2013年9月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2013年09月」の記事

高校選手権大会開幕

 9月28日(日)ついに3年生にとって最後の公式戦がスタートした。本校に限らず、引退せずに残っている3年生にはサッカー部の集大成となる大会である。全国各地ではすでに熱戦が繰り広げられ、多くの涙が流されている。愛知県大会は11月3日(日)まで行われ、上位3チームは11月16・17日に愛知県豊田運動公園陸上競技場、球技場で行われる東海予選に出場できる。

 愛知県高等学校女子サッカー選手権大会は19チーム(南山・南山国際合同チーム含む)で行われる。6つに分けて予選リーグを行い、上位2チームが決勝トーナメントに進む。9月28日は南山女子部・南山国際高校の合同チームと対戦。梅垣先生(日体大出身)率いる南山女子部はこれまでも複数のチームと連合して大会に出場し、そのチームが独立することに大きく貢献している。当の南山はと思われる人がいるかもしれないが、中学生の部員が多くおり、これからは安定したチーム作りをしてくるであろう。試合は前半が3?0、後半が5?0でスコア的には圧勝と思われるが、最後まであきらめずにボールを追いかけ、日頃の成果を発揮しようとチャレンジする姿勢は今後に確実につながる。本校としても課題が修正できていない選手、考えてプレーしている選手、できていない選手、判断が悪い選手など、色々な面が見られたゲームとなった。予選リーグの2試合目は10月6日(日)に岩倉総合高校で清林館と対戦する。

 10月5日(土)は瑞穂公園ラグビー場で行われる伊賀フットボールくノ一対INAC神戸レオネッサ(14:00kick off)の運営を手伝う。各種の大会が重なり協力できるチームがいないため、白羽の矢が立った。試合をじっくり観戦はできないが、国内トップレベルの選手を間近で見て刺激を受けたい。

 当日は、なでしこリーグの選手にお・も・て・な・し・?  by? 滝川コレステロール

 

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3位決定戦

9月15日(日)心配された雨に降られることなく、予定通り試合は行われた。前半は相手のペースで試合が進み、前半32分に1点先制され、ハーフタイムを迎えた。後半に入り、戦術を変えると、豊田レディース出身のさおりが絶妙なファーストタッチからのシュートで同点。また、立て続けにさおりが今度はヘッドでゴールに叩き込み、2対1と逆転。その後のチャンスは決め切れず、そのままゲーム終盤。こんな時によくある展開で、終了間際に8番の突破を許し、2対2の同点とされ、PK戦に突入。お互いが1人ずつはずし、6人目で決着がついた。2年連続の4位でフェアプレー賞獲得。何とも言えないもどかしさは残るが、3試合とも選手たちはそれぞれ特徴を出して戦った。

この日、3年生のはるなが引退した。春の高校総体準決勝で前十字靱帯を断裂し、第22回全日本高等学校女子サッカー選手権大会での復帰を夢見て、手術後のリハビリに懸命に取り組んでいたが、ドクターからの忠告もあり、引退を決めた。最後はピッチに立つことなく高校サッカーを終え、無念さは計り知れないが、本人の口からこれからもサッカーを続ける旨の言葉が聞けた。その前向きさが一番の治療になるはずである。あらゆるポジションを経験し、身体の強さを武器に相手に立ち向かった背番号5のユニホームがそっと置かれた。何度も書くが、不慮の事故、けが、病気、家庭環境の変化など色々な理由でサッカーができなくなることがある。プレーヤーだけに限ったことではないが、健康であること、サッカーのできる環境であることにはいつも感謝してほしい。

 

