行事|聖カピタニオ女子高等学校|校長ブログ

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コロナ禍と青春 ―令和4年度2学期始業式のご報告―

MicrosoftTeams-image (31)真っ白になった本校舎

 にわかに秋の気配が感じられるようになりました。9月1日、2学期の始業式を予定通り行うことができました。新型コロナウイルスが高止まりしているのに加えて、熱中症の心配もある状況のため、始業式を放送で実施しました。生徒の皆さんに次のような話をしましたので、ご紹介します。

◇真っ白になった本校舎◇

 おはようございます。

 いよいよ2学期となりました。皆さんにご不便をおかけしましたが、夏休みに行った本校舎の塗装工事が無事終わり、本校舎が見違えるように白くなりました。白は清潔感、新たな始まり・可能性をイメージさせる色です。新たな気持ちで頑張っていきましょう。

◇仙台育英高校野球部の監督の言葉◇

 さて、この夏を振り返ってみると、私はいろいろ心に残る言葉に出会いました。そのうち、二つ皆さんと共有したいと思います。まず甲子園で東北勢初の優勝を果たした仙台育英高校の須江監督の優勝インタビューの言葉です。話題になったので、知っている人も多いと思います。「新型コロナウイルスの感染に翻弄され、それを乗り越えての優勝した3年生にどんな言葉をかけたいですか。」と質問され、「今の高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。(中略)本当に、すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います。」という答えでした。

 「全国の高校生」は野球をやっている高校生だけを指した言葉ではないと私は思います。皆さんもコロナ禍の中で勉強、部活、受験、行事などいろいろなことを頑張ってくれています。皆さんがボランティア活動を行った先からも「本当に助かりました」と感謝の言葉をいただきました。拍手を送りたい気持ちです。

◇青春は密◇

 「青春は密」という言葉も印象的でした。自分の高校生活を振り返って果して密(充実)だっただろうか?と反省したんです。何事も当り前だと思ってありがたみも感じずただ毎日を何となく過ごしていたような気がします。

 残念ながら人間は自分の生きる時代を選ぶことはできません。戦争中に青春時代を過ごした若者もいます。時代を嘆くより、その時代の中でどうすれば、より充実して生きられるのかを考えることの方がはるかに重要だと思います。

◇カピタニオの今年の卒業生の言葉◇

 私がこの夏、心に残った言葉のもう一つは、本校を今年卒業した皆さんの先輩がオープンスクールで中学生に話してくれた言葉です。彼女も高校2年生3年生をコロナ禍の中で過ごしました。高校についていろいろ説明した最後に、卒業式の時にクラスの仲間と撮った写真をスライドで見せながら中学生にこのようなメッセージを伝えてくれました。「(~中学生の皆さんに一番伝えたいこと~)私が一番大切だと思うことは、誰とどんな環境で何を学ぶかだと思っています。私はこの高校で最高の友達と学んで、先生になんでも相談して、なんでも質問して、この高校でしか学べないことを学びました。私はこの高校時代が最高だったと心から思います。」

◇大切なのは、誰とどんな環境で何を学ぶかを意識すること◇

 最高の高校時代だったと振り返ってくれて私は何か救われたような気持ちになりました。ただそれは「最高の高校時代だった」というより、彼女が「最高の高校時代にした」のだと思います。だからここに来れば誰でも最高の高校生活を送れるよと中学生に言っているわけでは全くありません。「なんでも相談した」という表現でその途上でいろんなことに悩み、壁にぶつかりながら歩んだ高校生活だったことが読み取れます。苦しみを伴わない最高の高校時代なんてないと思います。そもそも困難を乗り越えることがなかった高校生活は密とは言えません。そして彼女がなぜ最高の高校生活にできたかというと、「誰とどんな環境で何を学ぶか」を常に意識して高校生活を主体的に送ったからに他なりません。

 私は彼女とそんなに接点はなかったのですが、受験の時、スクールバスの2便で帰ると決めて、放課後学習室で勉強して、先生に質問に来る姿もよく見かけました。いま自分がいる環境の中で、自分が何を誰とどうできるかを必死に模索していたことは容易に想像できます。

