「2013年03月」の記事
3年間、ありがとうございました
昨日は午後から嵐のような激しい風雨に見舞われましたが、今日はうって変わって朝から春の日がさして、1年を締めくくるのによい天気に恵まれました。
生徒たちは、1年間を過ごしたHR教室やその他を丁寧に大掃除をして、修業式に臨みました。
修業式の中では、1.2年の各クラス代表が1年間を振り返って全校生の前でコメントを述べました。それぞれ楽しく過ごしたクラスメイトへの思い、担任の先生への感謝を、そして4月から始まる新たな1年への意気込みを熱く語っていました。
修業式に続き、今年度で辞められる先生の退任式が行われました。専任では上田先生(理)、久野先生(地公)、非常勤講師では深見先生(英)、冬木先生(国)柘植先生(英)、鈴木先生(国)、稲垣先生(国)、斎藤先生(理)、また渉外担当の加藤先生、用務員の丹羽さんが辞められます。生徒のために一生懸命に仕事をしていただきありがとうございました。そして、ご苦労様でした。
最後になりましたが、私も今年度で校長を退くことになりました。この学校の校長として3年間、多くの教職員や生徒たちそして保護者の皆様方に支えられて、何とか無事に職務を終えることができました。65歳という節目で教員生活にも区切りをつけることができましたことを、皆様に感謝しております。ありがとうございました。
なお、本校は来年度50周年を迎えます。新しく校長になられる小池先生のもと、カピタニオ精神で新しい風を起こし、さらなる躍進を果たされんことを祈って、私のページを閉じたいと思います。
145名の巣立ち、春近し
今年も145名の乙女たちが巣立っていった。
去る3月2日(土)、本校の第48回卒業証書授与式が行われた。卒業する生徒たちが、入学式のときに手にしたローソクに再び灯をともして式場に入場。親・家族や先生をはじめ、いろいろお世話になった方への感謝の気持ちを「感謝せん」の歌に。
担任の先生から名前を呼ばれ、壇上で校長より一人ひとり卒業証書を受けた生徒たちは、晴れやかな面持ちで来賓や家族に一礼して壇を降りて行った。
春一番の風が吹く中、しかし穏やかな日差しの下で、おごそかな式が終わり、各HR教室では、担任と最後のHRがもたれ、いつまでも担任やクラスメイトとの別れを惜しんでいた。
<式辞>「学びて思わざれば、即ち罔し。思ひて学ばざれば?、即ち危殆し」の言葉から、知識を他から学びながらも自ら考えることが必要である。学校で学んだことは基礎基本であり、これからの実社会では、いよいよその実践が求められる。しかし、あえて学校で学んだことを一度捨て、新たな気持ち、ゼロからの出発という気持ちで臨んでほしい。知的好奇心は心と体に余裕があるときに生まれるからだ。そして、ひとりよがりでもない自分の知識をもとに、新しいステージを生きてほしい。