「2020年01月」の記事
令和元年度愛知県高等学校新人体育大会女子サッカー競技 予選リーグ
1月12日(日) に藤枝順心高校の2大会ぶり4回目の優勝で、第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の幕が下りた。高いレベルの試合は、粘り強い守備とここ一番での決定力の藤枝順心高校が豊富な運動量と爆発的な攻撃力を誇る神村学園高校を下した。東海地区で戦う本校としても刺激の多いゲームとなった。その翌日(13日)に令和元年度愛知県高等学校新人体育大会女子サッカー競技の予選リーグが始まった。3年生引退後、チーム作りも進まぬ状況で公式戦を迎え、私同様、選手も不安だらけのスタートとなった。対戦相手の一宮商業高校もメンバーが揃わない中でのゲームとなったが、8対0で本校が勝利した。
1月19日(日) の予選リーグ第2戦は清林館高校と対戦。久しぶりの対戦は、清林館の連戦と人数不足も重なり、本校が圧勝した。他の予選リーグの結果を見ても点差のついたゲームが多かったようである。新人戦あるあるとは言え、どこのチームも部員数確保が喫緊の課題であり、女子サッカーの今後すら心配される状況である。どうしても華やかな部分に目が行きがちだが、試合に敗れても困難に立ち向かう部員、指導者がいることが女子サッカーの土台を支えている。女子スポーツの中でも人数が多く必要なチームスポーツだけに苦労も多いが、サッカーから得るものが本当に多くある。
1月25日(土) から決勝トーナメントが始まる。本校は2月1日(土) の準々決勝からの登場となる。対戦相手は松陰高校と時習館高校の勝者。今いるメンバーを生かせる戦いで勝負に挑む。目指すところはまだまだ先にある。
第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会1回戦
新年明けましておめでとうございます。
月日の流れの早さを常に感じながらも新時代に適応し、長年の経験を生かして、前に突き進む所存です。2020年もよろしくお願いします。
1月3日(金)に第28回全日本高等学校女子サッカー選手権大会1回戦がいぶきの森球技場で行われた。対戦相手は北海道代表の大谷室蘭高校で、初対戦となる。渡邉監督とは昨夏のインターハイ会場での9地域委員長会議、マッチインスペクターで同席し、面識も交流もある。
大谷室蘭のキックオフで試合開始。緊張気味の選手たちと大谷室蘭の大きいボール、球際の強さに押し込まれる展開。苦しい時間帯が続き、前半11分に失点。その後もボールは収まらず、味方同士の距離も遠い。選手交代するもそのまま0対1で前半終了。昨年の聖和学園戦と同じスコア。ゲームはこれからと送り出す。後半は前半とは変わり、押し込む展開が続く。ラストパスの精度と相手4番のヘッドを含めた守備に得点が奪えない。それでも後半18分、途中出場のきょうかが胸コンからのボレーシュートがキーパーの手をかすめ、ゴールに吸い込まれる。スーパーな同点ゴールに狂喜に沸くベンチと応援席。ここからが勝負と攻めるも追加点が奪えず、1対1のまま試合終了。勝負は運命のPK戦へ。お互いが4本ずつ決める。先攻の本校が5人目でキーパーに止められ、相手が決め、PK戦で涙を飲んだ。PK戦は非情な結果をもたらすが、ルール上仕方ない。男子同様に実力伯仲の高校選手権ではPK戦はつきものである。1点の重みを強く感じざるを得ない。
この試合で3年生の高校サッカーは終わりを告げた。宿舎に戻り、3年生16名からの言葉を聞いた。時間にして2時間弱。何度も涙で言葉が出なくなる。それぞれが経験した、感じたことだけに一言一言が重い。やめたかった、試合に出たかった、仲間、けが、感謝、別々の道のキーワードがやはり多い。
常々口するが、サッカーだけ出来ても社会では全く意味がない。高校サッカーを通じて多くの経験を積んだ。それを次のステージで生かしてほしい。そうすることが最大の恩返しになる。まだ卒業まで時間はあるが、ひとまずお疲れ様。
☞ 引退したメンバー … なる、なあ、ここあ、しお、あん、ひかり、まりん、かなえ、えみり、まな、えり、ひより、りある、まこ、かえ、さえ
1,2年生に休んでいる暇はない。チーム作りは何にも出来ていないのだから…。
最後に、年始の忙しい時に現地まで足を運んで応援してくださった保護者、教職員、生徒、OG、サッカー関係者の方々、また遠くで見守ってくださった方々、本当にありがとうございました。スタッフも含め、部員たちは最後まで全力で戦い抜きました。敗戦はすべて監督の責任です。この敗戦を糧にまた1から頑張ります。これからも聖カピタニオ女子高校サッカー部を応援していただけたら幸いです。