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第37回愛知県女子サッカー選手権大会準決勝

 9月8日(日)朝から雨模様。それでも試合は予定通り豊田スタジアム芝生広場で行われた。会場横ではサザンのリハーサルの声が否応なしに聴こえてくる。準決勝から試合は40分ハーフの交代枠は3名。故障者を多く抱えるため選手の負担は大きくなったが、この夏の強化で選手層が以前よりも増してきたのが救いであった。最初はお互いが相手の出方を伺う試合展開。今までならここで失点していたが、この日は決定機を許さない。すると、前半20分、ゴール前でフリーキックを得る。それをはるみが直接決めて1点を先制。そこからは名古屋の攻撃を絶える時間が続き、前半35分、ついに右クロスからのボールを8番にヘッドで決められ、1対1。そのまま前半終了。ここまでは想定内で、試合内容も悪くないものの、ハーフタイムには雷が落ちた。それは精神面の弱さを垣間見たからである。様々な事情で試合に出れない選手がいる中で、闘う姿勢が見られないのは私にはどうしても許せないことを理解して頂きたい。この影響があってか、後半2分、名古屋13番がゴール前に抜け出し、冷静にゴールを決められ、1対2。一方的な試合展開も覚悟したが、選手たちは闘う姿勢を見せ、反撃を試みる。すると、後半8分、コーナーキックからえみりがヘッドで同点ゴールを決める。その後は一進一退を繰り返す中、後半22分、右サイドを抜け出した17番に勝ち越しゴールを許し、2対3。その後は、何度もチャンス作るが決め切れない。そして、そのまま試合終了のホィッスル。高校生のチャレンジはここで終わった。5,6年前は愛知県女子サッカー選手権大会において高校チームがクラブチームに勝つことなどほとんどなかったが、ここ最近は何回か勝利するチームが出てきている。とは言え、優勝・準優勝はクラブチーム。私はそれでいいと思う。クラブチームにとってこの大会が最大の目標なのだから。高校チームは独自の路線を歩みながら、愛知県女子サッカーを盛り上げる努力をしている。まだまだ不十分ではあるが、女子サッカーの普及と愛知で育った選手の育成・強化もあわせて行っているつもりである。チャンピオンチームには、結果はともかく愛知県の代表として全力で戦う義務がある。愛知でサッカーを続けている人たち、応援してくれる人たち、無償の愛で協力してくれる人たちのためにも・・・。準決勝のもう1試合は、4対3で至学館大学が豊田レディースに逆転勝ちした。若い豊田レディースの選手は一戦ごとに力を付け、勝利目前まで迫ったが、最後は至学館大学の個人技の前に力尽きた。

 9月15日(日) 名古屋学院大学G

3位決定戦 13:00 kick off 聖カピタニオ女子 VS 豊田レディース

決勝戦 15:00 kick off 名古屋FCレディース VS 至学館大学

この日は本校の学園祭。瀬戸川沿いでは陶祖800年祭記念第82回せともの祭り。名古屋学院大学G(瀬戸市)では決勝戦。まさしく瀬戸の3大祭りや?。(彦摩呂調で)

 この日の行程をプロデュースすると、まず9時30分に本校のPTAバザーで買い物をし、クラス展示を見学しつつ、模擬店を食べ歩く。そこからせともの祭り会場に移動し、店員と交渉しながらせとものを安くゲットする。それからFMラジオサンQを聞きつつ、瀬戸焼きそばを食べる。きゅうりの一本漬けの食べたい人はついでにどうぞ。尾張瀬戸駅から名古屋学院大学行きのスクールバスはこの日は運休。とにかく名古屋学院大学Gに移動して、愛知の女子サッカーの頂点を決める熱い戦いを観戦する。こんな行程はどう?!   いいね! 1万以上

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夏休み後半

 今日から2学期が始まり、生徒たちは課題・実力テストに取り組んでいる。8月のオフ明けからを振り返ると、8月21日(水)に高校リーグ椙山女学園戦が行われ、前半2点をリードするものの、後半に2点を返され、2対2の同点。8月25日(日)には同じく高校リーグ南山女子部戦が行われ、雨の中での戦いが幸いしたのか13対0で勝利。この結果、高校リーグ1部は5勝2分けで準優勝に終わり、優勝は椙山女学園に決まった。一方、東海プリンセスリーグは8月23日(金)に藤枝順心と対戦し、0対6で完敗した。故障者が何人かいたとは言え、力の差は否めない。8月29日(木)には富田高校(岐阜県)と対戦し、17対0で勝利した。通算成績は3勝3敗で微妙な位置にいるが、どこもプリンセスリーグ(非公式)を目標に戦っている訳ではないため、対戦時期によっても結果は違ってくる。ただ、課題は山積みではあるが、東海地区を盛り上げる上でも継続していけたらと考えている。

 9月1日(日)には口論義運動公園で第37回愛知県女子サッカー選手権大会準々決勝が行われた。男子で言う所の天皇杯の県予選である。本校は昨年ベスト4に残ったためシードされ、この日が初戦となり、相手は奇しくも椙山女学園。前半はともな、さおりの得点で2点をリードして折り返す。これは高校リーグと同じ展開。そして、後半に入り1点奪われ、2対1となる展開も同じ。ただ、みのりが失点後すぐに1点を取り返せたことが大きく、結局3対1で勝利し、9月8日(日)の準決勝進出を決めた。対戦相手は王者、名古屋FCレディース。チャレンジリーグ参入を目指して、愛知県をリードする立場のチーム。我々に負けているようでは暗雲が立ち込めるかと思うが、胸を借りて戦いたい。試合会場は豊田スタジアム芝生広場で11:00 kick off。この日はあのサザンオールスターズが豊田スタジアムでコンサートを行う。そのため、駐車場はすべて閉鎖される。近隣の民間駐車場も混雑が予想されるので、観戦される際には公共交通機関をご利用ください。ちなみにサザンのコンサートの開場は15:30となっている。サザンのコンサートに来られる予定の人は少し早めに来て、タダンオールスターズの試合もどう?!。

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