「2021年10月」の記事
第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 愛知県予選 決勝
第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会愛知県予選決勝が知多フットボールセンターで行われた。対戦相手は、準々決勝の安城学園戦、準決勝の同朋戦をいづれもPK戦で勝ち上がってきた至学館高校。永井イズムが浸透し、とにかく諦めないチームである。初の東海大会出場も決め、高校サッカーではその勢いが何よりも怖い。夏の大会と同じカード、同じピッチでの対戦となった。至学館高校の永井先生はスーツ姿でベンチに入り、選手たちを鼓舞する。一方の私はプーマのジャージ姿。
昨日とは変わり、風もなく、爽やかな秋晴れの中、本校のキックオフでゲームはスタート。ゲームの入りはよく、相手陣内で試合が進む。前半10分、キャプテンまりあの狙いすましたシュートがサイドネットを揺らし、先制ゴール。足のけがでチームへの合流が遅れ、レギュラーも外される。ただ試合に出れない中でもキャプテンとしてチームをまとめ、声を出し続けた。どれだけ春先から涙したことか。そのまりあがこの決勝の舞台で先制点を挙げることを誰が予測できたろう。さすがキャプテンである。そこから徐々に至学館も運動量、球際の強さでらしさを出し始める。ただ決定的なシーンは作らせず、前半を1対0で折り返す。ハーフタイムでは、表情は明るいものの、前日の疲労も重なり、身体的にきつい選手も。ただ入試もケガも重なり、自慢ではないが、選手層は薄い。気持ちを入れ直して後半のピッチへ。後半に入ると思った以上に小康状態が続く。至学館はメンバー交代で打開を図るもスコアは動かず、時間だけが進む。すると、後半30分、あやかの放ったシュートがポストをたたく。それをしいなが押し込み、待望の追加点が入る。アディショナルタイムに入り、これまた苦労を重ねたはるがピッチに立つ。短い時間ではあったが、決勝の舞台で試合終了の笛をピッチ内で聞いた。ゲームは2対0で勝利し、2年ぶりの高校選手権大会愛知県予選での優勝を果たした。選手全員とスタッフ、保護者、サッカー関係者の協力があっての優勝である。コロナ禍で大会開催が危ぶまれたが、これまた多くの方々の協力があっての大会開催に深く感謝したい。本当にありがとうございました。また大会で涙したチームのことも含め、余計に本校が背負う責任は重い。
今日から次のステージに向けての調整に入る。3年生の引退はまだまだ先になりそうである。覚悟しておけ!
最後に、ここまでの選手たちの頑張りに温かい声がけと、熱い励ましをよろしくお願いします。
第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会愛知県予選 準決勝
10月23日(土) 第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会愛知県予選準決勝が知多フットボールセンターで行われた。対戦相手はちょうど5ヵ月前の5月23日にインターハイ予選で苦汁をなめさせられた豊川高校。8月の皇后杯愛知県予選の決勝でも敗れている相手である。お互い手の内も選手の特徴もスカウティング済みで、激戦は必至。ゴール裏ではサッカーダイジェスト記者の大森琢磨さんもカメラを構える。舞台は整った。あとは主役の選手たちが日ごろの練習の成果を発揮するのみ。 前半は風上でキックオフ。立ち上がりから押し気味にゲームを進めるつもりが、ディフェンスラインからのドリブルの仕掛けに戸惑い、逆に後手に回る立ち上がりとなった。程なく、ゲームは落ち着き、一進一退を繰り返す。飲水タイムを終えた前半20分、ふうか・しいな・あやかのコンビネーションから、あやかのクロスが直接ゴールに吸い込まれ、先制に成功する。その後、負傷退場があったものの、1対0で前半終了。ただ風上の1対0は同点と同じ。勝負は運命の後半へ。当然、豊川の攻撃はギアを一段上げて攻め込んでくる。そんな中、後半5分中盤で奪ったボールをしいなに展開。そこで豊川のお株を奪うかのようなドリブルで追加点を奪う。今まで取り組んできたことを繰り返し挑んでくる豊川イレブン。それを耐えるカピタニオイレブン。見応えのある試合はそのまま2対0でタイムアップ。決勝進出を決めるとともに、東海大会(11月6・13・14日愛知県開催)出場の権利を得た。とにかく愛知県予選も本当に厳しい戦いの連続である。豊川高校の牛田監督、スタッフ、選手の皆さん、関係者の皆さんありがとうございました。
- “為せば成る、為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり”
by 上杉鷹山
第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 愛知県予選 準々決勝
ようやくブログの緊急事態宣言も2カ月半ぶりに解除されました (^_-)
第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会愛知県予選準々決勝が知多フットボールセンターで行われた。対戦相手は愛知啓成高校。このブログにも多く登場している学校である。9月中旬から平日のみの練習が許可されたものの、試合が十分にできず、チームは浦島太郎状態に。当然不安が残る中での公式戦となったが、試合結果はこれいかに…。
その不安は開始2分、しいなのシュートが決まり、杞憂に終わるはずが、その後のチャンスはことごとく外し、追加点が奪えない。すると、前半25分、中盤で失ったボールをつながれ、同点ゴールがネットに刺さる。シュート1本で追いつかれ、1対1のまま折り返す。サッカーにはよくあることではあるが、当然空気は重い。要因は色々とあったが、それを追究したところで結果は変わらない。なぜかあせる選手たちを落ち着かせ、後半のピッチへ送り出す。次の1点を奪うべく、攻撃を何度も仕掛けるも愛知啓成のこの試合にかける執念・頑張りの前に跳ね返される。そんな中、後半12分、連携から最後はかんながゴールを決め、2対1と勝ち越し。その後も攻撃を続けるも結局そのままタイムアップ。改めて、初戦・一発勝負の戦いの難しさを感じるゲームとなった。予定通りだったのは勝利したことのみ。まあ、ここが大きいのだが…。
10月23日(土) は準決勝が知多フットボールセンターで行われる。対戦相手は豊川高校。今大会は今年のみレギュレーションが変更され、決勝リーグは行われないため、負けた時点で高校選手権出場への夢が絶たれる。お互いその試合の重要性は百も承知。
“こんな所で終わる訳には行かない!!”