「2013年05月」の記事
準決勝
5月26日(日)快晴のもと、準決勝の松蔭戦が名古屋学院大学で行われた。松蔭イレブンが気迫十分に挑んでくる中、前半15分、はるみが長い距離を走りこぼれ球を押し込み、今大会初得点で1点を先制。19分にはともなが、23分にはももかが得点し、3対0で折り返す。後半1分、りほがドリブルから豪快に決めて4対0。攻撃に関わる人数が増え、リズムもよくなり、後半7分にともながヘッドで、8分にももかがドリブルから得点し、6対0と勝利を決定づけた。ところが、ここから悪夢が待ち構えていた。まさしく好事魔多し。前線で自分を犠牲にし、ポストプレーから攻撃の起点として献身的にプレーしていたはるなが、相手との接触プレーで左膝を負傷。この負傷で交代を余儀なくされた。勝手な推測であるが、試合当日から気合いが入り、得点をし、勝利に貢献したいとの強い思いが6対0の状況でもあせりを誘発していたのかもしれない。はるなの退場から選手たちも動揺し、ゴール前のパスミスから得点を許す。ドタバタしたまま6対1で試合終了したが、後味の悪いゲームとなった。準決勝のもう1試合はお互いのよさが出た好ゲームで、最後まで予断を許さない展開であったが、結局3対1で椙山女学園が旭丘に逆転勝利し、決勝進出を決めた。新人戦の決勝と同じ顔合わせとなり、椙山女学園にとってもリベンジと位置付けられるカードとなる。はるなの怪我で背負うものがまた1つ増えたが、目指す所に変わりはない。6月2日(日)15:00 kick off。この日に6月15日(土)16日(日)三重県伊勢市で行われる東海総体に出場できるチームが決まる。
最近、どういう訳か私自身男子高校サッカーにも関心が高まっているが、愛知県のインターハイ出場(2校)をかけた戦いも佳境を迎えている。中京大中京、名古屋、刈谷、東海学園が決勝リーグに残り、2試合を終えた現時点で、名古屋(勝ち点6)、中京大中京(勝ち点5)、東海学園(勝ち点4)、刈谷(勝ち点0)となっている。新人戦優勝の刈谷には残念ながら可能性はないが、残り3校にはいづれもチャンスがある。過去ベスト8が最高の名古屋は刈谷戦を残し、一番有利な状況であることに変わりはなく、悲願のインターハイ出場なるか。中京大中京と東海学園は直接対決。得失点差のこともあり、引き分け(PK戦)になれば中京大中京がインターハイ出場決定。東海学園が勝てば、東海学園がインターハイ出場。とにかく6月1日(土)に雌雄を決する。
今日から5人の教育実習生が来た。全員本校の卒業生であるが、その内3人はサッカー部で初めて全国高校女子サッカー選手権大会に出場したメンバーで保健体育を担当。メンバーのもう1人は来週から中学校で実習予定である。3週間の短い間ではあるが、いい経験と苦労をして教員でないと味わえない瞬間を実感してほしい。放課後はサッカー部員がグラウンドで待っている。自分の仕事は後回しにして、生徒がいる間は生徒と関わろう。私が今でも実行していることの1つである。
中間試験直前
明日(21日)から1学期中間試験が始まる。となると、先週の17日(土),18日(日)は練習が休みとなる所が、高校総体の準決勝(5月26日名古屋学院)が今週末に行われることもあり試合を組んだ。部員たちにとっては過酷な日程であるが、勉強に関しても日頃から言っていることなので乗り越えてくれるであろう。
17日(土)は東海プリンセスリーグと銘打って試験的に実施している試合が行われた。第1節は磐田東に0-2で敗れており、この日が第2節の豊田レディースU-18戦。豊田は翌日東海リーグを控えており、けが人も多いことも重なり、ベストとは程遠い布陣となったようである。前半はともなの得点で1-0で折り返す。後半に入ると、ともな、みのり(2点)、はるみ、ももか、あさなが追加点を奪い、7対0で勝利した。18日(日)は名古屋FCとの練習試合。結果は前半0-0、後半0-3で敗れた。ミスとセットプレーからの失点であったが、本番を前にいい教訓になったに違いない。同じミスを繰り返すようでは成長は無い。失敗を次に生かすのが反省である。相変わらずメンバーが固定できずにチームの熟成というレベルではないが、チーム全体の質が上がっていると信じたい。
第67回愛知県高等学校総合体育大会準々決勝
??? 5月11日(土)に準々決勝4試合が岩倉総合高校で行われた。この日は全国的な雨で、例外なくここもピッチコンディションは悪であった。それでも試合は予定通り実施された。試合は、ぬかるんだピッチと時習館の魂のこもったファイトと、身体を張った守りに得点を奪えない。そんな中、ともなが均衡を破る先制点を奪う。前半はこの1点をのみで折り返す。たかが1点あるが、0対0と、1対0ではハーフタイムの雰囲気は断然違う。35分で試合が終わるかのような前半の時習館の頑張りに、後半は足が止まるかと思われたが、時習館の選手はどのチーム同様、決して諦めない。これが本校の頑張りも引き出し、好ゲームを展開した。それでも後半15分過ぎから立て続けに3得点し、4対0で勝利できた。ちょうど1年前はここで散ったが、今年は準決勝進出。5月26日(日)の準決勝は松蔭との対戦が決まった。川端先生はいつも謙遜されるが、松蔭は毎回ベスト4に勝ち上がってくる伝統あるチーム。予選からここまで1-0,1-0,3-0と勝ち上がってきている。お互い目指す所はいっしょ。いい戦いにならぬはずはない。
また、各地域の情報も続々と飛び込んでくる。勝ち上がったチームよりも負けたチームに気が行く。昨年の思いが鮮明に蘇り、気持ちがよくわかるからである。優勝ができるチームは1つだけである。どこで負けるかは別として、負けるチームがほとんどである。また、経験上負けからの方が学ぶことは圧倒的に多い。単なる負けにせず、これを生かして次に進むことが最終的には勝ちにつながる。何を勝ちにするのかは人それぞれであるが、サッカーを続けていたからこそ得れたもの、学んだものが1つでもあった人は十分勝ちに値すると考えている。
第67回愛知県高等学校総合体育大会予選リーグ
4月29日(月)に南山高校女子部と対戦し、9対0で勝利。5月3日(金)の小坂井高校戦は3対0で勝利し、5月11日(土)の決勝トーナメント準々決勝にコマを進めた。5月6日(月)には決勝トーナメント1回戦4試合が行われ、どの試合も熱戦を繰り広げた。今回チーム数が増えたことにより、19チームを6つのリーグに分け、そのうち、上位2チームが決勝トーナメントに進出できる方式を採った。この大会で引退する3年生が多くいるため、できるだけ多くの試合数を確保することも考え、顧問の先生方と話し合い、この方式にした。そのことにより、ベスト8入りをかけた決勝トーナメント1回戦が盛り上がり、好ゲームが展開された。当然負けて涙をのんだチームがいる訳だが、この悔しさを次につなげていってほしいと思う。
話をもどすが、5月11日(土)の対戦相手が時習館高校に決まった。予選リーグでは旭丘高校を苦しめ、決勝トーナメント1回戦では市邨高校を3対0で破るなど、まさしく勢い、実力は本物である。絶対的な力の差はもちろんない。また昨年はここでこけている。次の目標はと言えば、時習館高校にベストを尽くして勝つことである。
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