練習試合|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

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怒涛の3連休

 1月7日(土) 8日(日) に行われた第4回名古屋経済大学フェスティバル。監督不在の中、梶野・岩崎コンビでトライ&エラーを繰り返す。ポジションもシステムも固定されることなく、テーマを確認して臨んだ試合は、松商学園高校戦が4対2で勝ち、安城学園高校戦が5対3で勝ち、帝京長岡高校戦が0対2で負けとなった。結果はともかく、収穫ももちろんあるが、課題が山積みであることが2人の報告から確認できた。

 JFA公認指導者研修2017 第10回フットボールカンファレンスは、『育成の検証とこれから』をテーマにJFAや各国の取り組み、世界のトレンドを共有できる貴重な場となった。愛知県の男子の指導者(各カテゴリー)、全国の高校女子や大学の指導者など、本当に多くの人と再会できた。また、時間を超過する盛りだくさんのプレゼンやフォーラムで私のお尻は悲鳴を上げた。念のために書いておくが、痔ではない。

 この3日間で世界のトレンド、世界基準のサッカーについて学び、女子のU-17 ,U-20の世界大会のTSG(テクニカル・スタディ・グループ)の報告も大いに参考になった。レベルは全く違うものの、今まで取り組んできたことと大きな差異はない。とにかくこれからの日常の練習が重要なのは間違いない。

 2016インターハイ以来、2回目の広島は、お好み焼きやカキも飽食し、原爆ドーム、広島平和記念資料館を訪問する中で世界平和を祈念し、心身ともに大きく成長することができた1人旅となった。

 ≪学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない≫

ロジェ・ルメール(前フランス代表監督)

 念のために書いておくが、JRAの競馬の騎手ではない。

 

 

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週末の活動

 日が長くなったのを実感するとともに、月日の流れの早さを痛感しているのは私だけ?!

 2月20日 (土) はFC.フェルボールMINOSAとのTRM。チーム創設から3年が立とうとしているU-15のチームで、小学生で教えていた子どもたちも何人か在籍している。全国大会を経験している選手は例の如く…。もちろん県内の高校での活躍を夢見てサッカーを続ける選手も多数いる。ポテンシャルの高い選手の多いチームだけに高校指導者の視線も熱い?!雨の中で行われたゲームはそれぞれが持ち味を出して戦い寒さを忘れたと書きたい所だが、やっぱり寒かった。晴れ男の信頼が少し下がった。

 2月21日 (日) はNGU名古屋FCレディーストップとのTRM。14人の選手が新加入し、チャレンジリーグ上位進出を目指す。移籍の選手や県外で修行を積んで愛知県に戻ってきた選手、長年チームを支えてきた選手などサッカーに賭ける思いの強い集団である。胸を借り、個人やチームがどこまで戦えるかを見極めるには最高の相手である。試合は、百戦錬磨の相手に個人技だけでは通用しない。中盤のつぶしも早い。ヘッドもほぼ負け。それでも得点を奪ったり、フィニッシュまで行く場面も何回かあったのは収穫である。本校にとっていいトレーニングになったのは言うまでもないが、名古屋FCの選手が本気になるレベルまで引き上げることができれば、また相手してくれるだろう。

 最近の試合では高校生との対戦が一番多いが、中学生チーム、大学チーム、社会人チーム、おじさんチームなど色々なカテゴリーの人たちとも対戦している。これも女子サッカーならではのこと。部員にとっては迷惑な話かもしれないが、サッカーを媒介に広がるファミリーが増えるのは決して無駄なことではない。そこで、3月12日 (土) に本校グラウンドにて “高校生ふれあいフェスティバル” と称し、女子小学生(1年から6年)を対象にフェスティバルを行う。毎年この時期に開催しているが、今回は10:00?12:00の時間帯で行う。事前申し込みもなしで、当日参加OKである。初心者も大歓迎なので運動のできる服装でご参加ください。 3つのグループに分けてサッカーを楽しみます。

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H27東海予選に向けて

 第24回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海予選を翌週に控え、TRMの相手を依頼したのは安城学園高校。安城学園は先の県予選で同朋高校に辛酸をなめさせられ、初の東海大会出場を逃したチーム。3年生は引退が決まっているにもかかわらず、この日に引退することを決め、今まで同様、いやそれ以上にトレーニングを積んできた。横断幕を掲げ、雰囲気は決勝戦そのもの。試合はお互いの持ち味が出て、好ゲームを展開。課題がいくつも浮き彫りになる内容に、無理を聞いてくれた中野先生、部員たちには感謝したい。全国出場が決まった時には、このTRMが大きな意味を持つことになるに違いない。試合後にはプレゼント交換やエールの交換。背負うものがまた1つ増え、女子サッカーで培われた絆に大きな喜びを感じる日となった。立場が変わり、応援する側になった時でも、その人、チームに尽くすことを忘れてはならない。女子サッカーの普及の原点はまさしくここにある。