 いろいろと不自由なことや苦労が多い毎日ですが、卒業の時に「いい高校時代だったな」と思えるように一つ一つ取り組んでいきましょう。

校長 村手元樹

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始業式の夕方、美しい虹が架かりました。

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健康に関する意思決定と行動選択 ―令和4年度夏休み出校日のご報告―

鱗雲

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・

 残暑お見舞い申し上げます。8月18日、出校日でした。登校時間はあいにく激しい雨に見舞われ、午後からは晴れるという天候でした。昨今の不安定な気候、猛暑による熱中症の危険に加えて、新型コロナウイルスも高止まりが続くという状況で、健康には細心の注意が必要だと思い、朝の放送で生徒の皆さんに次のような話をしました。(一部補った部分もあります)

◇NHKラジオ高校講座「保健」を聞く◇

 おはようございます。雨の中、登校お疲れ様でした。

 夏休みもあと2週間となりました。2学期のスタートを良い形で迎えられるように有意義に過ごしてください。

 修業式でも言いましたが、まずは一番大切なこと、引き続き体調管理には十分気をつけて過ごすことです。先日たまたまNHKラジオの高校講座の保健の授業を耳にしたのですが、その日のテーマが「健康に関する意思決定と行動選択」でした。講師は大学の先生で、聞き役がタレントの壇蜜さんでした。健康に関する正しい情報を踏まえて、何に気を付けてどう過ごすかを自ら考え、行動を選択すること。そういう意味では毎日が保健の勉強だなと改めて思ったわけです。

◇「運動」「栄養」「休養」「時間管理」◇

 昔から夏バテという言葉があるように、高温多湿の夏はもともと体調をくずしやすいので、保健の授業で習うように、「適度な運動」「栄養」「休養および睡眠」「規則正しい生活および時間管理」を心掛けることが大切です。そういう意思決定と行動選択が感染症対策や熱中症対策にもなります。またそれが日々の活動を充実させることにも繋がってくると思います。

◇私の夏休みの過ごし方◇

 私自身も夏休みをそんなふうに過ごしています。「規則正しい生活」「無理をしない」が目標です。早寝早起き。睡眠をしっかり取る。朝日を浴びる。(人間は思う以上に生物です。太陽とともに起き、太陽とともに休むというのが体にいいのは自然の摂理なのかもしれません)朝食を食べる。文部科学省も「早寝早起き朝ごはん」を推奨していて、就寝リズムや朝食摂取が学力とも関係しているデータを公表していますよ。

 水分をこまめに取る。できるだけ野菜を食べる。仕事の合間に適度な休憩を入れる。頭が疲れたら私はよくチョコレートを食べます。疲れが癒やされる、集中力を高める、脳を活性化するなどさまざまな効果があると言われています。また幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌を促すので、心なしか幸せな気分になります。もちろん食べ過ぎはよくないので、量には気を付けています。

◇無理をしない◇

 無理をしないということですが、昔だと庭に雑草が生えていると今日やってしまおうと炎天下で何時間も草取りをしてくらくらとしていましたが、最近は本当に危険なことだと思い、リスクをおかして1時間より30分で2日間やればいいのではないかという考え方になってきました。少し頭がよくなってきたんですね。

 「無理をしない」ということは「努力を惜しむ」ことではなく、要するに「理屈に合った、合理的な努力をする」ということです。時間管理をして計画的に持続的に行った方が結果的に効率がいいことが多いです。いわゆる「サステナブル」です。

 草取りに限らず仕事や勉強も同じ。健康に気を付けながら、さまざまな活動をできるだけ無理せずサステナブルに楽しく進めてください。

校長 村手元樹

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アンテナと引き出し ―令和4年度一学期終業式のご報告―

MicrosoftTeams-image (22)玄関に可憐に咲くペチュニア

  7月20日、一学期の終業式を行いました。今年度は新型コロナウイルス感染症および熱中症対策のため、オンラインでの終業式になりました。終業式のあと、これもオンラインではありましたが、サッカー部のインターハイ出場壮行会をして、全校でサッカー部へエールを送りました。以下は、終業式で話した生徒たちへのメッセージです。お読みください。

