2015年9月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2015年09月」の記事

平成27年度愛知県高等学校女子サッカー選手権大会 予選リーグ

 9月26日(土)高校選手権予選リーグ第2戦(VS 一宮商業高校) が柳川瀬公園サッカー場で行われた。明け方まで降った雨の影響も受けることもなく、10時30分 kick off。一宮商業の中村先生は、前任校の岡崎商業高校でサッカー部の立ち上げに一役買った人である。そして、赴任した一宮商業でサッカー部を立ち上げ、今の部員数は31名の大所帯になった。中村先生の魅力もあるだろうが、西尾張の地にも女子サッカーは根付いてきている。試合は、えみり、ひなの、あやか、たき、さおり、ゆな、なな、いまほ、はるかが得点し、21対0で勝利し、予選を1位通過した。一宮商業の選手たちは基本に忠実に、人とボールを同一視野に入れ、ボールにアプローチし、ボール奪取を試みるも簡単にかわされてしまう。それでも諦めることなく、走り続け、カウンターを狙う。本校が先日、常葉橘に挑んだように。結果、スペースが生まれ、失点を繰り返したゲームであった。中村先生は試合中、“お前らは自動ドアか?!” “これで引退はきついな!” “久しぶりの20点ゲームだな!” とつぶやく。少し心が痛んだ。それでも公式戦後にTRMを組み、次を見据える姿勢は必ずや豊かな実を結ぶであろう。

 余談ではあるが、今我が家では猫を飼っている。その猫は8年前に妻子が実家(一宮)に帰った際に、一宮商業が練習している九品地公園競技場横に捨てられていた2匹の猫である。その当時は瀕死の子猫であったが、すくすくと成長。すると、その猫は雄(ロロ)と雌(ハイジ)だったため、すぐに5匹の子猫を出産する。あわや猫屋敷になる所であったが、4匹は引き取り手が見つかり、売れ残った1匹(ミル)だけ我が家で飼うことになり、はや7年の月日が流れた。そのハイジの子であるミルが25日(金)に亡くなった。糖尿病を患い、臓器不全が死因らしい。自分に訴えかけているかのような死因である。やはりペットの死でもすこぶる悲しい。いわんや人間をや。言うまでもないが、命は何ものにも代えられない大切なものである。

 決勝トーナメントは10月3日から始まる。本校は4日(日)の準々決勝で、岡崎商業高校と春日井商業高校との勝者と対戦する。どうも今回は商業高校と縁があるようだ。東京都の予選は、激闘の末、十文字高校と修徳高校が関東大会の切符を手にした。全国高校選手権大会で修徳と対戦するためにも背中を追う。

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シルバーウィーク物語

 シルバーウィークの結果を報告。9月19日(土)は既報の通り準優勝。9月20日(日)は愛知県高等学校女子サッカー選手権大会予選リーグの第1戦。メンバーを半分近く入れ替えて臨んだ試合は、ひなの、さおり、ゆな、みゆう、いまほ、あやか、なな、はるかが得点し、15対0で快勝した。9月21日(月)は高校1部リーグで、ライバル安城学園高校との最終戦。勝てば2年連続の優勝が決まる試合であったが、気になるのは高校選手権に向けての安城学園の調整具合。監督の中野先生は不敵な笑みを浮かべながら私を出迎える。両手の人差し指をこちらに向け、ゲッツもしくは、がきデカこまわり君の “死刑!” のポーズ(相変らず古くてすいません)。ひょっとしてランニングマンだった?!そして近づくと本当に暑苦しい抱擁。とにかく調子はすこぶるよさそうだ。試合は前半にたきゆなが2点ずつ得点を奪い、4対0。安城学園が本気出してきた後半は0対0で試合終了した。また、違う場所で戦うことを約束し、尾張対三河の戦いは終わった。22日(火)は東海プリンセスリーグの第4節で、常葉学園橘高校と対戦。先日の静岡県の皇后杯決勝は、藤枝順心高校相手に前半を0対1で折り返し、後半に1点を返して1対1。最後は1対2で敗れはしたが、絶対的な差が確実に縮まっている。試合は前半から本校ペースでゲームは進む。チャンスは度々訪れるが、得点は奪えない。すると、相手の20m以上のファーストシュートがキーパーの手をはじき、ゴールに吸い込まれた。イージーなボールに見えただけに痛い失点となった。2失点目はクロスのボールに対して、体の向きが悪く、クリアがオウンゴール。前半を0対2で折り返したが、シュート数も多く、ゲームを支配できていただけに失点が悔やまれる。後半に入ってもGKの判断ミスから失点を繰り返す。途中交代のいまほのシュートで1点を返すものの、1対6で敗れた。点差のつく内容でなかっただけにサッカーの難しさ、シュートの精度、GK・DFの判断など課題が浮き彫りとなった。帰りには30kmの渋滞につかまり、学校到着は21時過ぎ。心身ともに疲れる1日であったが、収穫は多い。もうシルバーウィークも終わった。次は実りの秋を迎えよう?(^o^)/

