「2017年11月」の記事
第26回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海予選3位決定戦
11月18日(土) パロマ瑞穂北陸上競技場で3位決定戦が行われた。史上初の愛知県代表同士による対戦。今度に入り、6回目の対戦は安城学園高校とのラストマッチであり、全国出場がかかる重要な一戦で、過去4勝1分けの対戦成績は関係ない。天然芝のピッチは降り続く雨の影響で、スリッピーな状態である。
ファーストシュートは安城学園。遠目からでも積極的にゴールを狙う意図が現れたシーンであった。ゲームが落ち着いた前半15分、左サイドの突破からの折り返しをまこが冷静に蹴り込み、先制ゴール。この時はセンタリングの質が良く、得点に結びついた。プラン通りでこれで優位にゲームが進むかと思いきや、“そうは問屋が卸さない” 古い表現で失礼。すると、前半22分、大きいボールに反応し、DFとの競り合いから10番が倒れ込みながらシュートし、同点とされる。今までの反省も踏まえ、ピッチ上で確認し合い、気持ちを入れ直す。前半に追い付きたいところだが、“そうは問屋が卸さない”。そのまま、前半終了。シュート数は10本と4本(あくまで参考)。ハーフタイムでいくつかの確認を終え、後半勝負に気合いを入れ直し、ピッチへ送り出す。次の1点は後半3分、思わぬ形から生まれる。まこの縦パスにちいなが反応。DFともつれながら倒れ込む。ボールは触っていないが、キーパーもちいなの動きにつられたことで逆を取られ、そのままゴール。また後半15分には角度のない所からちいなが豪快に決め、3対1。アディショナルタイムにはコーナーキックの混戦からサリーが身体ごと押し込み、4対1。安城学園も足がつりながらも最後まで反撃する。残り時間わずかな中でも何度も本校ゴールに迫り、反対サイドにいる実況席からも「10番のシュート」の絶叫する声が響く。しかし、程なくゲームは終了し、4対1で2年連続7回目の全国高校選手権出場を決めた。今回は3位決定戦での戦いを余儀なくされたが、近い将来決勝の舞台で戦うが日が来ることを信じ、お互い自己研鑽に努めましょう!ありがとう、安城学園。その思いも受け取って全力で戦います。また、愛知県開催で、南山・椙山女学園・金城学院・至学館の部員、スタッフを始め、(公財)愛知県サッカー協会女子委員長の井上さん、元委員長安藤さん、ご協力ありがとうございました。裏方のMVPは満場一致で南山・梅垣先生に決定。おめでとうございます??
このゲームの模様は11月25日(土) 15:00~15:54にBS-TBSのチャンネルで放送される。選手たちの頑張り、応援の様子、最後のロッカールームの様子をご覧いただきたい。11月26日(日) にはJFAハウスで監督会議、抽選会が行われる。ここで、対戦相手、会場が確定する。1回戦は12月30日(土)、2回戦は12月31日(日) 。まだまだ気の抜けない日々が続きそうだ。
第26回全日本高等学校女子サッカー選手権大会準決勝
11月11日(土) に全国出場が決定する第26回全日本高等学校女子サッカー選手権大会準決勝(常葉大学附属橘高校戦)が行われた。地元開催に400人程の観衆が見守る中、試合は始まった。上々の立ち上がりと思われた矢先にカウンターを喰らい、前半7分にあっけなく失点。その後、持ち直し再三チャンスを迎えるものの決め切れずにいると、これまたカウンターから前半26分、13番に突破され、難なく決められ0対2。前半35分にはコーナーキックから失点し、0対3。この失点のダメージは大きく、続く36分、不用意な横パスをカットされ、6番にループで決められ、0対4。スタンドも選手もベンチも完全に意気消沈。それでも叫ぶのが監督の務め。選手も諦めず、縦に仕掛けてアディショナルタイムにコーナーキックを得る。これをひかりが豪快に決め、1対4で前半を折り返す。ハーフタイムでは応援・運営してくれる人、本校に夢を打ち砕かれた人のためにも最後まで闘う責任があると伝え、ピッチに送り出す。3点ビハインドが厳しいのは百も承知。しかし、ここで諦める訳にはいかない。なぜなら私が知る限り愛知県予選・練習試合で何点奪われても諦めるチームはどこにもいない。後半に入っても前線からプレッシングをかけ、リスク承知で攻め続ける。すると、後半13分、なるが抜け出し、ゴールを奪い、2対4。後半39分にはコーナーキックからあかりが押し込み、3対4。ほどなくアディショナルタイムに突入。表示は4分。やはり追いつくには時間が足りず、試合終了のホイッスルが響いた。結果的には4失点目と決定力の差が明暗を分けた。いよいよ追い詰められ、全国への最後の切符を愛知県勢で奪い合うこととなった。これも史上初のことである。
11月18日(土) はパロマ瑞穂競技場で男子の決勝(中京大中京VS東海学園)が、パロマ瑞穂北陸上競技場で女子の3位決定戦(聖カピタニオ女子VS安城学園)が行われる。いづれも13時キックオフとなる。この日はパロマ瑞穂ラグビー場でも花園出場をかけた決勝(中部大春日丘VS西陵)も行われる。とにかく11月18日は瑞穂が熱い。
第26回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海予選1回戦
第1試合の安城学園高校(愛知県2位)と三重高校(三重県1位)の試合がPK戦にまで突入する熱戦で、13:15 kick offとなった。対戦相手は岐阜県代表の帝京大学可児高校で、東海総体では1対0で辛勝した相手である。
ゲームは立ち上がりから本校ペースで進み、前半2分・13分にちいな、15分になるが得点し、3対0とリード。これで安心した訳でもないだろうが、はっきりしないクリアボールを拾われ失点。その直後にも風の影響があったとは言え、連係ミスから失点し、3対2。私からの言葉はなく、選手同士でもう一度集中力を高める。思わぬ展開から次の1点が重要になる。追加点は前半25分、混戦からサリーが押し込む。28分にもなるが押し込み、5対2で折り返した。後半12分にはちいなが巧みなコントロールから追加点を上げ、ハットトリックを達成。そして、このまま6対2で試合終了。内容はともかく準決勝(11/11.口論義運動公園サッカー場)進出を果たした。今日のゲームのスカウティングは、サッカーダイジェスト記者の大森さん、西森さん、常葉大学橘高校の半田さんに聞いてください。第1試合の結果は、安城学園高校の“顧問の独り言”で確認してください。また、私は明日から旅に出ます。捜さないでください。
短編ですが、この辺でご無礼!!