「2018年11月」の記事
全日本高校女子サッカー選手権大会 抽選会
11月23日(金) JFAハウスにて、第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の抽選会が行われた。会場には何と1番乗り。何の得もない。抽選会前に東海地域の代表(藤枝順心・聖カピタニオ・磐田東)の東西(東1校・西2校)を決定する。その結果、本校が西に。と言うことは1回戦で東の代表との対戦が決まる。続いて抽選会。抽選順は3番。シードの4つの場所が決まって最初の抽選チームである。あかりが緊張した面持ちで引いたボールの番号は30番。続いて磐田東高校だが、当然同じ地域なので対戦はしない。次は聖和学園高校がくじを引く。引いた番号は29番。あっけなく、本校の対戦相手が決まった。確率を計算するのは面倒なのでしないが、とにかく早っ!聖和学園とは2年前の選手権の2回戦で敗れ、隣のトーナメントの山の前橋育英には今年のインターハイで敗れ、作陽には2年前のインターハイ2回戦で敗れている。過去の対戦相手がこの山に入る確率を計算するのは面倒なのでしないが、とにかくリベンジするチャンス。名付けて “リベンジ大作戦” ふざけたネーミングですいません…。
11月24・25日は修徳高校有賀先生に同行し、関東LigaStudentファイナルを視察。会う人、会う人に2度見され、何で?何で?を連発される。深い意味は何もありません。とにかく、さすがは関東。盛り上がりもハンパない。11月25日の早朝。残念なニュースが飛び込む。U-17日本女子代表が準々決勝でニュージーランドU-17にPK戦の末、敗れた。ちいなは後半途中からの出場。結局、ゴールは奪えず、チームは涙を飲んだ。ただ、PK戦では4人目のキッカーとして、外したら負けの場面できっちり決めた。本当に長期にわたる遠征・試合と選手もスタッフもお疲れ様でした。結果は残念だが、一般人には絶対にできない貴重な体験ができたはず。その体験は大切に胸にしまっておこう。ただ、どんな試合であっても負けることはやはり悔しい。悔しさがあるから次に進んで行ける。そうしてみんな成長していく。
ついにチームは最終章を迎える。全国509校のうち、予選を勝ち抜いた32チームの1つとして、一戦一戦全力で戦い、“ リベンジ大作戦 ” を成功させたい。
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権 東海予選 準決勝・決勝
11月17・18日に、9月の県予選から全国出場を賭けた長い戦いが終わった。ちいながU-17サッカー日本女子代表に召集され、この東海予選で敗れれば3年生の引退が決まる。選手にとっても、スタッフにとっても、保護者にとってもこの上ないプレッシャーの中での戦いとなった。10月31日(木) の練習後に、「私はワールドカップで金メダルを取ってくるので、みんなは東海大会で1位になってほしい」と強い決意表明とともに、チームに大きなプレッシャーをかけての別れ。神様は超えられない試練を与えないと思い、懸命にこの日まで取り組んだ。
11月17日(土) は勝てば、全国出場が決まる戦い。磐田東高校も十分にそれを承知している。ベテラン北野監督もいささか緊張気味な様子がうかがえる。その試合を振り返る。
立ち上がりは本校のリズムで、ファーストシュートも本校が放つ。ところが、前半9分、警戒していた10番の個人技から失点。相手のファーストシュートがネットを揺らした。痛い失点に違いないが、選手にもベンチにもあまり慌てる様子はない。ただ、是が非でも次の失点だけは避けたい所。その後は一進一退を繰り返すゲーム展開。磐田東の選手と言うよりも応援団の声援(ヤジ?)に苦しんでいる選手たち。私にできることは大声を張り上げて、選手を鼓舞し、励ますことぐらい。スタンドには私の声がよく聞こえたらしいが、そういうことです。前半はこのまま終了かと思われたが、えりからのボールをなるが競り合いながらも蹴り込み、同点ゴール。有言実行の選手が大舞台で決めた。前半に追い付くことができた貴重なゴールであった。後半に入ると、前半以上に磐田東の前への推進力が強くなる。しばらくは防戦一方。それを耐えた10分過ぎあたりから本校のリズムになり、後半22分、この日2点目となるなるのゴールが生まれた。このゴールにベンチも私も喜びが爆発。こうなると、残り時間が気になるが、まだまだ時間は十分にある。逃げ切るなど考えず、同じように戦わせる。すると、何とかそのまま逃げ切り、歓喜の瞬間が訪れた。試合後の喜びの涙からも部員たちのこの試合・この大会にかけた思いがひしひしと伝わってきた。めでたし、めでたし。