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第39回愛知県女子サッカー選手権大会 決勝

 9月19日(土)パロマ瑞穂北陸上競技場において、第39回愛知県女子サッカー選手権大会の決勝が行われた。晴れの舞台は、晴れの天候の中で10時50分キックオフされた。立ち上がりからお互い大きな展開が繰り返される。大きなボールに対してのセカンドボールが拾えず、苦しい時間帯があったが、それも想定内。中盤での激しい戦いもほぼ互角。そんな展開の中、先制点は前半32分、右サイドあやかの技ありのシュート。DFの股下を抜いてのシュートであるが、日頃から狙い続けていたものがこの舞台でお披露目できた。前半はこのまま1対0で折り返す。失点を覚悟していたため、上出来の前半である。勝つためにはあと2点が必要と指示し、攻める姿勢で送り出す。すると、後半の入りからボールへの反応が良くなり、球際でも負けていない。手応えを感じつつ、ゲームも終盤に突入。思わぬ展開に皇后杯東海予選の日程(10月3,4,11日 愛知県)が頭をよぎる。高校選手権大会愛知県予選とまるかぶりなのである。しかし、数分後すべて杞憂に終わる。やはり、勝負事に油断は禁物である。愛知東邦大学の34番の交代選手(よく見覚えのある)が流れを一変させ、コーナーキックからヘッドで同点ゴールを叩き込んだ。その数分後、11番の右サイドからのクロスを9番にきれいに合わされ、1対2と逆転を許す。それからいまほを投入するも得点は奪えず、腹八分目で皇后杯へのチャレンジは終了した。今までは皇后杯は別世界のものと考えていたが、今年から目標の1つに加わった。“思えば遠くへ来たもんだ” by 海援隊

 9月20日(日)から愛知県高等学校女子サッカー選手権大会(VS 小坂井)が始まる。9月21日(月)は安城学園高校と高校1部リーグの優勝をかけた戦いがあり、9月22日(火)は東海プリンセスリーグ(U-18)第4節で常葉学園橘高校との対戦がある。もうシルバーウィークならぬ、死ぬ場ウィークである。