◇夏休みに望むこと◇

 おはようございます。皆さん、一学期お疲れさまでした。いよいよ夏休みが始まります。夏休みに際して皆さんに望むことが2つあります。先ず第一に健康に気をつけて過ごすこと。感染症対策、熱中症対策はもちろん、規則正しい生活を心がけ、心の健康にも気をつけてください。二点目。夏休みは普段より時間的余裕が生まれると思うので、視野を広げて普段できないような、勉強の機会にしてほしいと思います。そこで今日のお話のキーワードは「アンテナと引き出し」です。「アンテナを張る」という慣用句は国語辞典では「情報を集める手段を講ずる」と説明されています。「引き出し」は比喩的に「臨機応変に活用できる、隠れ持った多様な知識や豊かな経験」という意味で使っています。

◇「熱意を示す」とはどれだけ考え、準備してきたかを示すこと◇

 3年生の方は本格的な受験シーズンを迎えます。毎年秋ごろ、小論文指導や面接練習をする際、この方はもう少し早く夏休みくらいから準備をしておくとよかったのになと感じる場合がよくあります。たとえば、私は国語が担当なので、日本文学の学科の人とよく面接練習をします。そのとき、「興味のある作家は?」と質問して「夏目漱石です」という答えが返ってきたとします。次に「一番印象深い作品は何ですか?」「はい、『こころ』です。」『こころ』について一通り聞いた後、「では漱石で他に好きな作品は?」「はい、ありません」「では『こころ』の他に漱石でどんな本を読みましたか?」「はい、読んでません。」ハキハキとは答えてくれるのですが、どうでしょう? 推薦入試では熱意を示すことが大切だと言いますが、熱意というのは「はい、とにかく頑張ります」というテンションの高さではないと思います。熱意を示すとは、日頃からその分野についてどれほど真剣に考え、どれほど準備してきたかということだと思います。こうした準備は受験直前ではなかなかできませんね。

◇進路についてもアンテナを張って探ってみよう◇

 1,2年生の皆さんも、いろいろなところに幅広くアンテナを張って、自分の引き出しをたくさん増やしてもらいたいと思います。いろいろな本を読んだり、いろいろな人の話を聞いたり、進路についてじっくり考えるのもいいかもしれません。進路もただ頭の中だけで考えていてもなかなか答えは出てきません。アンテナを張って探ってみる必要があります。たとえば卒業した皆さんの先輩の一人の例を紹介します。その人は法学部か経済学部か経営学部かどこに行くか迷っていたそうです。そこでどうしたかというと一週間ずつその学部を志望したつもりになりきってみたそうです。「今週は法学部週間」と決めたらまず友達とかにも「私、法学部に行こうと思うんだ」と宣言し、家族とか先生にも「私、法学部を目指します」とか言うと、感想とかアドバイスとか返ってきます。「法学部に行った知合いいるよ」とか「法学部なら何々大学がいいんじゃない」とか。自分でネットでいろいろ調べたり、図書館に行って法学に関する入門書を読んでみたり。で、翌週は「経済学部週間」。友達に「私、やっぱり経済学部にしようと思うだよね」「え、変わったの?」とかいうやり取りで始まるわけです。そうやってアンテナを張っていろいろ動いてみると、見えなかったことがたくさん見えてきます。「思っていたイメージとは違った」とか「こっちの方が自分に合ってる」とか「こんな興味深い研究分野もあるんだ」とか。なかなか面白い試みだなと思ったことを記憶しています。

◇夏休みは自分の世界を広げるチャンス◇

 というわけで皆さん、アンテナを張って引き出しをたくさん作ってください。有意義な夏休みになるよう祈っています。ありがとうございました。

校長 村手元樹MicrosoftTeams-image (24)

