2015年2月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2015年02月」の記事

H26 東海プリンセスリーグ&新人戦決勝

 2月11日(水) 東海プリンセスリーグ2014 最終戦(VS 三重高校) がけんぽスポーツの森で行われた。40分ハーフで行われた試合は前半に1失点し、後半に1点を取り返す一進一退の展開。そして迎えた後半35分にカウンターから失点し、その3分後にもカウンターで失点。結局1対3で敗戦となった。昨年の全国高等学校女子サッカー選手権大会の代表決定戦と同様の試合展開に、ほとほとあきれた部分はあるが、これも実力。チームにとってこれ以上ない良薬になったに違いない。この結果によって1部(6チーム)は優勝:常葉学園橘中学・高校、準優勝:藤枝順心高校、第3位:三重高校、4位:聖カピタニオ女子高校、5位:磐田東高校、6位:椙山女学園高校となった。

 2月14日(土) 瑞穂北陸上競技場での新人戦決勝。対戦相手の安城学園高校とは昨年度、今年度の高校リーグでは引き分け、1点差勝利、高校選手権準決勝でも苦しめられての勝利と好ゲームを演じてきている。試合前のピッチ内アップでは『ここに何しに来たんだ?。』『チャレンジしろよ?。』と檄とともに、つばを飛ばす勢いの声。熱を強く感じる。至学館高校の永井主審のホィッスルで定刻よりわずかに早いキックオフ。立ち上がりから本校が一気呵成に攻める。コーナーキックのチャンスも数知れず。それでも年末年始とトレーニングを重ねたGKを含めた安城学園DF陣はゴールラインを割らせない。一種の “安城学園あるある” である。そして0対0のまま、前半終了。ハーフタイムではこのあるある現象に、冷静?に声をかける。後半1分ゲームがいきなり動く。ななからのアーリー気味のクロスをさおりがヘッドでゴール。均衡を破るゴールに、恥ずかしさの中に喜びあふれるゴールパーフォーマンスを披露。新人戦決勝限定なのでどうかお許しを。後半22分にはゴール前のFKからたきのヘッドがゴールに突き刺さる。ベンチでは、最初からやれよ の言葉とともに祝福の拍手。とどめは後半27分、こなつの25mほどの直接FKが豪快にこれまたゴールに突き刺さった。試合は3対0で勝利し、10年連続12回目の優勝で幕を閉じたが、これからの激闘を感じずにはいられないものであった。試合後の中野先生との握手でも、強い意気込みを感じた。ちょっと言いすぎかもしれない…。愛知県女子委員長の細野先生を始め、会場準備・会場運営に協力してくれた南山高校、高校指導者の方々、広報(誤う報?)の柴田先生、本当にありがとうございました。

 試合後に行われた高校リーグの表彰式。優秀選手は各校の指導者が選考する。引退する3年生であったり、現役選手であったりとそれぞれであるが、この選手たちでチームが作れるとまさしくドリームチーム。全員愛知で育った選手たち、これからも横のつながりを大切にしてほしい。

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H26新人戦 準決勝

 2月8日(日) 前日の予報とは違い、朝から冷たい雨。これで高体連主催大会(高校総体、高校選手権、新人戦)の準決勝はすべて雨となった。誰のせい?言いたいが言うまい。

 対戦相手は前にも書いたように南山女子部。黄緑のユニホームに身を包み、気合いは十分に伝わってくる。ところが、人数を何度数えても9人。体調不良からメンバーが揃わなかったとのこと。その上、ピッチは水が浮いた状態で、南山得意のプレーも機能しない。本校の部員も手を抜くなど器用なことが出来るはずもなく、全力でぶつかり、ゲームは快勝した。南山の部員も最後まで得点を奪う姿勢を示し、監督の梅垣先生も声をかけ続けた。このゲームを次に生かそうと…。今度はもう1つ上の決勝で戦いましょう。

 続く、第2試合の安城学園対椙山女学園は6対0で、安城学園が高体連主催試合初の決勝進出を決めた。当然決勝で対戦するのは初めてとなる。中野監督のあの大きな声と不敵な笑み、オーバーアクションに惑わされないように、冷静に戦いたい。決勝戦は、瑞穂公園北陸上競技場で10時キックオフで行われる。当日は愛知県高校リーグ1部、2部の表彰も行われ、13時30分からは男子の決勝戦(中京大中京対岡崎城西の勝者と東海学園対東邦の勝者)も同会場で行われる。

 2月8日のこの日、AIFA(愛知県サッカー協会)アワーズ2014が行われた。女子委員会からは全カテゴリーの中から毎年11名が表彰されるが、本校の杉原朋奈(3年)が高校から選出された。全国大会出場は果たせなかったが、愛知県高体連主催大会3冠のキャプテン、高校リーグ1部の最優秀選手などの活躍が認められての表彰となった。本当におめでとう!

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H26新人戦 準々決勝

 1月31日(土)は瑞穂北陸上競技場で、第10回愛知県6地区女子交流サッカーフェスティバルとして名古屋FCユースとシロキFCリベルタと対戦した。前日の雨もさすが天然芝、何の影響もなく行われた。東海リーグ参入を目指す名古屋FCユースのポテンシャルの高さに翻弄され、愛知県女子サッカー1部リーグ6位のシロキの球際の強さに苦しめられたが、収穫の多い1日となった。

 2月1日(日)は新人戦の準々決勝。対戦相手は菊里との熱戦を制した同朋。立ち上がりの1分、キーパーのパントキックが風に乗り、DFラインの裏にこぼれたボールを新キャプテンさおりが決め、幸先良く先制。その後は、人数がぎりぎりで、けが人を多く抱えながらも鋭いカウンターを繰り返す同朋に苦しめられる。それでも前半23分、相手ハンドから得たPKをあやか自らが決める。これで楽になったのか、たき、こなつ、なおが立て続けにゴールを奪い、5対0で前半を折り返す。後半にはさおりが2点、ゆなが1点を追加し、結局8対0でベスト4進出を決めた。相手の頑張りもあるが、パスの質、判断の悪さに目が行く試合であった。最後に会場校の岩倉総合高校の部員、佐伯先生、寒い中、1日ありがとうございました。

 試合後、安城学園の中野先生と今年初めて挨拶を交わした。ベイマックス軍団の1人、黒ベイマックスである。屈託のない笑顔に自信がみなぎっている。どうでもいい会話の1つを載せておく。

中野 『安城学園の試合、興味ないでしょ。』

多田 『安城学園の試合、今日見ないよ。』

日本語って本当に難しい。安城学園、思いっきり興味ありますよ。

 準決勝の相手は松蔭を2対1で破った南山女子部。単独チームとしては確か初のベスト4進出。闘将梅垣先生の中高一貫の熱い指導と選手の努力の成果が結果として表れた。校長の西神父の笑顔も目に浮かぶ。同じカトリックの女子高とは言え、勝負に手抜きは許されない。カピタニオを倒すのは南山だと梅垣先生が公言して、はや何年?!ついに手の届く所まで近づいてきた。その挑戦を髭ベイマックスは受け止める。

 

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