2016年2月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2016年02月」の記事

週末の活動

 日が長くなったのを実感するとともに、月日の流れの早さを痛感しているのは私だけ?!

 2月20日 (土) はFC.フェルボールMINOSAとのTRM。チーム創設から3年が立とうとしているU-15のチームで、小学生で教えていた子どもたちも何人か在籍している。全国大会を経験している選手は例の如く…。もちろん県内の高校での活躍を夢見てサッカーを続ける選手も多数いる。ポテンシャルの高い選手の多いチームだけに高校指導者の視線も熱い?!雨の中で行われたゲームはそれぞれが持ち味を出して戦い寒さを忘れたと書きたい所だが、やっぱり寒かった。晴れ男の信頼が少し下がった。

 2月21日 (日) はNGU名古屋FCレディーストップとのTRM。14人の選手が新加入し、チャレンジリーグ上位進出を目指す。移籍の選手や県外で修行を積んで愛知県に戻ってきた選手、長年チームを支えてきた選手などサッカーに賭ける思いの強い集団である。胸を借り、個人やチームがどこまで戦えるかを見極めるには最高の相手である。試合は、百戦錬磨の相手に個人技だけでは通用しない。中盤のつぶしも早い。ヘッドもほぼ負け。それでも得点を奪ったり、フィニッシュまで行く場面も何回かあったのは収穫である。本校にとっていいトレーニングになったのは言うまでもないが、名古屋FCの選手が本気になるレベルまで引き上げることができれば、また相手してくれるだろう。

 最近の試合では高校生との対戦が一番多いが、中学生チーム、大学チーム、社会人チーム、おじさんチームなど色々なカテゴリーの人たちとも対戦している。これも女子サッカーならではのこと。部員にとっては迷惑な話かもしれないが、サッカーを媒介に広がるファミリーが増えるのは決して無駄なことではない。そこで、3月12日 (土) に本校グラウンドにて “高校生ふれあいフェスティバル” と称し、女子小学生(1年から6年)を対象にフェスティバルを行う。毎年この時期に開催しているが、今回は10:00?12:00の時間帯で行う。事前申し込みもなしで、当日参加OKである。初心者も大歓迎なので運動のできる服装でご参加ください。 3つのグループに分けてサッカーを楽しみます。

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H27 新人戦 決勝 & コラボフェス

 2月13日(土) 決勝戦当日。雨が心配されたが、そこは晴れ男の面目躍如。椙山女学園高校、南山高校、一宮商業高校の生徒たちの協力もあり、晴れ舞台は整った。公式記録の人数はわからないが、観客動員数は新人戦史上最大であったに違いない。

 10:00 kick off で始まったゲームは立ち上がりからスムーズに入ることができ、相手陣内で攻撃を繰り返す。ところが、身体を張った安城学園DF陣の頑張りから得点は奪えない。何度も跳ね返され続けたが、前半14分、最終ラインのはぜ(魚ではない)からゆなへロングパス。(狙ったものかどうかは確認できず)DFラインから抜け出したゆなが課題である1対1をきっちり決め、1点を先制する。前半29分にもゆなが豪快に決めて2対0。これでゆなのシュート決定率、信頼度がアップした。前半においては “新人戦あるある” の連係ミス、経験不足を露呈したものの、上出来の内容で前半を終えた。そのまま終わらないのがサッカー。2週間前の日韓戦が物語っている。案の定(略して安城)、後半立ち上がりから安城学園のトップにパスが収まり、そこから何本かパスがつながるようになる。ハーフタイムの中野監督の指示から安城イレブンの気迫が十分に伝わる展開に。しかし、後半7分、防戦一方からのカウンターから、サリーの技ありのシュートで追加点を奪うのだからサッカーはわからない。その後もあわや失点かという場面を何回も迎えるが、GKまゆか、DFこなつ、はぜ、はるな、もねを中心とした守備で今大会を無失点で終えた。過去2回の決勝での安城学園高校との対戦は、いづれも最終的には3対0で勝利していたが、3度目の今回も偶然スコアはいっしょである。あくまでも決勝戦に限ったことだが…。ただ、試合のたびに内容は拮抗しており、これからも幾度となく対戦する様子が目に浮かぶ。

