2021年5月|聖カピタニオ女子高等学校|多田の高校女子サッカー奮闘記ブログ

「2021年05月」の記事

第75回愛知県高等学校総合体育大会女子サッカー競技 準々決勝

 5月23日(日) 風はあるものの、快晴のいいコンディションの中、第75回愛知県高等学校総合体育大会準々決勝が豊橋市総合スポーツ公園サッカー場で行われた。対戦相手は第一シードの豊川高校。抽選のあやで準々決勝での対戦となったが、いづれどこかで対戦するチーム。今愛知県の女子サッカーをリードしているチームであるのは確かで、本校としても全力で立ち向かうのみである。

 立ち上がりからリスクを避けるかのように大きな展開が続く。風上ということもあり、本校ペースでゲームが進むが、なかなかボールが落ち着かない。それでも決定的なチャンスを何度か迎えるもゴールは奪えない。飲水タイムが終わり、前半20分過ぎ、豊川の放ったファーストシュートが決まり、0対1。その後も本校が攻め続けるも0対1で折り返す。サッカーとはそんなものとは言え、嫌な流れである。ハーフタイムにはまりあからも檄が入り、後半がスタート。豊川の徹底した攻撃をかいくぐりながら、一点を奪いに出る。ところがかんなのシュートはポストに嫌われ、豊川の身体を張った守備にゴールは奪えない。後半16分、コーナーキックからかんながヘッド、これまたバーに嫌われたが、りりが押し込み、同点ゴール。すぐに飲水タイムに入り、いい流れのまま、ゲームは進むものの、勝ち越しゴールは奪えない。豊川もDFラインの背後に精度の高いボールを入れてくるが、DF陣みゆうのクリアで得点を許さない。このままタイムアップで勝負は延長戦に。延長前半、豊川のセットプレーのシュートをみゆうがはじいたところ、それを豊川が押し込み、1点を勝ち越される。結局これが決勝点となり、1対2で敗れた。昨年は大会すらなかったが、今年は色々な人の理解・協力のもと試合ができた。大満足である。結果に関しては何も言い訳はしない。これが今の実力である。選手たちは本当によく戦った。できれば勝たせてあげたかった。OG、保護者、後援会、サッカー関係者、応援してくださる方々にも申し訳ない気持ちでいっぱいだが、この数カ月間での選手たちの成長は、正直肌で強く感じている。こんな所で終わる連中ではない。これからも温かく見守ってほしいm(__)m

 ただ3年生のしおりみらいは受験に向けて今日をもって引退する。本当に1年生からケガばかりで満足にプレーできた時期の方が圧倒的に少ない2人である。できる努力は続けた2人でもある。努力できるのも立派な才能。結果がついてくるよう、これからは勉強での努力を続けよう! 引退しても今まで通りのサッカー部員に変わりない!!

 

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第75回愛知県高等学校総合体育大会女子サッカー競技 3回戦

 5月15日(土) 第75回愛知県高等学校総合体育大会3回戦が岩倉総合高校で行われた。岩倉総合高校と言えば、井上⇒長笠原⇒佐伯⇒大嶋⇒水野(敬称略)と女子サッカーの魂を引き継いできた伝統校である。数々の歴史を思い出すグラウンドである。まずは運営にご尽力いただいた関係者の皆様ありがとうございました。対戦相手は小坂井高校。これまた数々の歴史のあるチームであるが、前任の荻巣先生が見守る中、試合は行われた。

 立ち上がりから3年生の引退が掛かる試合とあって、全員が全力で立ち向かってくる。その勢いをかわしながら攻めるものの、ゴール前のブロック、GKの好セーブにゴールを割れない。そんな展開の中、あやかが先制ゴール。その後、かんなが2ゴールを決め、前半を3対0で折り返す。後半には、しいなかんなふうかが追加点を挙げ、6対0。その後、途中交代のはなが2ゴールを決め、8対0で勝利した。3年生のはなはけがで1年半苦しみ、公式戦初ゴールとなったわけだが、試合に出場できない3年生の思いも背負って戦ったことがゴールに結びついた。試合後、荻巣先生からは「最後に聖カピさんと試合ができてよかったと…。」の言葉を頂いた。お世辞にもうれしいものである。むしろ我々のほうが全力プレーに感謝したい。本当に今日のゲームだけでも色々なドラマがある。スポーツ、またサッカーとはそういうものである。とにかく緊急事態宣言発出中にも拘らず、試合が出来ることに改めて感謝しよう!

 今日の勝利で準々決勝進出を決め、豊川高校への挑戦権を得た。その試合は5月23日(日) に行われる。

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愛知県高校女子サッカーXFリーグ 第2節

 5月8日(土) 瀬戸市光陵第2グラウンドで、XFリーグ第2節が行われた。ことのほか前日の雨が強く、ピッチの状態が心配されたが、そこは水はけのよい光陵グラウンド、ほとんど影響なく実施できた。対戦相手は酸いも甘いも知る藤原先生が率いる愛知啓成高校。長年お互い研鑽し合ったチーム同士でありながら、奇しくも瀬戸での対戦は初めてである。

 試合は立ち上がりから攻勢に出るもシュートまで至らない。それでも前半10分過ぎにふうかが丁寧に押し込むと、堰を切ったようにゴールが生まれ、前半を5対0で折り返す。言わずもがな出来すぎである。ただ後半に入ると、愛知啓成が守備を立て直す。すると、速攻から失点を許す。間違いなく隙が生んだゴールである。コーナーからしいなが得点するも、またもやミスから失点。終了間際にPKから追加点を挙げ、7対2で試合終了。後味の悪いゲーム展開となったが、学びの多いゲームであった。

 とうとう愛知県にも緊急事態宣言が発出される。今の現状、前例を鑑みるとこれも当然の措置と言える。そんな中で、サッカーの試合?!と思われる人もいるであろう。緊急事態宣言中は原則、延期・中止が愛知県サッカー協会の方針であるが、上位の大会につながる公式戦は行っていく方向で進んでいる。インターハイ予選は各校コロナウィルス対策を講じて、無事に2回戦まで終了している。5月15日(土) はインターハイ予選3回戦が行われる予定で、本校は小坂井高校と対戦する。昨年は戦わずして終わったインターハイ予選。サッカーが出来ることに喜びを感じ、精一杯戦うのみ。もう1つの見えないウィルスとの闘いには、世界中の人々も決して屈してはならない。

 

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