 

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カピタニオの合言葉 ―令和4年度一学期始業式のご報告―

 令和4年4月8日(金)、昨日の入MicrosoftTeams-image (10)学式に引き続き、晴天に恵まれ、全校生徒がそろって始業式を行い、今年度のスタートを切ることができました。始業式で生徒の皆さんに話した内容を以下に掲載いたします。新年度にあたってのメッセージです。お読みいただければ幸いです。

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         今年も校庭にこぶしの花が咲きました。

 始業式での話

 はじめまして。今年度から校長を務めることになりました村手です。前校長の小池先生から引き継いで皆さんと一緒に良い学校を作っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 ところで良い学校とはどんな学校でしょう。小池先生は「喜びの声が響き渡る学校」という合い言葉を示されました。私はあえて新たな言葉を示しません。なぜなら皆さんは、すでに共通の合い言葉を持っているからです。それは毎日朝と帰りに唱えるお祈りの言葉です。この祈りの言葉の中に、私が、というよりカピタニオがみんなに伝えたい大切なことは、すべて入っています。

 この祈りの言葉は、世界中で多くの人が数千年に亘って唱えて来た「主の祈り」「アヴェマリアの祈り」そしてカピタニオのオリジナルの「授業前授業後の祈り」とで構成されています。「授業前の祈り」の中に「親、兄弟、先生、友だちと心から交わり、私の言葉や行いが人々を悲しませることなく、いつも人々の喜びとなりますように。」という言葉があります。この言葉の中に祈りのエッセンスはほぼ含まれています。「私の言葉や行いが人を悲しませず、人の喜びとなる」、ごく当たり前のことのようで、思った以上に難しい課題だと思います。私たちはしばしば知らず知らず人を悲しませてしまうことがあります。また何気なく掛けた、「おはよう」という朝の、たった一言が、声をかけた相手の一日を照らすことがあります。人間は大切なことをよく忘れます。だから毎日忘れないように祈る必要があるのです。

 この祈りの言葉はこう続きます。「今日も一生懸命に生き、私たちが平和な世界をつくる一粒の麦となれますように、力をお与えください。」一粒の麦はカピタニオが最も大切にしているキーワードです。「一粒の麦、地に落ちて死ななければ一粒のまま残る、死ねば豊かな実を結ぶ」という聖書の言葉から来ています。「平和な世界をつくる一粒の麦」の「世界」は一見、地球規模の世界をイメージし、自分から遠いことのように思えてしまいますが、たとえば家族や学校、クラスも一つの世界です。一人ひとりがその中の一粒の麦です。その小さな世界の平和はたった一人の我儘な言動で壊れてしまうし、一人ひとりの協力で居心地の良い、平和な世界を作ることもできます。

 平和は与えられるものではなく、作っていくものだと私は思います。よい学校もよい学年もよいクラスも誰かに与えられるものではなく、そのメンバーである一人ひとりが一粒の麦となって作っていくものではないでしょうか?

 かつて、ある神父様がこんなことをおっしゃっていました。「カピタニオ高校は、生徒たちみんなで、いい学校にしよういい学校にしようと努力している学校ですね。」おそらく、それは「私の言葉や行いが人を悲しませず、いつも人の喜びとなるように。」という願いを毎日ただ呪文のように人ごとのように唱えるだけでなく、生徒のみなさんが本当に心掛けてくれているからだと思います。今年度も豊かな実を結ぶようにともに頑張っていきましょう。

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校長ブログ始めました ―令和4年度第60回入学式のご報告―

 今年度から聖カピタニオ女子高等学校の校長を務めます村手元樹と申します。MicrosoftTeams-image (2)

よろしくお願いします。

 このブログでは、在校生の皆さん、卒業生の方、保護者の方、中学生ならびに保護者の方、地域の皆様等に本校について知っていただき、ともに歩んでいけるよう発信していきたいと考えています。

