2015年5月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2015年05月」の記事

第69回総体 決勝

 5月31日(日) 12:30 予定通りキックオフ。数日前の天気予報とは違い、晴天の下、決勝戦が行われた。安城学園高校は準決勝と同じ布陣で臨んできた。前半は風下になり、最初のビックチャンスは安城学園。バイタルエリア付近から放たれたシュートはバーに当たり、ゴールライン上へ。ゴール判定システムを装備していない梅垣主審はノーゴールの判定。ゴールとは認められなかったが、ヒヤッとする場面であった。まさしく、黒ひげ危機一髪。前半23分には、えみりがシュートを放つもクロスバーに当たり、ゴールライン上へ。くどいが、ゴール判定システムを装備していない梅垣主審。これもゴールとは認めず、プレーオン。しかし、その跳ね返りをさおりがヘッドで押し込み、先制する。前半はこのまま1対0で終了。安城学園あるあるの “前半無得点” ではなかったが、勝負の行方は全くわからない。後半は風上に立ち、優勢にゲームを進める。後半15分、コーナーキックからクリアされたボールをサリー(日本人)がゴール前に放り込み、これをなおが押し込んだ。数々のダメ出しを喰らいながら、努力し続けたなおの貴重なゴールで2対0とリードした。追加点は後半26分。途中出場のひなののファーストタッチがきれいに弧を描いてゴールに吸い込まれた。これまた、レギュラー落ちしても腐らず、努力し続けたことがここ一番で報われた。試合はこのまま3対0で終了し、3年連続の高校総体優勝を飾った。応援してくださった教職員、保護者、生徒、OG、サッカー関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 試合後には中野監督とお互いの健闘を讃えあい、ハイタッチならぬお腹タッチ。(ブヨ?ンといった感触) 着実に力の差がなくなり、これからも激闘が続くことを予感させるゲームであった。シード順決定戦では同朋高校が2対1で至学館高校を破ったが、これまた熱い戦いが繰り広げられた。大会運営の協力体制といい、盛り上がりといい、各校の凌ぎ合いといい、今、愛知県が熱い。

 決勝戦が終わった後、インターハイ関東地区予選で東京都代表の修徳高校が初のインターハイ出場(兵庫県)を決めたと連絡が入った。有賀監督本当におめでとう!お腹タッチ希望しますか…?!また、東海総体(インターハイ東海地区予選)は6月20日(土)21日(日)に磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場で行われる。一昨年まで全日本高等学校女子サッカー選手権大会が行われていた会場である。すでに聖カピタニオ女子高校(愛知県代表)、三重高校(三重県代表)、富田高校(岐阜県代表)の出場が決まり、あと1つの静岡県代表は6月7日(日) エコパで決定する。

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第69回総体 準決勝

 5月24日(日) 天気予報とは違い、快晴の中、準決勝が松蔭高校で行われた。新人戦では準々決勝で対戦し、最近着実に力を付けている同朋高校。前日のインターハイ県予選でベスト8入りを逃した男子サッカー部の森岡先生もベンチに入り、リベンジを誓う。そのため、顧問の本田先生がいささか緊張気味?!

 予定通り10時30分キックオフ。立ち上がりからスムーズにゲームに入り、ベンチも冷静に戦況を見守る。すると、前半6分右からのセンタリングを1年生で初先発のサリー(日本人)が押し込み、1点を先制。時折、鋭いカウンターで反撃を試みるが、シュートまで至らない。追加点は前半22分。再三訪れたコーナーキックからのチャンスをえみりが押し込み、2対0。後半8分、これもコーナーキックからたきがヘッドで叩き込んだ。中盤の守備で注意され、シュートの精度も欠いていたたきであったが、一矢報いた。 “ 愛とは、信じ、待ち、許すことだよ。”?? ? by スクールウォーズ

