「2013年07月」の記事
1学期を終えて
振り返ってみれば、あっという間であったなと感じることがよくあります。創立50周年記念式典・感謝ミサ、記念講演会。そして今はこの夏休みを利用した本館トイレの改修工事が進んでいます。ただ、一つひとつを思い起こすと、色々な事がよみがえってきます。皆さんの心のうちにもそれぞれ、準備の段階から「あんなこと、こんなこと、色々あったな」と、その時々で辛く苦しいことがあったとしても、なんとか乗り越えられた喜びがあると思います。特に力を入れたことはなおさらですよね。きっと中身は濃いものであったでしょう。
先日ご講演をいただいたシスター渡辺和子先生のお話に、「挨拶してくれない、聴いてくれない、分かってくれない。…してくれない」という言葉がありました。皆さんもきっとこんなことを感じたことがあると思います。シスターはこのことを「くれない族」と呼んでいらっしゃいますが、「人が…してくれない」のではなく、「自分から…しよう」と、くれない族をやめ、自分が変わったとき、周りも変わった。とおっしゃっています。与えられた環境の中で、あきらめずに、自分自身だからこそ咲かすことのできる花を咲かせたいものです。シスターの一つひとつのご体験は並々ならぬものであったと拝察いたしますが、さらりと、私どもにもわかりやすくお話いただき、今更ながら人として生きる礎をお教えいただいたものと思っております。
マザーテレサがお好きであった言葉に、「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう」というものがありますが、まさに自分が主体的に動くことが、置かれた場所で咲くことにもつながるのかなと思います。
今学期の初めにお話をしましたが、時間というものは、1分なり、1日なり、皆さん平等に確実に流れていきます。その決まっている時間をどのように過ごすかで、充実していたり、そうでなかったりします。後になって気づくのではなく、1日、1日を振り返ってみましょう。そうすることで、明日、ひいては将来につながる実りあるものとなります。約6週間の夏休み、時間管理、健康管理、十分注意して9月を迎えましょう。
シスターのご講演を機に、また様々な出会いがあり、いろいろな人たちと、より深くお話ができました。また貴重なお時間をいただき、喜びを持って生きることの大切さをお教えいただいたことに感謝しています。