「2018年05月」の記事
創立55周年記念感謝ミサ
申し訳ありません、気がついてみたら更新からほぼ一年が過ぎていました。昨日名古屋教区松浦悟郎司教様の司式により創立55周年記念感謝ミサをたてていただきました。生徒たちの素晴らしい歌声も学校中に響き渡りました。そこでの校長挨拶を紹介します。
風薫る5月、新緑の芽吹きがまばゆいばかりの今日、幼き聖マリア女子学園 聖カピタニオ女子高等学校の創立55周年を、皆さまとともに迎えることができ、学校長として、ひとこと感謝の言葉を述べさせていただきます。
先ほどの記念ミサにおきましては、松浦司教様の司式のもと、荘厳にかつ温かい雰囲気のなかで感謝のミサが行われましたことを心よりお礼申し上げます。松浦司教様、ニコラス神父様、北向神父様ありがとうございました。また本来ならばご来賓としてご出席いただくのが本意ではございますが、国際ソロプチミスト瀬戸、本校同窓会マリエッタ会の代表の方々、お忙しいところご出席を賜り、ありがとうございました。また保護者の方々、ご来場の方々におかれましても、お忙しい中、本校創立55周年記念感謝ミサ、また、これから行います記念行事にご臨席賜り誠にありがとうございます。
遠くイタリアから運ばれてきた小さな種、それは聖バルトロメア・カピタニオの真心のこもった一粒の麦でした。この瀬戸の地に落ち、地域の皆さまの温かいご支援、歴代の教職員の方々、今や9000名を数える卒業生の皆さん、保護者の方々、そしていつも微笑んで、共に歩んでくださったシスター方のおかげで、根を下ろし、実を結び、また新しい種へと聖カピタニオの意思は受け継がれています。
一口に55年と申しますが、文字通り何もないところから始めるわけですので、それは想像をはるかに越えるものであったと思います。様々な苦難を乗り越え、ただただカピタニオのご遺志を継ぎ、カトリックの愛に基づいた女子教育を広めよう、目の前の生徒、一人ひとりを大切にしようという、本校に携わってこられた諸先輩方の情熱と献身的なご努力のおかげで「今」があることを強く感じております。
そして、今ここにいる全校生徒の皆さん、皆さんこそ、その一粒の新しい麦なのです。先輩方が築いてくださった伝統にさらに磨きをかけ、カピタニオファミリーの一員として、「喜びと感謝の歌声を、学校中に響き渡らせ」、より大きく羽ばたきましょう。
これまでの多くの方々のご努力、ご厚意に深く感謝申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。