11月18日(日) 決勝の相手は全日本高等学校女子サッカー選手権大会のディフェンディングチャンピオンの藤枝順心高校。間違いなく、高校女子サッカーを牽引しているチーム。その格上のチームに対してどう戦うかであるが、選手たちの目標は東海予選優勝、迷いはなかった。詳細は省くが、選手たちは、交代選手も含め、ベストを尽くし、延長戦も含めた100分間集中力を切らさず、失点後も果敢に順心ゴールに迫った。決してゴール前に張り付いてのハーフコートゲームではなかったことを付け加えておく。
昨日で全国の代表32チームが出揃った。当然だが、悔しい思いをしているチームの方がはるかに多い。ほんの少しの差で明暗が分かれるのがサッカー。1人では決してできないのがサッカー。チームが結束すれば大きな力を生み出す。それを痛感した東海予選であった。
平成最後の高校選手権の抽選会は11月23日(金) JFAハウスで行われる。
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 東海予選
11月11日(日) に第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会東海地区予選が三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で行われた。本校の対戦を前に豊川高校(愛知県第2代表)と帝京大可児高校(岐阜県代表)との対戦が行われ、3対0で豊川高校が勝利し、初出場ながら準決勝に駒を進めた。愛知県勢の活躍に勇気をもらい臨む三重高校戦。負ければ終わりのゲームに否応がなしに緊張感はMAXに。それでも愛知からカンテラ号に乗って応援に駆け付けた安城学園高校のサッカー部員たち、保護者、OG、友人、教員、サッカー関係者などの心強い味方がバックにはついている。また、地球の裏側ではちいながブラジル戦を前にいい報告を待っている。(12時間の時差あり)
対戦相手の三重高校は今まで数々の激闘を繰り返してきた相手で、今年のインターハイ東海予選でも2対1で辛うじて勝利している。立ち上がりから相手の出方を伺うというより、相手ゴールに果敢に向かわせた。優勢にゲームを進めることはできたものの、ゴールを奪うことができない。ある意味嫌な展開だが、前半19分、えみりが左足を振り抜き、均衡を破る先制点を上げる。続く27分、ショートカウンターからまこが決め、2対0。三重高も何度かシュートを放つも得点を許さない。結局、2対0で前半を折り返す。久々の天然芝に足に疲労が残るものの、いくつかの確認を終え、後半へ。前半同様、シュートには持ち込むものの、キーパーのファインセーブもあり、得点を奪えない。三重高もショートパスをつなぎ、ボールを支配する。それでも全員が守備の意識を高く持ち、シュートまでは打たせない。結局、後半13本の本校のシュートはすべて空砲に終わったものの、2対0で勝利した。苦しい台所事情でありながらも、全員で勝利を勝ち取ったことに意味がある。“One For All. All For One.”
ただ、まだ何も得ていない。11月17日(土) の準決勝の相手は静岡県第2代表の磐田東高校。厳しい戦いが予想されるが、負ける訳にはいかない。そしてU-17日本女子代表から予選リーグの13日(火) ブラジル戦、16日(金) 南アフリカ戦の勝利を報告してもらい、それを力に変えていきたい。
頑張れ、日本 !! 頑張れ、ちいな !!