 新チームにとって初のタイトル獲得である。プレッシャーがある中でチームは結束し、全員で勝ち取った優勝だけに、この日は褒めたい。しかし、まだまだオンザピッチにおいてもオフザピッチにおいても課題が多いのも事実である。また、たまたま優勝を繰り返しているが、絶対に忘れてはならないのはまわりへの感謝である。言わずと知れた高校の部活動の原点である。今大会でも試合会場での審判を含めた運営、会場への送迎、保護者・学校関係者・3年生や友人の応援など、書き出したらきりがない。相手チームへのリスペクトも必須である。なかなかゆっくりとお礼を伝えられなくて申し訳ないが、本当に私自身も感謝でいっぱいである。色々な面で協力していただき、ありがとうございます。成長過程のチーム・選手をこれからもぜひ温かく見守ってください。

 続く、平成27年度の高校リーグ(1部・2部・3部)の表彰式も盛大に行われ、本校は高校1部の優勝カップを受け取り、最優秀選手にはさおり、優秀選手にえみりが選出された。新しい歴史を作った3年生もいよいよ3月2日に卒業式を迎える。部員にとってこの日の3年生の応援は心強く、安心感を与えてくれた。私から3年生へのエールは、後日最大の称賛とともに送る。

 2月14日(日) は東尾張コラボフェスティバルに参加。愛知東邦大学・本校の部員と東尾張地区のシニアの方とチームを組み、対戦すると言うもの。シニアの方もこの日ばかりは、とハッスルし、日頃の練習の成果を発揮?!会話というと『この前、痛風が出てよぉ』『血圧が高くて』とか健康に関するものばかり。万が一を考え、AEDの準備も怠りなく、フェスティバルは無事終えた。よくよく考えたら私も完全にシニアの仲間入り。これからの超高齢社会に向けて、若者とのコラボは重要なテーマなのかもしれない。

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新人戦シード順決定戦と番外編

 2月11日(木) に新人戦シード順決定戦(至学館高校VS同朋高校)が口論義運動公園で行われた。史上稀にも見ない乱打戦は、5対4で満身創痍の至学館が勝利し、来年度の高校総体の第3シード権を獲得した。スタンドには見覚えのあるM&Nの両氏がスカウティング。私も加わり、両チームの熱戦を見届けたが、荒れた内容のゲームには不満が残る。

 その後、南山高校とNGU名古屋FCジュニアユースとTRM。南山高校の2年生は2月6日の準々決勝で安城学園に敗れた時点で引退が決まった。おそらく全国的に見ても2月上旬での引退は稀であろう。そのゲームで引退は決まったが、最後に本校を倒すことを目標に全力を注いできた選手の引退試合という形で試合を行った。南山イレブンは気迫に満ち溢れ、何度も本校ゴールを脅かした。限られた時間の中での成長は梅垣先生が一番感じているだろう。“打倒、カピタ” は実現しなくとも、新たな目標に向かって戦ってほしい。

 いよいよ平成27年度新人戦決勝を明日に控える。天候の不安は残るが、間違いなく好ゲームが展開されるであろう。“打倒、カピタ” を公言するもう1人の男・中野の挑戦を受ける。ただ、史上稀に見る乱打戦にはならないと思うが、結果はいかに…?!ちなみに、スカウティングM&NのNは中野先生である。気になるであろうM氏は、県外なのに愛知県の高校女子サッカーをよく知る監督兼校長先生である。

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H27 新人戦 準々決勝&準決勝

 2月6日(土) 新人戦準々決勝。愛知啓成の藤原先生とは試合前に当時を振り返りながら談笑。人数不足でも毎年登録を続け、雪割草が芽吹くのを待ち続けた。懐かしの対戦は 10:00 kick off 。ゲームは満を持して出場した愛知啓成の粘りになかなか得点が奪えない。随所にゲーム感が鈍っている所が見られ、連係ミス、パスミスが目立つ。後半に手を打たないとと思い始めた前半終了間際にたきが先制点を奪う。後半の立ち上がりにははるなが追加点を奪い、2対0。そして後半10分、ついにこの瞬間が訪れた。入学してまもなく2年がたつ。中学時代の無理がたたり、入学後からずっとリハビリ生活。体育の授業すらまともに参加できない。そのあすかが地元の犬山で公式戦デビュー。25分の出場であったが、落ち着いたプレーぶりはサッカーの出来る喜びに満ち溢れているように映った。ゲームはたきのハットトリックで4対0で勝利したが、一番の収穫はあすかの復帰に尽きる。