 ゲームはこのまま3対0で終了し、決勝進出を決めた。対戦相手は至学館高校を2対1で破った安城学園高校に決まった。“ きょうみあったよ。” 新人戦決勝と同じ顔合わせとなり、高校総体の決勝では初対戦となる。勝つのは、黒ベイマックスか、髭ベイマックスか。ユニホームのカラーはドルトムント対ACミランの組み合わせに決まり。マニア注目の決勝戦は5月31日(日) 豊田スタジアム芝生広場で、12時30分キックオフで行われる。

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第69回総体 決勝トーナメント準々決勝

 各都道府県の代表が続々と決まる中、愛知県の準々決勝が5月17日(日) 名古屋経済大学人工芝Gで行われた。対戦相手は予選リーグで至学館高校に苦杯をなめながらも、裏街道プランB作戦で勝ち上がってきた南山女子部。昨年度まで校長だった西経一神父が長崎南山の校長に転勤され、いささか対カピタニオのテンションが落ち気味かと思われたが、そこは梅蔵。テンションマックスで立ち向かってきた。試合は前半にあやかが2点、えみりが1点を奪い、3対0で折り返す。不満の残る内容と、今後を見据えた戦術で、後半から裏街道プランAを実行。これが完全な裏目。攻撃もちぐはぐし、選手たちもパナプンテ(ドラクエの呪文)。その間に1失点し、3対1とされる。終了間際にさおりが押し込み、4対1で終了するも、後味の悪い勝利となった。本校目線で記事は記載しているが、南山の意地と球際の頑張りがチームの弱点をさらけ出し、私やチームへのいいメッセージとなった。感謝、感謝。私も含め、監督はチームが機能しないと、システムを変えたり、ポジションをいじったり、選手の起用を考えたりと何か変化を求める。当然のことでもあるが、改めて感じたことは、選手層も薄く、高校のアマチュアレベルにおいて、急な変更に選手は対応できないと言うことである。代表クラス、Jリーグレベルでも無理なのだから、しごく当然である。

 5月24日(日)の準決勝の相手は、椙山女学園高校を3対0で破った同朋高校である。準決勝での対戦は多分初めて?となるが、高い壁となって迎え撃つ。至学館高校対松蔭高校は1対1から延長、PK戦になり至学館が準決勝進出を決めた。残るもう1試合 (安城学園高校VS岡崎商業高校)は、“きょうみないよ。”と帰ってきたのでわかりません。

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予選リーグ第2戦

 5月3日(日)は予選リーグの高蔵寺高校戦。同じAリーグで先日対戦した小坂井高校にPK戦で惜敗しているチームである。負ければ予選リーグ敗退が決まるとあって気合いは入っている。ただ、本校も先日の試合内容の悪さに闘魂が注入されている。前半の立ち上がりからトップギアで攻め立てる。すると、開始1分にあやかが先制点を奪う。これがゴールラッシュの始まりとなったが、スタートメンバーはGK以外は前の試合と同じである。得点者は、あやか、さおり、えみり、なな、さりー、たき、みゆうと、各ポジションの選手が躍動した。そして、みゆうとみのりが約半年振りに公式戦のピッチに立ってプレーした。本調子にはまだ遠いが、長いリハビリ生活からの復帰は心強く、またチームが活気づく要因となろう。

 補足しておくが、高蔵寺高校の選手たちの最後まで勝負を捨てない、諦めない姿勢は見事であった。その高蔵寺高校の顧問に、時習館高校時代に選手として活躍し、筑波大学に進学した春日井先生が加わった。若さと今までの経験が選手たちに刺激を与えていき、チームとして成長していくに違いない。

 決勝トーナメント進出を決めたこの日、愛教大サッカー部のOB会が行われた。俺たちの代のメンバーでの集まりで、約30年振りの再会に、昔を懐かしんだ。県教委、校長、教頭、会社役員など、みんな置かれた場所で咲いている。次の会の予定もその時に決まった。早過ぎっ!! そこでいい報告をするためにも、置かれた場所で咲くとしよう。

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