 各地域で続々と全国高校女子サッカー選手権出場のチームが決まる。東海予選の日程は別掲の通りである。11月1日(日) 代表決定戦の様子はBS-TBSで、18:00 ? 18:54 にテレビ放送される。

2015 選手権 東海組合せ pdfはこちら

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TRMと訪問者

 念のため書いておくが、TRMはトレーニングマッチのことです。タイトルを見てTRFが訪問したと勘違いしないでください。しないか。

 準決勝の翌日の12日(体育の日)に名古屋経済大学でTRMを行った。名経大の三壁さんのマッチメイクで、選手権新潟予選で惜しくも涙を飲んだ帝京長岡高校とインターハイ1回戦で対戦した鳴門渦潮高校とのゲームが実現した。内容はともかく、三壁さんの人脈、人柄、顔の黒さには驚かされる。帝京長岡は県予選で開志学園に残り10分を切った所までは2対0とリードしていたが、1本のミドルシュートがバーを叩いてゴールし、勢いそのままに同点に追い付かれ、延長戦に突入。そこでも流れは変えられず、敗れたとのこと。やはりサッカーは恐ろしい。松野先生いわく、“この冬は厳しくなる”? 気合いが全身から漲っていた。部員の皆様、覚悟しておいた方がいいですよ。一方、鳴門渦潮は仕上がりも順調な様子で、10月24日、25日の四国予選に照準を合わせる。吉成先生の選手権大会での再戦を楽しみにしているの言葉(要はリベンジ)には並々ならぬ決意が感じられた。対戦実現のためにもお互い全国切符を勝ち取らなくてはならない。

 そろそろ試合が始まるかという頃、コートの向こうから黒い影がこちらに向かってくる。目を凝らしてよく見ると、何と安城学園の中野先生。さすがに昨日の準決勝の敗戦が応えたらしく、酒もすすみ、夜も眠れず、ついつい三河を離れ、尾張に向かってしまったらしい。当然、次のステージに進むためのヒントを得、気持ちを切り替えるための犬山ひとり旅であろう。哀愁は漂うが、全く絵にならない。やはり中野先生には豪快な笑い声とぴちぴちのシャツが似合う。私も彼のこの日の訪問にエネルギーをもらった。“ 何だかいけそうな気がする?。”

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夏の終わりのイノベーション

 オフ明けから夏休み強化最終シリーズに突入している。怪我からの回復もままならず、不安を抱えたままの再スタートであるが、インターハイで与えられた課題を克服すべく、トレーニングを重ねている。19日に行われた高校リーグの椙山女学園戦は4対0で勝利したが、選手の抜けた穴を埋めきれず、また目指すべき形がゲームの中で展開されない。全く新しいものを取り入れるには時間が足りないため、マイナーチェンジとなるのだが、予想通り難しい。それに対して、椙山の選手たちはどんな試合展開でもプレーは徹底している。試合後には椙山のある部員が『先生のブログ見てます。』と声を掛けてくる。ポイントアップ。20日は磐田東とのプリンセスリーグ第3節。ベストメンバーではないとは言え、不甲斐ない内容で0対1で折り返す。後半から新しい選手を起用し手を施すが、これまた不甲斐なく、全く相手選手に対応できず、簡単に失点。試したいことはまだまだあり、選手、システム変更も含め、いくつものパターンで戦う。結果はさおりのシュートで1点を返したが、1対2で敗れた。選手にとっては困惑したゲームとなっただろうが、私にとって収穫の多いゲームとなった。あとの夏休みはトレーニングと、26日に愛知東邦大学とTRM、27日は高校リーグ(同朋戦)、28日は第2回小牧カップ中学校選抜大会に参加する十文字中、神村学園中、京都精華女子中、常葉橘中、修徳中、文京女子中、東海大翔洋中とTRM、30日は岡山湯郷ユース、名経大連合軍とのTRMで終了。そう、夏の終わりは地元で探検する。

 皇后杯の愛知県予選もすでにスタートしている。本校はシードされているため、9月6日の準々決勝から登場する。そして、高校女子サッカー選手権大会も1ヶ月後にはスタートする。昨年の悔しさを忘れず、3年生とのサッカーを長く続けるためにも、また違う景色を見るためにもスイッチが入る。“ 安心してください、入ってますよ。”? by 多田村

 

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