2013年10月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2013年10月」の記事

高校選手権 準決勝

 すっかり秋めいた名古屋学院大学で準決勝の時習館戦が行われた。今年のインターハイ県予選では準々決勝で対戦し、4対0で勝利している相手ではあるが、中盤には切れ味鋭い武器を持った選手がいる。試合は立ち上がりから攻め込むもパスの精度が悪く、得点できない。先週とは全く違うピッチ状態でミスを繰り返すようでは・・・と考えながら、ゲームの流れを静かに?見守った。均衡が破れたのは13分、みのりのミドルシュートだった。その後、17分、29分にみさきが、アディショナルタイムにはももかが決めて4対0で折り返す。もしかしてももかってアディショナルタイムの女?! 後半に入ると、ともなが3得点、みさきとみのりが1得点し、9対0で決勝進出を決めた。時習館は1,2年生だけのメンバーであるが、最後まで諦めない姿勢でボールを追い続けた。実際、残り20分の時間帯は得点が奪えていない。新人戦ではもっと力をつけて上位進出を果たすに違いない。本校に敗れたとは言え、まだ東海大会出場のチャンスは残されている。もう1つの準決勝、椙山女学園高校対同朋高校は5対0で、前評判通りの強さで椙山女学園が勝ち上がった。決勝は11月3日(日)の14時から名古屋学院大学で行われる。

 決勝進出を果たしたことで、12年連続15回目の全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海予選の出場を決めた。今年の東海大会は11月16,17日に豊田市陸上競技場、球技場で行われ、本大会のテレビパートナーであるTBSテレビ(CBC)の協力のもとテレビ中継が実施されることとなった。今回、地域予選が放送されるのは、関東大会、関西大会、東海大会の3地域で、大会の盛り上げ、発展にJFAが協力してくれる形となった。当然、入念な準備・打ち合わせが必要となり、運営面での負担が増えるが、高体連女子委員会の結束の固さが大会を成功に導いてくれるに違いない。運営協力する中でどのチームの選手もこの舞台に立って戦いたいという欲求が高まり、それがモチベーションとなり、そしてチームのレベルが向上すれば、ますます愛知県の女子サッカーが発展すると確信する。

 もう1つ、静岡の県予選で桐陽高校が常葉橘高校にPK戦で勝利し、決勝進出を決めた。東海大会の日程を尋ねる電話の声からも吉岡先生の興奮ぶりがうかがえた。逆に言うと東海大会のもう1つの枠は、常葉橘と磐田東で争われる。すなわち、昨年度の全国大会出場チームのどちらか一方が県予選で消える訳である。じぇ・じぇ・じぇ

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高校選手権 準々決勝

 10月20日(日)に愛知県高等学校女子サッカー選手権大会の準々決勝、金城学院高校戦が、最悪のコンディションの中行われた。金城学院の部員も3年生の引退がかかっているとあって、闘志あふれるプレーで対抗してきた。ゲームは前半11分、ももかが混戦から決めて1点先制。その後はフィニッシュが甘く、追加点が奪えない。それでも35分ハーフが幸いし、35分にみさきが、アディショナルタイムにももかが得点し、3対0で折り返す。後半に入り、、みさき、まきえ、ともな、まゆ、さきが得点をあげ、8対0で勝利し、10月27日(日)の準決勝進出を果たした。

 台風の進路、速度を気にかけながら忙しい日々を過ごす。対戦相手の時習館高校をイメージしながら・・・。今回はこの辺で失礼<(_ _)>

 

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まもなく決勝トーナメント

 明日(10月19日)から決勝トーナメント1回戦が春日井商業高校で始まる。試合時間は70分で、同点の場合は10分ハーフの延長戦。それでも勝負が決しない場合にはPK戦。本校の試合は10月20日(日) 13:00 kick off。口論義運動公園にて菊里高校と金城学院高校の勝者とベスト4をかけて戦う。すなわち週末にはベスト4が出揃う訳である。負けたら3年生は引退。悔いの残らぬよう闘うのみ。

“こんなところで終わっていいのかよ!” by? KAZU??????パソコンの壁紙がやけに目に映る。

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なでしこリーグ&予選リーグ

 10月5日(土)瑞穂公園ラグビー場で行われた伊賀フットボールクラブくノ一対INAC神戸レオネッサ戦は前半にフリーキックとひねりの利いたヘッドから伊賀が2点を先制。神戸の前節の3年ぶりの敗戦を引きずっているかのような立ち上がりに、伊賀の金星を予感させる。石原監督としても心中穏やかでないのはベンチからの態度、言葉からも察知できた。しかし、コーナーキックから鮮やかに1点を返すと、右サイドから川澄が縦に突破し、同点ゴールを叩き込む。前半を2対2で折り返すと、後半の立ち上がりに神戸の南山が勝ち越しゴールを奪う。その後、ゴーネル・ヤネズが押し込んで4対2で神戸が逆転勝利した。神戸の前半の選手交代がゲームの流れを大きく変えたように思う。1対1の局面での強さ、高さ、ファーストタッチ、ヤネズのポストプレーが明暗を分けた。伊賀もスピードでは対抗する場面も何度かあり、前半をリードしたまま折り返せば、違う結果になっていたかもしれない。なでしこリーグの選手を間近で見たが、プレー自体最後まで諦めず、フェアに戦い、マスコミ、ファンへの対応も丁寧に行っている。感心したのは両チームの選手ともどんなスタッフに対しても挨拶をし、笑顔で応えてくれる点である。注目されると驕る選手も多く見かけるが、どの選手も謙虚である。なでしこジャパンの強さの一面を見た気がする。

 10月6日(日)は予選リーグの2戦目。対戦相手の清林館高校は今年から本格参戦したチームで、本校とは初対戦。チーム事情でメンバーは11人揃っていない。本校は初スタメンの選手も含め、2,3年生中心のメンバーで臨んだ。選手にとっては生き残りをかけた大事な試合。もちろん手を抜くことなど許されない。攻め続ける場面が多く、試合に勝利したが、どんなゲームであっても課題が見つからない事はやはりない。何点取られても清林館の選手は諦めなかった。本校以上に学ぶべき事は多かったに違いない。

“あきらめたら、ここで試合終了だよ。” by 安産先生

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