「2020年08月」の記事
令和2年度愛知県高等学校女子サッカー大会 決勝
8月10日(月) 令和2年度愛知県高等学校女子サッカー大会の決勝が口論義運動公園サッカー場で行われた。気温が高く、30分ハーフのゲームにおいて、前後半2回ずつの飲水タイムを設けての戦い。選手・スタッフ・審判団の熱中症予防にも気を遣いながら、試合開始のホイッスルを聞いた。立ち上がりすぐに安城学園のコーナーキック。今や完全な武器となっているセットプレーに肝を冷やしたものの、何とか跳ね返し、ゲームが落ち着く。お互い手のうちを知り尽くす戦いであるが、幾分メンバーが入れ替わっているのは本校。それでもベテラン監督の域に入りつつある中野監督は静かに戦況を見守る。以前は大きな声がピッチ上にこだましていたが…。結局前半は0対0で、折り返す。後半6分、そこまでほとんど輝きを失っていた背番号10のかんなが左足を振り抜き、待望の先制点。その2分後には、きょうかとの連携からまたもかんなが決め、2対0とリード。そこから安城学園も反撃に出て、後半30分に混戦からのこぼれ球を決められ、2対1。アディショナルタイムは3分。DF陣も粘り、何とかそのまま逃げ切り、夏の大会4年連続、4回目の優勝を飾った。キャプテンまちる、副キャプテンりこの体制になり、初のタイトル奪取となった。安城学園との戦いではいつも学ぶことが多く、サッカーの原点を思い起こさせてくれる。また追われる立場になるが、今のままでは足元をすくわれる。今日は喜びに浸って、明日から “ りスタート ”
今大会は色々な制約があり、参加することもできないチームも多くありました。長年、サッカーの指導に携わってきた私は、女子サッカーの普及、女子サッカーの地位向上、女子サッカーに取り組む選手たちの人間的成長のために尽力を尽くしてきました。ただ、あるチームの選手や保護者の中で、その思いを踏みにじる言動、行動があったことを耳にすると、残念で仕方ありません。サッカーは保護者も含め、チームの仲間、スタッフ、相手チーム、審判、試合会場…etcがあって成立するものです。今一度、各チームの指導者の方も原点に立ち返り、リスペクトの精神を忘れず、大好きなサッカーに取り組んでほしいと思います。最後に少し説教っぽくなりましたが、優勝の報告と今大会のフィードバックでした<(_ _)>
令和2年度愛知県高等学校女子サッカー大会 準決勝
愛知県に連日150名前後の新型コロナウィル感染者が報告される中、感染防止を徹底し、8月8日(土) の今日、名古屋経済大学で、令和2年度愛知県高等学校女子サッカー大会準決勝が予定通り行われた。対戦相手は本田監督率いる同朋高校。半分以上が1年生のメンバーと、若いチームだけに今最も勢いのあるチーム。
まずまずのゲームの入りも前半5分、右サイドからのクロスに対し、DFとGKの連係ミスから失点。ここからドタバタしたゲーム展開が始まる。あせりも強いプレッシャーもあり、ボールが落ち着かない。それでもめいからのパスにふうかが抜け出し、きっちりと同点ゴールを決める。成長の跡が見られたシーンであった。前半30分には右からのクロスに対し、あやかが押し込み、2対1と逆転し、前半終了。後半に入り、ゲームは落ち着くどころか、中盤をすっ飛ばしての戦い。これも想定内ではあったが…。最後まで守備陣の身体をはった頑張りもあり、2対1のまま試合終了。よかったのは結果のみである。厳しいようで(*- -)(*_ _)ペコリ
8月10日(日) の決勝の相手は、至学館高校を3対1と、逆転勝利の安城学園高校。何回目の対戦かはわからないが、新人戦決勝以来の対戦となることは確か。よろしく中野監督。3位決定戦を含め、無事に大会を終えることを切に願う。また、大会に携わるすべての人の感染予防対策をお願いします。
令和2年度愛知県高等学校女子サッカー大会準々決勝
愛知県内の至るところで、コロナ禍が叫ばれる中、各チームがコロナ対策を施し、令和2年度愛知県高等学校女子サッカー大会(通称:夏の大会)の準々決勝が豊川高校で行われた。対戦相手は昨年の10月26日の愛知県高等学校女子サッカー選手権の決勝リーグ以来、実に9か月振りの対戦となる豊川高校。お互いに避けていたわけでもなく、ただ巡り合わせが悪かったためである。なので、情報は牛田監督のFacebookと風のうわさのみであった。
立ち上がりからガチガチの本校に対して、いかなる時も自分たちのリズム、スタイルを貫く豊川。3年生のための大会と位置づけた大会であるが、当の3年生の出来が悪い。自信のなさがそうさせるのだろうが、残りの高校サッカーの時間を考えると、何もせずに終わってしまう。先を考えずに、その瞬間、瞬間を全力でやればいいだけなのに、伝わってくるものがあまり感じられなかった前半の立ち上がりであった。やや押される時間が多い中、前半は無失点でしのいだ。後半に入り、前半のそれとはまったく別のチームのごとく、落ち着き、躍動し始める。すると、後半6分、コーナーキックからきょうかのヘッドがゴールに突き刺さる。そこから攻勢に出たい豊川は前への推進力が増す。すると、後半14分、豊川がゴール前の混戦の中、ハンドの判定でPKを得る。それを確実に決められ、1対1の振り出しに。当然ショックはあっただろうが、下を向かず、3年生が仲間を鼓舞している姿に、立ち上がりのか弱さは感じられなかった。失点から1分後、右からの折り返しのボールをかんながヘッドで決め、2対1と再びリード。残り15分のゲームは見応えのある攻防を繰り返したが、終了間際にコーナーキックからみくが決め、3対1で試合終了のホイッスルを聞いた。苦しんだゲームは結局、3年生それぞれが与えられた場所で、与えられた役割を果たしての勝利となった。“ 置かれた場所で咲きなさい ” by 渡辺和子
最後に、ゲームが出来たこと、対戦相手、会場校、審判、ドライバーさんにも感謝したい。このゲームで得たことがとても多く、選手たちにとっても次へのステップ、モチベーションに繋がった。準決勝は8月8日(土) 名古屋経済大学で行わる予定で、対戦相手はシード校の愛知啓成高校をPK戦で下した同朋高校。果たして試合開始のホイッスルはピッチに鳴り響くのであろうか?