 令和4年度4月7日(木)、グラウンドの桜も満開、天候にも恵まれるなか、無事入学式を行うことができました。入学式で述べました私の拙い式辞を以下に掲載させていただきます。新入生の皆さんに向けての私のメッセージです。よろしければお読みください。

MicrosoftTeams-image (7) 入学式式辞

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今日から高校生活が始まります。

 皆さんはいま、さまざまな具体的な期待と不安のなか、この場所にいると思います。しかし、この場所にいるということを少し大きな視点で考えてみましょう。

 義務教育を終えて、皆さんは高校に進学することを選択しました。令和2年度のデータでは日本の高校進学率は98.8%。ほとんどの中学生が高校生になります。しかし世界に目を向けると、15歳以上で学校に通っているのは60パーセント台です。そのうち約1億2100万人の子どもたちは、それ以前の教育も受けられていません。理由は貧困、戦争、近くに学校がない、女の子に教育は必要がないという偏見などさまざまです。教育すら受けられず、字が読めない人も世界には多くいます。そして教育を受けられないことによって様々な不利益を被っています。このように高校に進むことは、世界的に見れば少しも当たり前のことではないことが分かります。

 日本で高校に進むことも当たり前のことではありません。自分の力だけでは高校で学ぶことはできないからです。公的機関をはじめ社会の人々のさまざまな支援がなければ高校は成り立ちません。また何よりも保護者の方々の助けがなければ高校に行くことはできません。皆さんは高校に入学するに当たって「高校に行かせてくれてありがとう」という感謝の気持ちを保護者の方に伝えたでしょうか? もしまだ言ってなかったなら、今日帰ってから伝えてください。

 感謝の気持ちを伝える日本語「ありがとう」は、「ありがたし(ありがたい)」という形容詞から来ています。「ありがたい」は「あることが難しい」、「めったにない」、「当たり前のことでない」普通に受けられるものではない幸運であることを意味します。

 カピタニオの東側の坂道を本校では「感謝坂」と呼んでいます。この名前を付けたのは、かつての卒業生です。感謝の気持ちを持つことの大切さを後輩に伝えたかったのだと思います。感謝の気持ちは、自分が周りの人や物に支えられていること、自分がひとりではないことを自覚させてくれます。そしてそのことによって心強い気持ちにもなります。

 またグローバルな視点で高校生活を考えることは、私たちに学ぶことの本来の意味を思い出させてくれます。途上国の人々はなぜ学校に通うことをそれほど願っているのでしょうか? 命を懸けて女子教育の重要性を世界に訴えかけたマララさんは「知識は力、教育こそが世界を変える唯一の解決策である」と言っています。自分の生活を豊かにするためには知識や考える力が必要だからです。また周りの誰かを助け、その人の力となるためにも、皆とともに平和で幸せな社会を作っていくためにも学問は不可欠です。助けたい誰かはまだ見ぬ大切な人かもしれません。そのために学校に通うのです。

 高校生活は順調なことだけではないと思います。思い通りにいかないことや、思い悩むこともあるでしょう。むしろ何かしらうまく行かないのが当たり前、うまく行ったなら感謝するという心構えを持ってください。さまざまな課題に直面した時、まず自分で解決策を探ることが必要です。人は成功より失敗から多くの事を学び、それが成長のチャンスとなります。でも一人だけで悩まず、家族や先生や友達に相談し、アドバイスをもらい、参考にすることも大切です。人に頼ることは悪いことではありません。頼るだけで感謝をしないことがよくないのです。自立とは一人で立つことではありません。感謝しながら他者と力を合わせて生きていくことです。自分の弱さを知り、助けを求める勇気を持つのが真の強さです。強がることは強さとは違います。それがカピタニオで学ぶ大切なことの一つです。

 高校生活はチームプレイです。一人で試合をしているわけではありません。ここにいる先生たち・職員とともに皆さんの高校生活を全力で応援したいと思います。

 高校3年間が充実したものとなるよう、一緒にがんばりましょう。ようこそカピタニオへ。

 

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