の中だけで考えていてもなかなか答えは出てきません。アンテナを張って探ってみる必要があります。たとえば卒業した皆さんの先輩の一人の例を紹介します。その人は法学部か経済学部か経営学部かどこに行くか迷っていたそうです。そこでどうしたかというと一週間ずつその学部を志望したつもりになりきってみたそうです。「今週は法学部週間」と決めたらまず友達とかにも「私、法学部に行こうと思うんだ」と宣言し、家族とか先生にも「私、法学部を目指します」とか言うと、感想とかアドバイスとか返ってきます。「法学部に行った知合いいるよ」とか「法学部なら何々大学がいいんじゃない」とか。自分でネットでいろいろ調べたり、図書館に行って法学に関する入門書を読んでみたり。で、翌週は「経済学部週間」。友達に「私、やっぱり経済学部にしようと思うだよね」「え、変わったの?」とかいうやり取りで始まるわけです。そうやってアンテナを張っていろいろ動いてみると、見えなかったことがたくさん見えてきます。「思っていたイメージとは違った」とか「こっちの方が自分に合ってる」とか「こんな興味深い研究分野もあるんだ」とか。なかなか面白い試みだなと思ったことを記憶しています。

◇夏休みは自分の世界を広げるチャンス◇

 というわけで皆さん、アンテナを張って引き出しをたくさん作ってください。有意義な夏休みになるよう祈っています。ありがとうございました。

校長 村手元樹MicrosoftTeams-image (24)

 

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【朝礼の話②】勉強にとって大切な4つの力

白百合

校内は白百合が見ごろです。

 来週から期末試験が始まります。今日は勉強の仕方について私が思うことを少しお話ししたいと思います。

◇勉強とスポーツの取り組みは相通じる◇

 毎年3月に卒業した3年生の先輩から1、2年生が「受験体験談」を聞くキャリア・ガイダンスがあります。卒業生たちが3年間どのように勉強してきたかを聞いていると、彼女たちが何となく勉強してきたのではなく、それぞれに理に適った方法論と心構えに基づいていることに気づきます。私は常々、勉強とスポーツの取り組み方には多くの共通点があると考えていますので、思わず「いいプレーヤーだな」というふうに感じてしまいます。

◇戦略性◇

 まず第一に彼女たちは共通して確かな戦略性を持っています。3年間をどのように過ごし、どのように学習に取り組むかを踏まえてしっかりと計画を立てています。スポーツで戦略を練ってそれに基づいて練習計画を立てるのと同じです。

◇継続する力(サステナビリティ)◇

 第二に「継続は力なり」という言葉が示すように継続する力が重要です。いわゆるサステナブル(sustain…持続する +  able…できる)、サステナビリティ(sustain…持続する +  ability…能力)です。一気にするのではなく学習計画に沿って繰り返し積み重ねることによって「身に付ける」必要があります。スポーツの世界では「一夜漬け」という言葉自体、存在しないと思います。

◇回復力(レジリエンス)◇

 第三は最近注目されているレジリエンス(resilience)という力です。回復力、弾力性、しなやかさという意味です。継続が重要といっても計画通りに行かないことも多くあります。体調を崩したり、その日はどうしてもやる気が起こらなかったり、睡魔に襲われる、思うように成果が上がらない、など。そんな時あきらめずに状況に合わせて計画を修正しながら粘り強くやり通す力がレジリエンスです。

◇勉強は団体戦◇

 「戦略性」「継続力」「粘り強さ」の三つのほかにもう一つ大切な力があると思います。私がキャリア・ガイダンスでいいプレーヤーだと思った一人の生徒は「受験や勉強は個人種目ではなく、団体戦です」と言っていました。その人は受験科目に小論文があって、3年生の冬、先生に添削をしてもらい、うまく書けずに泣きそうになったりしながらも来る日も来る日も書く練習を続けていました。昼休みもさっと昼食を済ませ、一人で学習室に行って練習をしていたそうです。ふと横を見ると、同じように頑張って勉強をしている人がいる。その時、一人じゃない、孤独な戦いではないんだと、本当に心強い気持ちになったそうです。頑張っている友達がいたから、私も頑張れたという声もよく聞きます。隣で頑張る、よき隣人よき仲間とお互いがなれるよう、頑張っていきましょう。

校長 村手元樹

*2022.6.23 全校朝礼

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