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第39回愛知県女子サッカー選手権大会 準決勝

 学園祭があったこの日(9月13日)に第39回愛知県女子サッカー選手権大会準決勝が名古屋市港サッカー場で行われた。経験豊富なチームに対していかに戦うかが焦点となるが、指示はシンプルなものにした。ゲームにもスムーズに入り、先制点は前半10分、コーナーキックからなおがヘッドで決めた。珍しい得点にベンチも驚き、本人も喜びを爆発させた。剥離骨折で治療中のまあは今日が誕生日。なおは試合前に “今日はヘッドで点を取って、まあの誕生日を祝うから” と約束していたらしい。無謀とも思える約束をすんなりと実行するあたり、あこがれのスガキヤ店員になる日も近いかもしれない。前半は、相手チームにいる卒業生の獅子奮迅の活躍に苦しめられ、1対0のまま終了した。そしてハーフタイムには叱咤激励が入り、後半に入る。後半12分、流れの中から相手チームの刈谷FCプロジェクト出身のななが得意の左足で、ゴール右隅に蹴り込んだ。さらにその1分後、さおりが決めて3対0。とどめは後半16分、ななが今度は右足で流し込み、4対0と試合を決定づけた。古巣相手になな自身の成長ぶりを見せつける強烈な恩返し弾となった。そんな試合展開にもプロジェクトは諦めず、最後までボールを追い、心底サッカーを楽しんでいる。また徹底した攻撃にDFラインが下がり、何度も危ないシーンを迎えたが、無失点で試合終了のホイッスルを聞いた。少しずつ形になりつつある攻撃であるが、まだまだ課題克服のチャレンジは続く。とは言え、高校、大学、クラブチームの愛知県女子チームのチャンピオンを決める愛知県女子サッカー選手権大会(NGU名古屋FCレディーストップは県予選は免除)において、チーム初の決勝進出を果たしたことは評価に値する。高校生がクラブチームに勝つことなどあり得ない時代から参加しているが、“思えば遠くへ来たもんだ” By 海援隊

 また、この大会では本校の卒業生が各チームで存在感を示し、楽しそうにサッカーを続けている所を見れることも実に嬉しい。決勝戦は19日(土) 10:50 kick off で瑞穂北陸上競技場で行われる。対戦相手は、東尾張プロジェクトで月2回普及事業に協力してくれている愛知東邦大学である。何十回もTRMでの対戦はあるが、公式戦での対戦は初である。当然、やりにくさはあるが、前回大会の覇者の胸を借りたい。ドイツ留学中の長谷川先生ついに対戦しますよ、チームの応援に戻って来たら(●^o^●)

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臨時休校&臨時投稿

 9月9日(水) 今日から本格的な学園祭準備期間に入る予定だったが、台風18号の接近、上陸で学校は臨時休校。やはり天候には逆らえない。ぜひ各地での被害が最小限になることを願います。言わずもがなサッカー部の練習も中止。本校に限ったことではないだろうが、満足に練習ができず、秋雨前線同様に停滞中。

 話はかわるが、昨日の日本代表の試合(VSアフガニスタン)を見ましたか? 試合で何を感じるかは人それぞれであるが、“みんなちがっていい。人間だもの。”? By 多田みつを? だから全くの私見で書くので気になさらずに。監督がハリルホジッチにかわり、バックパスが少なくなり、ダイレクトプレーが多くなった。それに伴いポゼッション率は下がるかもしれないが、サッカーの本質を考えれば、ゴールに向かう姿勢は最優先されるべきである。昨日の試合では局面局面でこれが代表かと思わせるプレーが随所で見られた。チャレンジする中でもボールを失わず、高い技術が発揮される。無用な?バックパスが少なくなったことで、そのテクニックを見る機会が増えたのである。ただ、今戦っている相手は格下である。選手の個のレベルが明らかに違う。同等、それ以上のチームと戦う時に監督の手腕、いわゆる戦術が問われるようになる。ザッケローニがそうであったように、イメージしているものと現実のギャップに悩まされるだろうが、攻撃面に関しては期待を持って見ていきたい。本校にはアカデミー、ナショナルトレセン、地域トレセンに行っていた選手はいない。全国で戦うには個の力は明らかに劣る。弱者の立場である。それでも戦術次第では守りきったり、勝利できるのがサッカーである。当然ある程度まで選手の能力を引き上げないと厳しいが…。全国で戦うために私がイメージしていることは、“弱者のメンタリティーとチーム戦術” By ハリキルタダッチ である。

 9月20日(日)から愛知県高等学校女子サッカー選手権大会がスタートする。(別掲) 例年より2週間早く、東海大会(10月31日・11月1日、岐阜県)出場の2チームが決まる。まずは昨年逃した全国高等学校女子サッカー選手権大会の出場権を得ることであるが、一筋縄ではいくまい。これから始まる愛知県の高校女子サッカーの戦いにも注目あれ!!

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H27_組み合わせ(訂正版)-1 H27_組み合わせ(訂正版)-2

 

 

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