 2月7日(日) の準決勝は、松蔭高校を2対0で破った至学館高校。最近はベスト4の常連校になりつつある。その至学館はけが人、インフルエンザ、連戦の疲れなど、ベストの状態には程遠いチーム状況。本校は前日の試合の反省から鞭の入った状況。ゲームは開始早々のたきの得点から怒涛のゴールラッシュで、前半を8対0で折り返す。後半に入ると、至学館イレブンは1点を奪おうとする執念から動きもよくなる。失点は許さないものの追加点がなかなか奪えない。終いにはイエローカードをもらう始末。それでも最後に2点を追加し、10対0で決勝進出を決めた。もう1つの安城学園対同朋戦は安城学園が5対0で勝利し、県の選手権のリベンジを果たした。これで2月13日(土) 刈谷ウェーブスタジアム(10:00 kick off)での決勝は聖カピタニオ対安城学園。最近の黄金カードと勝手に名付けるが、お互いベストの状態で戦えることを望む。決勝戦の後には、新人戦の表彰にあわせて高校リーグの表彰も行われる。すなわち、全チームが一堂に介する。しのぎを削った3年生の懐かしい顔が並ぶわけである。13時30分からは男子の新人戦決勝が同会場で行われる。中京大中京、愛工大名電、名経大高蔵、刈谷のいづれかが県の高校王者になる。新時代の到来は果たして…?!

 

 

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前園登場

 1月30日(土) は高2が模試の受験で不在のため、高1と中学生が室内でトレーニング。卒業生も参加し、交流を深めた。この日は新人戦決勝トーナメント1回戦も行われ、愛知啓成、松蔭、南山、椙山女学園がベスト8に勝ち上がった。この結果、本校の対戦相手は愛知啓成(旧稲沢女子)高校に決定した。実に10数年振りの対戦となるが、かつての黄金カードでもある。顧問の藤原先生とは、顧問会議後にサッカー以上に仕事の話を椙山女学園高校の遠藤先生とよく聞いていた思い出がある。お互い年齢を重ね、県の生徒指導部会でよく顔を合わせるようになったが、やはりピッチの上で顔を合わせるのが一番である。当時は国見高校へのあこがれもあり、黄×青のストライプのユニホームであったが、今では赤×黒(ロッソネロ)のユニホームに変わり、チームも進化を続けている。通算の対戦成績は本校の方が分が悪いような気がするが、さあ、どんな戦いになるのか…?!

 1月31日(日) の午前は前園真聖の “サッカーにおける個とチーム” というテーマで講演のはずが…。30日(土) の夜中にオリンピックアジア最終予選の決勝(日本対韓国)の試合が行われた。試合は0対2から3点を奪い、日本が見事な逆転勝利。まさかの展開にサッカーというスポーツの持つ怖さ、奥深さを知るゲームとなった。その試合のスタジオゲストを前園とセルジオ越後が務めており、ほとんど寝ていない状況での講演となったが、興奮冷めやらずの様子で、その試合の話が中心となり、私個人としてはリアルな話で満足した。?質疑応答にも丁寧に答え、柔和な表情にも人柄が表れており、最近のブレイクの理由を垣間見ることができた。また、サッカーはトライ&エラーから学ぶことが多いと語ったが、前園は人生においても失敗から多くのことを学んだと伝えたかったかもしれない。

 午後からは名古屋学院大学瀬戸キャンパスに移動し、サッカー教室、イベント、ゲーム等で1?6年生の子どもたちとの交流を楽しんだ。前園も眠い身体に鞭打ち、切れのある?動きを見せた。部員たちも積極的に子どもたちと関わり、フェスティバルを盛り上げ、30周年瀬戸商工会議所青年部のイベントに大いに貢献した。サッカー部として試合で勝つことだけでなく、チームとして人として周りから評価されたことが嬉しい。次は新人戦での戦いになる。新人戦では日頃の練習の成果を発揮することを第一に考えればいい。

 

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