「2019年01月」の記事
平成30年度愛知県高等学校新人体育大会 予選リーグ
3年生が引退し、新チームの練習も不十分のまま、平成30年度愛知県高等学校新人体育大会予選リーグの第1戦が1月14日(月) に行われた。対戦相手は金城学院高校。監督の白井先生と新年の挨拶をかわした。もう1人、今年から金城学院で勤める青年が引率で付き添っていた。以前、本校で英語の教員として数年勤めていた、小多田として面倒を見てきた三小田先生のご子息である。自分の歳を感じるとともに、何か深い縁を感じる。
試合は前半2分にえみりが口火を切り、12分にひかり、21分にえり、22分になるが得点し、後半2分になるが追加点。ひより、かえ、りこ、ゆずな、みくが公式戦初出場を果たすものの、得点は奪えず、5対0で新チーム初戦をものにした。
1月19日(土) 予選リーグ第2戦は岡崎商業高校が相手。全力で戦うスタイルがすっかり定着し、最後まで決して諦めることのないチームである。本校も先週と違い、チーム練習も落ち着いてでき、コンディションもよく臨んだ1戦。前半2分にまたまた、えみりが口火を切ると、前後半合わせて、なるが7得点、えりが2得点、えみりが3得点、まこが1得点、りあるが1得点を挙げ、りこときょうかは公式戦初ゴールを挙げた。また、あんとしおは得点を奪えなかったが、公式戦初出場を果たした。予選を1位で通過したため、2月2日(土) に名古屋経済大学で行われる準々決勝進出を決めた。
休む間もなく、新たな戦いが始まっている。
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会(後編)
1月5日(土) は休養日とし試合は組まれていない。JFAの計らいもあり、13:30~15:00まで調整会場が割り振られる。同時刻に花咲徳栄(埼玉県)もトレーニングすることがわかり、監督の末先生にお願いして、本校の3年生で試合に出ていない部員とのTRMを30分だけ組んでもらった。久しぶりにボールを蹴る3年生の姿は実に楽しそうで、残りのメンバー達は大きな声でピッチに声援を送った。末先生、松本コーチ、花咲徳栄の皆さま、貴重な時間をありがとうございました。
1月6日(日) 準々決勝の相手は創部4年目で3回目の選手権出場を果たした東海大福岡高校。磐田東高校を9対1、播磨高校を3対1で破ったチームである。立ち上がりから大きいボールの展開。中盤を飛ばして最終ラインでの勝負が続く。前半20分、えみりが冷静に流し込み、本校が先制。その後、東海大福岡の前への推進力がますます強くなり、その上、まいかが再度負傷。倒れて治療を受ければいいものの、そのままプレーを続行。ここでえりにアップを命じ、交代を考えたが、カードは切らなかった。皮肉にもその後、PKを与え、逆転を許す前半となった。後半からなあに代えてりあるを投入。中盤でのタメを作るための交代である。すると、後半の立ち上がりから押し込む展開が続く。ただ東海大福岡も守備から両サイドを使った攻撃を繰り返し、後半15分に失点。後半30分にも不運なPKを取られ、1対4。当然諦めずゴールを目指すものの、得点を奪えずタイムアップ。3年生にとって高校サッカーの終わりを告げるホィッスルが鳴り響いた。わかっていたこととは言え、やはり負けて終わると悔いが残る。目標としたベスト4には届かなかったが、チーム一丸となって最後まで戦った。部員40名がそれぞれ与えられた場所で、勝利向かってベストを尽くした。もう感謝しかない。3年間、何度もつまずき、プレーや人間関係で苦しんだ3年生。その度、仲間で声を掛け合い、乗り越えてきた。辞めたいと思ったことは数知れず。3年間サッカーを続けたことで学んだ事も数知れず。聖カピサッカー部に入って本当によかったとの言葉が何よりも嬉しかった。これからも下を向かずに、しっかり前を見据えて突き進め! そして、みんな 『幸せになってくれ!!』 by 最後のロッカールーム
1GKゆうか 2FWしほか 3DFみすみ 4DFなかむ 5DFこはる 6DFあかり 7MFあゆ 8MFまいか 9DFりさこ 10FWちいな 11FWりんか 12MFさつき 13DFもな 15MFたけ 17GKひろな この日引退した15人の3年生のメンバー達。
東海地区代表、愛知県代表として、選手たちは最後まで諦めず全力で戦った。中学年代に注目された選手はほとんどいない。サッカーは個人スポーツではない。全員で力を合わせて戦うことで勝ちが見えてくる。もちろん、ある程度の個人戦術は身につけないと戦えない。ただ、今回の本校の活躍が色んなチームの励みになればと思う。保護者、OG、サッカー関係者、教職員、本校生徒をはじめ、多方面からの援助、現地での応援、メッセージ等本当にありがとうございました。これからも応援の程、よろしくお願いします。
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会(中編)
