2015年7月|聖カピタニオ女子高等学校|校長ブログ

「2015年07月」の記事

Time flies…

ますますもって、時の経つのは早いものだと今回も言い訳がましく更新いたします。(失礼)

今年度入学式の式辞で吉田松陰の「志」についてお話したことがつい先日のようです。彼の「志を立ててもって万事の源となす」という言葉を引用し、なりたい自分を想像し、志を持って、目標を抱いて見ましょう。志が定まれば、必ず、自分もやってみようと前向きに、ますますやる気が出てくることでしょう。と言うことをお話ししました。

学業のみならず、球技大会、修養会、部活動など、色々な行事を通して、皆さんは一歩ずつ確実に成長していることと思います。

そしてもう一学期も終わりました。終業式でお話したことを振り返っておきます。

「今年は異常気象だ」と、このところ毎年のように言われています。今年もおかしいくらい涼しい日が続いたかと思うと、うだるような暑さ。このような天候に体調を合わせるのは一苦労ですよね。ずいぶん遠くにある台風がもたらす局地的な大雨、そして土砂災害など。大地震、火山の噴火には今も多くの人々が被災に苦しんでいます。

この4月からを振り返ってみると、人の命や人権を軽んじた、悲しい、痛ましい事件や、加害者の身勝手な事件ばかりが目につきます。集団暴行、いじめはいずれも重大な犯罪です。暴行を受け、犠牲になった人びとはなぜ命を落とさなければならなかったのでしょうか。自らの感情にまかせず、相手のことを少しでも思うことが出来たらと考えずにはいられません。

一学期の初めに、「今年度はまず、学習、部活動、習い事などなど、何をするにも、やらされている、あるいは受け身ではなく、自ら主体的に行動してみましょう。Be active, do actively」ということをお話ししました。

皆さんいかがですか。この1学期、授業だけでなく、色々な行事を通して、自分自身の力を発揮できていますか。

トヨタグループの創始者とも言える豊田佐吉さんの言葉に、「障子を開けてみよ、世界は広いぞ」という言葉があります。ほんのりとやわらかな灯りが入る障子も、開けてみれば、無限の可能性を持った世界が開けている。それを自分の手で開け、新たな世界へ一歩を踏み出し、自分の目で見てみよう、思いを馳せてみようということかと思います。

ピース又吉さんの芥川賞受賞で、書物に向かうきっかけもできました。

約6週間の夏休み、新聞報道など社会問題にも目を向け、自分なりの考えを持ち、時間管理、健康管理に十分注意して元気よく9月を迎えましょう。

 いつも、「喜びの声が響き渡る学校」でありたいと願っています。

 

 

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