「2012年06月」の記事
自分を見つめて 梅雨入りも、つゆ知らず?
6月に入って日差しは強くなってきたものの、いつになくさわやかな日が続いています。校内の木々も新緑の淡い緑色から濃い緑色に変わってきましたし、その木々の間を飛び交う鳥たちの巣作り・子育ても本格的になってきた感があります。そして、いよいよ東海地方も梅雨に入り、少しずつ本格的な夏に向かって暑さも厳しくなりそうです。
5月下旬に中間テストが終わり、6月1日に球技大会が行われました。バレーボール、バスケットボール、ドッジボール、そしてミニサッカー(室内)の4種目で、1年から3年まで混合のトーナメント方式だから、自分のクラスはもちろんだが、他の学年との組み合わせになると、クラスを超えて自分の学年のクラスの応援にも力が入ります。そして3年生の有志による「ハーフタイムショー」で盛り上がり、最後のバレー・バスケットの優勝チームと教職員チームとの交流試合では、それぞれのプライドをかけた真剣な試合が展開された。教員の技と経験も生徒たちのチームワーク(団結力)の前には、今一歩及ばずという場面も見られました。日々の授業の場面では見られない生徒たちの迫力、秘められたエネルギーというものをまざまざと見せつけられた一日でもあった。「あー、若いっていいなあ」(実感です)
本格的といえば、先週は1年生の修養会(静岡県掛川市の「つま恋」にて、2泊3日)があり、「カピタニオ生になる」をテーマに、講師の先生の講話を聴いたり、クラスやグループに分かれてのワークショップなどを行って、ありのままの自分を見つめること、それによって人としてどう生きていくか、そのためには何を大切にするかなどを頭だけでなく、体も使って真剣に考えた3日間でした。入学して約2カ月が経ち、日々の勉強、創立記念日や球技大会などの行事などを経験して、少しずつカピタニオ生としての生活になじんできた時期に、寝食をともにし、60時間を超える時間を一緒に生活することで、自分の、そして仲間の長所も短所もまずはありのままを受け入れることから、本格的な自分づくり、仲間づくりが始まること、また五感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触る)をとおして、その奥に「存在するもの」を推し量る感性や悟性を身につけることが「ヒトが人間となる」ために必要であることを学んだことと思います。
また2・3年生については、担任との面談もほぼ一段落しつつあり、特に進路についてそれぞれの進路先(方向)を見据えて、一人ひとりが本格的な準備にとりかかる段取りがついた時期となったことでしょう。そして、今週から7月にかけては校内で「大学個別説明会(県内外の大学関係者が来校して大学の状況を説明)」が開かれますが、例年直近の3年生はもちろんのこと、2年生や1年生の積極的な参加も見られます。具体的な目標を早くから定め、必要な情報を持つことで、自分自身でもモチベーションを上げていく効果的なプログラムでもありますが、保護者に皆様もぜひおいでくださり、同じ情報を持つことでお嬢様の進路を一緒に考える一助にしていただければと思います。