1月4日(金) の2回戦の相手は岡山県作陽高校。2年前のインターハイ準々決勝では0対4で完敗を喫した相手。池田監督の熱い指導に選手たちが応える、間違いなく優勝候補の一角。U-17日本女子代表選手を含めたタレント揃いで、昨年の準優勝チームである。1回戦では前橋育英に先制され、PK戦でも追い詰められながらも勝ち上がってきた。本校とよく似た勝ち上がりである。
ゲーム開始から積極的にチャレンジし、中盤での空中戦も負けていない。最初のチャンスは本校。裏に抜けたボールをちいながうまくミートできずに、最初のシュートは枠外に。前半25分、最初のコーナーキックは右サイドから。大きく放物線を描いたボールをちいなが得意のヘディングシュートで、ゴール隅に決める。全国大会で久しぶりの得点は貴重な先制点となった。前半34分、2本目のコーナーキックは左サイドから。これもちいながヘディングで決め、2対0。2本ともまこからの質のいいボールであった。前半36分、なあから裏に抜け出したなるが、全国初得点となる技ありのシュートを決め、まさかの3対0。途中経過を見た人は何かの間違いと思ったはず。そして何とか前半を無失点で終え、勝負の後半へ。長い40分になるから覚悟しろとピッチに送り出す。諦めるはずのない作陽の反撃が始まる。中盤が時間とともに足が止まり始める。後半16分、ペナルティエリア外からの直接FKを10番に決められ、3対1。ドタバタし始め、ポジションチェンジ、選手交代で流れを変えようと試みるも、勢いにのった作陽の攻撃を止められず、後半33分とアディショナルタイムに失点し、ついに同点に追い付かれる。さすが作陽である。6点すべてが同じサイドのゴールに吸い込まれるのも珍しいことである…。PK戦も同じサイド。結果、13本シュートが同じゴールに吸い込まれたことになる。TBSのカメラがそこにあったら、ある意味すごい。先攻は作陽。1本目にひろながスーパーセーブ。1本目のあかりもすごいプレッシャーの中、決める。2本目は相手も決め、本校は途中出場のあゆ。全国初出場でのプレッシャーの中しっかり蹴り、2対1。3本目、相手が決め、ちいなが外し、2対2。4本目、ひろなのスーパーセーブ、初キッカーひかりの落ち着いたキックで3対2でリード。止めれば勝ちの場面では惜しくも止められず。5人目のキッカーは実は迷っており、蹴る直前にひろなに変更。決めれば勝ちのおいしい場面?で、何と足を滑らせて転倒。しかし、ボールはキーパーの逆を取りゴールへ。PK戦を4対3で制した。全国大会での2勝はチーム初のことで、選手権ベスト8も初の快挙となった。このゲーム展開でもよく耐え、何とか勝ちを拾った。応援団と一緒に踊った勝利のダンスは忘れられないものとなった。勝手に名付けた『リベンジ大作戦』が成功したと同時に、作陽高校の夢を砕いた。これで、間違いなくもっと強くなっていくに違いない。2年前本校に敗れたあの大商学園高校の如く。
2日連続でのジャイアントキリング。目標としたベスト4にあと一歩。“ 全員守備・全員攻撃 ”
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 (前編)
選手たちの頑張りにつき、新年の挨拶が遅れました。今年もよろしくお願いします。
第27回全日本高等学校女子サッカー選手権大会を3回に分けて振り返る。1回戦の聖和学園高校は27年連続出場、全国制覇4回の強豪校。総監督国井先生、監督曽山先生、コーチ佐々木先生とは顔見知りで、毎年夏の名古屋経済大学フェスティバルで交流を深めている。立ち上がりは本校のペースでゲームが進んだものの、中盤での当たりが強く、リズムがつかめない。聖和も徐々に落ち着きを取り戻し、ダイレクトパスを有効に使いながら、ギャップにボールを入れてくる。このまま前半終了かと思われた矢先に、ぽっかりと空いた9番にフリーでパスが通り、失点。同時に前半終了のホィッスル。痛い失点にも下に向く選手はいない。後半からまいかを投入。まいかは年末のなでしこU-18交流戦で足首を負傷。絶好調の時に不慮のアクシデント。まさに“ 好事魔多し ” 本人とっても、チームにとっても大きな痛手であったが、強行出場させた。後半に入ってもポゼッションにこだわりながら、有効なパスに何度も苦しめられ、時間が過ぎる。2枚目の交代カードは、これまた12月の中旬に足首を負傷したえり。ベストの状態にはほど遠いが流れを変えたい一心で交代。すると、後半27分、まこからのパスを受けたえみりがきれいに抜け出し、値千金の同点ゴール。難度の高いゴールにベンチも応援席も沸いた。そのままタイムアップでPK戦に突入。先攻の本校があかり、まいかと決め、相手もきっちり決める。ただ、3人目のこはるはバーを直撃。その直後にひろながビッグセーブを見せ、振り出しに。4人目はちいなが決める。その後、またもやひろながビッグセーブを見せ、3-2。そして、5人目のひろながきっちり決めて、どちらに転んでもおかしくないゲームをPK戦で勝利した。リードされた展開を追いつき、PK戦でも先に失敗したものの、仲間を信じ、勝利を信じて全員で勝ち取った勝利であった。“ 信は力なり ”
仕事に追われているため、続編は明日以降に! <m(__)m>